最近、レトロな雰囲気をあえて表現する仕事が増えてきました。
どうやら、昔回帰的な雰囲気の建築に、人気が出てきたようです。
とりわけ、映画「三丁目の夕日」のような古き良き時代“昭和”を彷彿させるものが人気。

木製の建具、照明器具なども当時の物を使用して、住まいを作るスタイル。

自分なりに分析をしてみた。なぜだろう?

恐らく、ノスタルジー的な動機もあろうかと思いますが、ただ単に
「調和のとれた美しさ」が、当時の建築にはまだあったのではないかと思われます。

要するに、人と建物との調和が

mukasi

時代背景を考えますと・・・
戦後のとても貧しく、みんなが豊かな暮らしを手に入れると言う、
分かりやすい目標を持っていた時、経済的には貧しいが、協力しあえる人間関係があった時代が昭和。

そんな、時代を乗り越えて、目覚ましい経済的発展を遂げたのち、
個性が大切という合言葉を元に、様々な価値観が生まれ、
分かりやすい目標を見失ったバブル経済期。
建築業界は、生産性・合理性を合言葉に、住まいに住む人よりも、やや経済に軸を置いて発展した時代。のちにシックハウス症候群などが産まれてしまう。

そんな歴史を経て現在、行き過ぎた発展を見直して、建築はまず、
素材(材料)に着目をし出した。
自然素材が良いと。無垢の木や、漆喰・珪藻土など。物質に着眼し始めた
今日があろうかと思います。

そこで、昔回帰的な現象が生まれつつある現代に繋がったのか。
職人の技術と言うか、「想い」が見られる仕事。
金額や技術力以上に素晴らしい、センスや気配りある仕事が、
現在になってやっと再認識され始めた感じとでも言いましょうか。

人と住まいの関係性を改めて確認する時代になったのでは?

住む人と、住まいの関係性。
作る人と、住まいの関係性。
住む人と、作る人の関係性。

基本的に、人を軸にした建築でなければ美しくないんじゃないか?と
感じます。見た目の問題だけでなく。行動自体が美しくないと。

それが、“良い住まい”となって、再認識されてきた。
その3つ巴の関係が成り立っていた昭和の建築が、今再認識され、
“美しい”と評価されてきた時代に突入したような気がします。

私なりの、心の部分の建築史でした。



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