晴れ女のワタシにも、いよいよ雨のシーズンとなりました。
まぁ、、だいたい8月過ぎると一気に雨女になってしまうんだな。

そろそろ標高の高い場所は、草紅葉でもはじまってないだろうか?
天気が安定しないので、本日は八木沢道からアヤメ平へ行ってみた。

タムラソウ

タムラソウ

アザミに似ているけど、葉っぱの形がまるで違う。

ウメバチソウ

ウメバチソウ

どんよりした空の元・・・白い花はきれいに見える。

幼虫

幼虫たちが食事中

緑に黒の幼虫と、わかりにくいけど白地に黒の幼虫もいます。

アケボノソウ


アケボノソウ

この黒い点々が嫌いという人もいるけど、なんとも不思議な模様だよね。

ここまでは、湿原に咲いてる花たち。

八木沢新道

八木沢道は、見晴のテント場の奥から入ります。
テント場にはわりと人がいたけど、一歩山道入ると、そりゃも〜人の気配がゼロである。

ひとりで歩きたい人には最適なコースかもしれない。

特筆して咲いてる花もないし、だからと言って、紅葉も始まってない。

森の中をただひたすら歩く。
最初は緩やかで平坦な道。沢沿いを緩く歩いて行く感じ。
途中から、徐々に急な道となって行く。とは言え、ガレ場とかではないので安心。
時々、獣の臭いがするくらいかな。

十二曲りという標識を見たら、そろそろ急な登りも終わりだよ。
一度、林道に出て右に曲がって行く。
富士見峠の公衆トイレを借りて、一休み。
テントをかついだ人が数名・・・。へーここからも入山するんだ。

一休みして、アヤメ平まで行ってみることにする。
草紅葉の偵察だ。

どんより

遠くに見える山には不穏な雲がかかる。

もーーーーいつ雨が降ってもおかしくない天気なのだ。

ちょっとだけ

アヤメ平手前の湿原。

んんん、、、ほんのり赤みを帯びているのは・・・枯れてる?

アヤメ平

池塘の淵が少し赤くなっているけど、、どうにも精彩に欠ける。

綿毛

ミヤマアキノキリンソウもすっかり花が終わって、綿毛を纏っている。

草紅葉?

うっすら赤い程度。
キンコウカの紅葉は・・・あんまり期待できなさそうな感じ。
すっかり色が抜けて、茶色く枯れてるものが多かった気がします。

少し冷たい風に佇んでいるとポツリポツリと雨が降りだした。
風がないのをいいことに、傘を差して下山する。

下りは長沢道。
塗れた木道は、やたらと滑るので小股で歩く。

にょきにょき


こんなキノコがあちこちににょきにょき。

食えるんだっけ? ちなみに、尾瀬のきのこは採取不可ですよ。

途中、木道工事のおじさんたちが作業をしていた。
いやいや、、ご苦労さまです。
こういう人たちの苦労があって、安心して歩けるってもんですよ。

本降りになる前に、木道の下りは終了。

ただ、、気になる看板があった。

「この付近に蜂の巣があります。通行にご注意下さい」というものだ。

つい10日ほど前に下瞼を蜂に刺された私としては、「どこに蜂の巣なんだ!」と
かなりビビりながらの通行となった。

ちなみに、私はメガネをかけています。
ぶーーーんと飛んできたハチ(たぶんクロスズメバチ)が偶然にも私の眼鏡の隙間に入り、
攻撃されたと思って刺したのではないかとのこと。
生まれて初めての体験で、初めての痛み、、しかも目の下って・・・(ー_ー)!!
あまりの痛さに「びえ〜〜〜〜ん(泣)」と人目もはばからず?(ちょうど誰にもすれ違わず)
ビービー泣いて小屋に戻りました。
その日の午後からの仕事はなし。 アイシングして安静に。。
腫れと痛みは数日で消えましたが、参りましたよ。

私のどんくさい話はさておき、、
尾瀬の秋と言えば、これなんですが・・・

ヤマドリゼンマイ

ヤマドリゼンマイ

なんと、、早くも枯れて茶色くなってる!!
今年もダメかという声が聞かれてます。

ハンゴンソウ

ハンゴンソウ

お盆を過ぎたら、元気がなくなった。

今年の尾瀬の紅葉は? とっても気になるところだけど・・・
台風一過で寒暖差がつけば、樹木の紅葉がきれいになるのかな〜。。

端境期の今は、お客さんも少なくてわりとのんびりできますよ。
ただ、夏の雨と違って体を濡らせば寒く感じる風が吹いてます。
雨具、足回りはしっかりとしたもので楽しんでください。