…ヘドラ!
オレはカッコいいと思う!
あの目がカッコいい!
ヘドラはなんかいい!!
グロテスクで!
単純なデザインだが!
強烈なオリジナリティを感じてしまう!
「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)!
やっとオレが生まれてからのゴジラ映画!
最初に観たのはやはり大人になってから!
その時も衝撃だったが!
今回、改めて観ても!
結構、ぶっとんでる!
公害問題!
ヒッピーでゴーゴー!
サイケでカルト!
「かえせ! 太陽を」も!
強烈インパクト!
オープニングの「かえせ! 太陽を」は…!
一瞬、なんとなく「007」!
登場怪獣がヘドラだけ!
潔い! ガチンコだ!
ヘドラの飛行体も素敵!
ゴジラは放射能火炎を推進力に後ろ向きで空を飛ぶ!
そんなの有り得ないが!
もう、どうでもいい!
ぶっとんだ映画だから!
もう、しょうがない!
監督は坂野義光!
この人、天才か!
「ゴジラ対ヘドラ」…!
今観ても面白い! のか?
今だから面白い! のか?
とにかくなんか凄い映画!
さて…。
ハシケン!
夜の12時に! 窓から!
お互いにお互いを見る!
ただそれだけの計画!
その次の日…!
どんな会話を交わしたのかはもう覚えてないが!
またやることに!
そしてそれは進化する!
…トランシーバー!
この時は中学生だが!
小学生の頃は…!
憧れのアイテム!
本当に欲しかった!
でも凄く高かった!
オレもハシケンもトランシーバーを持ってなかったので!
持っている友達に借りた!
同じく、夜の12時に!
お互いにお互いを見ながらトランシーバーで会話しよう!
…という新計画だ!
…電話?
そんな野暮なことを!
お互いを見ながら会話することに意味がある!
…糸電話?
そんな小学生みたいな!
実はそれも考えられた!
…が、受け渡しが無理!
やはりトランシーバー!
そして、決行!
12時ジャスト!
お互いの窓のカーテンが開かれた!
お互いにお互いを確認!
「聞こえますか? 聞こえますか? どうぞ!」
応答がない!
「聞こえますか? どうぞ!」
応答がない!
距離が遠すぎて駄目なのか…?
いや、距離は10メートルもないだろう!
おもちゃのトランシーバーだからか?
その程度なのか?
ひょっとして壊れているのか…?
「聞こえますか? どうぞ!」
ハシケンも同じことを言っていたに違いない!
どうすればいいのか?
何か原因があるはずだ!
…と、そう思った瞬間!
「シャッ!」っと!
凄い勢いでハシケンはカーテンを閉めたのだ!
見切りをつけたのだろう!
凄い勢いだった!
実に男らしい!
…次回!
このコミュニケーションは更に更に進化を求める!
それは…!
これ以上にない進化!