オヤマ沢田代の分岐からいざ笠ヶ岳へ。

この先は木道はなくなり、前半は泥濘と倒木の道が続く。
木道しか歩いてない人には「荒れてる!」というイメージかもしれないが、
このほうが登山道として普通なのではないかと思ってしまう。
燧ケ岳の見晴新道じゃないけど、泥濘は泥濘で楽しまなくっちゃ!

と、軽く強がり。(笑)

針葉樹の森はあまり日が当たらないのでなかなか地面が乾かない。
仕方ないよね。
泥濘を避けて通れば通るほど登山道は広がり、道は荒れてくる。
靴の汚れは落とせばいいだけなんだから・・・と思ってしまう。

樹林帯を抜けて目指す笠ヶ岳が・・・

笠ヶ岳 遠!

おほほ〜〜〜笠の形をしてますね〜。

それにしても遠いわ〜〜〜^_^;

樹林帯を抜けるとお日様が燦々と照りつける中を歩くことになる。
ううううう、、日陰が欲しい!!って言いたくなるよ。

小さなアップダウンを繰り返し、だいぶ近づいたかな?

まだ遠い

笹っ原に出てもなお遠い。

笠ヶ岳の後ろの雲・・・いらないから! お願い! 近づかないで!

小笠

10時44分 小笠に到着。

刈分け道みたいなところを上がって行くと小笠の山頂である。

本峰

小笠から笠ヶ岳本峰を見る。

おお〜〜〜〜!! もうすぐ行くぜ!

至仏山

振り返って至仏山・・おっと!山頂が雲に覆われてますね。^_^;

小至仏山からの稜線をたどり笠ヶ岳への尾根の分岐がはっきりわかる。

いやはや、、けっこうな距離だわ。

撮影だけして再び本道に戻る。

ニッコウキスゲと至仏山

笠ヶ岳本峰へは見えていた稜線を辿るのではなく裾野を大きくトラバースして
ちょうど真ん中あたりからガレガレの急登を登って行く。

このトラバース区間がちょっとした花畑になっている。
咲いてる花は至仏山とほとんど違いがない。

尾瀬ヶ原ではすでに終わってしまったニッコウキスゲがまだ咲いている。

片藤沼

左手には片藤沼が見えてきた。

先輩たちの話によるとなかなかいい感じらしい。
帰りに寄ってみよう!

ミネウスユキソウ

ミネウスユキソウ   まだ咲き始めですね〜。

カンチコウゾリナ

カンチコウゾリナ・・・かな?

キンロバイ

いよいよ笠ヶ岳への登り。

分岐にはキンロバイがもさっと咲いていた。

どんな斜面かお見せしたかったのですが、、写真撮り忘れました。(ーー;)
足元はボロボロの岩場なんです。歩くの下手な人の後ろは絶対歩きたくない感じ。
落石注意の急登です。

お目当ての花はどうじゃ〜〜〜??
3年前の記憶を頼りに探してみるが、、すでに終わってる??

これは!!

なんとか見つけた一輪!すでに他は実をつけてるのかな。

う〜〜んかわいい!  名前はミヤマムラサキ   

北海道にはエゾルリムラサキという変種が咲いている。
ミヤマムラサキは基本種で、北海道と本州の中部地方に隔離分布している。
尾瀬では笠ヶ岳にのみ生育している花なのだ。

こんな貴重な花を見逃すはずがないじゃあーりませんか!

一輪でも見れて気分を良くして山頂へ。

11時27分  笠ヶ岳 山頂!   2057.5メートル。

笠ヶ岳山頂

大気が不安定そうな雲が周りを覆っているけどおおむね展望は良好。

笠ヶ岳より至仏山&燧ケ岳

さっき登ったばかりの至仏山。 その右奥には燧ケ岳が見える。

なんと贅沢な展望でしょう。 がんばった甲斐がありました。

三個目のおにぎりをほおばる。
自分で作っておいてなんなんだけど、、三個目ともなるとさほど美味しくないわ〜〜〜。(>_<)
塩気が足りない!汗で出て行った塩分の補給にならんわ。

とは言え、ようやくコーヒーを飲むことに。。
いつもは高天ヶ原とかで飲むのだけど、本日は笠ヶ岳の山頂で飲みたかったのだ。

来てヨカッタ・・・。ほんとうにそう思った。

もう一回くらい来れるかなぁ?

30分ほど休憩して下山開始。  小屋まで長いからね。
しかーーーーも! 遠くの方でゴロゴロと雷が鳴っているのだ。
ここしばらく、午後になると雷が鳴って大雨になっている。 
雨は勘弁だなぁ〜〜。

ズルズルの下りは、登り以上に要注意。

エゾリンドウ

オヤマリンドウですかね。

後の白いのはホソバコゴメグサです。

ガレガレを下ってふっと左手を見ると・・おやおや??
導かれるように岩を乗り越えて見に行きました。

ミヤマムラサキ

ミヤマムラサキが咲いてるじゃありませんか!
こんな危なっかしいところに咲いてるんじゃないよぉ〜〜。
高山植物ってつくづく健気だよね。

こちらはまだ蕾のものもありました。

タカネトウチソウ

近くにはタカネトウチソウも・・・  至仏山だとパラパラだけど、笠ヶ岳ではちょっとだけまとまって咲いていた。

12時5分 分岐まで戻ってきた。

さて片藤沼まで足を伸ばそう。みなかみ方向へ下りる登山道を歩いて行く。
10分ほど下るとその沼が見えて来る。

片藤沼

静寂の方藤沼。 左手に至仏山・・・雲がなければ燧ケ岳が見える??
肉眼ではちらっと見えたのですが、写真には無理でした。

なんの変哲もない沼だけど、この静寂がいいね。

山頂に先着していたおじさんも来ていたようで、顔を合わせて笑ってしまった。
お互いに心の中では 「コイツ、、、この沼をわざわざ見に来るなんて物好きな・・・」という思いだ。(笑)

下ったら登る。 あたり前なんだけど、いいかげん疲れが足にきてこの10分ほぼの登りがキツカッタ。

12時27分 再び分岐。

さてさてゴロゴロと雷鳴が鳴り響く。さっさと帰ろう。

白いトキソウ

トキソウ 湿原にも咲いてるけどシロバナか?

タテヤマリンドウ

タテヤマリンドウ

湿原じゃない場所にはフデリンドウも咲いてるらしいのだけど、違う12ね。

アザミとキリン

12時55分 小笠の下まで戻ってきました。

キンコウカとジョウシュウオニアザミの紫色が秋を感じさせるね〜。

ホソバノキソチドリ

ホソバノキソチドリ  今年はラン科の花がたくさん咲きました。

ツルリンドウ
 

ツルリンドウの花も咲いてます。  うすーーーーい紫色でした。

アカモノの実

なんともかわいいアカモノの実。  実も花みたいだ。

ミヤマホツツジ

ミヤマホツツジ   ピンクと白のコラボレーション。

エゾシオガマ

このコースに一か所だけあるロープ場に咲いていたエゾシオガマ。

後のとんがりはさっき登った笠ヶ岳だよ。

せり科だね

せり科の花   ミヤマセンキュウとかかな?

14時 ちょうど オヤマ沢田代の分岐に戻ってきました。 

オヤマ沢田代から至仏山

振り返ると小至仏山。  へ〜〜見えるんだ。

あとは鳩待まで下るだけ。

オヤマボクチ


とは言え、、気になる花があると立ち止まってしまう。

アザミの出来損ないみたいだけど、葉っぱが違う。
オヤマボクチ   オ山の僕んちみたいな?

ミヤマトウバナ

ミヤマトウバナ かな?   あまりにも花が小さくて気にする人が少ないんだよね〜。

シソ科の花の特徴は、茎が四角いこと。

アリドオシラン

足元に小さく白い花  アリドオシラン

這うように群落してるからわりと目に入るんだけど、みんな気にしないよね。

15時2分 鳩待峠に到着。 2分オーバーしてしまった!

鳩待峠への下りは、途中にあと何キロみたいな標識があるので自分なりに
何分くらいに着くな〜とか予測をしたり、何時までに着こうとか考えるとつまんない下りも気合が入るよ。(笑)

売店でコーラを買って一気飲み!  いやぁ〜〜下山後のコーラってなんて美味しいんでしょう。
おまけに売店のおばちゃんたちにお昼ご飯までごちそうになってしまった。^_^;

40分ほどまったり休んで出発。休んでる間に雨が降っていたが、出るころには上がっていた。

オタカラコウ

オタカラコウ   

マルバタケブキに似るけど、花の付き方が違う。 縦に並んで咲いてるよ。

ノッポロガンクビ

ノッポロガンクビ

これまた地味な花だよね〜。 ノッポロは札幌近郊の野幌という地名からきてる。

小一時間で山の鼻。

尾瀬ヶ原ではパラパラと雨が降りだした。  背中からゴロゴロと雷鳴が聞こえてくる。
雨は降るもののカッパを着るのも面倒で、むしろ汗で濡れた体に気持ち良かった。

日暮れと燧ケ岳

暮れなずむ尾瀬ヶ原。 燧ケ岳が「お疲れさん」と言ってくれてるようでうれしかった。

とは言え、あと1時間! スマホで音楽を聞きながら誰も居ない尾瀬ヶ原を歩く。

贅沢である。 小屋従業員のささやかな贅沢だ。

17時40分  心地よい疲労感に包まれて小屋に戻った。

総行動時間 13時間7分   休憩1時間26分