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寺院運営の厳しさは、これから一気に増して行くだろう。

過疎地の寺院は、さらにスピードアップする。
それは檀家減少という渦中にすでにあるからです。

ではどうすれば良いのか?
大事なことは、現在ある檀家の依存から脱却することだ。

これって逆じゃないの?
と思われる方が多いと思います。
現在、全国各地のお寺が様々な展開をしています。
様々なイベントを開催したり、いろんな取組みをしている。

ただそこで感じることがあります。
それは、檀家離れや葬儀離れを食い止めて檀家に寄り添う。
あくまでも現在の檀家制度を前提とした展開でしかないのです。

これからもお寺の収入は、檀家の護持会費と葬儀と法事のお布施。
さらには墓などの永代供養料。
それをこれからも期待しているのだろう。
では、現在やっている活動は、もし葬儀や法事が無くなったら、それは
もう展開出来ないのではないか?
そう感じる。

若手僧侶がいろいろやっています。
でも正直言ってあまり魅力的には見えない。
そのお寺でやってもやらなくても、どっちでも良さそうなもの。

過疎地寺院が考えておくことは何か?
もしお寺を存続させるにはどうすれば良いのか?

それは分かりきったこと。
現在の檀家から脱却するしかないのです。
もちろんこれは、現在の檀家を護るためでもあるのです。
なぜなら減少し高齢化する檀家さんに、いつまでも依存しているという
ことは、檀家さんに負担を強いるということでしか無い。

現在の檀家さんからの収入の依存度を如何に下げるか。
そこが一番のポイントです。
何とか維持しようとすると、法事を催促したり葬儀のお布施を上げたり。
護持会費も上げざるを得ない。
でも、もうそんな時代じゃ無いのです。

ではどうすれば依存度を下げることができるのか?
それは檀家さんのお布施収入以外の収入を得ると言うことです。

結局お金か、ということになりますが、お寺の維持運営管理にはお金が
必要です。

それ以外の収入って、じゃあどうしたら良いのってこと。
それはお寺によってすべて環境と条件が違います。
なので、それはお寺毎にすべて違うと言うこと。
そしてできればお寺という本業で上げることが大事です。

檀家は減少するのは間違いない、であればそこに依存していては、お寺は
衰退を待つしかないのです。
早く依存から脱却して、お寺が前に進んで行かなくてはならない。

先ずはそこに気づくかどうか、気づけば何かが始まるから。

手はいくらでもあるのだから。
進んでいる所は皆すでにやっている。

やるかやらないかだけですね。


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