ウラカタ日記

ライブネットの裏方を務めるウラカタが日常のあれこれを綴る、お仕事番外編ブログ。

11月中旬まで上着がいらないほど温暖な気候だったせいか、気付けばもう晩秋。
今になって「もう冬じゃん・・・ってかもう年末じゃん!」と焦っております。

2024-6

















寒くなると外出時にはつい腰が重くなりがちですが、一旦行動を起こしてしまえば街路樹の紅葉も美しく、歩くにはいい季節。

2024-5





















今年も身近なところで秋を楽しんでいます。






今年も子メダカが誕生。

20匹近く生まれた子メダカは、親メダカから隔離した専用鉢で元気に泳いでいたのですが、
今年は暑さが厳しかったせいか次第に数が減り、とうとう4匹に。

せめて生き残った4匹は元気に育って欲しい。
そう思いながら日々エサをやり、鉢を眺めていたある日、生まれたばかりの稚魚が泳いでいることに気付きました。


え??


なんと、この夏に生まれた子メダカは、まだまだ子供だと思っている間に親になっていたのです。まだ親メダカの半分の大きさなのに!


もう鉢の予備はないので、取り急ぎバケツに水を張って稚魚を隔離。
メダカの住処は親の鉢、子の鉢、バケツの計3箇所に。
バケツの中では現在、10匹の孫メダカが元気に泳いでいます。


現状は親子3代完全別居ですが、タイミングを見て同居させたいと考えています。






いつも読んでいる建築雑誌が届きました。

私が楽しみにしている連載エッセーは、普段はインテリアやリノベーションについて、著者の考えや経験が面白おかしく書かれているのですが、今季号はいつもよりも硬い文章で、歴史ある街並みや建物の保存、景観の維持を軽視する日本の行政や住宅メーカーを憂う内容でした。


そんなエッセーを、窓から入る風に独特のカビ臭さを感じながら読みました。
事務所の数軒先ではちょうど今、古い町屋の解体工事の真っ只中なのです。
古い町屋を壊した後は、賃貸マンションが建つそうです。


解体される町屋の一角には屋根神様(元来は2階の軒下に祠があったが、近年は地上に下りていた)が祀られており、昔から住む人々が手を合わせていました。

屋根神様 名古屋市博物館HP
 


その屋根神様はどうなってしまうのかと思っていたら、町屋の解体と共に屋根神様も解体されてしまいました。屋根神様の祠も、建物の一部として敷地内に建っていましたから、本体の建物と共に消えるのは仕方のないことかもしれません。


エッセーにあった歴史的建造物や街並みとは違い、一般住宅地の中の古家ですから、建物の老朽化と住人の世代交代が進めば、解体されるのも当然の成り行きだと思います。
ただ、屋根神様は市井の人々の信仰や習慣を受け継いできた存在であったことは紛れもなく、それが失われていく過程を目にするのは、部外者とは言え、やるせない気持ちになります。

一日に何度も屋根神様に手を合わせていたあのおばあちゃんは、きっと寂しい思いをしているだろうなと、カビ臭い中に響く重機の音を聞きながら、ぼんやりと考えています。



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