2007年、アイマスMAD界はこれといった大きな騒動事無く、明日終わっても仕方が無い時代を突き抜けていった。まあ、あえていうなら「ツンデレカルタ騒動」というものがあった。

 2007年11月24日、有限会社DEARSという同人サークルの延長線みたいな会社があったのだが、その会社が「ツンデレカルタ」という商品を発売すると公式サイトに書いた。この商品はカルタなのだが、文字札の文章を【す】なら「好きでこんな格好してるわけじゃないんだからね…あんたの前だけよ…もうバカァ…」のようにアニオタが好む文にし、さらにそれを釘宮理恵に読ませたCDを付属するというものであった。
 さて、この「ツンデレカルタ」にはアイマスMADを制作しニコニコ動画にアップしている者(アイマスMADP)が協力者として多数参加していた。そもそも企画の中心者がゆめみPとしょうじPだった。
【スタッフ】
CV : 釘宮 理恵
企画 : ゆめみP
表紙 : まっつ(まじ☆ぐら)
進行管理 : 大薮 昇
進行管理補佐 : しょうじ
読み札協力 : ニセP ZOZP kakaoP 加倫P 豊本・葉咲P 京都P 江頭P ぴぴるP 井川KP
ブックレット : ADWINS
販売元 : DEARS
 また、絵札のイラストを描いた人の中にもアイマスMADPがいた(ありすえP)。
 これがまずアイマスMADに関する2chのスレ、即ち「ニコニコアイドルマスター本スレ」と「議論隔離スレ」で議論になった。その後、Pや見る専(アイマスMADを自分では作らず見るだけの人)がブログで記事を書いていった。ポイントは大きく2点。
 ・著作権的に黒であるMAD動画の制作者が、P名をそのまま使って表の世界に出てくる事の是非
 ・そのまま表の世界に出てくる事によって、著作権的に黒な事が黙認される事で成り立っているアイマスMADの世界が壊れる可能性(黙認されなくなり、動画が削除されていく事に繋がる可能性)

 下記はこの騒動に関するブログの記事。


★2007年11月25日-------------------------------------------------

■春香の脇を舐めたい (哀川翔P)
('A`)・・・マジかよ。
ニコニコにMADを作ってうpしてる奴ら(当然俺含む)がMADに対して、黒に限りなく近いグレーモノって
意識をあまり持たずに作ってたのは知ってたがここまで酷いとは思わなかった。

たぶん「ニコからMAD系見始めたよっ!」
って人からするとそこまで問題があるように見えないと思う。
でも、MADがサイトに偽装ファイルや分割ファイルって形で置かれて
更に幾十ものパスがかけられて配布されてたって時代を知ってる人にとってはこの流れはどう見えるんだろう。


常識的な見地から見れば、無断でたくさんの著作物を自分の好き勝手に改変して
その上それをネット上にばら撒いてる人ってのは、どう贔屓目に見ても褒められる奴らじゃない。その上blogとかで、自分の作ったMADについて語ってる奴なんて頭に何か沸いてるって言われても仕方ないと思う。


ただ、そんな糞共も自分たちのコミュニティの中に隔離されて活動してることで許されてたってか、黙認されてたんじゃねーの?


それなのにこうやって

「ニコでMADやってた俺たちがつくりました!」

って言わんばかりに、P名列挙して企業から商品発売するってのはいかんでしょ。

自分でこういうこと言いたくなかったが、MAD作者ってアル意味じゃ犯罪者予備軍って言ってもいいくらいなんだぜ?



今回の件でニコマスやアイマスが下火になるのは、俺にとっちゃ好ましいことじゃないけど
こんな風な流れが続いていっちゃうなら、下火になったほうが良いかなとも思えてしまう今日この頃。

この後問題がどんな風に推移するかわからんけども、注意深く見守っていきたいと思う。

■埋もれ上手 (ATollP)
今回の件、神藝工房の事を知っていて、MAD氷河期を体験した身としては哀川翔Pに同意。
MADを「やってた」ならニコマスで技術を認められて、表舞台に出る人が現れてもおかしくはない。問題は「やってる」人がそのまま表舞台に出てくる事。MADから手を引き、少なくとも自分のIDで上げたものは削除するのが最低限の「刑」だと考えています。

でもまぁニコニコ自体、昔からするとかなりあり得ないような場所ですし、自分のような考えは古いのかもしれません。ニコニコですら権利者に対して目立ち過ぎるという事で、参入しない(というよりも嫌っている)MAD制作者さんもいますし。AnimeMusicVideo.orgを拠点としてた自分はそんな抵抗は感じずに済みましたが。

■敷居の先住民 (見る専)
アイマスMAD好きのバランス感覚ってやっぱ基本的に保守的なんだよなあとしみじみと思ってしまった。
いや、アイマスMADに限らずMADというものは本来そういうものではあるんだけど……でもそれってニコニコ以前の感覚なんだよなあ。ニコニコのアイマス界隈って、ニコニコ以降の新しい感覚と以前からのMADのファンが融合している感じなので、このような齟齬が発生するのかなあという気もします。
僕の立場としては、この企画を批判するつもりはありません。金儲けに対する拒否反応ややっかみでどうこう言ってる人は正直どうでもいい。でも、こっそりとでもいいから楽しみたいんだ! 頼むからこの「場」を壊さないでくれ! というところから出発している批判は無視できない。その気持ちはよーくわかる。でも……このまま「こっそりと」発展し続けることを望むのはどだい無理なことだ、とも思う。
今は「ネットの片隅で偽装かけてひっそりやってた時代ならまだしも、ニュースにも何度も取り上げられるようなサイトで一極集中してやってる」時代なんです。
確かに、慎重になるべきことです。いまのらくえんのようなニコニコ動画という場を壊したくない気持ちもわかります。でも、考えてみてください。いまのニコニコのMADって、アングラですか? もうそうじゃないでしょう?
ニコニコのMADって分割したり偽装したりしてこっそりとやってますか? 消されない限り、堂々と公開し続けてるじゃないですか。アイマスのP名は2chのスレや小さなMAD界隈で囁かれているようなものですか? MAD系じゃないブログでも普通に言及されていますよね。ニコニコのMADを見てる人に、ニコニコ以前に「MAD」という単語を知ってた人がどれくらいいるかといえば、きっと半分にも満たないことでしょう。
ことここに至っては、もはや以前の常識なんて通用しないんじゃないかな。
いくら抵抗したって時計の針は戻らない。どう見てもMAD作者仕様なL4Uの発表、ニコニコ映画祭の審査員にわかむらPの起用、そして今回の件。これらはたぶんはじまりにしかすぎません。これからどんどんアイマスMADとその作者は表に出て行くでしょう。きっとそれを止めることなんてできない。
今日の日記の内容は「MAD作者は表舞台に出るべきではない」という作者さんの意志を否定するものではありません。反論するような形式になってしまいましたが、哀川翔PやATollPの感覚はむしろとってもまっとうなものだと思います。ただ、その方向で一枚岩になるにはもはやアイマスMADは裾野が広がりすぎたんですよね。そして、ニコニコという場も以前のサイトで細々と公開されてたものとは全く違う。
きっとこれから先、次々と前例のない出来事が起こっていくと思う。それはまっとうな感覚で見れば間違っていることに見えるかもしれない。でも、「前例が無い」のだから、それが一概に間違っているとは判断できないんじゃないかと思うんです。今のアイマスMADのような「場」が成立すること自体、以前ならけして許されなかったことなんだから。

■はじめてのC お試し版 (見る専)
むしろ、ここで企画を潰すことこそ、2chに代表される古き日本的な規制指向(「和」を乱さないために、とりあえず何でも規制する)のアイマスMADへの導入であり、それはつまりアイマスMADという本質的に拡張的な文化自体に対する死刑宣告だと。なぜなら究極的には「アイマスMADは著作権的に黒だ。バンナムが認めない限り製作は自重すべきだ」という話であって、しかもバンナムにはこれを認めることは出来ないからです。

ある意味2chは、(巷の評価に反して)実に日本的なBBSです。スレ立て一つで周囲の機嫌伺いが必要であり、強硬な意見を吐きつける投稿がナアナアのうちに主導権を握る。そしてその意見自体の正当性についての議論は行われない。「和」という実体不明なものを守るために行動の統一が求められますが、その「和」を要求する意見の主体自体が極めて理不尽で乱暴であることが非常に多い。日本社会で毎日起こってることですが。

■おっホイ。 (当時は見る専)
恐らく、今回参加するPさん達は、その覚悟を持ってやっていらっしゃることでしょう。今まで参加Pさん達の意思表示が無いことを問題視している方もいらっしゃるようですが、”まだあわてる時間じゃない”(AA略)です。

今回の一件に参加するPさん達は、何でそうするのか。製作会社は、何でPさんの名前を出したのか。まずスタンスが出てからでも遅くは無いでしょうし、こちらは流れを見守るのがスジでしょう。(個人的には、全く権利関係に問題が無い時点で、そのスタンスの表明も不要だとは思います。サービス精神で表明が出ることはあるかもしれませんね。)
今の幸せな状況を、軽率な動きで破壊するな!という叫びは、作る立場になれば当然の事かも。ただ、個人的には「現状のままで居られる」事は、今回の件が無くとも、いつか発生することではないかなと思います。(もちろん、これは批判ではありません)作る立場に立った方は、この議論に対する意思表示と、意見を言う権利があると思います。おっさんはただただ、生産性の無いPさん達の戦いに発展しないことを切に願うばかりです。
せっかく育った世界が、広がるのか潰れるのか。潰れないためにはどうするべきなのか。少なくとも、参加Pの悪口を延々と書き込んだり、間違った思い込みで動いたり、楽しい動画に変なコメを入れたりするのはおかしいでしょう?

週マス批判があっても、ちんこうP批判があっても、ちゃんとその線引きを守って、動画に批判コメントやタグを入れる事を遠慮して、この世界を盛り上げてきた皆さんじゃないですか。

議論する場所、意見を表明する場所を踏まえ、「俺はこう思う」「いや昔はこうだった」「今はこうすべきなんじゃないか」と話をするだけに留めておくのが、今の段階での正しい姿勢だと思います。

■花見川の日記 (見る専)
MAD製作を奨励しているわけではないが、「動画作成者の名前が売れることで、元のMADがどんどん削除されるんじゃないか」という予測は杞憂なんじゃないのか、と。

■全てが台無し―雑記帳― (西岡P)
個人的には「別にいいんじゃない?」ぐらいの感覚。嫌な人は買わなければいいだけだし、ニコマスファン以外P名なんて知らないだろうからそれほどP名による宣伝効果は無いと思うし。そもそもなー、ニコニコに来てる時点で視聴者も犯罪予備軍としてはPと大して立ち位置変わらないと思うんだけどね。「オレは見ていただけだから悪くない!悪いのはうpした奴だ!」的な発想から来てるのかなコレ?最初から「ニコニコなんて違法な物オレは見ない!」っていう人ならこの行為を批判する道理は適っていると思うんだけど視聴者としての恩恵だけ受けといて動画の作者が商業行為した途端批判するようなのは納得しがたいなぁ。コメント欄でも書かれていたけど同人で2次創作やっていた人が商業漫画描いたら犯罪者扱いするか?って言われたら普通しないよねぇ。
感情論として「P名出して欲しくないなぁ」程度なら分かるんだけど嫌儲的な猛反発はちゃんと自分の立ち位置把握して発言してるんだろうか?これが批判されるんだったら、P名出したブログでアフィリエイトしてる自分も責められるべきだし、著作権違反の品を売っている「とらのあな」も責められべきだし、今回参加していないP達も動画を投稿する事によってニワンゴや広告を出している企業の商業行為に加担しているのだから責められるべきだし、ニコニコを褒めるIT関連のコラムニストも責められるべきだし、なんかもう「八方三両損」って感じになるんですけど。
あと、P名隠して後でばれたらそれはそれで批判逃れの為に隠していたって取られそうな気もするんだよねー。純粋なアイマスアンチにとっては叩ければ材料何でもいいだろうし。波風立てることを警戒するならP名は伏せた方が良かったと思うけど著作権意識の見直しの為にこれぐらいの波風は立った方が正解かもしれないな。いいかげん俺もお前も五十歩百歩の位置に居る事を自覚しろと。

■ゆさ専用 (ゆさP)
俺はMADについては口が裂けても自分の「作品」と言ったことはありません。
製作物とかそんな言い方に留めて来たはずです。
つまりは借り物の素材をつぎはぎして自分の作品等とは
おこがましい、と考えているわけです。
表現者を志す人間として野望がないわけではありません。
でもその時は名義を変えます。
なんでか?
逆に聞きたいよ
な ん で わ ざ わ ざ
『商業』で犯罪者予備軍の創作物です、なんてことを周知するわけ。
割りにあわねーつまんねぇ事になったな、て思ってるでしょ本人達。
同人なら多分俺はゲラゲラ笑って終わったよ。相変わらず仲いーねー。
バカやってんなーwて。

批判も肯定もしないけど(肯定してるように見える人はいないだろうがね)
ただでさえグレーゾーン(権利者に指摘されれば確実にアウト)な存在が
名前もそのまま表舞台に出る。そのリスクを負うのは本人なんだわ。
765がアイマスMADを訴えない限り何の問題もないですし別問題です。
ただ表立ってこういうことが行われることによって黙認されていたグレーゾーンの
バランスを崩しうることだ、ということを問題視しています俺は。
こんなことでバランスは崩れないと思うし
多くの無記名の批判はやっかみも含まれていると思います。
しかし現に非があろうとなかろうと騒ぎになることを見越せませんか?
いい大人が誰も指摘しませんか?それともそれが目的だと思っていいですか?
本人達が責任ある仕事として請け負ったのには何の非もありません。
ただそこは、アイマスMADとは切り離して考え、行動して欲しかった。

■ガッシューコク (Die棟梁P)
書くかどうか
すごい迷ったんですが、これだけ。

「著作権を主張できる販売コンテンツに、リアルタイムで著作権を侵害している名義を使う」のってどうかと思います。

自分が言うことじゃないんだけど。

■HARU☆閣下の政見放送 (ありすえP)
・イラストの依頼は、ブログのほうから
 ブログの管理人宛で受けました。(管理人名=ありすえP)
・オリジナルの女の子を描いてもらいたいということで、
 イラストを1枚寄稿しています。

管理人名としてだけではなく別のものにも使っている名前
(ぶっちゃけていえばMADを作っているP名)で依頼を受けることへの是非自体は
「今の自分が」声高に語っても説得力がないと思うので
むしろそこが知りたいという人も多いだろうけど
ちょっとパスさせてもらいたいです。

★2007年11月26日-------------------------------------------------

■春香の脇を舐めたい (哀川翔P)
>>敷居の先住民
ここで言われてるように、今のMAD事情を論じるために昔のMAD事情を持ってくるのはおかしい
って意見はなんとなくわからなくもない。

事実ニコニコのMADは分割なんてされずに公開されてて数も物凄く多い。
それに、俺みたいに頭の沸いた作者がblogなんか持って堂々と宣伝まがいのことをしてたりする。
んでアイマスにいたっては権利者側も黙認って態度をとってるって現状もある。


でもだからと言ってそれがアングラじゃないってことにはならないと思うんだよね。
法律的にどうこうって細かい話は専門的な知識がないので言及しないけども
著作物を無断利用してるってことは明らかなんだし、権利者も黙認以上の姿勢はとってないし。

コメントにもあったけど、この認識の違いみたいなのがネット世代の差なのかねぇ?


まぁ作者が合法的にMAD作れて、そのMADで企業が利益を得られるようなwin-winの関係が
"仮"に築けるなら話は変わってくると思うんだけど、企業側からのアプローチがなきゃありえない話だし。

少なくとも作者自身は自重すべきだと俺は思うよ、色んな意味でね。

■タクヲ日誌 (当時は見る専)
 私が最も気になり、懸念している部分は「P名」を販促目的で使ってしまったところ。
 どこかに根拠が書かれているわけではありませんが、スタッフをP名義にしたのは、P名の方が通りがいいという理由の販促目的以外にはありえないでしょう。
 ちなみに私がP名をアイマスMAD以外に使うのはいただけないと感じている一番のわけは、アイマスMADが今現在ニコニコ動画によって庇護されているような存在だから、という点に尽きます。
 著作権利者側の動き、ドワンゴの対応次第で、今度アイマスMADがニコニコから一掃されてしまう事態もごく普通に想定できるということを私たちは忘れてはならないと思います。

 ただ同時に今はまだ誰かを批判できる段階ではない、ということもここで強調しておきます。なぜなら、P名を出す方針を誰がどんなかたちで決めたのか未だ明らかになっていないから。
 この点に関して、誰々はP名を出すのを認めたから悪い、という意見もあるとは思います。が、たとえそういう事実があったとしても、その目的が名前を売るためであると結論付ける根拠はどこにもありません。
 是非を問うべき相手は未だ明確ではないのです。

 あなたが本気でアイマスMADを守りたいと思っているなら静観しましょう。
 今の心境、このパンドラの箱を開けてしまったような嫌な感じが、私のネガティブな性癖の生み出した妄想であることを祈っています。

■徒然不定記 (a-eruP
徒然不定記:金をもらったらアマチュアではないのか

「アイマスP名を出して金儲けしていいのか」という意見もあるようですが、その名を使って詐欺を働くならともかく、関わった人間が誰かを示すために、その名を使うこと事体は決して悪いことではないと思います。
 例えば、私はコミケで同人誌を売っていますが、もしかしたら、私の名前をアイマスMADで知って、サイトに上がっている小説を読んだら面白かったので、コミケで私の本を買うことにした、という人が、もしかしたら(1億人に1人くらいは)いるかもしれません。それは、アイマスP名を使った売名行為ですか?

 おそらく、こういうことで騒ぐ人の心中には、「アマチュアが金儲けするな」という考えがあるのだと思います。
 しかし、アマチュアとプロフェッショナルの境界、というのはどんどん曖昧になっているのが現実です。
 路上ライブから見出されてプロミュージシャンになる人、同人作家から職業マンガ家になる人、在野のプログラマが腕を買われて就職、なんて例は枚挙に暇がありません。逆に、職業マンガ家だけど同人誌も描いてる人、職業プログラマで個人としてオープンソースにも参加してる人なんていくらでもいますよね。最近では、本職がニコニコ動画に作品を投稿して話題になったりもしています。

 最後に。私はアイマスMADが好きです。すばらしい作品に何度も出会いましたし、自分の作品にも様々な評価をいただいています。
 おそらく、今回騒いでる人も、アイマスMADが好きだからこそ、話題にしているのでしょう。ですが、それがために特定の人を叩くような行為に出るのなら。それは、アイマスMADという世界を壊す要因にもなり兼ねません。
 議論は大いにされるべきだと思いますが、それはヘイトスピーチを撒き散らすのではなく、「みんながニコニコできる」方向に進めるためにすべきだと思います。

★2007.11.27
■はてなで留まってすぐ溶解 (当時は見る専)
今回の騒動の問題点は同人業界でずいぶん昔から言われていたことが多いみたいです。そんな中際立って見える「MAD革新派」の意見ですが、おそらくこれもずっと議論されていた同人業界と商業の兼ね合いの問題なのでしょう。そこから発展して、著作権的にさらに黒と白の境界に立っているニコニコ動画を見ている人の多くが漠然と胸に抱いていた感覚(それが期待なのか恐怖なのかはともかく)の発露だったのでしょうけど、それを大々的かつ体系立てて論述したid:sikii_jさんは凄いと思います。

 さて、ここで「有限会社DEARS」がそもそも何者なのかを書くサイトが現れた。同人サークル「NECO青龍会」の矢野芳典と浅からぬ因縁があるという『神聖マルチ王国』は、ツンデレカルタについて「販路は同人書店がメインだけど半商業製品の発売に、有名MAD職人Pが利用されているだけではないのかなと、そんな印象が強い」と書き、さらにDEARSには矢野芳典が関わっているとした。そして彼を「同人ゴロ」と評した。

■神聖マルチ王国
で、今回のカルタ騒動は、そもそも「声優に出来合いの物を読ませるだけ」という、同人作品でも何でもない、販路は同人書店がメインだけど半商業製品の発売に、有名MAD職人Pが利用されているだけではないのかなと、そんな印象が強いのです。

そもそもこのカルタを作る「有限会社DEARS」が手がけている作品って、著作権が切れている物を声優に読ませるだけという、アイデア勝負の一発ビジネスという印象しかありませんし、会社概要のところには今は何故か消えてますけど(Googleキャッシュ)、あの矢野芳典の名前があったりと、色々とアレな会社なんですよね。
ちなみに矢野芳典ってのは、最近だと「ひぐらしのなく頃に」発売当初に広報担当として絡んでいて、その後大失態をしてクビになった人です。他にも「任意」関係とかで沢山の武勇伝をお持ちなのですが、個人的にどういう人か知っているので言い切りますと、いわゆる「同人ゴロ」です。矢野さん元気ですか、名前消えたのは、またモメたんですか、それとも飽きたんですか?

で、こーゆう所が手がける作品作りに、有名MAD製作Pが巻き込まれ、上手く利用されているのではないですかね。そしてそれに踊らされる私たち。思いっきりハメられてます。
あと、企画内容自体が釘宮という事以外、アイマスとあまり接点が無いので、何故有名P起用なのか?と思うので、やはり利用されているのではないかと考えてしまいます。別にルイズでもいいじゃん、なんでアイマス関連なの、とか思うので。さすがにこれは裏の裏を読みすぎですかね?

 「議論隔離スレ」ではゆめみPがDEARS代表取締役の田端健一である事、しょうじPはゆめみPの実弟である事を掴んだ。

★2007年11月28日-------------------------------------------------

■神聖マルチ王国
で、3行で説明すると、

ツンデレカルタ企画者がアイマスMAD製作者のゆめみん
そのゆめみんが有限会社DEARS代表取締役の田端健一だった

あ、2行で終わった。
ちなみに矢野とはLFTCGからの関係みたいですね。ゆめみPは「ひぐらしのなく頃に」のテストプレイにも参加しているようで、エンディングのスタッフロールに名前が出るそうですし。こんな古い付き合いがあるなんて、記憶喪失で昔のことを全部忘れている矢野さんらしくないです。つうか都合の良い人だけ覚えてないで全部忘れろよ。

で、今回は何が問題なのかというと、声優を起用した教育用(だそうです)CDとか作っている会社の代表がMADをUPしまくっていたという事だと思うのですよ。じゃあDEARSが作ってるCDからMADとか作っても良いんですかね。今は動画を全て削除したようですが、この辺はうやむやに出来ないと思うので、有限会社DEARS代表取締役として田端さんはしっかり釈明するべきだと思います。

とまあ、矢野芳典本人は記憶喪失だと言い張ってるので忘れているとは思いますが、私は矢野芳典と浅からぬ因縁があるため、矢野芳典と関わる事の危険性を皆に伝えたいだけでしたが、その辺が2chニコマススレ住人の方々に上手く伝わったようなので満足です。
矢野芳典は記憶喪失らしいので、私のことなんか覚えてないでしょうけど(しつこい)

 その後、ツンデレカルタは発売され、さらにツンデレ百人一首、ツンデレタロットと発売していった。


 騒動事があるとその中心人物の過去を探られるのはお決まりパターン。ゆめみPもそうだった。過去のサイトやNECO青龍会との関係が漁られた。まあ、でもそれはおまけの話。

 この話の中心は「MAD動画を制作してニコニコ動画にアップロードしていた俺たちがつくりました!」って言わんばかりにP名を表に出して商品発売をしていいのかという事。例えるなら「ヤクザが足を洗わずにそのまま組での役職名を使ってカタギの商売をしていいのか」といったところだろうか。つまりスジが通らない。
 そして、アイマスMAD界には特別な事情もあった。当時のアイマスMAD界は「明日終わっても仕方が無い」と言われていた。「明日終わっても仕方が無い」とはどういう事かというと、アイマスMADは著作権的には黒動画であり、アイマスMADが置かれているのは商業サイトのサーバーである。つまり「あるべき論」で整理されていくとアイマスMADはサーバーから消されていく運命にあるという事。アイマスMADは黙認されているからこそ成り立っている。
 黒だけど黙認されている世界の中で、黙認出来なくなる可能性を持つ行為は慎んでくれという意見が多くなるのは当然かと思う。黒だけど黙認されている部分というのは何処の世界にもある。そして、黙認状態を継続させるには必ず守らなければならない決まりがある。それは表で堂々と言わない事。表で堂々と言い始めると物事が「あるべき論」で処理せざるを得ない事態になり、黙認は禁止に変わるのである。MAD動画が商業サイトに多数アップロードされているという違法性が大きくクローズアップされる事により黙認状態が解かれてしまう事を恐れるのである。

 そんな中で『敷居の先住民』が書いた意見「ニコニコ以降はそうじゃないだろう」「ニコニコのMADはもうアングラじゃないだろう」「以前の常識なんて通用しない」「アイマスMADとその作者は表に出て行くでしょう。きっとそれを止めることなんてできない」これは革新的な意見でもあり、これからの事を考えれば実は現実的な意見でもあった。

 結局この議論は答えが出なかった。尤も、答えなんてものは無かっただろう。MADの一派閥でしかないのに大きな世界になったアイマスMADは前例が無い状況を進んでいたのだから。

 ATollPが書いた
MADを「やってた」ならニコマスで技術を認められて、表舞台に出る人が現れてもおかしくはない。問題は「やってる」人がそのまま表舞台に出てくる事。MADから手を引き、少なくとも自分のIDで上げたものは削除するのが最低限の「刑」だと考えています。
は後にわかむらPが実行した。