2007年09月07日

作文の題材1

 ○○について作文を書くことになりました。さて、なにを書いたらよいでしょうか。

 たとえば、○○を「学校」にしてみましょう。学校につながりのあることで、ほかの人が知(し)らないことや、みんなの役(やく)にたつことはどうでしょうか。読んだ人が、「知らなかった」「なるほど」と思ってくれると、うれしいですね。

 学校について、そのような「何(なに)か」を見つけてみましょう。そこで、つぎのような質問(しつもん)を自分(じぶん)にしてみます。気がつかなかった「すばらしい何か(題材:だいざい)」が見つかるかもしれません。

意外―あれっ
あれっと思ったことは何?
おやっと思ったことは何?
はっとしたことは何?
不思議だと思ったことは何?
変だと思ったことは何?
おかしいと思ったことは何?
あやしいと思ったことは何?

成否―よかった
得をしたと思ったことは何?
助かったと思ったことは何?
まずいと思ったことは何?
失敗したと思ったことは何?
困ったと思ったことは何?

判断―こう思う
こうしようと思ったことは何?
こうしたほうがよいと思ったことは何?
これはよくないと思ったことは何?
感心―これはすごい
これはすごいと思ったことは何?
これはいいと思ったことは何?
へーと思ったことは何?
なるほどと思ったことは何?

関心―知りたい
はやっていることは何?
話題になっていることは何?
知りたいと思っていることは何?
疑問に思っていることは何?

気もち―うれしい
うれしいと思ったことは何?
怒ったことは何?
くやしいと思ったことは何?
悲しいと思ったことは何?
かわいそうだと思ったことは何?
楽しいと思ったことは何?
わくわくしたことは何?

 たとえば、こんなことに気がつきました。
 不思議(ふしぎ)だったことは何? → コンクリートの上にネコの足あとがあった。
 おやっと思ったことは何? → 同じ木なのに、かれている木とかれていない木がある。
 うれしいと思ったことは何? → 校庭(こうてい)でカブトムシを見つけた。

 ネコ、かれ木、カブトムシのうち、読む人にとってネコがおもしろそうです。答えをさらに質問してみましょう。「それはなぜだろう?」「たとえば?」「ほんとだろうか?」「だからどうなんだろう?」。これによって、答えに理由(りゆう)のある文章を書くことができます。

 不思議だったことは何?
  校門の横にあるコンクリートの上に、ネコの足あとがあった。
 なぜネコだとわかるの?
  近くでよくネコを見かける。
  足あとからネコのようだ。
 なぜ足あとがあるの?
  人の足あとがないのは、注意(ちゅうい)書きがあったからだろう。
  ネコは字が読めない。
  コンクリートがかわかないうちに歩いた。
 だからどうなの?
  ネコは足がうまって、おどろいたにちがいない。

 質問と答えのメモを見ながら、作文を書くことができます。

作文例
 校門の横にあるコンクリートの上に、動物の足あとがあった。足あとは、近くでよく見かけるネコのようだ。人の足あとがないのは、注意書きがあったからだろう。字が読めないネコは、コンクリートがかわかないうちに歩いた。足がうまって、おどろいたにちがいない。





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