定例会初日、公明党と民主党が発議第10号を提出しました。

その内容は、千葉市議会の議員定数50人は据え置きで、花見川区10議席から1議席を中央区に渡し、花見川区の定数を9人、中央区の定数を11人とするものです。

私は、一票の格差の本質的問題と民主的プロセスの欠如という2点から、この発議に反対しました。

1、一票の格差の本質的問題

花見川区と中央区では、花見川区が1.14倍となっています。
もし仮に、花見川区から中央区に1議席移すと、中央区と花見川区が逆転し、中央区が1.06倍となります。
確かに、差は縮まりますが、その差は0.08に過ぎません。

差は極力小さくすべきだすが、全ての区において、完全に1対1とすることは不可能である以上、僅差はやむを得ないと思います。また、人口は常に変動するものなので、その差も逆転することもあり得ます。

1.14倍という差が、許容できない程の差か、議論が必要だったのではと思います。

ちなみに、花見川区と緑区では、1.17倍の格差があります。
もし花見川区から1議席譲るのであれば、それは中央区ではなく、より格差の大きい緑区の方が理に適います。

なぜ中央区に移すのでしょうか?
何か、政局絡みの事情があるのかと勘ぐってしまいます。

2、民主的プロセスの欠如について

千葉市議会は、平成26年7月1日に、議員定数54人を4削減、50人としました。
平成24年10月より平成26年6月まで1年7カ月かけて、丁寧な議論を重ねてきた結果です。

もちろん、改革協の議論は、市民にも開かれていました。

しかし、今回の花見川1削減中央1増案は、平成29年8月から、平成30年6月までの、10カ月と短い期間で発議されたものです。
そして、最も重要なことは、市民には全く公開されず、幹事長会議という密室で取り扱われてきた、おわば市民を遮断した議論だったということです。

私は、国勢調査の度に、区選出議員の定数を見直すことも一つの選択肢だと思います。
しかし、今回の議論はあまりにも早急な感が否めず、賛同できるものではありません。

(採決の結果、自民・共産・無所属VS公明・民主・市民ネットの構図となり、発議は否定されました。なお、このブログで取り扱った人口データは国勢調査に基づいております。)

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