昔は町内を練り歩いた子ども神輿。
それが、あるとき、住民から「うるさい」とのクレームを受け、
自粛に至りました。

そして、子ども神輿は、例祭の期間に、放課後の学校の校庭内だけで行う形として残りました。


それでも、神輿は神道だからNGだ、との声もあったようです。

もちろん、校庭内であっても、子ども神輿を続けていくことができたのは、町会はもちろんのこと、学校側の理解と協力があったから、と思います。
ただ、学校の校庭内だけではなく、地域の伝統行事として、町を練り歩くような子供神輿を再開したい、との強い思いは住民に受け継がれてきました。

今、新築住居のラッシュを迎えた幕張本郷地区。
代々幕張に住まれる方々と、新しく移り住んでこられた方々を一つにするのが、祭礼なのです。

昨年のフライングを経て、
ようやく、ようやく、正式に、昔からあった形で、子ども神輿が再開されました。
しかも、3か所、参加児童約300名。

学校の校庭内だけで、留まっていれば、子供たちにとっては、学校の延長線上の行事という思い出に留まってしまいます。そうではなく、綿々と受け継がれてきた地域の行事として、記憶してほしいのです。

子供の頃、神輿を担いだな、
楽しかったな、
もらえるお菓子が楽しみだったな、
怖そうなおっちゃんだったけど、担ぎ方を教えてくれる時は、優しかったな、

そういった記憶を子供に残すこと、それは地域愛、郷土愛を育てることに繋がると思います。
そして、今度は彼らが、大人になったときに、子ども神輿を担うことになるでしょう。
その時は、地域愛や郷土愛も受け継がれるのです。

今回は、子どもも、もちろんですが、むしろ大人たちの方が、生き生きとして見えたのは、
彼らは子ども神輿を楽しんだ世代だったから。
私はそう思います。


みこしりこ