現在、大津磨きという日本の伝統的な壁に挑戦しています。

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写真は作成したサンプル。
講習会で学んだものを施工してみました。

左官というのは伝統を重んじる傾向があります。
それは必然的で、今までの歴史の上に今日が成り立っているという
至極当然の事な訳です。
ただ、過去のものをそのまま繰り返している訳ではなく、
時代の流れにのって、技術革新をされて今日があります。

日本の美意識の高さはここに極めり。

ただの壁を、見栄え良くここまで押し上げた伝統と言うのは、
恐ろしい程の試行錯誤と訓練によって確立したのだと思うと、
今日こうやって、学べる機会もあり、インターネットで情報を収集して、
というとてもありがたい時代に恵まれたと思っております。

私は5代目。最近は2代目の菊一じいさん(左菊の社名の由来の人物)の仕事を
紐解くことが多い。
それは、時代を経て私に色々と投げかけてくれます。

元をただせば、2代目の持っていた鏝を調べて、磨きの仕事を勉強するように
なった私。現在それを施工するところにまで来ました。

現場のお施主様は、ありがたい人で「子供に胸を張れる仕事をしてください」
とおっしゃってくださいました。
恐らく、施工中のこの建築は軽く100年はもつであろう。
だから、私は、孫にこの仕事を残しておきたいと思う。
遠い未来、改修工事が出た時に、私の仕事を壊してみて、
「なるほどね。。。こうやって出来ているんだ」と
なにかのヒントになれば良いと思う。

そうやって、今までとこれからの日本の文化は育まれて行けば良いなと
勝手に願望を込めて、施工したいと思います。

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