おさくの部屋

自動車生活にまつわる勝手なうんちく

2008年12月

年の瀬迫る。

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 年の瀬迫る。

 今年は会社の年賀状はクリスマスまでに全部やった!初めてだ!多分元旦に届くでしょう。元旦にやっている会社はほとんどないけど・・。

 一方、プライベートの分はまだ手つかず・・。



 当社の営業は29日までだけど、もしかするとブログのアップは今日で終わりかもしれないので今年を振り返ります。

 自分でも信じられないけど、どうにか4期目を迎えることができました。こんな弱気じゃいかんのだが、設立当初は2,3年で雇われに戻るだろうと思っていた。

 今年もいろいろあった・・。

 仕事的には、自分で特許の出願をやってみたのが一番。

 頭の中での考えを一定の書式に落とし込む作業を通じて、いろいろなことが明確になることがわかった。

 でも最後には弁理士の先生にそれらの組み合わせをお願いしたけどね。


 本業の方では、新たに前からお世話になっていた元請さんと正式に契約できた。これは普通の業務委託契約ではなくて、私の持つノウハウをコンサル形式で提供するものを含むもの。

 研究所らしくなってきた!

 とりあえずなにより、そこの社長さんに私が考える自動車産業の将来像やスキームを認めていただいたことが嬉しかった。

 結構、今まではどこでも否定されることが多かったからね・・。

 きっと今の閉塞感なんかも影響しているんだろうけど、何かが変わる力になれれば最高だな。ちゃんと食べていきながらね。



 そして走り回るエリアが増えたこと。

 さんざんぱし、お世話になっていた某企業の方が大阪へ移動したため。

 名古屋そして大阪。これまでの北海道、東京を含め走り回るエリアが広がった。

 実業務で東北も走り回っているし、大阪以東全部だ!ちとキツいけど。

 「大阪まで来れる?」って声をかけてもらえるだけ幸せだわ。ほんと。



 BOREはいろいろ勉強させてもらっていた広島の社長が倒れたこと。

 この前TELしたけど、復帰までにはまだかかりそうな様子。

 「もうやめてもええんじゃが・・」なんて弱気な言葉まで・・。まあ、歳も歳なんで神様が休息を与えたのですよ、お客さんたちが待ってますよ、社長!


 もう一つ。札幌の搬送車が壊れて、買ったこと。

 さすがに借りていた札幌のお師匠様から「お前もそろそろ自立せい!」とのお達しが。

 そうですよね、今までが甘え過ぎですよね・・・ってことで買いました。

 会社としては初の「資産」。ン百万円。

 今まで以上に稼働してもらわないとな。



 取引先が増えるのは非常に嬉しいし、数字もついてきてるので順調っちゃぁ順調だった。

 ただ、今回の金融危機の影響で来年はどうなることやらだ。産業全体の数字は明らかに何から何まで暴落してるからね。



 私はちゃんと決めてます。会社のキャッシュがいくら以下になったらやめると。誰にも迷惑かけないよう、泥沼にはまらないようにね。

 ただ、先に何らかの光が見えてるとハマるんだろうな。「借金してもうちょっと・・」って。



 私が会社名を「自動車生活総合研究所」とし、商標として登録までしたのにはわけがある。

 私は単に売り買いをして儲けたいんじゃなくて、カーライフ、自動車産業双方に存在する問題や矛盾を取り除く「研究」をし、「発信」をするために起業したのです。その結果として生活できれば言うことなし。

 だから会社が傾いたらすっぱりと辞めるつもりでいる。でも研究所は絶対続ける。しかし、働いてくれている社員の生活ためにギリギリまで耐える。ただし、融資してくれている金融機関さんや出資してくれている人には絶対迷惑はかけない範囲でだ。

 ただ、恩返ししなければならない人がたくさんいるから何としても頑張らないとな。ずっと応援してくれてきた人が多すぎて・・。



 でも不安だよ。来年はどうなるんだろう。いくら地道にやってもどうしようもない雰囲気が渦巻いているからね・・。


 でも、これからも応援よろしくお願いします。

 そして、今年は皆様には大変お世話になりました。さらにいろいろ勉強させてもらいました。

 また来年も変わりなくお付き合いいただけると幸いです。


 それでは、良いお年を!



また似たような話。

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 いやいや、忙しかった・・。

 ようやく今日は一息。

 でも忙しいといっても問題はこれからだわな。私も例外なく業界人。

 自動車産業よ頑張れ!


 派遣切りしたメーカーはすっかり極悪人扱いだ。

 当然っちゃあ当然、こんな状況にもかかわらず株主配当をするところもあるとかないとか・・。そんな企業が「エコです」「社会貢献です」「環境保護です」ってのたまっていたのは、つい何か月前だっけ?

 人より社会より国よりお金なのね。それを情勢や制度の問題にばかりするから嫌悪感を持たれるのに分かっちゃあいない様子。

 それを煽るマスコミもマスコミだけどね。ちょっとやり過ぎかもしれない。

 今までさんざん持ち上げてばかりいたのにね。こっちにもヘドが出る。



 こんなところで救世主となるべき政治家サンたちは付け焼刃のパフォーマンス一色。

 あ〜あ。こりゃ復活は遠そうだなぁ・・。



 少なくとも、日本=トヨタでもないし、日本=自動車産業でもない。もっと他にたくさんの産業があるのに、まるでみんな共倒れがごとく伝えられている。

 確かにこれで「でかけりゃいい」という時代は終わるだろう。

 だからこそ中小企業に税制だけではなく何らかの支援をしてもらいたいものだな。

 だって、「でかけりゃ」政治力を掴むでしょ?極論、「潰せない、潰さない」ことだってできる。

 方や中小企業にはそれらがない。掴みようがない。お偉い博士が何らかの先進技術でも作りゃ別だけど。

 地道にコツコツと技術を磨いてきた中小企業は「いらない」らしい。そう感じるような政策ばかりだ。

 よく、スペースシャトルの先っぽに採用されている「日本の深絞り」という技術が取り上げられるが、「へぇ〜、すごいねぇ〜」でおしまい。精密な金型技術もそう。これらを保護するつもりはないらしい。

 派手なもの、受けがいいものだけに飛びつくミーハー対策ばかり。



 大銀行は「産業育成」じゃなく自己資本維持だけに奔走。リスクある貸し出しは「地方銀行や信金がやればぁ」。んで、どかんと大企業が飛ぶと損失もどかん。今のところ政府に泣きつくところはないみたいだけど、そのうち出てくるだろう。

 私が知る限り「大」がつくと何でも傲慢になりで謙虚さがなくなる。

 銀行も企業も人(大御所とか大地主とか)もだ。

 これまでは「大=安定」という方程式が成り立っていたからこぞってみんなそれを目指していたけど、これからはそうじゃなくなるかもね。

 と、考えるとやっぱ「人と人」に立ち返ることになるんだろうな。

 経営哲学云々を語る資格はないけど、困っている人を助け、そして助けられる。ドライに「助けない人」は自分も助けてもらえない。

 私は理系だから本来は数学的でドライだと思う。でも今まで何度も困ったときに周りにさんざん助けられたから「恩返ししたい」という気持ちが強い。

 これを「仕事とは別でしょ?」と考えるか「仕事を通じて」と考えるか。

 これまで後者は「失格」と教えられてきた。でも今、これはやはり間違っていないのだと思える。

 例えるなら八百屋さんや魚屋さんで、「おぅ!お客さんこの前たくさん買ってくれたから今日は一番生きのいいやつサービスするよ!」

 これを「不平等」と言うか「粋だね」と取るか。


 そして、談合を擁護するわけではないけど、今の時代、是とされている完全自由競争入札の果ては「共倒れ」ということを忘れてはいけない。

 資本力を利用し、あからさまにライバルを駆逐したあとでのうのうと仕事を取る。これはいくら規制や条件を付けても進んでいく。

 つまり独禁法で禁止されている独占や寡占のモトになるのだ。最終的にね。


 これは日本のほぼ全産業で進んでいる。先に書いた「でかけりゃ・・」というやつだ。

 それによって残った不利益は最終的に私たち庶民が被る。現に今、医療や政治、行政、経済活動で起こっているもんね。



 さて、どうする?


 民主主義、資本主義、そして自由経済と正義を保ちつつ成長していくには・・。


 私は個人的には「右肩上がり義務」をやめることだと思う。

 市場も、消費も、人口も、国家予算も、産業も、ある程度の収縮を受け入れ、身の丈に合った国として、マクロ的にスライドさせていけばいいと思う。

 GDPが下がったら下がっただけ、人が減ったら減っただけ、儲からなくなったらその分、正当な収縮の数字に対して責任を問うのをやめようや。

 人は減る、これといった先進技術は簡単には生まれない、そんな状況で今までは外国を食い物にしていた感がある。確かに「いいモノ」として向こうから求められていた分はあるにせよ、そこには「為替」というマジックが生まれる。

 そしてこっちも安いものを求めていた。特に食糧をね。

 んでそれらに関係する企業がしこたま儲けていた、という構図。これが日本を混乱させた元じゃない?

 それもこれも上場企業は特に「右肩上がり義務」があるからで、それが達成できなければすぐに経営責任を問われていた。

 仕方ない部分が大いにあってもだ。

 そして不祥事なんかで数字を落とした企業は、経営陣に立て直しの責任よりも先に辞めさせる。これは逃がしてるだけでしょ〜?これもおかしい。


 利益の多くを輸出入に頼っている企業は、相手国の人にそれに見合った割合の株を持ってもらって、経営の監視と、一番有利な通貨で配当として還元をするべきだし、そうなってこそ初めてグローバル企業じゃないのかなと思う。

 国内消費に頼る企業は国内のGDP、輸出入に頼る企業は相手国トータルのGDPの増減なんかを基準にして経営責任を決めればいい。





 風船に空気を入れ続けたら割れるって。






 そういや、カローラにしました。本日名義変更完了。

 

ああスバルよ。

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 昨日の雨空から一転、今日は澄み渡る快晴。

 そして明日は名古屋だ。



 そうそう。年明けに多分車を替えます。

 ほんとはもちょっと乗っても良かったんだけど、諸般の事情からね。

 カローラかスイフト。いずれかになると思う。

 さよならソリオくん。もちろんナビとドラレコとETCは外させてもらうよ。

 作業が面倒だなぁ・・。




 スバルのWRC撤退、残念だなぁ・・。

 なにせIMPのラジコン2セット持ってるからね。・・いやいやラジコンの話じゃなく、ほんとに良い車を作ってたと心底思う。

 初めてWRXをまたいだときの衝撃は忘れられない。

 ランエボが「どこにぶっ飛んでいくか分からない爆発的な面白さ」とすれば、インプは「ちゃんと言うことを聞く面白さ」だと思う。

 なにせ重心の低さが分かるのよ。そして助手席に誰か乗ってくれればバランスの良さが素人目にも分かるのよ、ほんと。だから無駄なくハンドルをくいくい回せる。

 トランクに30kgくらいの重しを積めばそりゃもういくらケツ振っても怖くない。「こりゃ前後も50:50か?」って勘違いしてしまうほど。

 最新型は乗ってないけど、多分相変わらず職人気質な車であるのだろうな。


 私見だけど、風向きが変わったのはプレオの上級グレードを止めてR2を出したあたりだと思う。

 当時それまでインプレッサも不評の丸目。そしてH15yにデザイン的には最高傑作と勝手に思っているあの顔になった。

 今でこそR2はそこそこ見慣れたし、ケタ外れのボディ剛性や安全性など、良い車ってこと自体は分かったけど、発売当時は「なんで?」だったもの。

 プレオRSの次モデルに期待してたのになくなってしまった。あのチャチな内装が良くなるんだろうなぁ、って思ってたのに。

 なんかちぐはぐ感を感じてた。レガシィ系は無難な路線を踏襲していたけどセールスは振るわなかったらしいし。


 そんな矢先のトヨタの資本参加。そして今。


 車種が少なかっただけにキツかったのだろうな。でももうちょっとやり方があったような気もする。

 「職人」を前面に出せるメーカーは他にない。なのに売り方は巨大メーカーと同じだった。

 例えば、札幌でいえばディーラーの支店は8店。

 車種数でいえばこんなにいらないよな。1都市1店舗だけでも十分行けたと思う。だって、スバル車を買う人は「これが欲しい!」って買う人が多いからね。それに地方での販売協力店網だってしっかりしてるし。

 街中に1店舗。この方がブランド的にはやりやすかったんじゃなかろうかね。


 多分、これからここもリストラをやるんだろうけど、ブランドだけは大切にしてほしいな。ダイハツからのOEMなんてもってのほかだ。それやるくらいならスバルとしての存在意義すら脅かしかねなくなる。

 単なる顧客共有と技術提供。さらにトヨタにはない「職人気質」というイメージと「水平対向E/Gへのこだわり」という尊敬に値する部分だけをごっそり持っていかれてしまう。

 これを保持するためには潔く小さくなりゃいいんだよ。店舗減らして工場を縮小して量産車種を明確にしてそれだけに注力する・・。

 今ならまだ間に合うと思うんだけどな。「リストラ」じゃなくてそれこそ「再構築」。

 WRCはスバルに対する尊敬のための柱だった。そう思っているのはきっと私だけじゃないと思う

 それがなくなるんならねぇ・・。ブランド力の低下は免れない。

 まあ、職人さんたちは健在だろうから復活を願うしかないな。少なくともトヨタに部門別に解体されないことだけを祈ろう。



迅速と拙速。

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 明るい話題がないねぇ・・。

 世の中は真っ暗。報道ではね。TV見たり新聞読んだりしてると気が滅入るわ。でも見ずにはいられないんだけど。

 こと私も、ここんとこあまり調子がおもわしくない。いろいろね。

 カマ掘られてからいいことない。・・それは八つ当たりか。


 Cre−PASという業務ソフトを今作り直しているんだけど、これまた先が見えない。もちょっと悶絶だな。




 巷じゃまるで「自動車産業終焉」みたいな騒ぎになっている。

 実際、そのメンツの一人である私も当然、それはひしひしと感じているんだけど、んな簡単にそう予測できるほど脆い業界じゃないと思うのだよね。

 車がなくなるわけじゃない。

 人がいなくなるわけじゃない。

 少なくともたったこの2つの要素だけでネガティブシンキングな私ですら「ま、どうにかなるだろ」と考えることができる。


 に、してもだ。それを取り巻く人々にとっては死活問題なのは確かだ。


 そしてメーカーに対しては、「いままでしこたま貯めた内部留保はどこ行った?」と改めて問うてしまう。

 みんな設備投資したんか?んなわけねぇだろ。

 なのに、どこもかしこも「人を切らないと潰れますぅ!」なんてまるで免罪符かの如く同じ言葉ばかり繰り返し、国民に「仕方ないのだよ」というマインドコントロールをかける。

 それがいやなのよね。TVや新聞見てると。企業にも同情的じゃん?



 アメリカのビッグ3は具体的に逼迫した資金繰りまで公開されている。でも他の自動車メーカー、電機メーカーなんかはまだそこまでじゃない。

 つまり、現段階ではあくまでも「予防的に」なのだ。それをまるでもう逼迫してるがごとく言うから国家マインド全体を下げちゃってる。

 ここで「少しの間苦しいけどみんなで頑張ろうや!」って誰か言えばいいのに、裏の裏を読んで疑心暗鬼渦巻く黒い護送船団状態。

 「へっへっへ、あとは体力勝負、淘汰が終わったあとにはウチが・・・」てな感じなのだろう。

 それを読んでいる他は「負けないように図体を大きくしておかなければ!」となる。



 くだらん。そこに仲間意識や企業愛、経営者が持つべき国家観や倫理観は全くなし。


 私はね、いつも言ってますけど自殺否定論者じゃないです。だって人間だもの。

 理想論を奏でる人は本来「死んじゃいけない!絶対に!」なんて言うけど、この点に関しては私はそうじゃないんだな。

 プライドを捨てて開き直る?それができる人とできない人がいると思うのです。

 確かに、病的な原因で自ら死を選ぶ人は絶対助けるべき。でもそうじゃない人のは仕方がないと思う。


 企業も同じ。

 「情に流されて潰れちゃおしまいじゃないか!」

 「何としても生き残るんだ!」

 これが理想論であろう。でも、それで生き残るのは上。下からプチプチ切られていく。

 個人の「個」じゃないからね。例えるなら戦国武将が社長で正社員が金銀角。

 前にしか進めない歩や香車、桂馬が非正規の人たちかな。


 でも、敵にみんなその駒を取られてながら守ったとして勝てると思う?


 経済が回復した時に、さぁ!と意気込んでみても、丸裸じゃね・・。




 というのも、あまりにも右往左往している感があり過ぎなのだ。超一流企業どもがあまりにもじたばたしている。

 突然の大量リストラで従業員を路頭に迷わせるだけじゃなく、拡大、設備投資の計画をすぱん!とやめる。おかげで地元は大混乱。

 自動車でいえばF1撤退、WRC撤退、ディーゼルエンジンの共同開発の白紙撤回、などなど、ほんのここ3ヶ月で威信や将来にかかわることをいとも簡単に決めてしまった。

 迅速な経営判断?その迅速さに「社会的使命」は微塵も感じられない。

 だから天邪鬼の私はそれが「迅速」じゃなく「拙速」となることを願っちゃう。

 要は最終的に民事再生法とか使って企業ブランドを痛めるくらいなら、社員や周囲に迷惑かけようが手段を選ばずに生き残るってことでしょ?

 つまり社員や周囲の人よりも株主さんが大切ってことだ。これはどうなんだろう?

 でもこれで、たとえ生き長らえても企業ブランドは地に落ちるでしょ?三菱みたいに。

 だからもちょっとギリギリまで頑張ってほしかったんだよな・・。


 私、麻雀で勝ち逃げするやつイヤなんだよなぁ・・。俺が弱いだけなんだけど、一人勝ちしている奴に限って「もう開こうか」っていいやがる(笑)




 最近の日本は、どの集団もみんな「みんなで頑張って力を合わせて・・」ってことがなくなったな。

 勝っている人は負けている奴を見て「ああはなりたくないねぇ」と自分を確認する道具に使う。負けている人を引っ張り上げるのではなく、とことん叩きのめしてさらに絞り上げる。

 チームワークって考え方自体が陳腐化し、気恥しいものになってしまったんだろう。あくまでも「やるもの、感じるもの」じゃなく、「見るもの」になったってことだ。


 チーム日本がこれまで持っていた美徳が、先の弱肉強食政策ですっかり壊されちゃった。多分、大義上はアメリカ的価値観を日本に取り入れ、融合させようとしたんだろうけど、不思議かな、アメリカってすごいチームワークを持つ国なんだよな。


 だから私の私観ではアメリカの復活は意外と早いと思う。逆に日本が這いあがれなくなるような気がするのだ。

 それは、元々国民性が違うのに、価値観を無理強いしている「過渡期」だったから。それが完成しない間にこんなことになったもんだから余計にインパクトがあったと思う。

 何が「日本は比較的ダメージが少ない」だ。


 ダメージはこれからだろ。金利下げ?消費欲もないのに誰が金借りる?こんな状況で住宅の長期ローン組む度胸ある人はいるか?いくら公務員だろうが一流企業に勤めようがだ。

 減税?ほんの数千円、数万円でどうなる?

 法人減税?ちゃんと恩恵を受けれるのは大企業くらいだろ。それもみな内部留保や銀行に押えられて終わりだ。



 結局は「消費マインド」なのよね。

 そのためにはまず「安定」。それを間接的に保証できれば、少なくとも国内消費は上向く。


 でも経団連メンバーの多くが製造、輸出産業だから、真っ先にやるのは円安誘導の為替政策なんだろうな。市場介入やアメリカの直接支援みたいなね。

 雇用政策ったって、働くところがなきゃぁ生活保護と同じ。

 だから国内消費を拡大させないとダメなのに、それは後回し。やったところで公共事業。これじゃ特定の業種にしかお金が集まらない。

 教育レベルの向上と産業の育成を怠ってきたツケなのだ。




 延々と暗いことばかり書いたけど、明るいこともある。

 前にも書いたが、「国破れて山河あり」

 何かがぶっ壊れると必ず残るものがあって、そこから新しい何かが生まれるのだ。

 それを想像すると結構楽しみもある、と考えることができる。




 ちまちま地道に。こじんまりと。背伸びせずできることを。

 春が来るまでじっと我慢だ。


 これじゃいかんのだがね(笑)

 みなさん!新しいことを探しましょ!





今日も似たような話。

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 連日連日、テレビじゃ景気と雇用の問題ばかり。それも仕方ない、明るいニュースなんてほとんどないものな。

 某経団連のトップが「非正規雇用の削減は仕方ない」とのコメントを発せられたそうで。

 そりゃそうだ、この点で一番規制緩和に積極的だった人だもの。


 まあ、非正規雇用者は将棋で言えば「歩」。正社員はそれ以外のコマ。

 所詮、相手に取られても「ま、いっか」の格なのだ。

 経営陣は「王将」だな。どこでも動けるけど一歩ずつ、というノロマ。

 でも「歩」は裏返れば強い「と金」になり、敵将を攻撃する力をも持つ。



 だから王将があまりバカな発言はしない方がいいのにな。火に油だ。

 どうしてこんな発言が出るかと言えば、この方は国民の方を向いていないからだろう。圧力をかける準備をしている政治、政府、行政の方しか見ていないのだ。




 製造業は、まず開発をします。

 それで良い製品ができればそれを売り出す。それが売れりゃ、売れる分だけ作ろうとする。

 その根底には「稼げるだけ稼いでやろう」というごくごく自然な欲がある。

 でもその製品が消費者に行き渡ったり、他社がもっと良い製品を出したりすればたちまち供給過多になる。

 ここから価格競争が始まる。


 どんな製造業も必ずぶち当たる「供給の壁」。効率よく儲けるには、いつでも無償で首を切れる工員が必要だったわけだ。

 ほんとは全部の製造工程をロボットにすれば一発解決なんだろうけど、そうもいかない部分がある。しかもロボットは値段が高いから元を取るのに時間がかかるし。

 本来、大量生産をする製品は、機械化、自動化されるべきなのに、ここ10年、安易な雇用環境ができてしまったせいでそのための研究開発が停滞した感は否めない。

 「高精度のロボットを作るのにカネ払うくらいなら派遣入れりゃいいじゃん」

 ロボットを研究開発する会社は、「売れないロボットを作っても仕方ない・・」って思ってなかったかな?


 日本は人件費が高いから国際競争力が削がれつつある。これは事実だろう。

 それを補うのが生産の機械化、自動化であり、正規社員は不良品の検査と発生率を下げることに集中すればよかった。

 そんな本来(多分)の姿を止めたのがこの規制緩和なのではないか、と思う。


 人的コストにおいては、発展途上国には逆立ちしてもかなわない。なのにそこまで同じ土俵に立って戦った結果が今なのだろう。


 派遣労働の規制緩和がなければ、今現在、非正規雇用の人たち全員が路頭に迷っていたか?

 それは違う。



 人的コストを主因とした国際競争力の低下に怯えた多方面の人々が、分岐点において誤った道、安易な道を選んでしまったということだ。

 あの時点でぱっと見いばらの道が正解であったと思ってならない。後の祭りだけどね。

 少なくとも、やれロボット産業だ、やれITだと騒いでいた時期と重なるのに実業務から遠ざけてしまったがために、その進化が遅れたのではないだろうか。


 まあ、後の祭りだ。これから見苦しい責任の押し付け合いが始まる。

 弱者の犠牲なんてものとは別の世界でね。それで結論は何事もなくシャンシャンだ。


 でも、望みもあるよ。

 無駄に空いていた雇用促進住宅にそんな人たちを住ませるみたいだし、政策としても正規雇用化を急速に推し進めようとしている。

 つまり、これに背く企業や人は退場ってわけだ。

 でも弱者と呼ばれる人たちも単にこれに口を開けて甘えていちゃいけない。何らかの突破口を開く行動を取らないと。

 一人だけじゃどうしようもないからなるべく複数の人でまとまってね。

 戦うんじゃない。みんなで何かを作らないと。政府はそれに支援を注ぐべきだ。


 いったん解雇された企業に対して「復職させろ〜!」っていってもそんな会社、将来見えてるでしょ。それならみんなで新しい道を探すべきだと思う。



 みんなどん底見たんだから強いよ。少なくとも今、リストラに怯えている正規社員の人たちよりはね。

 正規社員の人たちは良くも悪くも誇りが高いから、これから更なるリストラが進み、我が身にそれが降りかかったとき、いかんせん対応できなくなる人が多い。

 いわゆる「絶望」ってやつだ。世間一般で、安定していると思われている企業でそれなりの給与と保証を得ていた人ほど、立ち直りには莫大なパワーを必要とする。

 中にはそんなプライドが足を引っ張り、そのまま立ち直れないで終わる人もいる。



 そう考えるとこの一連の流れは多くの「強い人」を生む素地になるかもしれない。



 うん。




企業のモラルとは。

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 派遣社員さんたちが大変なことになっている。

 某バカ政治家どもと、せっせと内部留保の確保を趣味としている経営者の密談によって生まれた雇用形態の規制緩和政策の反動が一気に押し寄せている。

 まあ、これだけマスコミが動けば何らかの対応策が早急に出る、出さざるを得ないとは思うけど、いつも書きまくっている「企業モラル」がこの一連の流れで明確になることだろう。

 もともと製造業での派遣労働は禁止されていた。

 それが「国際競争力の確保」と「ある種これも雇用なんだからいいじゃない」という大義名分で合法化された。

 当然、企業側としては「権利を主張されず、義務だけを与えることができる労働者」というおいしい人を使えるようになるんだから一気にその流れが進んだ。

 方や、人材派遣会社なるポジションが生まれ、悪意的、善意的会社が乱立した。


 今回の経済危機。モラル無き企業群はこれを大義名分にしようと躍起になっている。

 「こうしないと会社が死んじゃう!だから仕方ないの!」ってね。

 そりゃ、雇用調整しないと会社には大打撃になるだろう。確かに仕方のないことかもしれない。ただ、スタートラインに戻って考えてみると、そんな雇用形態を積極的に採用した責任は取るべきじゃないだろうか。

 契約上問題ない?別に法には触れない?

 もし、堂々とそういうことを平気でコメントする会社ならばこりゃ不買運動だな。


 派遣社員や期間工の多くは住居もそこの会社に頼っている場合が多い。

 つまり「契約解除=宿無し」となるのだ。

 まさに「合法な使い捨て」。人としての扱いじゃない。

 ここで「そんなことは派遣元の責任だ」と逃げ切るつもりなのだろう。

 人道、信義、良心がここで試される。

 私が常日頃言っている「(法)人の性格」だ。


 エコです?人にやさしい会社です?社会貢献してます?カンキョー?糞くらえ!

 そんな企業群は結局メッキがはがれるものだ。剥がれたメッキを拾い集めながら正当化の文言を探し、献金している政府に助けを請う。

 それともこれを逆手にとり、もったいぶった揚句、最後に「こんな対策をします!」なんて発表し、企業イメージ向上に利用でもするか?

 いずれにしても、一旦発表したお気軽な首切りで企業イメージはかなり下がった。

 にもかかわらず、「・・・みんなで渡れば怖くない」的に続々と首切りが発表される不思議。

 ここ10年、しこたま内部留保した輸出関連製造業。そのカネはどこ行った?

 株主に配当した?設備投資した?それは別のカネとして取っておく?


 これは元を正せば経営の失敗だろ?それをみなサブプライムのせいにして乗り切ろうとしている。

 現に景気は急降下している。これは事実。でもそんな「災害」の備えをしていてこそ経営だろ。その失敗のしわ寄せをトカゲのしっぽ切りで終わらせようとしている。「備え=カネ」としか考えてなかったからね。その備えに「人」のカケラもない。


 いくら派遣とはいえ、これだけ国を混乱させるんだから、せめて中途解約を実行する企業は、手厚い退職補償や補助は当然として、経営責任を問うべきだと思う。企業イメージに対するダメージを与えたんだからね。


 そして、産業ピラミッドのトップだけが逃れることのないようちゃんと監視しておかないと。

 庶民はキレイなCMにごまかされやすいからね。

 腐っている会社はちゃんとこんな「本性」で判別しないとだめだ。




 切るなら切るで仕方ないんだよ。企業が潰れちゃ元も子もないから。

 ただ、切ることが最善なのか、切らないための手段はないのかという検証、それを経てなお切らざるを得ない場合、その人に対する対応は真摯にすべきだと思う。

 しかし、これを安易にしたのが「派遣」という制度であり、あれこれ考える必要もなくなり、さらにはコストもかからないから余計に経営者がバカになった。




 一部、「普通に就職できる能力がないから派遣のままなのだ」とのたまうバカがいるけど、みんながみんなそうではない。

 就職氷河期に、本当に就職できなくて仕方なく派遣で食いつないでいる人、それがそのまま時が過ぎてしまい、景気が回復しても今度は年齢制限で就職できなかった人がごまんといる。

 派遣会社はそんな人たちをちゃんと見極めていたはず。でもそんな人たちに普通に就職されてしまうと自分たちにとっては困るから、囲っていたフシもある。


 どうだろう。現存の派遣会社は就職あっせんを業とできないだろうか。

 それなりの期間登録していた人であれば、その人とナリ、能力は派遣会社が一番良く知っているはず。

 もし正社員で就職させることができたら、その企業からカネを取るのではなく、国からお金をもらえるようにすればいい。

 今はそんな就職、転職を紹介する企業と派遣会社がばらばらだ。これを一緒にできれば一大就職支援システムができる。失業給付の管理もだ。

 一流企業から日雇いやパート・アルバイトまで。派遣労働はあくまでもスキルアップか紹介予定のみ。

 それを法制化すればまた新しいものが生まれると思うんだけど。売り手買い手双方にいいと思うんだけどな。

 こんなのハローワークが潰しにかかってくるか(笑)





 結局、人を大切にしない企業は価値なし。潰れてください。

 あ、潰れられたらまた働いている人が困るのか。じゃ、変わってもらうしかないでしょ。






事故りました。

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 この数日間いろいろあった。

 一番の出来事は追突されたこと。首都高でね。

 金曜の夕方、突然の嵐の中。

 あちこちで事故が起き、ひどい渋滞だった。普段は千葉からのときは葛西JCTから三郷線方面へ向かうんだけど、そこがまっかっか(渋滞がひどいということ)だったので辰巳経由で6号向島線へ変更したのが運のつき。

 いくら混んでても箱崎過ぎれば多少流れが良くなります。これが危険ポイント。そして堤通くらいでまた混むのが常。つまり加速してまたハマる。そのハマるときがね。


 ある程度、危険予測は得意と自惚れてる私。その堤通手前でハマった時に渋滞最後尾だったのが非常に不安を感じてた。

 ハマる、といってもすぐに完全停止するわけではない。だらだらと減速し、最後は停止するパターン。

 横殴りの雨に周囲のドライバーもそれなりの不安を感じてたはず。でもそれをも上回るのが「イライラ」なのだろう。

 特にお仕事系の車はまさに爆走。そして急ブレーキ。これのくり返し。割り込みも普段よりかなり強引になる。それで割り込まれた車がまた急ブレーキ。

 やっぱ運転にはメンタルが大きく影響するものなのだ。


 話は戻って私の場合、危険な香りを感じてすぐにルームミラーを見た。

 運悪く後続車とは微妙な車間距離が開いている。100mくらいだろうか。

 見続けると、後続車が空いた車間に慌てたのか急加速してきた!

 ・・・50m、・・30m、・・・!!おい!減速する気配がないぞ!!

 ・・・で、ほぼノーブレーキで衝突だ・・。

 私がルームミラーを見始めてからほんの10秒もなかったと思う。

 その間ず〜っと最後まで見続けた。そして「ヤバい!」と感じた時から「止まれやぁぁ!!!」と叫んでたのははっきり覚えてる。

 そして「もうダメだ・・」と思ったとき、そして前の車が離れているのを確認して踏んでいたブレーキから足を離したことも覚えてる。さすがにアクセルは踏めなかったが・・。

 ぶつかる瞬間って、私はいつも景色がスローモーションになり、そして異様に冷静になる。ほんの1,2秒の間だけど。

 これは私が云々というものではなく、みんなそんな感じになるという。これこそ自己防御の本能なのだな。

 ぶつかってきた相手とすりゃ、ほぼノーブレーキなのだからきっと「何か」に気を取られていたのだろう。

 衝撃は結構すごかった。



 とりあえず警察へTEL。すると「そこで待っててください」。

 え〜・・。


 案の定、その日はあちこちで事故発生。警察も忙しくすぐには行けないとのこと。

 向島線は大渋滞。そりゃそうだ、右側車線を塞いでいるんだもの。


 左車線をすり抜ける車からは容赦ない罵声。

 「邪魔なんだ!ボケェ!!」

 「どかせや!おらぁ!!」

 「どこ見て運転してんだぁ!てめぇ!」

 ・・・って、動かしたいけど警察が「動かすな」って言うんだもの・・。ここは路側帯もないし。

 声だけならまだしも、いろいろなものが飛んでくる。

 吸いがら、ペットボトルなどなど・・。

 気持ちは分かるが、やられる側になってみると非常にせつない。




 警察が来るまで3,40分くらいだったろうか。そして調べはあっさり。


 車のダメージを確認すると、衝撃の割にはぱっと見、意外とそうでもない。全然走れるわ。

 最近の車は丈夫だねぇ・・。

 当たり所も良かった。牽引用のフックフレームのところだったから、衝撃は大きいけど、ダメージが少なかったのだろう。

 でももちろんテールゲートは開かないし、バックパネルも歪んでる。直しても修復歴にはなるだろうな。


 相手の保険会社は「ちゃんとします」みたいなことを言っているけど、あちらも値切ってナンボの世界。

 許しませんよ。

 でも変な要求はしません。できません。「自動車生活総合研究所」の志に反しますから。

 ほんとは買い取ってもらうのが一番いいんだけど。・・・無理か。




 私は「どんなケースであれ当たられる方にも何らかの要因がある」との信条を持っています。100対0の事故でもです。

 んで「どうすれば回避できただろうか」と考えるとなかなか答えが出ない・・。

 ハザードを点ける?それなら、あの状況じゃずっと点けっ放しでいなきゃならなかっただろうしな・・。

 だらだらと動き、止まるの繰り返し、という状況じゃ判断が難しいよな。


 ぶつかる瞬間にブレーキを放したから?いや、あれは確実に衝突する、と確信した時だったから、衝撃を和らげるためには適切な判断だったと思う。


 と、いろいろ考えるとやっぱり行き着くのは「クラクション」なんだよな。

 運転していて一番「ドキッ」とするものったらクラクションの音でしょ?

 だって、自分に関係のないところでのクラクションでも「ハッ!」としませんか?


 前方向にしか付いていないクラクションだけど、別に後ろにも聞こえる。


 あの時、私がクラクションを鳴らしていれば多少は回避効果があったかもしれないな。

 ・・・このくらいしか思いつかない。




 その日は、送られてくるべき書類が届かない、という事件もあって散々。その件で某急便とやりあって、不快ったらもう・・。

 某急便の単純ミス。でもこっちもおいそれと引き下がれない。

 「明日朝8:00までに絶対届けろ!!!」

 結局、それも無事完了できたんだけど、初期対応の悪さったらありゃしない。

 

 「愛知の○○市と○○市(自宅)を間違ったんですよねぇ(笑)」

 「おい、アタマに東京都って書いてなかったか?」

 「いやぁ、書いてましたぁ、でも間違ったんですよねぇ」

 「んで、その荷物どこにあるんだ?」

 「一宮(愛知)です。」

 「荷主や俺に連絡もなしで丸一日放っておいたのか!?」

 「いやぁ、申し訳ないっすぅ」

 「んで、どうするんだ?」

 「あさって(日曜)届けますんで」

 「それがおたくの誠意ある対応ってやつなのか?」

 「いやぁ、でもどうしようもないんですよね・・」

 「じゃぁ、不可能ってことか?」

 しばらくの沈黙・・

 「じゃ、私明日休みなんで届けますわ」

 「ああいいよ」


 その荷物は土曜の車の引き取りに絶対必要な書類。

 「・・・どこに届ければいいですか?」

 「じゃあ、俺の自宅に8:00、もしくは古川駅(宮城県)で12:00に待ち合わせするか?」

 相手の凍りつく姿が目に浮かぶ。

 「・・・ちょっと上司と相談します・・・」

 結局、チャーター便であさ8:00までに届けることに決まったらしい。


 私が許せないのは、こっちの事情を説明したにもかかわらず、何とかして一番楽な方法、安い方法でコトを解決させようとした某急便の姿勢。担当者が「休日に自分で届ける」なんてのは、私から「そこまではしないでいいよ」という言葉を引き出そうとした一芝居であることは言葉尻で見え見えだったから。

 それを経営努力として末端社員に伝えているならクソ会社だ。

 会社としてできる最大限の努力のカードを最後まで隠したことが許せない。

 あきれたわ。





 昨日、「商標登録証」が送られてきました。

 ぱっと見、何か運動会でのチンケな賞状みたい。

 へぇ〜、これが「証」なんだぁ・・。


 と、いうわけで「自動車生活総合研究所」という名前、勝手に使わないでくださいね。

 ・・・使わねぇか(笑)


ドタバタ。

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 石油産業をめぐるドタバタ。

 やれ、高騰だ!!原油高だ!!バブルだ!!と騒いでいたのはほんの数か月前。

 私も結構ココで取り上げた。


 でも今、フタを開けてみりゃ大暴落。原油市場では最高値時の1/3くらいか。

 庶民にとってはガソリンがガクンと下がってひと安心。でもこれが通常だと思うんだけど。

 前にも触れたけど、ガソリン系は下がっても軽油や灯油は思ったほど下がらない。

 大体、レギュラーと軽油の差は10円弱くらいになった。一体何の思惑が働いているんだろう・・・・って一応言っておくが、バレバレだけど。

 大義名分はディーゼル車が相対的に減ってきたことによる需要減?環境保護のためガソリン車への転換を図る?

 SS間のガソリンでの過当競争による減収分を軽油で穴埋め?


 ほんの数か月前に爆騰した市場に右往左往し、元売りは卸価格の見直しサイクルを短縮したり、一斉に関連商品を値上げしたり、それに付随して全体の物価高を引き起こした。

 経済政策から言えば、これまでのデフレ傾向から一転、インフレターゲット見事成功!

 もちろん様々な分野で便乗値上げもあったことだろうからね。あぶく銭を掴んだ輩もたくさんいただろう。

 でも、そんな目論見もほんの数か月でおしまい。

 ガケを転がり落ちるがごとく消費意欲が一気に冷えた。

 麻生さんは「百年に一度の・・」とか「未曾有の・・」とかやたらマスコミと一緒になって不安心理を煽ってきたからなおさら。

 何か日本経済自体に「主体性」がない。

 元に戻ったんじゃん。株価が低迷しているだけでこんなになるものか?ただでさえ本来の企業の実力を反映していない株価だって言われているのに。

 それもこれも「見えない不安」から来ていると思う。

 非正規雇用を思いっきり規制緩和したのは誰だ?世界に名だたる大企業群、こと製造業を中心となって政治力を持ち、それを実現したんじゃなかったっけ?

 「はい、景気悪くなったからあなたたちクビね」

 それが結局自らの首を絞めることになったのだ。いや、自らだけじゃなく国自体をおかしくした。

 それを政治のせいにするか、国家制度自体のせいにするか、自分たちはのうのうと逃げるだけ。

 今回エネオス(新日石)とJOMO(新日鉱)が経営統合する、というニュースが出ていた。

 これはまさに「主体性無き企業群」の典型。

 ガソリンなんざぁ、結局自動車産業におんぶにだっこの製品。経営に先見性がなかったということだ。

 どんどん再編を進めて価格統制をしやすくするつもりか?それとも、敢えてEVにシフトさせない策略を取ってきた自動車産業と行政を恨むか?

 これは前進の統合じゃないね、後進するための統合だ。

 ちゃんと将来のことを考えているのなら電力会社との共存や資本提携(法改正が必要かもしれないが)、次世代エネルギー関連企業を模索するはずだろ。



 そんなことを考えるとサブプライム云々じゃなく、これは単に日本の「自動車バブル」がはじけただけだ。

 世界じゃない。日本でだ。

 ポルシェに代表されるように、魅力ある車を作っていれば欲しい人は何か月でも納車を待つのだ。

 それで本体をなるべく小さくしていれば、ちゃんと経営はついてくる。VWを買収できる力がつくくらいにだ。

 でも、日本の自動車産業は「数!数!数!」こればかり。

 アメリカのBIG3だって、中期スパンでは販売台数がベラボーに下がっていたわけじゃなかったらしい。やっぱり図体をでかくし過ぎたことと、それに伴って膨らんだ有利子負債と、これまでの景気変動による雇用調整時のコストがダメージを与えていたのだろう。

 そこでそれをきちんと検証していた日本の製造業群は、「非正規雇用」というツールを持つことに躍起になったというわけだ。

 期間契約、派遣、どれもこれも雇用主側都合で一方的にコスト負担なく辞めさせられる。契約的にも明確だし抜け道もない、そして合法だから訴訟リスクもない、さらに組合も機能していないし、加入すらできないところもあるという。

 いわばこれはお給料がもらえる奴隷制度なのだ。

 これを「国際競争力向上」という大義名分でごり押しした。



 その結果がこうだ。ぐちゃぐちゃだ。これまで叩きに叩かれて、ようやく非正規労働者の正規雇用を進めていた最中だったから余計に泡を食ったわけだ。



 前にも書いたが、どの産業、業界全てがピラミッドを形成している。その頂点に立つ企業がいくら保身しようとしても、裾野が削りとられていくと不安定になるのは当然。砂浜で遊ぶ「棒倒し」みたいにだ。

 だからこそ頂点に立つ企業は裾野から頂上まで全体を考えなければならないのだ。

 今、ぐらついている産業、業界は、そんな頂点に立つ企業群が、裾野を「消費者や国民」ではなく「自社系列」までしか考えていなかったところなのだろうな。

 だから自社グループの利しか考えない。そのための、そこまでの経営方策しか考えない。


 だから頂点に位置する企業は「国家レベル」で物事を考えないといけないと思うのだ。

 転落するのは早いよぉ〜。その前に謙虚にならないとね。


 某、元経団連のトップがマスコミに、そんなこと言ってたら広告宣伝費出さないぞ!、みたいなことをのたまったらしい。

 これぞ驕り以外の何物でもない。

 報道によればその重鎮の会社は1000億単位のお金をマスコミに費やしているらしいからまさに言論コントロールも可能だということだ。


 そうだよね、視聴率が取れそうな番組はみんな提供してるもの。こと、報道系の番組じゃその会社の持ち上げネタ以外は一切触れないもんな。

 そんな偏った報道を信じてあれやこれや庶民がしゃべったところで、それ自体が「客観」ではないことになる。

 こんな国がロシアのこととやかく言えないよな。

 大統領はガスプロムのトップだから保守的に・・・

 ガスプロム関連企業に有利な政策が・・・・

 ロシアとの共同開発の条件が変えられた・・・

 同レベルかもね。





 新車販売3割減。いろいろな人と話すんだけど、これを打開するにはもう純粋な格安EVを発売するしかないと思う。

 そうすることによってEV派とガソリン車派を作り、消費を盛り上げてくしかない。

 まだ出し惜しみます?




先生。

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 今日はぴちぴちスケジュール。

 品川行って野田行ってそこから六本木ヒルズへ。

 特許関係の打ち合わせにヒルズ。でも10分遅刻してしまった・・。

 私の担当だったイケメン先生が留学してしまったので、引き継いでもらった先生とは今日が初対面。にもかかわらず遅刻。ほんとすみません。

 んで聞くと・・・

 ・・・31歳だと。

 そんな若いのに弁理士資格持てるなんて一体どんなアタマの構造してるんだろ。(先生、失礼!)




 次元の違う人、次元の違う地域(ヒルズ)、ほんと別世界だわぁ。

 世の中、やっぱ勉強した人が強いのね。でも私は「それだけじゃない!」と信じてる。というかそう信じていないとやってられん!

 前の先生なんて某いちばん国立大卒、もちろん院まで。そして某省庁、そこ行きながらまた某かんさいいちばん国立大の大学院卒、んで今回アメリカの某大学に留学ときたもんだもの・・・。

 私が今までに見たこれくらいの「天才」はみんな人間的にバカ。でもこの先生と会って、「あ〜、ほんとにすごい人っているんだなぁ」と思った。やっぱ東京ってすげぇ・・すげぇ人が集まるんだ、ってね。

 まあ刺激にはなるが、私はどう転んでもあんなふうにはなれないから素直にそう思えるんだな。



 今度の先生もただものじゃない。でもやっぱりまだ不慣れなのかな、そんな感じの初々しいセンセだった。一緒にがんばりましょね!

 同席していただいたもう一人の先生はベテラン。こんな無知丸出しの私にも丁寧にちゃんとわかりやすい説明と、方向性を示してくれた。


 どうか何卒見放さないでお付き合いくださいませ・・。



 つうか、こんな面子がうじゃうじゃ揃っているあの事務所は一体なんだ!?

 紹介してくれた人には感謝だけど、あまりにも何もかも私と次元が違うのでちょっと戸惑ってます。

 何はともあれ、上手くいくといいんだけどな・・。




 先生と言えば、先日仕事で大阪に行ったとき、橋下府知事の弁護士事務所を発見!

 おお〜!

 確か、橋下総合法律事務所?だったけな?

 ちゃんと書いてましたわ。なんか感動。すっかりおのぼりさんだ。




 これで最近2度大阪に行ったけど、昔来た時とイメージが違うことに気づく。

 駅のホームもちゃんとみんな並んでるじゃん。

 若い女の子の大阪弁、なんかいいねぇ!

 御堂筋は渋滞してるけどクラクションはあまり聞こえない。


 前はイメージだけでかなり引いて見てたからなぁ。

 でも街なかで歩きたばこしてる人、ポイ捨てしてる人の数は東京の比じゃなかった(笑)

 大阪、案外いいところかもしれない。と思った・・。




 今週は末にちょいとした地方連チャンがある。そして忘年会も予定されている。

 体調は戻ったからバシバシいくぞ〜。




また合掌。

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 樋口宗孝さん死去。

 私は洋モノHR/HM専門だったが、時代が時代なだけに当然ラウドネスやアースシェイカーも聞いてた。

 スーパーテクを持ち、ドラマーとして崇拝される立場にあった樋口さんもやっぱり人間だったのだな、と思うと同時に自分も歳を取ったのだと思わされる。

 いずれにしても、自分の若き日のアイテムが一つ一つ減っていくのはさびしい限りだ。

 こうして伝説となり、時代という言葉に流されていくのだろう・・・

 合掌。



 yahoo!のニュースを見ていたら、「公団家賃値上げに反対運動」というニュースがあった。URの採算もあり苦慮・・みたいな。

 そういえば、隣町のひばりが丘団地がバシバシ建替えられているっけ。

 そこに「住民無視の家賃値上げ反対!!」ってのぼりがたくさん上がってた。

 これまでは正直、ボロ団地。一部地域がスラム化(建替え転居のせい?)していたといわざるを得ない感じだったが、今、高層の立派な建物に次々と生まれ変わっている。

 そもそも公団住宅と公営住宅って違うんだよな。

 公団はいつの間にかURとして独法化されて、収益性も考えなきゃならないようになっていた。

 でもURの魅力ったら、よくよく考えると「保証人と礼金が要らない」くらい。家賃を見れば決して民間より安いとは言えないし、駐車場もないところがあるし。そして戸建ての宅地開発も決して魅力ある条件だとは言えない。


 組織が衣替えして、ばしばし建替えすればするほどお金がかかる。それを成り立たせるために短絡的に賃料値上げとなるのだろうが、何らかの新しい魅力がないとダメだろう。つまり「建物が新しい」だけじゃだめなのだ。

 利便性が良いと家賃は民間と同レベル。しかし多くは利便性のあまり良くないところが多いから安く見える。

 これって利点は「保証人いらず」だけってことか?



 古くなったと言えども昔から住んでいる人がいる。そんな人たちはみな高齢者だ。そんな人たちに「新しくなったんだから値上げは当然」なんて向かうなら、URはコンプライアンス的にどうなの?と思ってしまう。

 そりゃ職員さんはそれなりのお給料もらっているだろうから実感はないだろう。

 簡単に「支払きついなら安いところへ引越せば?」というだろう。

 本来、それの受け皿が「公営住宅」だったのだが、こと東京は都営住宅が相対的に少ないし、その役割を旧公団が担っていた側面がある。

 つまり現役世代だった頃にはそんなに関係なかったのだが、現在、弱者となったひとにとってはセーフティネットの一つ、と「混同」させられていたわけだ。

 「古いから賃料安い→公団だから安い」

 とね。


 どうだろう、旧住民には旧賃料で住んでもらってもいいんじゃないだろうか?それを「不公平だ!」と憤る人はどのくらいいるだろう。

 新しい住民だって、安心して長く暮らせる「実例」があったほうが魅力になるんじゃないだろうか。建物の償却が終われば周辺賃料なども考慮して家賃の値下げもできるだろうし。

 多分、東京都は財政難を理由に都営住宅は増やさないだろう。あんな立派な庁舎を作ったり訳のわからない開発やオリンピックにはお金を使うけどね。

 喧々諤々やっても、URには最終的にその役割も担わざるを得なくなるだろうから。



 ま、貧乏人は遠くへ行け。という市場経済の原理。

 都内にはそれなりの収入がある人だけが住むことができ、家賃が払えない人は住む「資格」がない。

 それを是とするか格差、差別の助長ととるか。昔習ったドーナツ化現象だ。


 コミュニティ的に考えれば、いろいろな年齢層、収入層が入り乱れていた方が住みやすいのよ、ほんと。

 こと、子育てや教育でいえば「同類」で固めるより「入り乱れ」の方が絶対に良い。

 地域の治安だってそう。入り乱れさせて互いに意識させることによる抑止効果は絶対にある。

 良い同類を集めると妬みが生れ内輪もめ、最後にはいつも誰かを排除していないと気が済まなくなる。悪い同類を集めると悪いことに罪悪感や羞恥心がなくなる。

 「年上がえらい。年上を敬う」という基本も、入り乱れてこそ覚えられる。



 と思うのだがね。


 田舎で良いことが都会で実現できたらいいのにな。




 URには建物づくりじゃなく「街作り」をしてほしい。


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