2009年08月08日

読書感想文の内容

 小学生は、どのような読書感想文を書いているでしょうか。『読書感想文・画集』〔1〕をもとに、文末を調べてみました。文末には、言いたいことが書かれていることが多いからです。

 表1は、学年別の文末内容です。横浜地区の特選・入選の30作品の文末を分類した結果です。躾(しつけ)・模倣(もほう)から、試行錯誤、自立へと成長する過程が現われています。

 1・2年の低学年は、行動の手本と理科の発見について書いています。手本は、「あいさつ・ 感謝をする」 「困っている人を助ける」 「他人の幸福に配慮する」「種・環境・資源を未来に継承する」に関するものです。理科の発見は、虫たちや塩に関するものです。

 3・4年の中学年は、「がんばる」 「やってみる」 「続ける」 「思いやる」 ことを書いています。自分から行動する意欲と、他人の幸福への配慮がうかがえます。

 5・6年の高学年は、「本質をとらえる」 「自分の将来」 「困っているときはお互い様」 「種・環 境・資源を未来に継承する」 ことを書いています。高学年になると考えが深まり、大切なものを見ようとしています。また、将来が楽しみな様子がうかがえます。

 表1:学年別の文末内容
低学年 中学年 高学年
生きかた あいさつ・感謝
かみさまはえがおが大すき
困っている人を助ける
ぼくもピカピカのように
他人の幸福に配慮
ひとりよりふたり、ふたりより
みんな
うさぎみたいになりたいな
だっこのパワー
がんばる
勇気を出して
あきらめない心
やってみる
ゆかいだね、動物たちの
俳句会
勉強は夢への第一歩
思いやる/他人の 幸福配慮
わたしの中に生まれた新し
い気持ち
ウォートン、本当にありがとう
きっと伝わるすなおな気持ち
本質をとらえる
心で見ることの大切さ
親からの愛情を自信に変
えて
「本当の自分」を見つめる
ということ
命を引きついで、ともに生
きる
自分の将来
ぼくのこれからの旅に向
けて
困っているときはお互い様
心のきずな
心のつながりが歴史を刻む
環境 種・環境・資源を 未来に
大切ないのち
続ける /環境を未来に
一冊の本に出会って、変わ
った
自然が教えてくれたこと
種・環境・資源を 未来に
森林のめぐみ
理科 きたなくないうんち
「虫たちのみをまもる力」を
読んで
海の水は、なぜしおからいか
「セミのうた」でわかったこと
続ける
カマキリのひみついっぱい
自分の将来
真理を求める力
夢をかなえたモグラマシン
躾・模倣 試行錯誤 自立

参考文献
〔1〕横浜市小学校図書館研究会: 平成十六年度読書感想文・画集





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