2007年01月23日

ほんとに来ちゃった。

ほんとに来ちゃいましたね、福西。

前回のエントリは夜勤明け、寝る直前にチェックしたスポニチに素直に食いついた勢いで書いちゃったんですが、UPした後ボーダーのナイトキャップをかぶってベッドサイドのランプを消す頃には、俺ガッツリ釣られたんじゃ?と思いつつ眠りに落ち、目覚めた後には発表の遅さや福西の発言の微妙なトーンの変化で自分がすでにバケツの中のハコフグと化したと半ば覚悟し、釣られちゃったけどけっこう面白かったしまあいいか原稿を頭の中で書き始めてたら、ほんとに来ちゃいましたね、福西。

2006年の東京を振り返る、はまだ準備中ですが、一つ言えるのは、おそらく皆さんも感じてらっしゃることでしょうが、後になって、06年は大きな転換点だったんだな、と振り返る年になるのではないか、ということ。福西の加入と、それに対する各自の受け止め方の温度差にもそこはかとなく現れていると思う。もちろんそんなにクッキリと分かれてるわけじゃないけど、朝日っぽく図式化してみると、さわやかヤクザが来るのかぁ…、正直ビミョー派と、勝者のメンタリティーを持った”軍曹”の加入を機に東京もビッグクラブへの一歩を踏み出そう派、の二つの流れに分けられると思う。

で、自分はというと、素直にうれしい。
代表戦と東京戦でしか見てないから、福西にはわりといいイメージの方が強い。もちろん、数々の「決定的瞬間」は私も家政婦程度には目撃していますが、それよりも、戦況を的確に見てゴール前に入るクレバーさや、信じられないような身体能力(11月の磐田でのスーパークリア!)の方が強く印象に残っている、ということね。ファールにしても状況を見て必要なところを選んで実行しているし、いくらなんでも「削って削って90分」は言い過ぎだ(笑ったけど)。わりと好きな選手です、ハイ。

福西のダーティさに対する反感は、プレーの悪質さそのものより、それが見えないようにうまく実行されていることによって増幅されているように見える。確かにTVで見ると、なんであれを見てないんだよレフリー!ということが少なくないもの。爽やかな顔してうまくやりやがって、と思うとイライラも確かに倍増する。

しかしですよ、汚いプレーをする選手はJで福西だけですか?
去年の広島戦で佐藤寿人を途中交代に追い込んだ我らがジャーンのカニバサミを非難する東京系のブログは、私の知る限り一つもなかった。天皇杯清水戦で退場宣告後に露骨な時間稼ぎをした鈴木規郎についても同様だ。ガンバ戦の播戸の時間稼ぎを非難したブログは数あれど、だ。
(お詫びと訂正:コメント欄でtokyo-aho2sさんから、規郎の退場はリーグ最終節大分戦であること、また時間稼ぎではなくレフリーの指示によるものである旨のご指摘をいただきました。まったくその通りで本文を訂正するべきところですが、このコメントを加えた上で自分へのペナとして残しておきます。
時間稼ぎについては確かにレフリーの指示でメイン側から出直したようで、歩いてはいますが、こういう場合の「許容範囲内」の速度で、もちろん大分サイドからはブーイングが飛んでいましたが、播戸のケースと同じ扱いでは規郎がかわいそうでした。訂正の上、お詫びいたします。が、名古屋戦のコーナーでの時間稼ぎとか私の嫌いなプレーをだんだん見かけるようになり、やだな、と思っていたので、あのプレーは私の勘違いと分かり逆にちょっとホッとしてたりもします。
今後もこのような事実の誤認や行き過ぎた表現、あるいは自分の頭の中を覗かないで欲しいといった事項は、遠慮なくご指摘ください。
以上、お詫びと訂正です。tokyo-aho2sさん、ありがとうございました。
いやあ、汗びっしょりですよ…。)


東京はJの中では比較的クリーンなサッカーをするチームだとは思うけど、プロのフットボールクラブが赤子のように無垢な訳はない。程度の比較をしてウチの方がマシ、というのは勝手だが、質として同じようなことを自分たちもしているにもかかわらず、自分たちの手だけは白いと思い込むのは、いささか見場が悪いんじゃないだろうか。

とはいえ、青赤のユニフォームを着て、相手の顔面に肘をブチ込むようなみっともない真似はしてもらっては困る。というか、させない。それは私たちの視線や声次第だろう。東スタのピッチに現れるのがジュビロでの走らない福西なのか、アジアカップでのチームのために走り続ける福西なのかも同じことだと思う。過去の所業だけで実際のプレーを見る前から要る要らないをウンヌンするのは、それがポストシーズンの嗜みという余裕を含まないものならば、あまり意味はないように思う。

クラブの方向性も、あくまで勝つことを追求し、しかしそのためには手段を選ばずという価値観には与せず。仲良しクラブでもなく、勝利至上主義のビッグクラブでもない、FC東京というクラブの価値観を追求していけばいいだけのことではないだろうか。その中で福西は何をしてくれるだろうか?私の興味はその一点に尽きるし、本気を出してくれれば、日本に彼を上回るプレーヤーはそんなに沢山はいないはずだ。

頼むぞ、福西!

あと、「有給を取るJリーガー」を生で見られるかも、というのはけっこうドキドキです。
ほ、本当に取るのかな?


sakuralemmon at 21:51│Comments(4)TrackBack(0)clip!FC東京 

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この記事へのコメント

1. Posted by tokyo-aho2s   2007年01月23日 23:32
はじめまして
いつも拝見してます。
頼むぞ、福西!私もそういう気持ちで臨んでいます。

文章の本題からは少しそれるかと思いますが、
気になったところが一箇所だけ…

>天皇杯清水戦で退場宣告後に露骨な時間稼ぎをした鈴木規郎についても同様だ。

鈴木規郎が退場になったのはリーグ最終戦、大分戦です。
そして時間稼ぎしたのではなく、宣告後すぐにバック側のラインからピッチを出たところを主審に呼び止められ、メイン側から出るように指示されて出直しました。

というわけで、あれは時間稼ぎと言ってしまうのはちょっと可哀相でないかなと…(MXで見ていたんですが、そういう風に見えました)
2. Posted by 櫻檸檬   2007年01月24日 02:08
tokyo-aho2sさん

うう、うわ。はじめまして。
読んでくれてたんですか。ありがとうございます。

そうですね、確かに大分戦です(真っ赤)。
時間稼ぎウンヌンの部分も含め、本文に若干の補足を加えました。うひー恥ずかしい…。
本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。
3. Posted by tokyo-aho2s   2007年01月24日 13:16
大汗かかせてしまいました…(汗)
ファウルの類はどうしても好きなチームに対して甘くなりますよね…つい。

今年は後手にならないプレーで、是非ファウルを減らして欲しいと思ってます。個人的に。

こちらこそ、今後ともよろしくです。
4. Posted by 櫻檸檬   2007年01月25日 10:41
いえいえ、助かりましたです。
意外とみんな指摘してくれないんだなぁ…、いやいや、自分で気をつけなければ、本当に。

ファウルについては、私もずっと気になっていました。シーズン後半は特に後手を踏んでファウルで止めるシーンが目立ち、東京に厳しいジャッジがされる傾向があったのも仕方がないところだったと思います。
なにより、美しくない。

フェアにして激しく、粘り強いチームディフェンスこそが、個人的には一番東京らしいプレーだと思っています。

あ、「1冊目が読み終わりそうな時は2冊目も持たなくてはならないがために鞄が激重になってしまう問題」は、全人類が協力して解決していかなくてはならない課題だと私も思っていました(笑)

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