ポンコツのくらしです。

最近読んだマンガの感想などを書いていけたならと思ってます。

うた魂♪

気まぐれにあまり間を空けずに更新。

映画館でみた予告ムービーが良かったので観に行ってきました。
コーラス部が有名な北海道の高校が舞台の合唱青春ストーリー。
いやーやっぱり合唱っていいね。
若いっていいね。
ゴリの演技をはじめ時代錯誤の不良高校コーラス部の面々の勢いが素晴らしかったです。
音楽って映画向きの題材ですね。

ただ…

舞台になった北海道にすんでる人と題材になったコーラス部にいた事のある人は違和感があると思います。
北海道に瓦屋根の家はないです。
まあこれはいいとしても、地区予選の大会会場に犬を連れ込むなんてとんでもないことです。たぶん写真撮影もNGじゃないかと。
合唱は素晴らしいから全部聞きたいのに、突然観客の会話がカットバックで入ってきてどうでもいいことしゃべりだすので、気持ち良かったのがブッツっと途切れてなえちゃうのがもったいなくてしかたありませんでした。「青い鳥」全部聞かせろ。
「天使にラブソングを」とか見習ってください。
いるものといらないものを見極めてちゃんと構成すれば、僕の中では「がんばっていきまっしょい」クラスの作品になっただけに残念でしかたありませんでした。

マーガレットとリボン

マリア様がみてるマーガレットにリボン

やっと「言いたいけれど、まわりに聞いてくれる人がいないどうしよう…」的なことができたので、二ヶ月ぶりの更新です。(どうしたものか…)
「マリみて」も瞳子をスールにするしないあたりからの展開が遅々として進まず、かったるくて、惰性買いになりそうだったのですが、久々に「くぅ〜」とか言いながら身悶えました。ワンルームのマンションで独り…

短編集だけどこれまでとは違いオール書下ろしで、前薔薇様方の大学へ入った後の話や二年生のだけの話など余談っぽい内容ですがもう…
『「さん」付け問題』なんて5ページのショートショートですが、これ一本で五千円ぐらいの価値ありますね。マリみて病なのでしかたありません。
前紅薔薇様水野蓉子さまの大学でのキャラ変え奮闘記である「デビュー」がヤバイです。こう、しっかりした女性が頭かかえて困っちゃう姿にもうどうしてくれようかと思いました。思っただけです。

そんなわけで大満足でした。

2月マンガ購入予定

うひゃぁ。
あれやこれや作業が全然はかどらないので、思い切ってここ数日ネット環境に接続してなくて、おおいに遅れてしまいました。
まあ誰がみてくれているわけでもありませんが…

4 テガミバチ(3) 浅田弘幸
7 そらのカナタの!(2) 小野敏洋
15 さよなら絶望先生(12) 久米田康治
19 BIOMEGA(4) 弐瓶勉
20 シグルイ(10) 山口貴由
20 聖痕のクェイサー(4) 佐藤健悦
22 謎の彼女X(3) 植芝理一
22 不思議な少年(6) 山下和美
22 3月のライオン(1) 羽海野チカ
23 クリスティハイテンション(2) 新谷かおる
23 あんみつ姫(1)(2) 竹本泉
25 ニコイチ(4) 金田一蓮十郎
25 銭(6) 鈴木みそ
26 ケロロ軍曹(16) 吉崎観音
29 ドロヘドロ(11) 林田球

再開した「テガミバチ」、新連載の「3月のライオン」あたりが楽しみ。
信者としては絶版で手に入らなかった「あんみつ姫」に狂喜。

母べえ

山田洋次監督ということなので観てきました。

吉永小百合主演。戦中苦しく貧しい中でもたくましくも美しく生きた母のお話。

感想

あんたいくつだよ!!←映画界全体を敵に回す発言。

そもそも吉永小百合さんに小学生の子供が2人いる妙年の女性を演じさせるのに無理がある。
吉永小百合崇拝フィルターを持ってる五十路過ぎのオジ様達じゃないとすぐ現実に引き戻されちゃいます。
えーと吉永小百合って今年でいくつだっけ?って。
どう考えても母と子ではなく、年の割にずば抜けて若くみえるおばあちゃんと孫。
間に一・二世代は絶対いるだろうと…残念。

この手の戦争映画も見飽きちゃいましたし。

しかし、こりにこった構図とどこまでも丁寧な演出はさすがの一言。
鶴瓶さんの演じた親戚中から煙たがられてる奈良のおじさん大好き。
子役2人の演技はうまい。そしてかわいい。

吉永小百合というネームバリューを使わないで、演じる人物の年齢にばっちりと合う女優さん使ってれば作品としてもっと良くなっただろうなぁ…と、雪に埋もれた帰り道をとぼとぼ歩きながら思いました。

一月マンガ購入予定

あけましておめでとうございます。
今年はこんな感じで買っていこうと思います。

4 Kiss×sis(2) ぢたま某
4 eensy−weensyモンスター(2)完 津田雅美
12 この世界の片隅に(上) こうの史代
12 だめよめにっき 私屋カヲル
23 ラブやん(9) 田丸浩史
25 マリア様がみてる 〜いつしか年も〜(8)完 長沢智
25 大人になる呪文 新学期(4) パニックアタック
26 魔界戦記ディスガイア2(3) へかとん
30 闇金ウシジマくん(10) 真鍋昌平
30 岳(6) 石塚真一
31 毎日がメンズデー 九州男児
下 生活(1) 福満しげゆき

うーん守りに入ってる感じです。
新しい鉱脈を掘り当てたいものです。

2007年のマンガ私的総括

めっきりブログの更新は減ってしまいましたが、相変わらずマンガは読んでます。
ということで簡単ではありますが、2007年のマンガライフの総括を。

さて、今年を振り返ってみますと、
突然ローゼンメイデンが終ったり、皇国の守護者が終ったり、ハンターハンター再開したと思ったら休載したり…と、ちょっと盛り下がった感じがします。

もちろん「ハチワンダイバー」とか面白いものは出てきましたが、全体的に小粒な年だったかなと思います。

個人的に今年は古い少女マンガをあさり「11人いる」「綿の国星」、そしてなにより「エースをねらえ!」を発掘できたのが一番の収穫です。宗方コーチにくびったけです。いまさら。

えーと…来年へ希望としましては、うさくんがブレイクしてほしいです。ちょっとでもいいので。うさくん大好きなので。

12月マンガ購入予定

もーはやいよ一年。
北海道寒くてかなわん。

14 まんがサイエンス(11) あさりよしとお
17 さよなら絶望先生(11) 久米田康治
19 ハチワンダイバー(5) 柴田ヨクサル
19 銃夢外伝 木城ゆきと
19 CLOTH ROAD(5) okama
20 大 奥(3) よしながふみ
21 餓狼伝(21) 板垣恵介
21 おおきく振りかぶって(9) ひぐちアサ
21 僕の小規模な生活 福満しげゆき
21 るくるく(8) あさりよしとお
21 町でうわさの天狗の子(1) 岩本ナオ
22 ふたつのスピカ(13) 柳沼 行
26 団地ともお(11) 小田 扉

ハチワンダイバーがガッときてると思う今日この頃。
あとは岩本ナオ先生と福満しげゆき先生の新作に期待。

11月のマンガ購入予定表

11月です。今年も北海道は寒いです。

2 近未来不老不死伝説バンパイア(3) 徳弘正也
9 おたくの娘さん(3) すたひろ
9 HELLSING(9) 平野耕太
12 まちまち(1) かがみふみを
16 絶対可憐チルドレン(11) 椎名高志
19 皇国の守護者(5)完 佐藤大輔
20 しゅごキャラ!(5) PEACH−PIT
20 ルー=ガルー(2) 樋口彰彦
22 君に届け(5) 椎名軽穂
22 きのう何食べた?(1) よしながふみ
22 ハレグゥ(7) 金田一蓮十郎
26 よみきりものの…(3)(仮) 竹本 泉
26 てるてる天神通り(1) 児玉 樹
27 魔界戦記ディスガイア2(3) へかとん
27 GUNSLINGER GIRL(9) 相田 裕
29 デトロイト・メタル・シティ(4) 若杉公徳
29 二代目はこすぷれーやー(3) 甘詰留太
29 ベルセルク(32) 三浦建太郎

あぁ…皇国の守護者が…
ひさしぶりにいっぱい買いそうです。
児玉樹先生とかがみふみを先生とよしんがふみ先生の新作に期待。
毎度のことながら平野耕太先生には待たされました。

自虐の詩

毎日博打明け暮れ、家ではちゃぶ台ひっくり返す元ヤクザのイサオと幸せになろうとイサオの為に献身的に働く幸江の2人を主役にした、兼田良家先生のかの有名な四コママンガ「自虐の詩」の映画化。監督は「ケイゾク」や「トリック」でお馴染み堤幸彦さんということでいってまいりました。

感想

号泣。

いやー素晴らしかった。四コマというバラバラのエピソードを映画という一本の大きなお話にうまくはめ込んで、原作の魅力を遺憾なく引き出していました。ていうか原作を知ってしまってる分先走って涙が…。「嫌われ松子一生」でもいい演技をした中谷美紀さんですが、今回もくたびれた陰のある薄幸そうな女性を好演してくれました。「松子」は最後までやるせないですが、やはり「自虐の詩」の生きてる人を肯定する救いのあるラストはすばらしいです。阿部寛さんも存在感バリバリのいい演技してました。熊本さんはまるでマンガから抜け出てきたかのようなハマりっぷり。ド派手な格好をしたアジャコングなのにどうしてこんなに涙が出るのだろう。非常にあったかい余韻を残す、誰にでもオススメできる笑って泣けるエンターテイメント映画です。ぜひスタッフロールの最後まで観てください。もうひと泣かせあります。
2007年に観た映画の中ではいまのところ一番。

洗面所の鏡に写った己のツラをみるとおめめがまっ赤。恥ずかしいのでハレがひくまで大のトイレで隠れてました。

10月マンガ購入予定

10月です。もう10月か…

4 HUNTER×HUNTER(24) 冨樫義博
5 アゴなしゲンとオレ物語(26) 平本アキラ
5 みつどもえ(3) 桜井のりお
5 ねこめ〜わく(5) 竹本泉
6 うさぎドロップ(3) 宇仁田ゆみ
23 エレキング(9) 大橋ツヨシ
23 ムーたち(2) 榎本俊二
24 ねくろまねすく(1) 玉置勉強
27 極道めし(2) 土山しげる
29 年上ノ彼女(6)完 甘詰留太
29 まじかるストロベリィ(6) まつもと剛志

う〜ん、守りに入ったマンガの買い方をしています。
もっと攻めになりたいです。
受けではありませんのであしからず(ドクロ)

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 序

昨日のせっかく公開初日に合わせて観に行ったのでしっかりとした感想を書きます。
エヴァTV版の6話までを再構成して、新たなシーンを加えたものを基本として、このタイミングで、これ出すの?みたいな話を前に進ませる工夫と、次の劇場版からは、前と同じ展開はないであろう転がし方がすばらしいです。それじゃなきゃ新しく作りなおす意味がないですし。
でも、再構成して時間を短縮する分、日常生活のような遊びのシーンがあまりなかったのが残念です。暗い話ばかりでヤシマ作戦の前はちょっとダレちゃったし。

映像の方はCG処理で全体的にきれいになってましたが、エフェクト付けすぎて真っ黒につぶれちゃったり真っ白に飛んじゃったりしてるのと、3Dモデリングはちょっと好きじゃないです。3Dはなんか軽そう。重量感が無くなっていて、観ていて気持ち良くないです。
TV版での初号機の初陣でロックが解除されて肩がガクンと落ちるシーンがあるからこそ、エヴァがどれだけ巨体で大きな質量を持っているのかが示されるわけで。あそこは直さないでほしかった…

さて、作画オタクのようなグチはともかく、非常に期待して観に行って、それにしっかりとこたえてくれた完成度の高い映画でした。
観に行く価値は十分にあると思います。





はじめて描いた綾波さん
大分時間かかりました…
綾波

9月マンガ購入予定

もう九月。一日なのでエヴァ観てきました。うまく再構成した思います。次がたのしみ。
今月はこんな感じでマンガ買っていこうと思います。

5 桜蘭高校ホスト部(11) 葉鳥ビスコ
6 Kiss×sis(1) ぢたま某
12 こどものじかん(4) 私屋カヲル
14 さよなら絶望先生(10) 久米田康治
19 CLOTH ROAD(5) okama
19 ハチワンダイバー(4) 柴田ヨクサル
20 ルー=ガルー(1) 樋口彰彦
21 俺と悪魔のブルーズ(4) 平本アキラ
21 黒博物館 スプリンガルド(1) 藤田和日郎
22 大東京トイボックス(2) うめ
22 MAGI×ES 魔法小路の少年少女(1) 竹本泉
25 続・ラララ劇場(仮) いましろたかし
25 エマ(9) 森薫
27 よつばと!(7) あずまきよひこ
28 岳(5) 石塚真一



めぞん一刻

大家と大通り公園のビアガーデンへ行く。

僕は正直ビールが嫌いだ。拒否反応を起こして本当にジンマシンができるから。
でも、行く。
大家と店子の関係は良好な方がいいからだ。

中ジョッキを味も確かめず、強引に胃へ流し込む。
独特の苦味を感じて苦い表情の所へ突然の雨。
雨よけのついた場所へ移動。

今日に限って大家が全開。しこたま飲んでベロンベロンの状態で、いったりきたりする昔話を延々と聞いてるフリの僕。

ここまでは、想定内。

唐突に隣で飲んでたオバさん達に話しかけだす大家。
向こうも酔ってるせいかウェルカムで会話が続く。

お客さんが増えてきたのでついに相席。
ハイタッチと握手を要求するオバさん連中にジンマシンのできている手で答える。
僕に対してオバさんが、

「君マンガ好きでしょ」
「はぁ…そうですけど…」
「めぞん一刻とか」
「…あぁ、高橋留美子ですか古いですね」
「たか…なに?…あのね君、モテたかったらオタクやめなさい」

あ゛ーあ゛ーあ゛ーあ゛ー

中途半端に大人になってしまったものだ。
うちっかわではどす黒いものがグラグラと煮え立った。
"ばばぁ、オレのチンボコぶち込んでくれるわー"
と、クラウザーさんライクな事が頭をよぎる。
が、そこは変に立場をわきまえて「そうですかー」とかいって、とりあえず笑っておいた。
反論する事もその場から逃げる事も怒る事も出来なかった。

久しぶりに自分の社会的な立場を確認してしまった。
いやだいやだ。
疲れてしまう。

なんであなた達は自分の価値観を平気で他人へ押し付けることができるのですか。

好きなものに対しては胸を張りたいが、なんだかそれがむなしくなってしまう。

あなた達が放棄している理解は望みません。
お願いだから放っておいて下さい。

8月マンガ購入スケジュール

アニメでノーマークだった「電脳コイル」がとても面白いです。イサコがよいですね。カッコステキです。


4 夏目友人帳(4) 緑川ゆき
8 舞−乙HiME嵐 佐藤健悦
10 絶対可憐チルドレン(10) 椎名高志
17 カレイドスター(1) 中村翔
17 BIOMEGA(3) 弐瓶勉
21 シグルイ(9) 山口貴由
23 俺と悪魔のブルーズ(4) 平本アキラ
23 へうげもの(5) 山田芳裕
25 すもももももも 地上最強のヨメ(8) 大高忍
30 闇金ウシジマくん(9) 真鍋昌平
30 毎月父さん(1) ヒラマツミノル

最近マンガ購入量が落ちてきてます。もっと新規開拓して攻めのマンガライフをエンジョイしたいと思ったり、思わなかったり。

夕凪の街桜の国

サークルの後輩から運良く試写会のチケットを譲ってもらい、一足先に「夕凪の街桜の国」を観て来ました。
原作はこうの史代先生の描いた同名のマンガで非常に素晴らしい作品なので、楽しみにしていきました。

感想

あんまり悪くはいいたくないのですが…原作ファンのヒステリーを言いますと、
皆実さんのお姉さんが被爆で死に際に言ったセリフが原作では名前しか出てこない妹が言ったことになっていました。要するに幼い子供が死に際に言った事にした方が感動するだろうという製作者のコスイ打算が見え隠れして不愉快になりました。
七波のお父さんの若い頃役の人の身長が低いのと、お母さんの子供時代の役の子の身長が高いせいで、大学生と小学生の会話シーンなのに目の高さがほとんど同じという学芸会風味。
その他もう少しやり方があるんじゃないかと首をひねるシーンがてんこ盛り。
原作がいいのでグッときたシーンはたくさんあったのですが、セリフだけでテーマを語らせすぎるせいで興ざめしてしまい出てきた涙も引っ込んじゃいました。一回死んだと思った皆実さんがもう一度目をあけてセリフをいうのには唖然…いらんシーンばっかり増やしてからに…
原作に合わせるならもっと忠実にやってほしかったし、原作無視するならもっとうまくやってほしかった。なんか全部が中途半端な感じです。
監督の方は原作のマンガ、本当に好きですか?

3月のライオン

昨日発売のヤングアニマル買って来ました。
羽海野チカ先生の新連載はじまりました。その次に掲載されてるのがDMCだったりその次がベルセルクだったり大分ステキな雑誌です。
雑誌的にオッパイぐらい出るんじゃないかと思ったら、いつもの羽海野マンガでした。続きが非常に楽しみです。
ヤングアニマルにっとては部数を伸ばす大チャンスでしょうが、果たして新規読者は定着するのでしょうか…
ハチクロファンの女性は他の連載陣に引いて、まず購読はしないと思うのですが…(まてよ、ゆびさきミルクティーが連載再開すれば…いや、ない)
まぁとにかく、オッパイとかオッパイとかバイオレンスとかクラウザーさんとかのなかにちょこんとパステルカラーのクマのぬいぐるみが置かれたような…まさにカオス。

7月マンガ購入スケジュール

あっという間に半年終了。
今年の夏こそは沖縄に行く予定です。

03 耳かきお蝶(3) 湯浅ヒトシ
18 結界師(17) 田辺イエロウ
19 銃夢 Last Order(10) 木城ゆきと
20 覚悟のススメ(5)完
20 しゅごキャラ!(4) PEACH−PIT
23 ラブやん(8) 田丸浩史
23 双月巫女(3)完 アキヨシカズタカ
26 ケロロ軍曹(15) 吉崎観音
30 団地ともお(10) 小田扉
30 ドロヘドロ(10) 林田球
30 海獣の子供(1)(2) 五十嵐大介
30 カボチャの冒険 五十嵐大介

五十嵐大介先生のマンガ本が3冊同時に出ます。珍しすぎです。

エースをねらえ!

エースをねらえ! (1)
70年代に製作された「新・エースをねらえ!」をケーブルテレビで偶然鑑賞したら、見事にハマりました。
リバイバルでドラマなったりとかそういうのもとっくに終ってしまった今さらです。
ヒロインであるところの岡ひろみは、あこがれのお蝶夫人のいるテニス部に入部し、そこで宗方コーチに才能を見出されて…っともう古典中の古典なストーリー。
とにかくやってる事がダサい。
高校生なのになんで夫人なのかわからんわ、白目むいて驚くわ、まつげ長いわ、藤堂さん学帽かぶってるわ、無駄に足長いわ…
数え上げればきりがないツッコミどろころに、はじめのうちはギャグとして観ていたのですが、そのうち今の作品にはない、ねっとりとした情熱、本気さに泣くぐらいハマりました。
とにかくお蝶夫人が大好きです。
あまりにも気高くてらっしゃって、シルクハットとヒゲが似合うようにならないと手に負えない感じの外見と、うちに秘めた闘争心と孤独さに胸キュンです。
全日本のメンバー選抜での、岡とのシングルマッチにはやられました。
人間関係のカラミっぷりっと、じっとり見守る暑苦しさが、プラトニックなのに肉体関係持つよりもエロイです。ていうか宗方コーチになら抱かれてもいい…
ハマり方が「マリみて」の時と似ています。
お蝶夫人と岡の関係が、祥子と祐巳の関係に似ているし、蔦子さんっぽいカメラキャラもいるし、瞳子っぽい後輩キャラもでてくるし、共通点多いです。
それはさておき、古い古いとバカにしたものでもなく、「時かけ」の真琴もそうだけれど、岡ひろみみたいな、真っ直ぐでひたむきで荒削りなおバカキャラって、今みたいな時代だからこそ、一回りしてマンガの主なヒロインキャラとして復権するかもしれませんね。

大日本人

松ちゃんはまだ死んでない。
そう思わせてくれた映画でした。

大日本人に変身できる以外はどこにでもいる哀しいおっさんの話。
松ちゃんは理想化した世界を描きません。
笑いがハイレベルになり過ぎて、引いてしまうんじゃないかと思っていたんですが、わかりやすくしてくれてました。お腹いたくなるぐらい笑いました。そしてその後、ほのかに哀しくなりました。なんと言えばいいのか…「ごっつええ感じ」の「トガケのオッサン」みたいなのです。金のかかった「トカゲのオッサン」。

映画の演出で特徴的だったのは、ワンカットで長く尺を回すということ。これはTVのコントではよく使われるかもしれませんが、映画などの映像作品で現在主流になっているのは、カットを短くつないでテンポをよくするというものです。これだと、セリフのシーンで、出演者の演技がヘタクソでもそれらしくみえるようになります。
でもそれをこの作品ではしません。環境音だけで、非常に静かです。これ演技力が低いと話になりません。
しかしこの映画だと、生っぽさ、出演者の味を引き出してくれてました。観てるとグイグイ引き寄せられて、生活臭というか加齢臭が、いまにもにおってきそうです。松ちゃんとか吉本芸人達のセリフの"間”の取り方がスゴいのだと思います。さすがです。

あと、おじいちゃんとかオッサンとかくたびれた人たちがたくさん出てきます。松ちゃんホントこういう人達が好きなんだなぁと。

6月分マンガ購入予定表

もう6月です。
北海道は今が一番良い時期ということで、絶賛引きこもり中です。
さて、引きこもりの友であるマンガ本はこんな感じです。

06 アゴなしゲンとオレ物語(25) 平本アキラ
07 プ〜一族(4) 大橋ツヨシ
08 みつどもえ(2) 桜井のりお
09 おたくの娘さん(2) すたひろ
15 も〜っとソップ型(1) 西本英雄
16 ちびとぼく(10) 私屋カヲル
18 あいこら(8) 井上和郎
19 ハチワンダイバー(3) 柴田ヨクサル
20 覚悟のススメ(4) 山口貴由
22 ピアノの森(14) 一色まこと
23 Rozen Maiden(8) PEACH−PIT
25 ニコイチ(3) 金田一蓮十郎


復刻版「覚悟のススメ」のバカで真っ直ぐな熱さにいまさらハマってます。覚悟がガッツにみえてしかたない。
「プ〜一族」「ちびとぼく」「Rozen Maiden」が最終巻とさびしいです。
「Rozen Maiden」に関しては、別の雑誌に移ってでも、連載を再開して欲しいのですが…