February 23, 2007

赤い糸って信じます?

 出会い系...犯罪が横行し ニュースで報じられるようになった頃 私は投稿していた。
 苦しさ...淋しさ...疲れ...虚しさで押しつぶされそうだった。産後すぐに離婚調停を申し立てた。夫は公務員で給料もあるし妻子に関する諸手当も貰っていたのに「お金がない!」と...私は実家で肩身狭く妊娠生活・初めての子育てをしていた。結審までまる2年費やした。
 結審...開放された途端に肩の力が抜けた。いや 抜け殻になってしまった。心の穴を埋めるように携帯にのめりこんだ。私を必要とする人なんていない。誰かに必要とされたい。どんどん底無し沼にはまっていった。

 「電話で話そうか?」
 何人かと話したが下心みえみえで嫌だった。でも感覚が麻痺してきて「こいつもか」「どうでもいいや」とすさんでいった。
 そうしているうちに 携帯を水没させてしまった。データなんて控えてない。焦ったけど「面倒くさい。まぁいいか。」だった。過労と心労で体を壊し入院していたから携帯は必要なかった。
 しばらくして「元気?」とメールがきたがデータがないから誰だかわからない。「誰?携帯水没させてわからないの」...出会い系の人たちは自然淘汰されていた。
 退院してから特定の人と頻繁にメールをするようになった。出会い系の人が下心みえみえで嫌になってきている事まで話していた。出会い系がきっかけの相手なのに変な話だが 素直に話せた。
 電話で話すようになり 時間を忘れて話をした。もちろん娘が寝てから。「お待たせしました。姫が寝ました。」電話OKのメールの決まり文句だった。

 デートの前日 意外な事がわかった。
 「母さんが君の事知ってるって。」
 たくさん話をした中から共通点を見つけていて 互いの幼少時に彼の住んでいた場所と私の親類がいた場所が同じ地域だったのは知っていたが...「ひょっとしたらラジオ体操一緒だったかもね」が本当に「一緒だった」のだから驚いた。というより「怖すぎる偶然」だった。
 携帯の出会い系で出会う確率...携帯を持っている・いない 携帯の機種 地域 コンテンツの選択...そして投稿リストからお互いを選ぶ確率。一つ一つの選択が偶然と言うには程遠い結果だった。
 「赤い糸ってあるのかもしれない。運命の出会いってあるのかもしれない。」
 そう思わずにはいられなかった。 しかも年齢や性別、結婚子育て経験の有無以外は 時期や程度は違えど「辛い経験」などはほとんど同じだから 価値観・目標・夢が嫌と言うほど似ていた。
 「今までの経験はこの人と出会うための勉強だったのかな。」
 なんて事まで考えてしまう始末だった。

 全てが必然...お互いが空ろに覚えている幼少時...公園でブランコを教えてくれた名前の知らないおにいちゃん・近くの銭湯で一緒だった名前の知らないおにいちゃんは 20年以上の時を経て今は私の隣にいる。娘は「抱っこぉ〜!」と仕事から帰ってきた彼のバッグを取り上げ 私に渡すと抱きついて離れない。
 血のつながりよりも強い「何か」一緒にすごした時間の量よりも強い「何か」...それは「何か」わからない。
 その「何か」を「赤い糸」って呼んでもいいかなって思い始めている。

sakuramau0428 at 11:58│Comments(2)TrackBack(0)どこまで本当?どこからフィクション? 

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この記事へのコメント

1. Posted by 雪藤   February 26, 2007 12:26
こんにちは。
私のブログにコメントを下さって、
ありがとうございます。
辛いことばかりの中でも、
信頼し、自分を任せきれる方に出会えたのですね。
今までの分、うんと幸せになって下さいね!
2. Posted by 桜舞   February 27, 2007 11:25
雪藤さん ありがとうございます。
ちょうど一年前 実家で家族の失踪や多額の負債が重なり さらに体も心もボロボロになりましたが それでもどうにか立ち直ろうとしています。
主人と一緒になったのが半年前。まだ心にも体にも不安がありますが(実際行きつ戻りつ)焦らず 自分をいじめないようにと心がけています。
今ではお腹か買えて涙流して笑っています。こんな笑い方は家族だった人間たちの前では出来ませんでした。
自然体ってのは難しいけど1番大切かも知れません。

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