宿坊光澤寺日記・・ひとりばなしのつづき。

光澤寺&宿坊光澤寺&やずブータン村。 山里のお寺で繰り広げる「こころのふる里」作りとお寺復興プロジェクトや、宿坊に来られた方々との出会いも語ります。

2015年07月

今日も朝から洗濯・・・宿坊の一日。

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昨日の夕方は集中豪雨だった。

境内は雨で池の様になっていた。

今朝は晴れ上がったけど、昨日の雨のせいか湿度が異常に高かった。
熱中症になりやすいのだろうな。

でも晴れたので、客室の布団カバー・敷パッド・枕パッドを洗濯する。
僕ではなく坊守ですが・・・。

宿坊ではもちろん、毎回洗濯します。
冬はカバーとかも厚いし天候も悪いので、乾燥機にかける。
でも夏は、自然乾燥がほとんど。

最近のパッドは速乾性が高い、さらにはひんやり系も多く、かなり進化して
いますね。
洗濯したりで入れ替えもあるので、結構毎年買い足しています。
宿坊も4年目に入ると、いろんなものが徐々に揃ってくる。

宿坊で一番気をつけていることは、清潔感です。
特に客室や寝具、トイレ。

せっかく安らぐ目的で宿坊に来られているのですから、そこにストレスが
かかっては何にもなりません。

いろいろ揃えて行くと、出費もかさむのですが、毎年いろんなものを買い
足している。
一気に買えると良いけど、少しずつ買い足して行くのも楽しいものです。
一枚一枚、一個一個考えながら買って行くから。

エアコンも一年一台増えて行ってます。

おそらく収入分以上に、いろいろ揃えて行く方がお金がかかっています。

今年に入ってからでも、作務衣の数を揃えたりベッドを数台入れたり。
エアコンも一台入れたし、フトンや枕やカバーもかなり買い揃えた。
食器なども器も、お店を周っては買って来ます。

とにかくお金をかけず、それでも気に入った物を。

お金のあるお寺さんなら、何もそこまでと思われるかも知れませんね。

でも次は何かな~と思いながら、少しづつ進んで行くのも楽しみ。

ずーっと、趣味と夢の中にいることができる。
さらにそれが、他の人の心の安らぎになるのなら、これほど幸せなことは
ありません。

でも、この楽しみもあと15年です。
そのときには、後継者を見つけてお寺と宿坊を渡したいと思っています。

それまでは走りつづけないといけない。


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「家で死ぬと言う選択 ~デイホスピスの可能性~」・・・神宮寺高橋住職に思う。

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「家で死ぬという選択 ~デイホスピスの可能性~ 」

久しぶりにこの本を手に取りました。

この本は今から10年前に、長野県松本市にある神宮寺と言うお寺で出会っ
た本です。

松本にある神宮寺と言えば、とても有名なお寺。
高橋住職は、その当時からスーパー僧侶としてご活躍されていました。

鎌田實先生とのタッグで、ターミナルケアやチェルノブイリの活動をやって
おられた。
お寺もすごくて、様々な先進的な取り組みをしておられた。

現在、全国のお寺でいろんな活動しているお寺が増えましたが、神宮寺は
すでに10年前から、それ以上の活動をされていた。

私が10年前に会社を退職してお寺に戻ろうと思ったとき、その1~2年前に
仏教講座やターミナルケアの講座を渡り歩いていた。
そのとき出会ったのが上田紀行先生の「仏教ルネッサンス塾」だった。

上田先生の著書「がんばれ仏教!」は、当時の意識のある僧侶に問題提起
をしていた。
そこに書いてあった一人が神宮寺の高橋住職だった。

東京での会社員時代、夏には夜中に出るムーンライトしなのに乗って、青春
18切符を握りしめ信州に数年通った。
別に特急あずさで良いのだが、何故か僕はムーンライト号だった。

朝5時過ぎに白馬駅に着く。
そこから各停で安曇野あたりまで帰って、散策をする。
穂高神社にお参りしたり、安曇野を歩いたり。

そして松本に着いたらバスに乗り浅間温泉に行く。
日帰り湯で時間を潰して、夕方から神宮寺で始まる「尋常浅間学校」に行く。

今でもそのときの思いは強烈に残っている。

10年前の夏、そこでこの本に出会った。

何気なく手にして、何気なく買った。

ホスピスのことが書いてあった。

タイのバンコクの空港を旅立つシーンから始まる。

いろんな思いが交錯する。

人生は思いが交錯する瞬間がある。

その瞬間に次元の壁が取り払われる瞬間があるのかも知れない。

レベルは違うが、親鸞聖人の六角堂の夢告はそれが研ぎ澄まされた状態
だったのではと思ったり。

鳥取に戻り、お寺に入った。
それから宿坊を始め、様々なことがあった。

久しぶりにフェイスブックで高橋住職をお見かけする機会がありました。

そして一瞬にそのときのことが甦って来た。

自分のターミナルケアへの思い、そしてビハーラへの思い。

その原点がここにあると、今でも感じる。


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蝉のいのちは短いのか?

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一週間くらい前だったでしょうか、夜中に玄関を出て星空を見ようとした。

そのとき、玄関の扉に今まさに殻から脱皮したばかりの蝉がいたのです。
蝉の殻はよく見かけるけど、脱皮した瞬間ってそんなに見る機会はない。

おそらく脱皮は安全を考えて深夜に行うのでしょう。
脱皮したばかりでは身動きできないでしょうから。

この蝉は大きさから油蝉だと思います。
油蝉も脱皮したばかりだと、真っ白なんだな。

この一週間は猛暑日があったりで、暑い日が続いた。
私が「暑いなあ!」と言っているその間に、蝉はこの地上のいのちを終える
のです。

あっという間のいのちです。
土の中に7年間もいて、地上に出て一週間で死ぬなんて可哀そう。
小学校のときの授業で、そんな話しを聞いていた。

本当にそうだろうか?

土の中の7年間の方が、ゆっくりと暮らして行けるのかも。
地上の一週間は、まさに生きるための戦いの一週間かも知れないのだ。

昨晩、玄関の前で一匹の油蝉が騒いでいた。

蝉はそのいのちの終わるとき、もう飛び立つことができないで、地上で最後
の力を振り絞る様に、裏返しになって騒ぎ立てる。

それを見ている私にはどうすることもできない。

もしかすると、一週間前にここで脱皮した油蝉だったのかもしれない。

もうその油蝉は、そのいのちを終えているのだろう。

短い命は可哀そう。

それは人間の時間軸と価値観で見た勝手な思いであろう。
そのことを授業でちゃんと教えることはない。

何でも科学の力や医療の力を信望する様に教えられてきた。

いのちの本当の意味など教えてもらったことはない。
道徳も、ときの権力者の都合によって変わってしまうものだ。

戦前の教育と戦後の教育を見れば、それは一目瞭然。
儒教は為政者のための教えであり、カーストは支配者の側の政策でしかない。
その方が人民を押さえつけることができるから、納得させられるのに都合が
良いから。

そこに取り残されるものの暗闇を作ってしまうのです。

いのちは長さによって尊さなど決まらない。
短い命は可哀そうだということもない。

延命治療や高度医療を受けられる人が幸せとは限らないのだ。

そんなものの価値観を超えたところに、いのちの尊さがあるのだと感じる。

蝉を見ながらそんなことを感じていた。

あまりにも暑い一日だったからかなあ・・・。


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ある夏の日の情景

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今日の鳥取地方は、猛暑日でした。

少し動いただけで、汗が噴き出て来ます。

そんな日のお昼前、お寺にお参りがありました。

ご主人が先立たれ、娘さんの近くにいらっしゃいます。

今日はお墓掃除があったのでしょうか、お寺にお参りされると連絡があり
ました。

こちらにいらっしゃるときは、お参りには必ず顔を見せられていました。

お寺とお経がお好きなのでしょう。

鳥取市内のお寺さんで連研の補講の講義を終えて、急いで帰って来ました。
普段はこちらにいらっしゃらないので、滅多にお参りされることが無いのです。

約束の11時にお寺に戻ると、本堂でじっと待たれていた。
きっと早くからお参りされていたのでしょう。

お身体も決して丈夫ではない。
だけど今日はとってもお元気そうでした。

『正信偈』をお唱えし、「しんらんさま」を歌う。

どちらもお参りのときの定番でした。

唱え終えたとき、とっても嬉しそうな顔をされていた。

いろんな思いがある。

人はみな歳を重ねて行く。

途中で別れもたくさんある。

それでも生きて行く、いのちある限り。

帰られるとき、車を待っているあいだ境内の石の上に座っておられた。

背中がだいぶん丸くなられたなと感じた。

僕もいつかあんな風に座っているのかな?

それとももっと早く浄土に往っているかも知れないな。

人のいのち、いろんないのちがある。


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連研の補講を開催する!

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今日は鳥取市内のお寺さんで、浄土真宗本願寺派の第8期連研(連続研修
会)の補講を開催しました。

連研は12回連続なので、都合がつかなくて休まれた方のために開催して
おり、対象者には補講を受けられて修了証をお渡しすることになります。

今日の私の担当は、「浄土真宗のみ教え」です。

連研等でご門徒さんに講義をするときは、できる限り分りやすくがポイントと
なりますが、今日は普段よりちょっと難しい内容にしてみました。

時間が45分間なので、難しくてもキーワードを理解していただく様にしてみ
ました。
分りやすさだけでなく、ときに深い内容を聞くことで、興味を持っていただく
事も大切かなと思っています。

今日は少人数でしたので、それも良いだろうとの思いからです。

僧侶もそうですが、ご門徒さんも教義の理解ということになると、個人差が
とても大きいのです。
どちらにも届くことが大事なのですが、ときにはこんなこともいい。

時間配分もなかなか思い通りにはなりませんが、テストでもないので、話せ
る所まで話すって感じです。


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葬儀と満中陰

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今日の鳥取地方は酷暑だった。

朝から晴れ上がり、気温も昼過ぎには35度を超えた。

朝には、先日満中陰法要を終えられた方の納骨法要があった。
それが終わるとすぐに、満中陰法要にお参りした。

暑い中でしたが、三部屋の間仕切りを取り外した部屋での法要。
部屋いっぱいにご親族や村の方々がお参りされていた。

この村は、法要には参り合いをされる習慣が残っている。
それも村のコミュニケーションだろう。
お互いに負担かも知れませんが、でもとても有り難いことだと感じています。
できればずっと続いて欲しいと思うのです。

村には二つのお寺の檀家に分かれているけれど、その垣根を超えて参り合
いがあるのです。

満中陰法要は、『仏説無量寿経』『阿弥陀経』『正信偈』を連続で唱えます。
そのときのペースに依りますが(一緒に唱える方がいらっしゃったり)、ほぼ
1時間かかります。

それから皆さんのお茶の休憩をはさんで、法話と御文章。
最後に「しんらんさま」を皆さんと歌って終了です。

トータルで約1時間30分でしょうか。
法事の内容はお寺によって違います、どれが正しいということもない。
それぞれの家毎に法事の次第とか時間を微調整しています。

足や腰が痛い、お経を聞くのは退屈だとか。
法事に対する様々な思いはある様です。

私はとにかく作法と読経にこだわっています。
発声と抑揚と調和、参列されている方々に少しでも届く様に。
それが故人の思いでもあると信じている。

ただ、きつくならないように、スピードと時間を1分単位で調整します。
それぞれの家毎に事情が違ってくるからです。
ギリギリの線を行く様にしています。

満中陰法要が終わってから、お墓への納骨も行った。
太陽の照りつける中、ご自宅から歩いて10分程度のところのお墓にお参り
します。
広々とした田んぼの中をゆっくり皆さんと歩いて行く。
故人だけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんの話しになったりする。

いろんな思いが法事にはあるのだなって感じるとき。

無事に納骨を終え、食事の席に着く。
このあと、葬儀が急きょ入っていたので、30分だけだと心の準備をしておく。
お酒が出て来るが、最近はノンアルコールが用意してあるのが嬉しい。
こちらの家は、故人の息子さんが帰って来られることになった。
お父さんのお心が通じたのかな?

時間になると、食事を中座しお詫びとお礼を伝えて、葬儀へと向かう。
こちらの家は、おばあさんが亡くなられて、家が途切れると言う。
こちらでもいろんな思いが交差する。

葬儀では作法と勤行に細心の注意を払う。
厳かさと有り難さを感じていただきたいと思っている。
故人の思いをお伝えする場であるのだから。

火葬場に同伴し読経、そのあとはお骨が戻るのを待って還骨勤行と初七日
のお勤めとなる。

さすがに朝から休めなかったのと暑さで大変でしたが、無事に終えることが
できました。
それでも疲れた姿とか忙しい姿を、それぞれの家の方に見せる訳には行き
ません。

淡々と、でも優しく、そして厳かに。
そして法話は分りやすく心に届く様に。

すべてに心が入っていることが大切ですね。
そのとき毎が、大切なご縁となるのですから。

僧侶の対応一つで大きく変わってしまうことなのです。


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錦鯉の夏

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宿坊には錦鯉がいます。

昨年秋にやって来ましたが、水槽2台を用意しましたが、1台が手狭になって
いたので、水槽をもう1台増やすことにした。

中庭の池には金魚がいます。
今年もおそらく稚魚がいたので、これで5世代目くらいでしょうか。
徐々に増えて来ていて、最初からいたものはかなりの大きさになっています。

本当なら錦鯉を池に放した方が良いのでしょうが、池の金魚はとても仲が良い。
そこに錦鯉を放ってストレスが溜まるのも良くないと思っています。

なのでいまだに錦鯉は水槽にいます。

結構水が汚れやすいので、メンテナンスに手間がかかります。

水槽が3台になったので、それぞれかなり余裕になりました。
当分はこれで行けそうです。

夏は水槽と錦鯉はとても涼しげで楽しませてくれる。

ただ水槽なので酸素供給が大きなポイント。
酸素が供給されないと、あっという間に酸欠になって死んでしまいます。
池だとそんなこともないのかな。

今年の夏は、宿坊の玄関で錦鯉を楽しむことができます。

錦鯉を鑑賞する機会ってそれほどないので、たまには和の雰囲気も良いかも
知れませんよ。


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通夜勤行 ・・・ 思いを受けとめる。

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今日は通夜勤行でした。

私は生前お会いしたことのない方でした。

通夜は家族葬で、喪主の方は遠方にお住まいです。

昭和をほぼ生きられておられる。
厳しい時代を生き、そして平成の新しい時代も生きて来られた。

ご参列のご遺族の方々は、それぞれに思いがおありでしょう。

「正信偈」を唱え、法話と御文章。
浄土真宗本願寺派では、通夜勤行の御文章は「大聖世尊章」を読みます。
有名な「白骨章」は、還骨勤行で読むのです。

ただ「大聖世尊章」は、御文章の中でも長文になります。

今日は「正信偈」も「大聖世尊章」も、いつもよりゆっくりとお勤めした。
それは故人の思いを感じながらだったから。

お経を唱えるときは、そのときの感覚を大事にしている。
そのときそのときに、伝わって来るものを受けとめるのです。

そしてそれをお経の流れに乗せて行く。

そんな感覚があります。

宇宙であり自然の流れがお経なのです。

そうであるなら、お経を唱えるときには、その流れを感じながら。
それが波動となって、皆さんに伝わって行くのだと思います。

その思いが伝わればいいなと思います。

今日の通夜勤行も、そんな感覚でした。

知らない方でも、思いは伝わって来るのです。


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日帰り体験・・・ドイツの方が初めて来られました。

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ワーキングホリデーで日本に来られている、スヴェンヤさん。

あと一か月でその期間も終了されるそうです。

そんな中、今日はお世話になっている方々と一緒に宿坊に来られました。

日本での思い出の1ページかな?
そんなことを感じながら、日帰り体験を。

お昼に来られ、先ずはイタリアン精進料理をお出しします。
ベジタリアンということですが、精進料理なのでまったく問題なし。

コーヒーも飲まれないので、紅茶をお出しする。

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その後は本堂でゆっくりと体験をしていただく。

読経~瞑想~プチ写経~絵手紙です。

一つ一つ、それぞれを皆さんとても楽しんでいらっしゃいました。

観光地の寺院は別として、普通のお寺に来られたのは初めてだそうです。

お寺ってやっぱり日本文化の凝縮された所でもあります。
外国人の方はとても喜ばれます。

宗教のことお伺いすると、まだ無宗教だと仰られていた。

外国の若い方に聞くと、ほとんどが無宗教と答えられます。
意外と思いますが、まだ宗教を決めていないということかも知れませんね。

瞑想も写経も絵手紙も、良かった様です。
でも、実は瞑想は年配のご婦人が一番喜んでおられたのです。
これも喜びの一つですね。

ドイツのリューベックのご出身とお伺いしたので、早速にネットで調べる。
バルト海に面した、とても綺麗な街でした。
ハンザ同盟の中心都市でもあるそうです。

バルト海の女王の称号があるという、街並みもそれは美しかった。

「とても美しい街ですね」と伝えると、嬉しそうに微笑まれた。
誰でも自分の街をほめられると嬉しいものでしょう。

鳥取や八頭がそんな街になれるかな、そんなことを思った。

ドイツに帰られる前に、もう一度来ていただけるといいですね。

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「お寺が変わる、お墓が変わる!」・・・日本海新聞・潮流

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7月22日の日本海新聞「潮流」

私の10回目の寄稿が掲載されました。

今回のテーマは、いつも感じていること考えていることを、そのまま文章に
してみました。

当たり前のことであり、皆それぞれが感じていることです。

でも現実にはそれほど差し迫ってきていないのかも知れません。

ただ、変わって行くものはお寺だけではなく、お墓とか葬儀に関わることなど
本当に大きく変化して行くかもしれない。

それがこれから10年で一気に転換して行く可能性がある。

私が10年前に感じたことは、そのとき周辺はあまり意識していなかった。
それがこの2~3年の間に急速に変わってきたと感じている。

地殻変動が起きつつあるなと・・・。

日本仏教の転換期は、鎌倉仏教と江戸時代の檀家制度。
これでほぼ現在の枠組みが決まっている。

それがまさに今、第三の波が来ようとしている。

それを感じている人は、すでに動いている。
そして変わらない(変わりたくない)人もたくさんいる。

でも時代や社会は留まってはくれないのです。

衰退して行くお寺、そしてなくなって行くお墓。

変化して行く家のカタチ。

そこに新しい流れができるかも知れない。

そのときの求められるお寺とはどんなお寺か?

それが問われているのでしょう!


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「心を軽くしよう!」・・・幼稚園の保護者会にて。

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今日は鳥取市内にある幼稚園で、保護者会の講師として出かけてきました。

保育所も併設する市内では大きな幼稚園です。

この様な機会にお呼びいただけることは、私自身もいろいろと考える機会と
なるので、有り難いことですね。

保護者会の役員の方が、日本海新聞に掲載されたコラム「潮流」をたまたま
読んで一度お話しを聞きたいと思われたそうです。

もうすぐ夏休みに入ります。
日頃子育てで苦労されている保護者の方に、少しでも心を楽にして休みに
入っていただきたいとのご要望。
なるほどと思い、テーマを「こころの授業」として、心を軽くするにはというとこ
ろを入口にしてみました。

1時間のお話しの中で、どう感じとっていただけたでしょうか?
お話しをさせていただいた後の反応はよく分かりませんね。

最後の10分間を使って、セラピーとして瞑想を少し体験していただきました。

話しを手話で伝えられていらっしゃった方もいて、ちゃんと伝わったでしょうか。
できるだけゆっくりと話すように心がけました。

お寺だけではなく、また法話でもない。
でも仏教的な観点から、日頃の問題について話しができる様にいつも心がけ
ている。

講演が終わってから、園長先生や保護者会の皆さんと一緒に給食を食べると
いう機会もありました。
日頃、この様なことはないので、幼稚園や保育所などのお話しが聞けてとても
新鮮でした。

今日のご縁を作っていただいた皆様に感謝しております。


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青い大地・・・青に染まる

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北海道は北国だから、白い大地というイメージがあるかも知れない。

でも私には、北海道は青い大地というイメージが広がった。

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海の青は、やはり積丹ブルーと呼ばれる通り、積丹半島の神威岬のブルー。

この海のブルーは本当にすごい。

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上空から大地を見ても青かった。

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もちろん間近で見ても青が広がる。

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私にとっては、どこまでも青い大地であった。

35人の写経・・・八頭町連合婦人会研修会

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今日は、地元八頭町の連合婦人会の皆さんが、研修にお見えになられた。

一昨年の7月に続いて2度目となられます。

合併して八頭町となったので、それぞれの地区の婦人会を取りまとめておら
れる団体。

八頭町の各地からお越しになられています。

今日は暑くならなければ良いが、と思っていました。
本堂で多くの方が写経をされるのですから、暑かったら厳しいなと思っていま
した。

私はいろいろと動いていたので汗だくでした。
皆さんに聞いてみると、それほど暑さは感じないとのことでした。

今日は人権の話しも含めて、心の持ち方と幸せについて先ずお話しをさせて
いただきました。
そのとき、心を整える瞑想体験もしていただきました。

そのあとは、参加者全員で写経です。

皆さまは熱心に取り組まれれていました。

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この本堂で写経体験が一番多かったのは、一昨年のこの研修会で54名と
言うことがありました。

その日は35度を超える酷暑の中でしたので、氷柱を数本用意したことを思
出だします。

そのときに比べると、人数も少なく気温も低かったので、多少は過ごしやす
かったかもしれませんが・・・。

こうして地元の方々にお寺においでいただけるのは、とても有り難いことで
すね。
たとえそれが研修の場であったとしても、嬉しいことです。

普段は関係ないお寺へ行くということは、地方ではあまりない事です。

お寺も、その場を開けば様々な研修の場にもなるということが、宿坊を始め
てみて分かった。

その可能性はまだまだ広がって行くかも知れない。

いつもそんなことを、こちらが感じさせていただいている。

会長を始め役員の方々には感謝しております。

ただ何度受け入れをやっていても、こちら側の対応としては不十分だなあ
と思うことしきりです。

お寺なので、あまり整い過ぎても良くないのかも知れません。

お寺や宿坊の独特の雰囲気を味わっていただきながらも、同時に居心地
の良さも感じられる場所であって欲しいと思っています。


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六七日に思う

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今日の夜、六七日にお参りした。

七日ごとのお参り、長かった様に感じるけど、終わってみると早いもの。
やはり丁寧にお勤めすることが大切だと思う。

別れのことは惜しんだり中途半端にすると、後々心に残ってしまうことがあり
ます。

心にはけじめをつけて行くことが大切です。

人が亡くなって、次の生を受けるまで中陰と言います。
その間が四十九日間と言うわけです。

誰も亡くなった人に聞く訳にはいかないので、本当のところは分からない。
ただ、四十九日という考え方は日本だけではなく、仏教全般に共通するもの
だと言う。
もちろんその考え方には、それぞれ違いがあると思いますが。
日本でさえ宗派間でかなり違いがあります。

よく中陰の間、つまり此岸から彼岸へ行く途中に三途の川があると言う話しが
ある。

私はこの七日毎のお参りのときの法話では、その間を旅に譬えることが多い。
阿弥陀様の願いによって仏となることが約束されていても、やはり皆で見送り
たいものです。

六七日だと、写真の様にもう雲を突き抜けて虚空へと到達してそうです。

やはり、川を渡ると言うよりも雲を突き抜けるって感じかなと思ったり。

迷いの雲を突き抜けると、そこはすでに彼岸である。

もうそろそろですね!

来週は四十九日、満中陰です。


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若桜鉄道山田社長 × 谷本酒店店主 で化学反応が起こるか!

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昨日の夕方、台風が近づいてきていた。

鳥取市内は、まだ風は強くなっていなかったが、雨はパラパラと降っていた。

その日は、若桜鉄道の山田社長を鳥取市内にある、お酒の販売の老舗の
谷本酒店にお連れすることになっていた。

谷本酒店は、鳥取では良く知られたお店である。
また酒の卸でもおそらく鳥取で一番大手ではないかと思う。

鳥取の町で秀でているお店、私の中ではそれは、酒店であれば谷本酒店、
本屋なら定有堂。
この二店舗は、特別な存在だと思っています。
どちらも、こだわりがある。

老舗と言っても、店舗はワインや地酒が綺麗に並べられている。
この店は品ぞろえもすごい、ワインや地酒はこのお店でなくては手に入らない
ものもあるのです。

谷本社長は商工会議所の青年部の活動にも尽力され、また様々なお店の
支援もされるなど、お忙しそうですね。
イベントなどでは、お酒のことはやはり谷本社長に頼ることが多いらしい。

若桜町にある酒造会社の辨天娘さんとも非常に懇意にしておられる。

そんなこともあって、山田社長と谷本社長をお引き合わせしたのです。

それぞれご活躍のお二人だが、これが初対面でした。
まあそんなこともあるのかな・・・、などと思いつつ町おこしから地酒やワイン
の話し、さらには料理を含めた地元の食材のことまで話しが進む。

話しをしながら、まるで地方創生のトークショーの様だなと感じた。

お互いに立場は違うけど、町おこしやお店支援など共通点が多いということ、
またお二人とも企画力がありイベント等を仕掛けていることもある。

これだと皆で地元産の食材を使った料理と地元のお酒を飲みながら、地方
創生にまつわって、料理からお酒まで幅広い話しが聞けそうだなと思った。

今回は、聴衆と言うかコーディネート役と言うか、そんな感じでしたが、とに
かくこの濃い話しを聞いたのは私一人でした。

気兼ねなく話せるのと、お互いに方向性が似ているということもあって、本音
トークも聞けます。

このお二人の出会いによって、何か化学反応が起きるといいですね。

お二人の熱いトークのせいか、台風は鳥取には何も影響なく通り過ぎて行き
ました。
風もほとんど吹かず、雨もそうでもありませんでした。

ちょっと期待できるかも知れませんね!


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浄土真宗にこだわる・・・そんな体験もできます!

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宿坊には、宗派に関係なく人が来られます。

基本的な体験やお話しは、仏教を中心にしたものですから、宗派の特長を
出すことはありません。

とにかく仏教にこだわるって感じです。

でもお寺の宗派は浄土真宗。
なので、浄土真宗にこだわる方には、浄土真宗にこだわった体験をしていた
だくことができます。

今回、男性一人旅で来られた方。
浄土真宗のことを聞きたいと仰られていました。

今回は一泊二日、浄土真宗と仏教をしっかりと体験していただきました。

読経は、通常浄土真宗の唱えるものすべてを。
写経は、『仏説無量寿経』の「重誓偈」。

作法も浄土真宗で。

お話しの内容も、浄土真宗と仏教の関係が中心でした。

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熱心に親鸞聖人の教えを聞かれておられる方です。

私も自分なりの考えをお話ししました。

十分にお伝えできたかどうかは分りませんが、「有り難かった」とも仰って
いただけました。

これからもずっと縁が続いて行くでしょう・・・。


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東京の情景・・・パンケーキの人気店

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もう先週の月曜にのことになる。

久しぶりに東京に行きました、と言っても北海道に行くための途中下車での
一泊でした。

鳥取空港から羽田へ、到着後は原宿に向かった。

昨年宿坊に来られた方とお会いするため、パンケーキの名店に行きましょう
とだけ話していた。

原宿から表参道まで歩き、その方と連絡が取れた。

東京は雨だったけど、表参道から青山の骨董通りに抜け、目的の店に着いた。

お店は「CLINTON ST BAKING」というお店。

雨の月曜日の朝だったせいか、開店と同時くらいで二階席にすぐに座れた。

注文はパンケーキとエッグベネディクトを。

久しぶりにお会いしたので、いろいろ話が弾みました。

宿坊では写経をしっかりとされていたイメージがある。
現在は俳句を始められて、朝日俳壇にも入選されているそうです。

広告関係というお仕事柄か、言葉を選ぶということができるのだなと思った。

宿坊を始めてから、この様な出会いがある。

普通なら知り合うことはないし、もし知り合ってもこんな風にお会いすることは
ないでしょう。

宿坊の出会いって、やっぱり少し特別な感じがします。
さらには何も利害関係がなく、年齢関係なくお互いに友達感覚で話しができる
事もあるのかも知れない。

宿坊でお見送りするとき、またいつかお会いで来るような気がするのだ。

わざわざお仕事の時間を割いていただいていることも、有り難いことです。

この様な関係が続いて行くことができたなら、人生は楽しいかも知れない。

強い関係でなくても、お互いにつながっているネットワークの方が良い様な
気がするのです。

これも新しいスタイルって感じがします。

そうこうしているうちに、お昼近くになっていた。

お店を出ようとすると、いつの間にか席はいっぱいになっていた。

レジの横を通ると、雨にもかかわらず多くの人が行列を作っていた。
やっぱり東京で人気店なんだな。




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近すぎず、そして遠すぎもなく・・・そんな非日常の空間がある。

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女性の一人旅、宿坊光澤寺にはそんな方が多い。

少し日常から離れてみる、そしてゆっくりと心を整えて行く。

田舎の山里にある、いつもとは少し違う場所。
でも意外と交通のアクセスが良い。

山門をくぐると、日常から解き放たれる空間がある。
でもそれほど日常からは遠くない。

近すぎず遠すぎず、日常からの距離感はこのくらいがちょうど良い。

日常から離れすぎると、戻るのがちょっとしんどくなる。
この宿坊は、無理をせず自然に戻れる距離なのだと思う。

たまに心を整える、そんなことってとても大切です。
でもそんな場所は、実はそれほどない事にも気づく。

今回は、お経を唱えたり写経をしたり、瞑想もして絵手紙も体験された。
一泊二日と言う時間の中でも、ゆったりとした時間を過ごされていた。

心を整え、無理をしない。

周りは自然に囲まれている。

自然の声や音以外はほとんど聞こえない。
でも周りに家々はある。

日常の中の非日常の空間がここに広がっています。

とても穏やかな表情で宿坊を後にされた姿が印象的でした。

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遠来より友来る・・・宿坊の楽しみ

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学生時代からの友人が、宿坊に泊まりに来てくれました。

一年に一回、出張のときに寄ってくれています。

大学を卒業してから、途中音信が途絶えたこともありましたが、今でも時々
連絡を取り合っています。

大学を卒業してから、すでに30年以上のときが経っている。
会って話せば、学生時代と大して変わっていない話になるけど、その間には
お互いにいろんなことがありました。

こうして今でもつながっている縁は、有り難いことでもある。

もし宿坊をしていなければ、友人も中々寄ってくれることはなかったでしょう。

今回は、女性の方の宿泊もありました。
同宿でも構わないということでしたので、お泊りいただき食事も皆で一緒に
食べました。

旅先でのご縁ですね、全く見ず知らずの人同士が、たまたま宿で知り合う。

そして宿坊の良さは、一気に距離が縮まることですね。
いろんな話しで盛り上がります。

通常は一日一組ですが、その日しか都合がつかない方もいらっしゃいます。
今回は一人は私の友人でしたので、女性に確認をしての上の宿泊でした。

ときどき、こんな感じで二組の宿泊のときがあります。
それはそれで楽しい時間が過ごせたりします。

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女性の方は、大阪からバイクで来られていました。
SUZUKIの200ccにバイクだそうです。

出会いがあれば、また何かがつながって行くこともあるでしょう。

関係性のなかったところに関係を築いて行くことができるのも、宿坊の良さ
です。


宿坊光澤寺

思い通りにならない・・・でもそこにまた、出会いがある。

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若桜鉄道の観光ガイドに向かう途中、郡家駅での停車中に電話があった。

「今日か明日、そちらに泊まれますか?」

「明日は難しいですが、今日であればお泊りいただけます」とお応えする。

夕方、鳥取駅までお迎えに行き、宿坊までの途中お話しをしながら。

「どちらから?」とお伺いすると、「今日は沖縄からです、午前中は沖縄にいま
した」と仰られた。

休暇を利用して沖縄に行かれたのだけど、台風が近づいていて那覇は雨と
風がとても強かったそうです。

沖縄で待ち合わせをされていた方は、飛行機が那覇に下りず引き返したと
も言われていました。

沖縄にいても仕方がないと、羽田便等確認してもキャンセル待ちで満席状態。
たまたまSKYMARKの米子便に秋があったそうです。
それで米子に飛ぶことにして、宿泊の問い合わせで宿坊に連絡があったのです。

なかなか旅は思い通りに行かないこともある、思いがけないことも。
人生も一緒だなと思った、思い通りに行かないのが人生だと最初から思ってい
たほうが良い。
何故かって言うと、思い通りにならないから人は苦しむのであれば、思い通り
にならないと知っていて、それを楽しむことだできれば。

今回、この宿坊に来られることは予定にはなかった。
もしかすると、一生出会わなかったかも知れないのです。
でも、偶然が重なる縁も、つながった瞬間にそれは必然となります。

夕食後、お風呂に入っていただいた後、BARで飲み直すことに。
飲むことが目的ではなく、話しをすること。

旅のこと、仕事のこと、スポーツのこと、社会のこと、そして仏教のこと。
様々な分野に話しが進んで行く。

でもそれらには違った分野でも、共通点があることに気づいて行く。
そして知らないうちに夜は更けて行っていた。

思い通りにならないこともある、でもそれでまた新しい出会いを生むことに
なるのです。

いろんなことを思いながら、時は過ぎて行く。

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何もない事の良さをしっかりと感じてみる!

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何もない事の良さがある。

皆は何かが欲しいと思う、これがあったら、あれがあったら。
あれも欲しい、これも欲しい。

あっちはこれがある、こっちも作れ。

現在の地方創生や地域活性化は、ほとんどがこのパターンだ。

もう一つは、昔はこうだった、以前はこんなことをしていた。

実は、これはバブル症候群の残像ですね。

その時代が一番良かったと思っている人たち。

社会も変わっているし、日本も変わっている。

すべてが変わろうとしているのに、過去に引きずられている。

お寺の世界も言うに及ばず、この方式に当てはまります。

あとは、遺産や文化財登録。

何でもかんでも、今や日本中がこの症候群に陥っている。

もはや、逆に遺産や文化財ではない方が希少価値がありそうな
くらいのイメージである。

今さら世界遺産でもあるまいにと思ってしまう。

これもバブル症候群の派生でしょうか?

そんな捉われから解き放たれた方がいい。

文化財になったところで、その物の本質など何も変わらないのだ。

今は、何もない方が良いと感じている。
その方が、何にも捉われずにイメージすることができる。

あるものに捉われていると、そのイメージから抜け出せない。

地方活性化も、お寺の将来も、何もない所から始めてみる。

そのとき本質が見えて来るのだと思っています。

これって、きっと人も同じ。


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友人と久しぶりに会う・・・東京で時空を超えて

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月曜日、久しぶりにその友人と会うことにした。

大学を卒業して最初に入った会社の工場研修の半年間、独身寮で相部屋
だった縁から始まった。
もう今から30年以上前のことです。

あれからお互いに会社を変わったり、結婚したりとそれぞれの道を歩んでい
る。

最近は東京に来ることも滅多にないので、やはり中々会う機会は少ない。

待ち合わせは、新しくなった東京駅の前にある新丸ビルの7階のテラス。
ここは無料で入ることができるので、待ち合わせに使った。

あいにくの雨で見晴らしは良くなかったけど、こんな場所があるのも東京の
魅力だなと感じた。

平日の午後でしたが、仕事を早く切り上げてくれたので、久しぶりの再会に
話しが弾んだ。

ただ今回は、久しぶりに会うという目的だけではなかった。
これから自分たちの進む方向を確認する作業もあったのです。

お互いに様々な時間を経過している、そして話の内容は全く違う分野の話し。
だけどいきなり本題に入って、その話しで終始する。

何かを始めようとするときは、信頼関係があれば楽です。
それにお互いに気負うところがない。

年齢を重ねて、何か新しいことを始めるとき、そのことが大切だなと感じる。
今さら気苦労を重ねてまでは動きたくはない。

さらには見つめる方向が同じということも大切。
お互いに妥協もしないし、強制もしない。

そんな関係がすごく楽なのです。

今回二人で話したこと、近いうちに実現できればいいなと思っています。


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そこには人がいるのです。

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分っていること。

でも分かっているようで、その本質を理解していないのかも知れない。

お寺のこと、これから先のことをいろいろ考える。

こんなお寺がある、あんなお寺がある。

すごい展開をしているお寺がある。

かなり先を行っていると感じる。

お寺の場合、お寺の名前の方が有名だったりするかもしれませんが、そんな
お寺には必ずそこに人がいるということが分かる。

お寺の外見や運営に目が行きがちであるが、その人がいるからそれが成り立
っているのです。
他の人が同じようなことをしようとしても、それはできないでしょう。

何事も人だとはよく言われること。

でもその人の本質を見ているかと言うと、意外とそうでもない。

たまたまそれができたのではないでしょう。

その人の思い、その人の体験、その人の意欲、その人のエネルギー、そして
時代。

それらすべてがマッチングしたとき、それが起こるのでしょう。

やっぱり人か・・・。

建物を見ててもしょうがない、人に遇わなくては意味がないな。

会うことは大切だと思う、だけどやっぱり遇うことの方が重要かもしれない。
そうでなくては、自分の思いに進めない様な気がする。

そんなことを感じたりするのです。


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小雨降る七月の土曜日、お寺のことを考える。

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今日は小雨降る土曜日。

お昼は、同じ八頭町内の婦人会の方々が研修に来られた。

最初に地域のことやお寺のことをお話しし、写経を体験されました。
写経が初めての方も多く、今日は筆ペンを希望される方が多かった。

お寺が楽しい場所だと感じていただけると、有り難いですね。

お寺が賑やかになってきたお話しもしましたが、現実は本当に厳しい中に
あるのも事実です。

そして夕方からは、同じ村にあるお宅に法事にお参りする。

三世代がご一緒に暮らされていて、ご家族は賑やかです。
でもご主人は、「昔は法事と言えば人が多かったけど、今は本当に少なく
なった」と仰られていた。

お参りされている方も、足が痛くて座っていられない。

最近、法事にお参りしたら同じような話しが多くなった。

田舎の法事も、これからは大変になって来る。

分っているのですが、そんなことをしみじみと感じてしまうのです。

こればかりは、お寺が努力することではありません。
それぞれのご家庭のご事情です。
そして社会環境でもある。

もちろん熱心に続けていただけると有り難いのですが、実際に今日の様な
ご法事をされる家も少なくなるでしょう。

お寺の周りの周辺人口が確実に減少し、家族が少なくなる。
高齢化や独り暮らしも進んでいます。

私のお寺の周りの環境は、典型的な日本の山間部の過疎の町です。

そこで自分にできることは何かを考える。

できることは、本当に限られているだろう。

あとは、それをやるかやらないか、それだけだ。

過疎化の進む山間部の、檀家数の少ないお寺がこれからどうするのか?

そんな一つの命題に取り掛かって、丸三年が経ちました。

結果もまだ見えません。

死ぬまでその道は見えないかも知れない。

でも一度きりのこの世の人生です。

自分の思った道を進むしか方法はない。

もし私が檀家さんしか見ていなければ、今日のお参りで話したり感じたり
することは、結構シビアな内容かも知れません。

私が考えるのは、15年後のことです。

そこまで頑張れたのなら、先のことはそれほど考えていない。

とにかくそこまで、走りつづけよう!

そんなことを感じた、一日でした。

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意外な展開をしてる宿坊バー MIDNIGHT

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この春から、お寺の事務所を夜はBARにすることにした。

でもBARと言っても名前程度ですが、MIDNIGHTと名付けた。

なぜ作ったかと言うと、一つはお客様にもっと宿坊を楽しんで欲しいと思った
からです。
それにただ僕がBARが好きだから。

と言っても、それほどBARに行ったことはありません。
BARという言葉の響きが好きなのです(笑)。

実はもう一つ大きな理由があります。
それは寺務所がいつも散らかってしまうから。
BARにすれば、必然的にいつも片付けておかなくてはならない。
そう言う効果も狙ってたりします。

宿坊には談話室もあって、今まではそこでゆっくりと話しをしていました。

でも雰囲気を変えるときとか、もっと話したいときとか、気分転換に部屋を
変える事ができます。
BARなら、ゆっくり話してもあまり気にならない。

BARと言っても、別にお金を払うわけではありません。
宿坊にあるお酒やジュースやお茶をお出しするだけ、もちろん飲みたいお酒
があれば持込みもできます。

僕も楽しみでやってることなので、希望があれば喜んで一緒に飲みます。

でもあまり来られないのかなと思っていました。

ところが意外に、夜はこのBARを希望される方が多いのです。
僕がBARがあるんですよと、さりげなく伝えるからかもしれませんが。

グループで来られた方が、一人で話しがしたいと言われたこともあるし、
ご家族で来られた方も希望されたり。

お一人でもグループでも、ここでならゆっくりと気兼ねなく話しができるので
しょう。
結構遅くまで話して行かれる方が多いですね、午前様多々もあります(笑)。

意外とBAR効果ってあるなと思いました。
やってみてよかったなと感じています。

宿泊者の方だけのBARです。

いまどき、都会では坊主バーなるものが流行ってるらしい。

巷では最近、僧侶って意外と人気なのです。

でもここは、そこさえ超えてると思っています。
なぜって、ここは一人でも貸し切りだから。

何でも話したいこと、相談したいこと、悩みがあれば悩みもゆっくりと他の
誰にも気兼ねせずに話すことができるのです。

周りは静かな山里の夜が包んでくれている。

こんな場所は、日本中探してもないでしょう。

もしかすると、とっておきの場所かも知れませんね。

あなたも、どうぞお気軽に!

BARは趣味なので、料金は必要ありません。

※お酒のご希望等あれば、そのときは要相談となります。

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浄土真宗本願寺派鳥取因幡組 第8期連研を無事終える!

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早いものです、あれからもう一週間が経とうとしています。

6月28日、光澤寺を会場に鳥取因幡組の第8期連研の修了式が開催され
ました。

連研とは連続研修会のことで、浄土真宗のみ教えを中心に、現代社会の
問題等のことを一緒に話し合い、そして学び合う場であります。

一か月に一回、それを十二か月連続での研修となる。
仕事や家庭の用事をしながらということですから、参加される方は結構大変
です。

この第8期も、40名の方々の参加がありました。
本願寺派の地域単位を組(そ)と言いますが、組の活力は、やはりkの連研
がしっかりと根付いているかどうかが基準となるでしょう。

なぜなら、この連研を修了された方々が、それぞれのお寺の中心となって
活動されることになるから。
鳥取因幡組の多くの寺院の総代さんや仏教婦人会の方々は、この連研を
修了されている方が多いのです。

連研の運営方法は、各組によって違いますが、鳥取因幡組の特長はこんな
所にあるかなと思っています。

①一か月に一回、十二か月連続で実施している。
②会場寺院を持ち回りで実施し、十二の寺院を順番に巡ることができる。
③毎月、最終の日曜日を使って、昼食をはさんで一回4時間の研修を行う。
④午前中必ずその回のテーマについて、班別に分かれて話し合い法座を行う。
⑤その会毎の講師は会場寺院の住職が務める。

以上が、鳥取因幡組の特長です。

ここ数回は、この流れに乗って実施して来ましたが、皆さんの話し合いが深ま
って、同期的な感覚になって来ます。

ただ問題点があって、日曜日の一日を使って実施するので、僧侶側としては
スケジュールの調整が大変だったりします。

私が連研の担当となり、関わった研修はこれで3回目ですが、当初はできる限
り参加していましたが、3回目の第8期は中々参加できなかったですね。
日曜日は法事や行事、宿坊の来客が多くなっていったからです。

ただ今回は、若手の僧侶が関わってくれるようになったので、その点では任せ
るということができたので、かえって良かったのかも知れないなと思っています。

これからもこの連研が長く続いて行くことを願っています。

修了式では、参加者のお一人お一人が、それぞれ感想を述べます。

いろんな思いが詰まっておられるのでしょう、涙ぐむ方も多かったですね。
無事終了して、ホッとされた方もいたのでしょう。

参加された皆さん、本当にご苦労様でした。

これからは、またいろんな所でお会いできる機会が増えると思います。
どうぞよろしくお願い致します。





居心地の良い空間を創る

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私は家具、その中でも椅子が好き。

なのでいつも探しているって感じがしています。

宿坊や本堂には、私がお寺に戻ってから置き始めた椅子がたくさんあります。
椅子って、やっぱり安らぎの原点かなあって思っています。

そこに椅子があると座ってみようかなと思う。
座ると周りの景色がゆっくりと見えるのです。

宿坊のことでいつも考えていることは、どれだけ安らぎの空間を創ることがで
きるかということです。

なんとなく普通の空間なのに、ワクワク感があったり、安らぎがあったり。
その両方を感じられる様に。

それには周りの自然が大切、そして季節感。

境内に入っては、空気感になります。

庫裡や境内に入ると、そこも第一に空気感が大切です。
次に清潔感でしょうか。

日常とは違う感覚、でもそこに圧迫感や強制的なものがあってはいけない。
あくまでも包み込む優しさが求められる。

そして、あまりに日常から離れすぎてもいけない。
それには、どこか懐かしさを感じられること。

そんなことを考えながら、宿坊に少しづつ手を入れたり、家具や椅子や小物
を探している。

電気製品等は別として、そうなると新品だと馴染まないことが多い。
建物の雰囲気に違和感があっても落ち着かない。

自分の好きなものをじっくりと探して行く。

それも宿坊の楽しみの一つなのです。

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地方活性化と若桜鉄道活性化で盛り上がる夜!

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宿坊をやっていると、いろんなことがある。

昨日、早くから4連泊を予約されていて、途中問合せも何度が入っておられた
方がいらっしゃった。
それが当日来られなかったのです。

夕方まで何度か連絡をするのですが、全くつながらない。
お泊りに来られる目的もお伺いしていたので、ちょっと肩透かしって感じでした。

この4連泊の間、予約の問い合わせもあったのですが、その目的をお伺い
していたのですべてお断りしていたのです。

拍子抜けしたのですが、坊守とは逆にゆっくりと休めということだと話した。
実際にそのことで、楽になったのも事実だったのです。

その次の日、「仕事で八頭の方に行くので泊まれますか?」という電話があり
ました。
幸いにも連泊が亡くなっていたので、「大丈夫ですよ!」とお応えした。

宿坊に来られてから、いろんなお話しをしました。

お話しを聞くと、旅行情報誌やネットの旅行案内で有名な会社の方でした。

それで勢い、旅行の話しから始まって、地方活性化や若桜鉄道の活性化の
話しで盛り上がりました。

八頭や若桜谷の穴場情報など、様々なお話しも。
少しは観光情報に役だったでしょうか?

すぐにどうこうということはないでしょうが、将来的なビジョンを持つことって
大切なことだと思っています。

これは、お寺についても言えることですね。

その日は、八頭町に国からシティー・マネージャーが赴任された日でもあった。
そのことについても、いろいろ話題になりました。

こんな出会いも、いろんな縁が重なっています。
縁はプラスでもマイナスでもない、ただそれを自分がどう受け止めるかなので
しょう。
今回も、キャンセルになったことで、いろんなことができたのですから。


次の日は、隼駅の前にある「風のマルシェ」にお送りしました。

ちょうどそこに、わたなべもえちゃんがいらっしゃったので、写真を撮らせて
いただきました。

お二人とも素敵な笑顔です!

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日本海新聞「潮流」・・・6月のテーマは「いのち」でした。

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毎月一回、地元の日本海新聞のコラム「潮流」に寄稿しています。

6月は22日の掲載でしたが、テーマは「いのち」でした。

漢字で命と書きますが、ひらがなで「いのち」と書く場合もあります。

仏教では、よくひらがなを用います。

それにはどういう意味があるかと言えば、ひらがなで「いのち」と書いたとき
は、生と死の両方を見つめることを意味しているからです。

たとえば、医療の世界では、患者が亡くなればもう患者とは言わない。
医療行為をすることもない。

でも仏教でいのちと言えば、生と死が一体であるということ。
それを切り離しては考えないのです。

生老病死、それらを別々のものとはみなさないのです。

すべては「いのち」の中のことですね。

では私たちは、その「いのち」をどう受け止めるのか。

そしてどう生きて行くのか。

そんなことを思いながら、書きました。

今回で私の寄稿は9回目となりました。

12ヶ月間ですから、あと3回です。

いろいろ書いたようでもあり、同じようなことを書いたようでもあります。

でも、それぞれのテーマ毎に、思いを込めて書いています。

「潮流」読んでいますとか、切り取っています。
などと声を掛けていただくことも多くなりました。

それも有り難く感じ、また次への心が動きます。


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