宿坊光澤寺日記・・ひとりばなしのつづき。

光澤寺&宿坊光澤寺&やずブータン村。 山里のお寺で繰り広げる「こころのふる里」作りとお寺復興プロジェクトや、宿坊に来られた方々との出会いも語ります。

2019年02月

宿坊改造計画2019!

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宿坊を始めて丸7年経ちます。

4月から8年目に突入!
早いようでもいろんな出会いがありました。

最初は宿泊だけを考えていましたが、TVロケから日帰り体験も始まった。
地区公民館や婦人会や老人会、女子会にグループからお一人様まで。
さらには旅行会社のツアーも沢山入って来るようになった。

宿坊は毎年どこかを変えています。
最初はエアコンを各部屋に導入し、バスルームを改修。
ベッドを増設し入れ替えたり。
ステンドグラスの窓を入れてとか。

昨年は本堂に納骨堂をリニューアルした関係で、本堂の改修に力を入れて
ました。

でも今年は、宿坊の大改造して行きます。

先ずは客室のトイレの全面改修。
ちょっと古くなっていましたが、何とか使っていました。
でもちょっと狭かったり、ウオシュレットが調子悪かったり。

今までのトイレスペースを広げて新しいトイレを導入。
照明も入れ替えて、明るくなります。
使いやすくて居心地良いトイレ空間を作ります。

さらには、メイン客室も改装。
従来テーブルセットだったところを、ソファーに入れ替える。
客室をもっと寛げる空間にして行きます。

二階の客室も変更。
ただ寝るだけになっていた部屋、従来のベッド2台をリニューアル。
部屋のレイアウトも変えて、二階の客室も遊べる空間にする。

今年はもっと楽しい宿坊だ!


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宿坊日帰り体験って?

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今日は三人の日帰り体験

女性三人、ゆっくりと昼食のイタリアン精進料理を召し上がられた。
その後はコーヒーor紅茶と和菓子。


体験は法話が希望でした。
当初は本堂でお話をする予定でしたが、コタツに入ってゆっくりとお話を
しました。
時間を忘れて話が盛り上がる。

「次回からは、何か話のテーマを決めてきたらいいね!」
そう仰っておられました。
するとここに来る楽しみもまた違った感覚になるかも知れませんね。

宿坊日帰り体験には、地元の鳥取の方々が多く来られます。
保守的な地域で他のお寺に行くという機会はあまりない。
というか、自分のお寺でも葬儀や法事のときくらいしか行かない。

当初は日帰り体験はあまり考えていませんでしたが、リクエストに応えて
始めて見ると、意外や意外、たくさんの方が来られるようになった。
さらには、旅行会社のツアーも来られる様になった。

昼食と体験、そして話もゆっくりとできます。

悩み相談やお寺やお墓の相談もあります。
何でも気軽に来られたら良い。

ときにこれといった決まりはありません。
ただお寺を楽しむ、そして心を楽にする。
お寺ってそんな楽しみ方もあります。


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四月の陽気の日曜日、講演と法事と送別会と!

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二月最後の日曜日。

例年、この頃は真冬の寒さが緩む時期。
でも今年の二月は雪もほとんど降らず、この日は4月上旬くらいの気候でした。

朝は、倉吉市にある「はばたき人権文化センタ-」さんで開催された、人権問題
講演会でお話してきました。

こちらに伺いするのは初めて、下調べして行ったのですが近くで少し迷ってしまい
ました。
到着がギリギリになり、ちょっと反省しております。

会場にはたくさんの方がいらっしゃいました。
テーマは「いきいきと 穏やかに暮らしていくために」です。

どうしても過疎化と高齢化、そして世帯分離の話になってしまいます。
でも、本当のあと10年で日本は大転換せざるを得ない。
日本の社会を支えてきた70代が、高齢化に入って行くのです。

そして日本全国で一斉に空家が激増する。

それとともに、墓じまいや永代供養、お寺の問題も表面化する。
そんな話を1時間と少しお話しさせていただいた。
講演の後は、地元の男性が作られたカレーが振る舞われました。

そのあとでいろいろと相談に来られる人もいらっしゃった。

食事をいただいて倉吉を後にすると、一旦お寺に戻る。
午後から法事が入っていました。
穏やかな日曜日、ご親族がたくさんお参りされていた。
普段は寂しい家も、若い方もたくさん。

法事は家を賑やかにする。
仏様の縁だ。

法事のあと、こちらでも食事をいただく。
皆さんと話しをする、和やかな時間が過ぎて行くのだ。

法事が終わると、今度はまた倉吉方面に向かった。
あるお寺さんの住職引退の送別会でした。

夕食をいただきながら談笑する。

さすがに一日二度、倉吉に来るのはおそらく初めてではないかな。

穏やかな日であったことが助かりました。
でも穏やかすぎて夕方の運転は眠かったけど・・・。



二十四節気を感じる場所!

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二十四節気では、立春を過ぎて雨水。

紅梅がその雰囲気を醸し出している。

このお寺のある場所は、四季を感じられる場所。
でも実は、二十四節気を感じられる場所なのです。

四季の季節をさらに六つに分ける、それが二十四節気。
四季を四季のままに感じられる場所で、日本ではそれほどはない。
なぜなら12月に必ず初雪が降る場所は少ない。

これから啓蟄だ。

四月上旬、入学式には桜が咲く。
新緑があって、田植えが始まる。

梅雨の後は夏休み。
それが終われば、梨が実り稲穂が黄金色に輝く。

そして沿線が秋色に染まり、紅葉が始まる。
そしてまた12月に初雪が降る。

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この季節感を大切にしたいものです。


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直葬に思う・・・

直葬の割合が増えているという。

それぞれに事情があり、それぞれに思いがあるだろう。
何が正しいなどないだろう。
葬儀はこうしないといけない、なんて何もない。

今日は、午前中の永代供養セミナーで話をしたあと、火葬場に向かった。
今日は直葬のお参りである。

直接的な檀家さんではなかったが、縁があり依頼があったのです。
もしかすると、僧侶派遣よりも私の方がお布施が安いという理由からかも
知れない。

都会では直葬が増えていて、その割合は2割にもなるという。
おそらくこれからは、その割合がもっと増えて行くだろう。
直葬でも火葬場で読経を頼む人は多い。
ただ、今は僧侶さえ呼ばないという人もいるという。

お布施のこと戒名のこと寄付のことなど、お寺には負担がかかる。
それなら僧侶を呼ばなくて良いと考える人はいるでしょう。
もちろん経済的な問題も大きい。
そう考えると、今までのように葬儀は法事が続いてゆくのは難しいでしょう。

ただ縁がある以上は、私も全力を尽くします。
火葬場の法要室では読経を二巻唱える。
長いお経ではないが、せめて通夜と葬儀として唱える。
炉前でも唱える。

そして収骨勤行も勤めた。
できる限り思いを伝え、そして受け止める。

今回は、火葬を終えるとそのまま墓に納骨したいとのことでした。
鳥取地方では納骨は四十九日の法要を終えてからが通常です。
ただご遺族の強い要望があった。

それで収骨後は、そのまま墓に向かった。
火葬から収骨まで、そんな事情もあってずっと火葬場で待っていた。
さらに収骨にも立ち会った。
待っている間は、お孫さんとずっと話をしていた。
まだ若いが意外と話が続いた。
こんなこともあるのだなと、あらためて感じた。

現代の社会だと、経済的に厳しくなる事が増える。
そんなとき、お布施やお寺への寄付にお金を回すことができなくなっ
てくる。
そのときお寺が慌てても遅いだろう。

そのときは、もう目の前だ!







いきいきサロンで永代供養のお話です!

鳥取市内にある「いきいきサロン」

高齢化時代を、いきいきと生きる活動?
僕はそんな風に思っている。

ときどき、あちこちのサロンでお話させていただくことがある。
今日は午前中、とあるサロンで永代供養のお話をさせていただいた。

会場はいっぱい、みなさんやっぱり興味あるんだなあと感じる。

日本海新聞に寄稿しているコラム「お寺とお墓の本当の話」。
これを読まれて問い合わせが来ることがある。
お寺とかお墓って、困ったり気になってたりすることが多いのだろう。
ただ、どこに聞いて良いか分からない。
さらにはプライベートなので、人には話にくかったり。

参加されていた方には、宿坊にお越しになられた方も多かった。
懐かしい気持ちもあり、楽しい時間でした。
話の後、質問が続き予定の1時間を30分オーバー。
でも皆さんも、とても楽しかった様です。

これからもこんな機会がたくさんあると良い。
お寺とお墓の本当の話を聞いてもらえるから。

そろそろ鳥取も、お寺とお墓が変わっても良い頃だと思う。


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「この本堂はとても楽な空間です!」

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ときに心を整えること。
そんな日があっても良い。

二月にあっては春の日差しがまぶしい一日、宿坊に友人二人でお越しに
なられました。

体験を希望されていた。
写経体験と瞑想と心の授業。

八頭の山里の午後、写経に心を傾ける。
願いごともしっかりと書いていただきます。

「えっ、阿弥陀様には願いごとしないのでは?」と言われた。
そう、願うのは阿弥陀様の側であり、私の方からは願わない。
それが浄土真宗の教えだったりする。

でも写経での願いは、阿弥陀様に叶えてもらうわけではない。
願いは自分で叶えるのだ。
心をその方向に差し向ける為に願いごとを書くのです。

光澤寺は出世寺と言われています。
願いごとは叶う、そう自分を信じることが大切だ。

夕食はイタリアン精進料理、アッサリと完食。
「とても美味しかったです」と言われていました。

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夜は本堂深夜BAR。

日々の思いを話して行く。
そう、ここは阿弥陀様の空間。
穏やかで
とても居心地が良い。

「この空間はとても気持ちが良いです」
そんな言葉もあった。

深夜0時を過ぎても話が続く。
あっという間に時間が過ぎて行く。
でもここなら、すぐに眠ることができる。

深夜に納骨堂とマンダラを見学していただいた。
「全然怖くないし、気持ち良いです」

本当にこの本堂の空間は、不思議な空間なのです。

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次の日のお昼過ぎ、宿坊を満喫されて出発されました。

心は軽くなっている。


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本堂に納骨堂がある、そして食事もできる・・・今日の法要。

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今朝は冷え込んだ。
国道添いの温度計は0℃だった。

今日は本堂で法事をお勤めしたが、かなり冷え込んでいた。
法要は1時間程度かかる、それでなくても大変なのに寒くては余計につらい。
ストーブとファンヒーターをいつもより多めに配置。

思いを伝え、思いを受け止める。
その時間をゆっくりと過す。

今日の法要は納骨堂に入られている方でした。
ここだと正面に納骨堂があります。
仏様の向こうにいらっしゃるのだ。

まさに法要の場でご一緒できる。

読経の時、一緒にこの場にいらっしゃる事を感じることができた。
この空間を包み込む。

この納骨堂は本当に素晴らしいと、私自身が感じられた。

一つ一つ、一人一人の思いがつながって行く。
この場所はそんな場所だ。

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法要後は、納骨堂をゆっくりとお参りできる。
本堂と一体型なので移動する必要がない。
さらに今日は食事も宿坊をご希望でした。

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食事も同じ場所できると楽しめる。
周りを気にせずに、自分たちだけの時間を過ごせる。

食事は作りたてをお出しする。
それも冷凍物は一切使うことはない。
このときのために食材は仕入れます。

レストランではないので特別なものはお出しできないけれど、法事膳とは
違うものをお出ししたい。
法事膳は、どこも似たようなものばかりです。

もう少し家庭的で、食べやすいもの。
そして男性でも女性でも楽しめる。
そんな感じを考えてお出しする。

法要では読経に力を入れる。
そしてその空間をできるだけ演出する。
そのポイントが、今回導入した本堂のカーテン。

そして本堂の空気感を演出する納骨堂。
さらにそこに命を吹き込むマンダラ。
法要後も楽しみになる食事。

まだまだ始まったばかり、一つ一つ積み上げて行く。
その先にあるものを目指して。


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「いきいきと 穏やかに暮らしていくために」、人権問題講演会があります!

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2月24日(日)、午前10時30分~11時30分

人権問題講演会「いきいきと 穏やかに暮らしていくために」

私がお話させていただきます。
会場は倉吉市にある「はばたき人権文化センター」です。

内容は、「お墓を守る」「仏壇を守る」って何なのか?
そして、墓じまいや仏壇じまいはどうしたらいい?

といった内容です。

倉吉市も、市内中心地はドーナツ化が進み、高齢化や空き家問題がある。
住みやすい街だからといって、人口が増える時代ではないのです。
そしてそこでは、お寺やお墓や先祖供養の問題が起こる。

人権問題は、現代では様々な問題があるのだ。
高齢者の人権も大切なことです。
でも昔からの習慣が邪魔をして、どうしてよいかわからないことがある。
特にお墓の問題はそうなのでしょう。

そんな方々に安心してもらえる様なお話にしたいと思います。

今までお寺から言われ続けたことって、別に仏教には関係ないことばかり
だから。

あなたがどうしたいかが、一番大切なことです。
そこにどう寄り添うかなのです。


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明日の日帰り体験は46人・・・読売旅行さんのツアーです!

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明日は読売旅行さんのツアーが入ってきます。

少し冷え込みそうだが、雪にはならないだけでも良いか。
宿坊光澤寺は、昼食のイタリアン精進料理と法話になる。

明日はバスが満席で46人だそうです。
これを二人で対応するので、今日のうちにできる準備はしておく。

本堂の準備と食事の場所作り。

1月にカーテンを入れたので、本堂が劇場っぽくなったかな。
本堂って信仰の場だけど、それだけじゃない。
仏様の空間で心と身体を休める。
ゆっくりと楽しめる場所でなければと思う。

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プレッシャーがかからないことも大切だ。
お寺や神社って、結構プレッシャーになる人が多いのです。
ここは、全くプレッシャーがかからない。

入りやすくて、楽な場所。
でも仏さまをしっかりと感じられる。

読売旅行の団体さんのツアーが連続で入っていますが、みんさん気を遣うこと
なくゆっくりされています。

あとは料理と法話で楽しんでいただきたいですね。

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明日は、あまり寒くなりませんように。



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「自分らしく生きる!」・・・郡家西小学校で教育講演会。

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今日は、地元八頭町の中心にある郡家西小学校の教育講演会でお話してきま
した。

テーマは「自分らしく生きる!」です。

参観日と公開授業の後に、大教室での講演会でした。
教室にはゴザが引かれていましたが、満堂でした。

保護者の方と先生方へのお話しです。
おそらく100人以上いらっしゃったと思います。
ある保護者の方が私を推薦して下さいました。
地元で、それも普段はあまり接点のない方々にお話しさせていただけるのは、
ありがたいこと。

「自分らしく生きる」、それは先ず自分を知ることが大切です。
自分を知らなければ自分らしく何てできない。
心のことを知らないでストレスをなくせないのと同じ。
みんな最初にこのポイントで間違うのです。

でも「自分って何?」と思っても自分では分からない。

そこが今回の話のポイントです。

宿坊で7年間、約600人以上の人と向き合い、お一人12時間かけて話を
した実践がすべてです。
おそらくこれほど一対一で向き合って来た人は、日本にはいないのではない
かと思っています。
それも苦しみや悲しみ、鬱や統合失調症、ガン患者の方など、様々な人たち
と話したことから気づいた内容です。

そこに仏教を取り入れています。
仏教って元々、四苦八苦の苦しみからどう解放するかがテーマなのです。
死んだ人を供養する教えなんかでは全くない。

さらには西洋哲学や心理学の二千年も前から、心の奥深くまで問い詰めて
いる。
現代心理学は、まだそのレベルにさえ達していないのですから。

だから心のことは、仏教がとても効果的なのです。

自分を知るには、誰かに導いてもらうのが良い。
でももちろん誰でも良いわけではない。
カウンセラーは正直言ってほとんど役には立ちません。

ではどうしたら、と言われても難しいですね。
どうしてもと思われたら、この宿坊においで下さいと言うしかありません。

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最近は、いじめや虐待のニュースが多い。
どうしても、子どもが可哀想といった内容になる。
でも、そこには必ず保護者の姿があるのです。
その保護者が幸せではないからこそ、いじめや虐待につながっている。

子どもを救うには、先ず保護者や先生を救わなくてはならないとも思っている。
今日はそんな思いで話をしました。

講演の後、ある保護者の方からメッセージが届きました。
「今日の話はとても分かりやすく、一つ一つの話を頷きながら聞いていました。
最後まで楽しくことができました。今まで聞いてきた中で一番良かったです。」
という言葉でした。

皆さんが真剣に聞いて下さったのは、とてもありがたい。
それが私の励みになるからです。
それも小学生の保護者と小学校の先生だった。

校長先生は八頭高時代の同級生だった。
もちろんほとんど面識はなかったけど。

昨晩は一所懸命にパワーポイントの資料を作りました。
今日はその資料も役立ちました。

いろんなことを感じながら聞いていただけたと思います。

今月は期末が近いせいか、これからも講演会が続きます。
後の二回は、どちらも永代供養がテーマになります。


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『歎異抄講座』は、第三条の悪人正機。

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昨年10月から始まった、NHK文化センターの『歎異抄講座』。

2月で5回目の講座となった。

今回のメインは、「第三条」いわゆる悪人正機。

この書物を代表する部分。
この一条があって歎異抄が多くの人に支持されているのだと思います。

「善人なをもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや」。
善人でさえ救われるというのなら、悪人こそ先に救われる。
これは親鸞聖人の教えがパラドックスである、言われる代表だろう。

でもこれは、元々パラドックスでも何でもないと思う。
親鸞聖人は心からこう思っていると思います。

なぜなら自ら善を積む人は、自分こそ救われると思っている。
阿弥陀如来の本願はすべての人に向けられている。
そこには、自分は救われないと思っている人こそ、その願いに出遇えるという
ことだろう。
そしてその願いを心から受入れることができるのです。

ここでいう善人とは、「自力といふは、わが身をたのみ、わがこころをたのむ、
わが力をはげみ、わがさまざまな善根をたのむひとなり」とある。

これって一般的な仏教とは正反対に見えるので、パラドックスと言われるのだ
ろう。
でも仏教的に見ればどうかといえば、親鸞聖人の教えの方がお釈迦様に近い。
つまり自分と言う意識を捨て去って行く事につながる。
現在の日本仏教の多くは、お釈迦様の教えを説いているようで、逆のことばか
りやっている。
つまり自力作善の行ばかりなのです。

そこで親鸞聖人は、行を阿弥陀如来の側に移すことで、他力を徹底させようと
したのではないか。
どちらにしても、陥りやすい思考を簡単に手放すにはどうしたら良いかという
事なのだと感じます。

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ここの写真にあるのは、本願寺派の「浄土真宗聖典」。
日本の仏教界において、ここまで教義をまとめた書物はないでしょう。
浄土真宗、その中でも親鸞聖人の教えを識るのにこれほど適した書物はない。

本願寺派の特徴がここに顕れているのです。
私が講義を受けた部分は、すべてマーカーを引いている。
さらにポイントや関連部分などをコメントに書いています。
これがあるので、後からそこを探すときに見つかりやすい。
さらにはポイントがよく分かる。

中央仏教学院、安居専修科、宗学院別科、布教使研修など講義を受けた所は
すべて引いてあります。
逆に言えば、それ以外は先生があまり言及していないということにもあります。
何度も引いたところには、それだけコメントがあるのです。

自らの足跡がそこにあります。

宗教にしろ浄土真宗にしろ、その道は死ぬまで続いているのだから。


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虐待といじめ対策は、専門機関が対応するべき!


テレビで連日、虐待やいじめ問題が放送される。
そのたびに何も変わらない対応に、何の対策をしているのかと思う。

今回は児童相談所の問題が取り上げられる。
でも彼らは所詮、役人でしかなないのです。
数年で部署を変わることを待っている。

それでは厳しい虐待に対応することなどできない。

虐待対策は、プロフェッショナルな専門分野が必要です。
それに権限を持たせなければ、親に対抗できないだろう。
テレビでは警察との連携を伝えているが、それでは難しい。
テレビの解説者も虐待のことを知らないで発言していると感じる。

簡単な言葉で済ますから、いつまで経っても同じことの繰り返しなのだ。

虐待は児童相談所とは別に専門機関を設けるべきだ。
そこには個人情報や捜査権など、特別権限がなければ対応出来ない。
さらには専門知識や対応力や処理能力が求められる。

いじめもそうだ。
先生ではもはや対応出来ない。
保護者と向き合うので、どうしても限界がある。
虐待といじめの専門機関をそろそろ日本も設けないと、もう対応は無理
だと思います。

何か起こってから、教師や児童相談所に責任を押しつけるのもどうかと
思う。
さらには、現代の日本社会は、構造的な問題やストレスで様々な事が起き
ているのです。

忙しい教師や、専門家ではない児童相談所。
そこに対して何の対策もしないのでは、何もやっていないのと一緒です。

そうすることで学校も安心でき、児童相談所も本来の業務に専念できる
のだと感じます。






 

「お寺癒やし in 光澤寺」

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今朝方、雪が降っていたようだ。
屋根に薄く雪が積もっている。

今日は冷え込むな・・・。
でも雪がないだけは救われてると感じる。

そんな日曜日、久々に何も予定がない。
お寺では、「お寺癒やし」の会が開催される。

よもぎ蒸しと足つぼマッサージの、「ほっこりよもぎ家 Kiduku」さんの
主催です。
私も来られるお客さんと、時間があれば話をすることになっている。
話といっても法話ではない、ただ雑談と相談って感じだろうか。

日々の中で、いろんな思いが積み重なる。
それがいつしか心を塞いでいることもある。
そして心の中に閉じ込めてしまうのだ。

そんなときは、心に扉を開けて流すことは必要だ。

何かをしなければいけないって事は無い、ただゆっくりと話をするだけ。

もちろん、メインは足つぼのマッサージとよもぎ湯。

その合間に僕が話しを聞いたり、話をしたり。

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希望された方には、お昼にイタリアン精進料理をお出しする。

でもつい話が長くなる。
みんなそれぞれに、たくさんの思いを抱えているのだ。
世の中、みんなそうなのだな・・・。

だから時々は、その思いを流して行くことが必要。
そしてそんな場所が必要なのだ。
ここはそんな場所だと思っている、それでいい。

心を動かして行く、またスタートできる。

今、目の前のことは苦しくても、でもそんなことは大した事じゃない。

「まあ、いいかっ!」で、前に進んで行く。

また疲れたら、ここに来ればいい。
ただそれだけだ。

そしてまたスタートすればいい。


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「一日でファンになりました!」・・・読売旅行さんのツアー。

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今日は読売旅行さんのツアーの日。

少し前の天気予報では大寒波襲来、雪でキャンセルになるのではと思って
いました。

でも寒かったけど雪にならず、無事に皆さん到着されました。

最初に食事してその後法話という予定でしたが、途中で「法話を先にして
もらえませんか」という依頼がある。
それで急きょ、本堂での法話を先にしました。

ストーブとファンヒーターを準備しますが、それでも本堂は寒かった。
でもみなさん厚着をされていたままでしたので、それが良かったかも知れ
ません。
1時間の法話の間、皆さん真剣に聞いて下さいました。
途中で笑いを取ることも忘れません。
というか、笑いを取るつもりではなくても、皆さんが笑われるのです。

その後はイタリアン精進料理の昼食。

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今回は添乗員さんもテキパキ動かれる。
食事の配膳も手伝って下さり、とても助かりました。
食事もスムーズに終わり、皆さんがバスに向かわれる。

そのとき添乗員さんが、「皆さんの評判がとっても良かったですよ!」と
言って下さった。
お客様は、「とても良いお話しでした」とか、「一日でファンになりました」
と言われ、一緒に記念撮影もさせていただく。

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皆さんがとても楽しそうだったのが印象的です。

観光ツアーは、そのときの時間だけが勝負です。
もしかすると、もうお会いすることがないかも知れない。
だからいつも真剣勝負。
2時間の間で、どれだけこのお寺を好きになってもらえるかです。

今月はあと2回ツアーが入ります。

また頑張ろう~、と思うときです。


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「地方女性コミュニティメディア」って?

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マンダラの前で振り向く女性。

今や光澤寺のシンボルとなった感のあるマンダラです。

この女性は、「地方女性コミュニティメディア SaQ」のライターさん。
宿坊を取材に来られました。

取材と行っても自分で稼ぐって感じかも知れません。
今の時代、いろいろと活躍される女性が増えたなと感じる。

イタリアン精進料理や宿坊のこと、さらには納骨堂や本堂を取材。
僕も、その取材中を逆取材の様に写真を撮って行く。

取材したお店などをSNSで発進して行くと言った感じでしょうか。

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取材の時のついつい話が盛り上がる。

ついつい、こちらからいろいろと話しかけるのだ。
どんな感じなのかなと思ったことは、遠慮なく聞いて行く。

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楽しい取材となりました。

納骨堂は、これからは女性に人気であることが大切。
そんな意味でも、いろいろと発信していただくことは、ありがたい。
お墓も新しいステージに入って行かなくてはと思うこの頃。

この納骨堂は、従来のお墓のイメージとは全く違うものになります。


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日本海新聞コラム「お寺は自分で選ぶ時代」

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2019年2月8日 
日本海新聞のコラム「お寺とお墓の本当の話」

連載が始まって今回で二回目、十二月まで月一回掲載になります。

今回のテーマは「お寺は自分で選ぶ時代」でした。
現在まで続いている檀家制度のことを書いてみた。

家制度を前提に続いてきたのが檀家制度。
元々は仏教には全く関係なく、江戸幕府がキリシタン禁制と統治のために
作った制度です。
それが明治になっても、先祖供養と相まってその制度が残り続けたのです。
特に70代以上の世代の方々は、どこかお寺の檀家になっておかないとい
けないと思い込んでいたりします。

でも実はそんなことはありません。
今は檀家にならなくても、葬儀や法事を頼めるお寺があるからです。
面倒ならネットで検索すれば僧侶派遣サービスもあります。

ただやはり本当は、自分でお寺を選ぶ方が良いです。
お寺は、「生きるための心の拠り所」となるからです。
私のお寺でも、永代供養を申し込まれた方が、安心できることが大切だと
思っています。

でも好きでなかったり、寄付やお布施が高いお寺は、やはり避けた方が良い
ですね。

私のお寺は檀家フリーにしています。
でも依頼があれば葬儀や法事などのお参りには対応します。
お寺で法事もできるし、希望があれば食事をすることもできます。

もちろん相談やお話しは気軽にできます。

宿坊もやっていますので、体験や宿泊も可能。
たまには親戚が集まって、法要宿泊プランも用意できます。

今回の記事は、3年前だと書けなかったかも知れません。
まだ時代がそこまで来ていなかったように感じます。
特に鳥取は全国でも一番保守的な地域でもあるからです。

でも今年は、鳥取でお寺とお墓に対する意識が一気に変わる年になる。
私はそう感じています。
だからこそ、この記事を書こうと思ったのです。

これからまだ10回は続きます。
それだけあれば、鳥取のお寺とお墓に対する意識を少しは変えることが
できるかも知れませんね。


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永代供養セミナーの打合せ!

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本堂で打合せをする。

普段は、庫裡の談話室でお話しをすることが多いのですが、昨日は穏やか
な天気だったので、ガラスの扉を開けて本堂でお話しをすることにした。

ただそれでもストーブは点ける。

お寺に来られると、「ここはとても良いですね!」と仰られた。

コーヒーを飲みながら、今回は永代供養のセミナーの打合せ。
セミナーと言っても小規模ですが、日本海新聞に始めたお寺とお墓のコラム
を見ての依頼でした。

永代供養と言えば、お寺が関わってきます。
今までの終活は、どちらかというと葬儀や相続が中心で、永代供養のことは
あまり語られていなかった。
少なくとも鳥取ではそうでした。

鳥取県東部は全国的に見ても、お寺のことは一番保守的な地域です。
なので永代供養のことはあまり触れないと言った傾向があるように感じます。
でもさすがに、急速に進む過疎化や世帯の分離によって、墓じまいが問題に
なっている。
また先祖供養もこれからどうするかということもあります。

今までは選択肢が少なかったので、お寺に相談するとお寺主導で話が進む。
そうすると高額なお布施や供養料などが必要と言うことがあったと思います。
でもこれからは、老後の生活のこともあって、お寺にそれほど費用も掛けら
れない方も多くなってきています。

そんな情勢もあって、新聞でコラム「お寺とお墓の本当のお話」が始まった。
そして、それを見られて永代供養の講演の依頼となりました。
私としては本業でもあるので、ありがたい依頼です。

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どこに相談すれば良いか、よく分からない。
といった事もよく聞きます。

そんな声に少しでも応えることができて、安心してもらえると良いなと
思っています。

これから鳥取も、お寺とお墓の新時代が始まるでしょう。

そのときに、私のお寺もしっかりと提案できるお寺でありたいと思います。
さて、これからが本番です。

これをきっかけに、永代供養セミナーの依頼が増えるとありがたいですね。


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宿坊を味わう、冬の宿坊二人旅!

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女性お二人の宿坊。

昨日から今日にかけて、鳥取は穏やかな天候に恵まれました。
そんな中で、ゆっくりと宿坊で過す。

ときにはそんな時間が必要だ。
たとえば主婦であっても、日常に変化をつけること。
それでまた日常をリセットできる。

そして普段は話すことがないことも、ここではたくさん話せます。
知らない場所であることも大切だが、それ以上に話のしやすさも重要。
実はそこが一番のポイントでもあるのです。

日常を見直すこと、別の視点から見ることで、違った風景が見える。

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夕食はイタリアン精進料理。

お風呂の後は、本堂で深夜BAR。

宿坊の楽しみは尽きません。

さあ、新しい自分のスタートです。


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今日は立春・・・紅梅の花

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立春

二十四節季で一つの季節の区切り。

そんな日、中庭の紅梅に数輪の花が付いてる。
春らしいと言えば春らしい。

梅の花には雨で濡れてる感じも似合う。

今日は全国で春一番が吹いている。
いつものように、観測史上最速というコメントもあったり。
最近は、観測史上と言うことが多い。

やはり多少は気候が乱れているのだろう。
でも地球の歴史からすれば、ほんの少しのことなのだろうなとも感じる。

そんな意味のないことを考えながら、宿泊のお客さんの準備をしていた。

でもこれから今週は寒波が入ってくる。
連休の週末には雪が降るような気配。

立春といいながら、まだ春はもう少し待たなければいけないようです。

でも季節を感じることができた一日でした。

常春の街に住んでた人の話で、「季節のある国に住みたい」ということを
聞いたことがあります。

そうなんだな・・・、ここは二十四節気を感じられる場所なんだ。

さてどっちに住みたいだろうか?


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そこから感じ取るもの、それがこの宿坊です!

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鳥取に来られた際に、宿坊にお立ち寄りいただきました。

兵庫県でNPO団体を運営され、子ども食堂も開催されている。
地域を守る福祉の窓口作りを目指している。
そんな感じだろうか。

少し時間だったけど、上がっていただきコーヒーをお出しする。

お寺で宿坊をやっていることの良さって何か?
それは、こんなふうにお客様が来られることもある。
いろんな話をダイレクトに聞けるという楽しみ。

個人と個人の話なので、あまり気遣いすることなく本音で話せるし、本音の
話を聞ける。
その積み重ねって、とっても大きいのです。
やっぱりいろんな情報をダイレクトに聞けることだ。

それは社会的なことじゃなくても良い。
一人一人の悩みや苦しみだって、それは社会の縮図であるのだ。

その積み重ねが自分のイメージを作っていってくれる。
今ってどんな状況なのか・・・。

話す時間は短くても、そこから感じ取れるものはある。
特に今年に入ってからは、福祉関係の話を聞くことが多い。
多分、今年はそんな流れがあるのだろう。

そこに時代の流れがある。

お寺だってそうだ、時代の流れに敏感でなければならない。
変わって行もの、移りゆくもの、それが仏教の基本。
変わらないもの、それは真理だ。
それ以外のものは、すべてが移りゆく。

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久々にブータン料理を!

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宿坊の夕食。

昨晩のお客様は、ブータン料理のリクエストがありました。

宿坊でお出ししているブータン料理は、パクシャパとケワダチィです。
精進料理もご希望でしたので、和風精進料理とブータン料理を合わせて
ご提供しました。

ブータンにとても興味を持っておられる方でしたので、宿坊に来られて
から、ブータンやチベットの話で盛り上がりました。

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今年のブータンフェスティバルは10月に開催予定です。

今からいろいろと考えていますが、もう8ヶ月となった。
まだ先と思っていたが、猛それほど時間はない。

お客様もイベントを楽しみにしていただいています。
ちょっと頑張らなくてはとの思いを強くする。

昨晩はゆっくりとお話しをすることができました。

お客様との話は、こちらもいろいろと教えて貰うことも多く、楽しいもの
ですね。


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