まだトップページにも新着情報にもあげていないが、大阪市立自然史博物館としてのtwitterアカウント
@osaka_shizenshiを稼働させはじめた。
上から下までさえずりはじめた今日この頃、なぜ、twitterに手を出したのか。
 1997年当時、博物館のホームページを手書きとPageMillというソフトを使ってつくりはじめた頃、richなhtml、そしてデータベースや書式管理までを含むマークアップ言語としてxmlは既に待望されていた。どういう形で実装させるのか、なかなか、まともに「動的コンテンツ」なんて出てこなかった。
 その中でxmlを活用した技術として各種のCMS、例えばblogとかxoop,wikiみたいなものが2002年から2003年ごろかな?普及し出した。時系列にしたりキーワードでカテゴリーで表示させたりといった組み換えがだいぶ楽にでき、しかも定型管理しやすいから、ということで、結構普及した。このblogもその頃に実験的にはじめたわけだ。で、じつはこのあたりのシステムはRSS、というまさにxmlの塊みたいな情報配信の機能を持っていた。blogで書いたことを、このRSSを使ってホームページを見に行かずともメーラーで受け取ったりいろいろできるよ!!って触れ込みだったんだけど、実際のところRSSはあまり普及しなかったんだと見ている。せいぜいはてなブックマークとかアンテナかな。
 でも、実は博物館のトップページの新着情報は、こちらのblogからのRSSをcgiで処理して表示しているし、実はこの仕掛けはいくつかのページで使っている。情報の整形と使い回しにはやっぱり便利なのだ。その可能性を信じて、行事情報など、いくつかのサイトにはRSSが発行できるようにしこんであった。だが、その有効な配信先がなかった、というのが実際のところなのだ。
 そこでtwitterだ。tumblrもそうだけれど、ものすごくアナログな2ch的「つぶやき」とblogなどのfeedが共存している。feedやRTの多用など、RSSの塊みたい。そういう目で眺めれば、ようやくにしてRSSを自由に使いこなすコンシューマーソフトが普及したのだ、とも捕らえられる。

 つまりそうであるなら、博物館が発信しているRSSベースの情報を発信していくのはtwitterは非常に良い基盤なんじゃないか、とも思うわけだ。こうした情報が出ていくことで、参加者からのmentionをしてもらったり、行事広報をRTしてもらったりという基盤となる。そのうちに博物館での講演会をtsudaったりustreamする人も出てくるに違いない。そうしたことを狙ってのtwitter進出だ。それほど毎日学芸員たちがつぶやけるとも思わないんだけれど、それでも送り出される情報はそれなりになるんじゃないかとも思う。
当面、
・新着情報(whatsnew)
・友の会blog
・新着行事情報
・ミュージアムショップblog
・ネットショップ更新情報
・実習生日誌
に載ったものが自動で流し込まれる。関連コンテンツでRSSベースのものは学芸員blogを含めまだまだあるのだけれど、そちらは各学芸員のつぶやきにまかせ、オフィシャルにはこれにプッシュしたい行事や面白かったイベントを人力でつぶやけば十分かな、とも考えている。それほど手間を増やさずに博物館の活動をより皆に届く形にできれば、というのが狙い。それが「顔が見える」博物館とユーザーの関係になればもっと良い。
よかったらこのblogの主のアカウント@sakumad2003とともに@osaka_shizenshiをフォローしてみて欲しい。