2007年05月

2007年05月29日

やっぱ

自己分析するまでもなく
僕は軟派な方である。方とかいうとひょっとしたら・・・
いや、ひょっとしなくても軟派だ。
ふにゃふにゃ。
「軟派な方」という表現には「自分、不器用ですから」的硬派要素が
若干含まれているようにもとれるが、実際の僕はかなりの軟派だ。

誤解がないように言っておくが
誰彼かまわず手当たり次第に声をかけるようなナンパな人間ではない。
ただ、女性には「今日もキレイですね」
とか「そのマニキュアいい色だね」とか「今日の服かわいいね」とか
視界に入ったことに対して、思ったことを口にだす。
もちろんすべてにおいてヤマシイ気持ちがあるはずもなく
日常会話の一環だと思ってもらってもかまわない。

たまに、ぜんぜんそんなことはないのに誉めるときもあるけど
ほとんどの場合、その女性の素敵に可愛いトコロを
自然と言葉にしている。
自分自身、服装などを誉められるととても嬉しいから
自分がされて嬉しいことはなるべく人にもするようにしている。

今日、昔ちょっと好きだった人に、いやちょっとじゃないな、
かなり好きだった人にバッタリと出会ってしまいました。
普段の僕なら、「前と変わらず素敵だね」とか
「相変わらず可愛いね」とか歯が浮いちゃって
ガタガタいうセリフが出るはずが
アドレナリンがドゥビドュビでちゃって
何にも言えず、ただただ取り留めのないことばで
その場をすごしてしまいました。
20mくらい前から、その人が視界に入って。
視界に入る前から、「あっ、いるな」って予感めいたものを
感じてバッタリ出会って。

気の利いたことひとつも言えず、ほんの100mくらいの
再会をお互いの近況報告で費やしてしまい
別に彼女とまたどーしようって訳じゃないけれど
「キレイだね」とか「カワイイね」って
口に出せずに、それどころかロクに彼女の顔や髪型や、あんだけ
可愛かったマスカラの乗り具合なんかも確認できずに
中学生みたいに目すら見れずにSpring Has Comeでした。

とてもとても大人っぽくなった美しくなった彼女に、
せめてふさわしい言葉ひとつかけてあげたかったけど
(彼女は別に求めていないだろうけど)
Wide to recieveな僕は、ただただ自分の弱さと愚かさを
考えてアイリッシュウィスキーで
それを分解する今宵でした。
やっぱ、君はカワイイ。
やっぱ(やっぱり)って言葉は
偉大だなって思いました。
やっぱってスゲー最上級表現だと思いません?

といいつつ娘や妻の前では
やっぱパパの仮面(フルフェイス)をかぶっているんです。









sakotayo at 01:45|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!