2009年08月26日

読書感想文の構成

 これから、読書感想文の構成例を説明します。

 初めの段落で、思ったことや考えたことを述べます。次に、どのような場面・内容でそのように考えたかを示します。そして、なぜそのように思ったり考えたりしたか理由を書きます。終わりの段落で、思ったことや考えを別の表現でまとめます。最後に題名をつけます。

構成例:
題名
1.思ったこと・考えたこと
2.思ったり考えたりした本の場面・内容
 読んだ『本の名前』(著者名、出版社名)
 登場人物、考え、行動
3.疑問を投げかける(なぜだろう)
 もし自分ならこうする、こう考える
 〜の理由をあげることができる
  自分の体験
  社会での一般的な考えや行動
4.思ったこと・考えたことの別表現

 構成例をもとにした感想文の例を示します。

読書感想文の例:

 オスグマの最後

 クマも私たちと同じ生き物である。
 カキの実を食べにきたツキノワグマが捕らえられた。ズバーンという音がこだまする。おりの中のオスグマは、赤くそまった地面を「ピチャ、ピチャ」となめはじめると、大地に体を沈めた。
 里に出たクマは人に被害を与える害獣とみなされた。害獣は、害虫のように駆除される。『四季・クマの住む森』(米田一彦 中央法規)でオスグマの最期を読み、胸が痛くなった。
 人間はクマに害を与えていないのだろうか。人間は、山奥の自然林を切り、スギやヒノキを植えてきた。針葉樹の森にエサは少ない。そこでクマは、手入れがゆきとどかない人里近くに住むようになる。かくれ場所やエサがあるからだ。クマからみれば、人間こそが害獣だろう。
 新聞によると、クマ狩りをするマタギのシカリ(リーダー)は「われわれは山に生かされている。クマも木もわれわれもみな同じなんだ」が口ぐせだった。そのシカリの発案で、クマが里に下りてこないように、山の中腹にクマの好物のクリの木を植えはじめた(読売新聞2009年2月18日夕刊 「マタギの世界3」)。
 米田さんは、オスグマの出来事をきっかけに、ドラム缶で捕らえたクマを奥山に放す運動をはじめた。
 私たちは、クマに会わないように鈴をつけて歩くことができる。工夫によって、同じ生き物であるクマとの共生ができることを願う。







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