この前のハイキングでデジカメを落として壊しちゃったのだけど、そういえば登山保険で保険金をもらえないかなと思って調べてました。

 デジカメを壊した場合は登山保険の「携行品損害補償」というもので保険金をもらえるのだけど。私がハイキング用に入った保険には、携行品損害補償は付いていませんでした汗。まあ、お値段(保険料)の安い保険ですからね・・・。ちなみにヤマレコが扱っている登山保険(山岳寄付基金)にも携行品損害補償はついてないですね。

 で、登山保険に入ってなくても火災保険に入ってる場合はそこに携行品損害補償が付いている場合があります。なので、私が入っている火災保険の補償内容を見てみたのですが携行品損害補償は付けてなかった泣。

 携行品損害補償が付いている登山保険の場合は、デジカメ落下による故障で保険金をもらえます。例えばモンベルが扱っている「野外活動保険」「山岳保険」(両者とも旧富士火災)なんかはそうですね。で、もらえる金額は、その保険が「時価額補償型」「再調達価額補償型」のどちらになっているかによって変わってきます。私のデジカメは2011年に買った古~いデジカメですから、もし「時価額補償型」なら保険金はもらえても少しのお金しかもらえないですね。この辺も登山保険に入る場合は注意したほうがいいかもしれません。なおモンベルのは再調達価額補償型です。

 特殊なのは、「YAMAP登山保険」(まごころ少額短期保険)で、この保険の場合は携行品損害補償に似た「アイテムほけん」というものになっています。で、このアイテムほけんなのですが注意点があって
  ”修理不能の場合は保険金を支払わない。本体交換修理も保険金を支払わない
となっています。つまりデジカメを壊したときに、修理できるような軽症ならば修理代を保険金でもらえますが、派手に壊してしまって修理も出来ない場合は保険金がもらえないです。

 そうそう、登山保険には大きく2種類あるんですよ。
 先ほど、モンベルが扱っている登山保険として「野外活動保険」「山岳保険」の2つを書きましたが、この2つには明確な違いがあります。登山保険の2種類とは
  ・アイゼンを使うような状況での事故では保険金をもらえない保険
  ・アイゼンを使うような状況での事故でも保険金をもらえる保険
 正確にいうと、普通の傷害保険ではピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマー等を使うような行為は”山岳登攀”といって「事故のリスクが高い活動をしている」となり、保険金の支払い対象にはならないです。ただし、山岳登攀を補償するオプションを付けるとそのような状況でも保険金をもらえるようになります。そしてその分保険契約をするときに保険会社に支払うお値段が高くなるという事です。
 これも注意が必要ですね。例えば三井住友海上の「1DAYレジャー保険・ハイキングプラン」は山岳登攀オプションがついていないので、アイゼンを付けるような登山で事故を起こしても保険金をもらえないです。逆にいえば春~秋のふつーのハイキングならば、わざわざ山岳登攀をつけなくていいし、その方がお値段が割安ってワケなんですよ。
 先に出したモンベルが扱っている「野外活動保険」「山岳保険」は前者が山岳登攀オプションなし、後者はありです。モンベルのサイトには「野外活動保険」の説明としてこう書かれています。
※ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマーなどの登山用具を使用するものおよびロッククライミング、フリークライミングなどの山岳登はん行程中の事故によるケガなどは補償対象外ですのでご注意ください。山岳登はん行程中の事故によるケガなどの補償をご希望の場合は「モンベル山岳保険」にご加入ください。
 この文をそのまま解釈すれば雪山ハイキング程度でもアイゼンを使わないといけないような山行だったら×となりますね。

 最後に私見込みなのですが、登山保険の必要性について皆さんは「遭難して救助されたときにかかったヘリ代などに代表される捜索費用を保険金で払ってもらう」事を一番に思い浮かべるでしょうし、登山の専門家はそこばかり強調しますけど、一番ヤバイのは他人をケガさせてしまったときとかの賠償責任です。捜索費用は高くても数十から数百万。だから各登山保険も支払限度額を数百万程度に設定してますが、でも賠償責任だとそうは行かない。下手したら数百万じゃすまない。だから各登山保険も賠償責任は支払限度額が億単位になっています。これがね、賠償責任が付いていない登山保険もあるので注意が必要です。逆に言えば賠償責任を問われる事故を起こす確率なんて一般登山者ならそうとう低いので、賠償責任補償が付いていない、その分お値段(保険料)の安い保険を選ぶ手もありです。また賠償責任補償は自分が入っている他の保険についている事もあります。

 あと、保険期間が1年のものと1日のものがあります。年に何十回も山に行く人は保険期間が1年のものを選べばいいのですが、保険に入らなければいけないような山行は年数回しかないとかであれば、その都度1日のみ保険に入ってもいいと思います。

 そんなこんなで登山保険、入って無い人は入る事も考えていいのではないでしょうか。入ってもほぼお金の無駄になるのは事実ですけど、まあ、保険のお金が無駄になったという事は、いい事なのでね。保険に入って、でも保険金が支払われないように気をつけて登山をする事が一番いいんじゃないでしょーか。