東日本大震災はこの神奈川でも被害がありました。
土蔵の壁が震災により落下しました。色々な条件が重なったためこの様な被害が
でたところも神奈川でもあるようです。

29


47


土蔵は、土壁を厚く作る事で、断熱性を持たせ、また透湿性を兼ね備えているので、
内部は比較的外環境に左右されず、一定の環境を保ってくれます。

今回は、シンプルにかつ、セメントモルタルなどで補修がしてあったところを撤去したりして、改修をいたしました。
01


41


改修にセメントモルタルを使わないのは、土と、セメントの強度が違い過ぎるので、剥離の危険性があると言う事です。
なんでも、頑丈なもので作れば良い!ってことではないのです。
これ住宅でもそうだと思うのですが、頑丈であるが故に粗末に扱い、寿命を短くしてしまったり、
頑丈であるが故に、冷たい空間が出来てしまったり。
すべて、“バランス”が大切だと私は思います。

15


2月の着工から8月の完工まで、おおよそ半年。
塗っては乾かし、塗っては乾かしを繰り返し、完成致しました。

P9050071

P9050066


今回はこの蔵の、観音扉、“戸前”と言いますが、こちらも改修しました。
少しずつ、仕上げの漆喰を剥がしながら、この扉がどうやってできているのか?
確認しました。とても繊細な仕事です。

DSC_1463

P9050074

P9050081


私の経験不足に悩まされながらも、なんとか形にする事ができました。
この扉の前に、10日程座りっぱなし。頭の中はいろんな事が駆け巡ります。
夏の炎天下にテントを張りながら作業しましたが、体力は奪われ、
「上手く仕上がらなかったらどうする?」という不安や恐怖。
精神を集中させることに、大変な労力を使いました。

先人はこの仕事をどうやって納めたのだろうか?
ただ、経験だけでもなく、技術だけでもなく、ノウハウだけでもなく・・・・

左官職人としての誇りや、自信。

作業が終わった時に、それに気付く事ができました。
おそらく、私のようにあれこれ考えず、ただそこにあるもの。
至極、自然なものを形にして納めたのだろうな。。。。
そんな風に感じました。
水分の蒸発速度や、土の性質。などなど。自然と完全に調和しないと出来ないのでしょう。。。。

そんな事に気付けただけでも、私は良しとしたいと思います。
ありがとうございました。


現在、左菊では従業員(見習いも可)募集中です、詳しくはこちら。


漆喰・珪藻土・土壁や住まいについての無料メール相談受付中!
左菊の無料メール相談







〓〓〓壁創り100年の匠 漆喰・珪藻土とリフォーム〓〓
〓〓神奈川県三浦市の左官 有限会社左菊はこちら〓〓

〓〓〓三浦半島のリフォームとスローライフ〓〓 
〓〓すまいるネット三浦半島はこちら〓〓

光る泥だんご
ものづくりイベント

左菊の番頭ブログ
左官屋 左菊の現在進行形