2007年07月22日

走り書きアジアカップ 実況編

今回も非難GOGOであろう実況角澤・解説松木のゴールデンコンビ。私はだんだん馴染んできてしまった。ああいうものだ、と思っていれば火もまた涼し。ていうか、どうしてもあの二人がイヤならBSに加入すればいいだけの話ですしね。

アイツの実況は選手の名前を読み上げているだけ(しかもしょっちゅう間違える)、とよく言われますが、日本サッカー実況の最高峰、金子勝彦氏も基本的なパターンは同じである(もちろん名前の間違いは無いが)。ただ、それは豊富な経験と事前のリサーチによって、双方の選手の特性はもちろん、基本的な攻めのパターン、ポジショニングを把握しているがゆえに淀みがなく、そして淡々とボールホルダーの選手の名を読み上げていくだけで、画面を見ていなくても我々の頭のなかには、中盤を追い越して右サイドを駆け上がるサイドバックの姿や、そこに向けて今まさにフィードを放たんとするボランチの姿が浮かび上がったりする。そこにはまるで、旅好きの老人が時刻表を片手に在来線の駅名をひとつひとつ読み上げていくような親密さが息づいている。

こんなことを角澤氏に要求する方が無体というものだ。だって、あの人たぶんそんなにサッカー好きじゃないんだもん。プライベートでサッカー見ることはほとんどないんじゃないかな。観戦数が足りないから、ここにコイツがいれば反対側にアイツが進出しているはず、とかそういう予測が頭の中で立てられずに目の前のボールホルダーを追ってしまい、名前を読んだ時にはボールはすでに次の選手に渡っているという”後追い”の実況になるのでは?これはたしかにイライラします。

でもね、なまじ好きな分だけ、生半可な知識や自分の主観でおしゃべりする「半プロ」の実況よりはマシです(倉敷さんぐらいになればもはや”芸”であるが)。飲み屋で隣り合ったおっさんじゃないんだから、「いまフリーだったあの選手に出すべきだったんじゃないですかね〜」とか「今のは打って欲しかったですね〜」などとアナウンサー風情に言われる筋合いはない。それこそお前がやってみろという話である。見ている「客」が言うべきことを先にしゃべってしまうのはアマチュアの仕事。客は私なのだ(何千万分の一ですが)。ようやく殺到する非難を受けて角澤を外したのか、オーストラリア戦の実況は田畑祐一。しかしコイツがまさにアレだった。これなら”何にも知らない”角澤の方がマシである。「絶対に負けられない〜」は会社の方針なので、たとえ実況がスネオヘアーであろうと(意味はない)決められたタイミングで言わなくてはならないのだろうしね。

要するに、ナショナルチームの試合中継なんて、どこの国もこの程度のもんじゃないんですか?ということ。世界的にはたぶん日本なんかマシなほうだと思う。他の国の見たことないけど。むしろ代表の試合なんてお祭りなんだから、徹底的にオラが国マンセーでみんなで大騒ぎすればいい。角澤・松木のコンビはその任務にうってつけなのだ。精神論?いいじゃないですか。試合が終盤までもつれたら戦術もフォーメイションも関係ない。南国のピッチ上の彼らに画面のこちら側から言えることなんて、我々だって「頑張れ!走れ!」しかないのだから。


ところで、「事実上の決勝」ってのは誰が言い出したんですかね?
オーストラリアに勝ったら準決勝ははおそらくサウジ。決勝はおそらく韓国−イランの勝者と、現在のアジア5強がまんべんなく当たるのが今回のアジアカップ・決勝トーナメント。一回戦から先はどのラウンドでも負ける可能性はある。いつから日本はそんなに偉くなったんでしょうね。真に受けることなく右から左にスルーするべきなんでしょうが、子どもなんでこういう言葉にいちいち引っかかっちゃうんですよ。すいませんね。


sakuralemmon at 16:38│Comments(2)TrackBack(0)clip!サッカー全般 

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この記事へのコメント

1. Posted by キョウ   2007年07月22日 17:46
5 テレ朝、ひどすぎます。
番組によるのかもしれないが・・・
タイガーに、はにかみ王子ッテ、知ってますか、ッて聞いたり。
2. Posted by 櫻檸檬   2007年07月22日 22:33
キョウさん、はじめまして。

そうです。仰るとおり、テレ朝の中継は飛び抜けてひどいです。それを見続けているうちにだんだんおかしくなっていった筆者の心理の変化がこの作品の見所であるはずはなく、あまりにひどく、かつ彼らに対する非難が殺到しているであろうから逆に弁護してみようかと書いてみたんです。
結果は、微妙ですね。私が微妙な人間だからなんですが(笑)

ともあれ、タイガーに「はにかみ王子」についてのコメントを求めるほどの根性があれば何だってできると思うんですがね、テレ朝さん。

コメントありがとうございました。
よかったらまた寄ってください。

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