宿坊光澤寺日記・・ひとりばなしのつづき。

光澤寺&宿坊光澤寺&やずブータン村。 山里のお寺で繰り広げる「こころのふる里」作りとお寺復興プロジェクトや、宿坊に来られた方々との出会いも語ります。

光澤寺うどん巡礼記

お寺の名物創り・・・光澤寺うどん試食会での評価!

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今日はお参りの方と、光澤寺うどんの試食会をした。
その方はかなりグルメであり、さらにはお世辞を一切言わない方です。
なので、うどんをときどき試食していただき、その評価を聞いています。

今日の評価は、「とっても美味しい!」でした。
僕も過去最高の出来だと感じたし、坊守も同じだった。
おそらく自己評価では、鳥取県内で一番美味しい「きつねうどん」だと思います。

今年のお正月、お寺の名物を作ると決意した。
お参りに来られた方や、宿坊に来られる方の楽しみが増える様に。

お寺だからと言って、お参りや体験や法話だけではない楽しみがあっっても良い
と考えたのです。

お寺と言えば蕎麦ってイメージもありますが、うどんが嫌いって人はあまり聞いた
ことがない。
そこで私は、光澤寺名物をうどんにすることにした。

2月末の平日に1泊2日で、坊守と一緒にうどん行脚に讃岐に出かけた。
名店と言われている店を約10店舗周り、それぞれの特徴を調べた。

4月には大阪に行って、きつねうどん発祥の店で、きつねうどんも食べた。
昨年ですが、浪速の肉うどんの名店と言われる千歳にも行った。
鳥取県内の、うどんが美味しいと言われる店もすべて周った。

そして4月から手打ちうどんを打ち始め、やっと3ヶ月を過ぎたところです。

材料にこだわると言っても何も分からない、とにかく何でもいいから始めようと、
うどん用の小麦粉を讃岐からネットで購入した、100%国内讃岐産です。

アゲもいろいろ試しましたが、今日の試食で使ったアゲが一番美味しい。
地元八頭の「さじ谷豆腐」のアゲがぴったり、アゲはこれに決定した。

出汁やアゲの決め手となる醤油は、宿坊の料理に使っている、青谷町のイナサ
醤油の淡口醤油にこだわっている。

出汁は、昆布・煮干し・粗節・カツオ節を使い、すべて国産です。

材料はできる限り国産、そしてできれば地元にこだわる。
材料もほぼ決まり、安定した味が出せる様になりました。

出汁とアゲは、前の晩から仕込みます。
出汁は昆布と煮干しを一晩水に浸し、先ずは水で出汁を取って行く。
アゲはその名の通り油分が多いので、前の晩から水で煮込み油抜きをして行き
ます、そうすると柔らかくマイルドなアゲが出来上がります。

麺はその日の状況によって決める、前の晩から仕込むこともありますが、朝から
仕込むこともある。
季節や温度で水や塩分を調整する、こちらもほぼ安定した麺になってきました。

特に今日の麺は、モチモチ感、喉越し、太さ、コシ、どれをとっても有名店の麺に
は負けていないと感じた。

まだ一般には出していないので、光澤寺にお参りに来られた方か、宿坊に来られ
た方で、希望があったときのみ作ることにしています。

うどん好きの方、一度光澤寺うどんを食べにきてみんさい。


宿坊光澤寺のHPはこちら!




うどん巡礼記・・・香川編①「日の出製麺所」と「がもううどん」に学べ!

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霧にむせぶ瀬戸大橋を恐々渡ってきました。

高所恐怖症系なので、やっぱり大きな橋は怖いですね。

何か風に吹き飛ばされそうで・・・。


勇気を振り絞って橋を渡りきると、すぐに坂出北ICを下りる。


そこに本日1軒目の「日の出製麺所」があります。


11時半開店ですが、11時15分くらいに到着しました。

お店の前にはすでに行列ができています。


今までガイドブックやネットでさんざん見てきただけに、やっと来たって感じです。

開店10分前には店内に入れてくれた。


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もちろんセルフで、ネギは自分でハサミで切っていれる。

かけの場合はポットから注ぎます。


これから数件回るので、うどんは小で100円のみ。

これにネギを切って出汁を注いで終了。


ここは麺の通販も積極的にやっています。

先着の100人は、「さぬきの夢2000」で麺を打っているのだそうです。

それ以降は「さぬきの夢2009」になるとのこと、手打ちの麺をゆっくりと味わい

ました。


「うーーーん、なるほどこれが香川のうどんか」


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ちょっと感動しながらすすりました。

お店の中はお世辞にも綺麗とは言えません、でもたくさん人が来る。

香川のうどんの名店とはこんなかんじのお店が多い。

特にうどん屋って雰囲気ではないのが面白いところかな。


今回は、お店の雰囲気を楽しむのも大きな目的の一つ。

お寺の境内でどんなふうに食べるかをイメージするのです。


さあっ、2軒目に行くぞ!


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2軒目は、さぬきでもトップクラスの「がもううどん」です。


日の出製麺所から車で10分もあれば到着します。

この日は2月の下旬の平日、そして天候は曇りときどき雨。

おそらく混んでいないだろうと言うことでこの日を選びました。


なぜなら香川のうどんの名店は昼に2時間程度しかやっていない店が多い。

となると移動にも時間がかかるので、待ち時間は極力減らしたいと考えたから。

3月の週末などはおそらく混むなと予想した。


がもううどんも、到着すると並んではいたが、駐車場も空いていて、すぐに食べ

ることができた。

おそらく混雑するときは駐車場もいっぱいだろう、と言っても50台は置ける駐車

場である。

今日でも他県ナンバーが多いし、若いカップルやうどん巡りをしている風の方々

も目につきました。


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店内はこんな感じ、何と言うか徹しているといった雰囲気である。

麺を打ち、湯がす、それだけに徹する。


客としてここでうどんを食べるのは、サービスで食べさせてもらっていると言った

感もある。


ここでも麺は小、130円。

それに出汁を掛けて、アゲをのせる、全部で210円だ。


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これが、がもうの基本スタイル。

薄めで大きなアゲがとてもジューシーで美味い。


出汁もあっさりとしているがイリコがよく効いていて美味しい。

さすが人気店だけのことはある。


やはり、さぬきうどんの出汁は、カツオ風味でイリコが効いてるって感じです。

麺はそれぞれの店で違うので、これは好き好きだな。


とりあえず人気店を2軒回ってみました。


どちらもそれなりに雰囲気のあるお店。


麺へのこだわり、そしてそれぞれの出汁やトッピングの味わい。


うどんも奥が深そうだなと、これからのことを考える。


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がもううどんでは、天気が悪くても皆外で食べてる。

逆にそれを楽しんでいるのだ。

店だって綺麗じゃないし、前の川だって。


普通ならあり得ない。


安くて美味ければ、こうなるのですね。


美味いと言うこと、そしてこだわりが大切だ。

ただのうどん屋なら誰も来ない。


香川県にうどん屋は約1,000軒あるのだ。

それでも客が来ると言う魅力は何なのか。


そこが、うどん屋が成功するかどうかのポイントだろう。


光澤寺うどんの場合は、うどん屋ではないが、この雰囲気とこだわりは重要だ

と感じさせられた。






光澤寺うどん巡礼記 3 ・・・ 香川県でうどんを考えた。

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うどん県を標榜する香川県に一泊二日で行って来ました。


うどん県のとおり、讃岐うどんを食べるツアー、といよりうどん修行って

感じでもあります。


ホテルに到着すると、早速ポスターで歓迎してくれます。

確かに「うどん県」って感じがするくらいうどん屋が多い気がする。

観光ガイドもうどん屋がメインです。


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このポスターの意味してるもの。


うどん県と名乗っている以上、うどんがとにかく中心になる。

逆に言えば、そればかりが目立って、それ以外に注目が集まらないと言った

感じでしょうか。

「それだけじゃない」と言われても、やっぱり写ってるのはうどん。

じゃあ他に何がって言われても分からないですねえ。


午後ホテルにチェックインして高松の街中を久しぶりに歩いた。

27歳から29歳くらいまで営業で四国担当だったことがある。

ちょうど瀬戸大橋が完成する頃で、宇高連絡船も最後だった。

宇高連絡船でもよくデッキでうどんを食べたな。


久しぶりの高松はとても綺麗に整備された町でした。

有名な商店街のアーケードがあり、中心部にはオフィスビルや琴電が走って

いる。

やっぱり四国の玄関口だけあって地方都市として、よくまとまった町と言う感

じがします。


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琴電もいい雰囲気を醸し出しています。

街の中に良く溶け込んで、市民の足になっている感がある。


この町でうどんが愛されてるんだなあ。


四国の友人に話しを聞いた。


昔のさぬきはあまり豊かな土地ではなかった。

雨も少なく川が流れていない、要は水不足の土地柄、米の採れない分小麦

を作っていた。

そこに弘法大師がうどんを中国から持ち帰った。

麺文化が生まれたのです。

だからうどんは讃岐の人々にとって主食として愛されてきたと言う歴史がある

のだと・・・。


なるほど、うどん県と言うだけの歴史的背景はあるなあ。


確かに麺へのこだわりは強い。


そして出汁にも、瀬戸内海で獲れる小魚をイリコ出汁として使う。

あまり食材に恵まれなかったところだからこそ、それを活かすうどん文化が

生れたんだなあ。


うどん屋に行って感じたこと、それはどの店もダシはイリコの風味が強いと

いうことが特徴になっている。

そこにもそんな意味があったのか。


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さあこれから、うどんを食しに行きます。


うどんを食べるぞと気合を入れたのは初めてかな。

何となくうどんを食べる?・・・って感じでした。

ラーメンとはそこが違うかなって感じ。


でも今回は、香川県にあるうどんの名店巡りをするのだ。






光澤寺うどん巡礼記 2・・・イザ行かん、本場讃岐へ。

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ちょっと春らしい感じになってきた。

中庭の紅梅も蕾が大きくなってきました。
でも山里ではまだ咲くのは少し先かな。

もう二月も終わり、僕にとっては花粉症の季節が始まります。
春が来るのは嬉しいけど、春が来れば思い出す。

ところで、春が来る前に、香川県に行く計画を立てていた。
春になると季節に誘われて全国からうどんを食べに来るだろうな、となると
お店が混んでなかなか食べられないかも。
なら二月の平日に周った方が良いのでは、という発想。
おまけに天気も悪いので人も少ないだろうという予測も。

で、明日から二日間で香川のうどん屋を周ってくる予定です。
ユースケ・サンタマリアの「UDON」も見直したし、ガイドブックでうどんの名店
もリストアップした。

ただ如何せん、うどんの名店は閉まるのが早いのが難点。
それともう一つ、便利な所にはないということだ。
だからこそ皆が行くのでしょう、確かに八十八カ所の巡礼と同じだな。

不便さもある意味、観光の大きなポイントでもある。
そこに不便さを超える魅力があれば、不便さもプラスになるのだ。

でもできるだけ経費節減をしなくてはいけない、そしてできるだけ多く周る。
その為には、うどんの玉も小にして、トッピングは極力食べない。
これぞと言うメニューに絞る。

それでルートと味を吟味した結果、13店舗を周る計画を立てた。
二日間なので遠くのお店には行けない。

ポイントは、麺と出汁、それとトッピングとメニュー、それと店の雰囲気。
何せ宿坊で出すと言っても、お寺の境内で食べるのです、自然の景色の中
で・・・。
そう言った意味では、香川のうどんの名店は非常に参考になりそうだ。
何も飾り気のないのがいい。

うどんの名前は「光澤寺うどん」にすることにした。
でもメニューにある訳ではない、ただ光澤寺で出すうどんだからというだけ
の意味、メニューは絞り込んで数種類だけにしようと思っている。
あくまでもお寺にお参りに来られた方々への感謝の思いです。

とりあえず昨日お参りのとき、お婆ちゃんたちに四月には試食会をしますと
伝えたら、お婆ちゃんたち、私も四国に連れてってと言った。
さすがにスケジュール的に無理なのだが、美味しいうどんを創りたいなあ。

めざすは、ときどき懐かしくなって、どうしても食べたくなる味。
遠く記憶を呼び戻すような感覚。

お参りが先じゃなくても、うどんを食べてついでにお参りしようでいい。

新しさを求める必要はない、懐かしい味をつくれたら、それが若い方たちに
とっては新しい味なのです。

懐かしさとほのぼの感、「やずブータン村」のコンセプトでもあります。



光澤寺うどん巡礼記 1.・・・ 光澤寺うどんを創る。

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今年の宿坊の目標の一つに、新しい食べ物を創ると言うことがあります。

何にするかは決まっていました。
それは「うどん」です。

うどんは年代や性別にかかわらず、ほとんど誰でも食べる。
でもそんなうどんですが、本当に美味しいうどん屋さんは意外と少ない。

最近はセルフのうどん屋さんが多いけど、味はちょっと合わないと感じて
いました。

では、自分で作ってみよう。
それも手打ちで、そしてダシは自前で。

お寺と宿坊、つまりお参りに来られた方と宿泊に来られた方にうどんを
お出ししてみようかなと考えている。
やはり、お寺には名物の料理があった方がいい。
そして、うどんはお寺に馴染みますね。

光澤寺にお参りしたら、「あのうどんを食べたい」とか、あのうどんを食べ
るために光澤寺にお参りしようとか、そんな感じがいいな。
お寺の境内で食べるうどんは、それだけで美味いでしょう。

名物「光澤寺うどん」というブランドは考えています。
僕はどちらかと言えば、名前からイメージして行くタイプかな。
名前を考え、そこからいろいろ展開して行きます。

そう言えば、「やずブータン村」もそんな感じでした。

でもやる以上は、味は山陰一を目指します。
若桜鉄道沿線の活性化にも、うどんがいい。
若桜鉄道に乗って、うどんを食べに行くのが。

ところで、今までたくさんのうどん屋さんに行ったけど、正直あまり覚えて
いない。
意識していなかったので、食べられたらいいかって感覚。
やはり自分でうどんを打つ前に、うどん屋さんに行ってみようと考えた。

と言うことで、先ずは地元鳥取市にある「はなしょう」さんへ。

ここは今まで知らなかったけど、鳥取のうどん屋さんでは名店だという。
知り合いの方から教えていただきました。

鳥取城前の桜並木を西に行った住宅街の中にある。
お店の雰囲気はかなりいい感じ、駐車場も10台くらいとめられます。

入口には「ようこそ ようこそ」と石碑があった。
これは浄土真宗の妙好人で有名な因幡の源左さんの有名なことばです。
鳥取のお店には、この言葉がよく使ってありますね。

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今日は坊守と一緒に出掛けた。
今年の春から宿坊が三年目に入るので、新しい企画です。
イタリアン精進料理に続き、今度は「光澤寺うどん」。
うどんは私が全面的に創ることになります。

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今日頼んだのは、僕がきつねうどん、坊守は肉うどん。
どちらも光澤寺うどんのメニューに入るものです。

なかなかさっぱりとしたお味でした。
最近はセルフのチェーン店で食べることが多かったので、やはり新鮮な
感じがします。

お昼過ぎくらいでしたが、お客さんで混んでいました。

さて今月末には、いよいよ手打ちうどんの本場、香川県にうどん巡礼に
参ります。

1泊2日で、有名店を10軒くらい巡る予定です。
つまり二日間でうどんを10杯食べることになります。
今はその工程表を作ってる最中。

いざ行かん、うどん巡礼へ。

3月には試食会を行います。


宿坊光澤寺のHPはこちら!







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