幼いころの記憶が消えていくとは言ったが、ただその子が生きて学び続けていく限り、土台になった基礎的な学習内容は、教えてくれた人の論理展開やしゃべり方の癖と一緒に定着していくのではないか。折に触れて思い出したりすることはあるんじゃあないかと思う。わたくし自身、疑問に思っている内容が腑に落ちた瞬間、あるいはこんな考え方もあるのかと感動した瞬間が記憶に残っているからそう思う。今使っていることは何十年の間に積み上げてきたもので、そこには教師だけではなく多くの人との関わりがあった。同級生だったり、先輩後輩だったり、親だったりする。
中学生当時、水兵リーベー♪で元素記号を覚える方法は学校では教わらなかったけれど、近所のお兄ちゃんが教えてくれた元素記号の世界が非常に刺激的だった。いつもとはちょっと違う方向にある学問の扉を開いたような気になって嬉しくなり、そんな些細なことがきっかけで興味を持って勉強するようになったと思う。
中3の頃、単文、複文、重文について教えてくれたこれまた近所のお姉さんがいる。一気に英語の世界が開けた。それまでの中学校で習ったことを集大成してくれて更に高みに連れて行ってくれた瞬間だった。公立の中学校で教えてくれることをわかっただけで満足していたらダメなんだ。カリキュラムの外に大事なことがいっぱいあると気付いたのは、高校受験を間近にした頃。
塾生には、きかんぼうでどうにもならないように見えて、ちびちびとものにしていっているような子もいれば、学校とは違う角度からの学びの場を純粋に喜ぶ子もいる。勉強なんかやりたくなくて、提出物だけを何とか作り上げたい子もいる。人それぞれ。現状を認めてあげながら背伸びをしないでピントの合ったことをやる。頑張って一個でも感動してくれることがあったらいいと思う。感動が勉強をやる引き金になるから。
AK
中学生当時、水兵リーベー♪で元素記号を覚える方法は学校では教わらなかったけれど、近所のお兄ちゃんが教えてくれた元素記号の世界が非常に刺激的だった。いつもとはちょっと違う方向にある学問の扉を開いたような気になって嬉しくなり、そんな些細なことがきっかけで興味を持って勉強するようになったと思う。
中3の頃、単文、複文、重文について教えてくれたこれまた近所のお姉さんがいる。一気に英語の世界が開けた。それまでの中学校で習ったことを集大成してくれて更に高みに連れて行ってくれた瞬間だった。公立の中学校で教えてくれることをわかっただけで満足していたらダメなんだ。カリキュラムの外に大事なことがいっぱいあると気付いたのは、高校受験を間近にした頃。
塾生には、きかんぼうでどうにもならないように見えて、ちびちびとものにしていっているような子もいれば、学校とは違う角度からの学びの場を純粋に喜ぶ子もいる。勉強なんかやりたくなくて、提出物だけを何とか作り上げたい子もいる。人それぞれ。現状を認めてあげながら背伸びをしないでピントの合ったことをやる。頑張って一個でも感動してくれることがあったらいいと思う。感動が勉強をやる引き金になるから。
AK
小学校から中学校へ上がる。その日のことを覚えていますか?
わたくし自身の記憶をたどってみても、断片的で大して後悔もなければ特別な賛辞もない。その後の記憶の上塗りで小学校や中学校時代の日常の記憶なんてどこかに行ってしまっている。そうしてみると今、塾で接しているほとんどすべての子から、これだけの時間を過ごしてきたことの記憶は消えてしまうのだろうか。健全に育ち成長していけば、きっと消えていく。幼い日の行動の明確な記憶が残っていかないと予想されるからこそ、大きくなった時に、なんでこんなに勉強がわからないのだろうとか、もっとやっておけばよかったとか、過去の自分の行動を恨むような派手な後悔につながらないように、今をしっかりやってもらいたいと思う。
中1と接していて思うのは、文字通りフレッシュであるということ。素直に初めての定期テストを正面から受け止め、自分なりにこなしていこうとする真面目さを感じる。いつまでもこのフレッシュさをキープしたいが、長い中学生生活には、疲れて嫌気がさして手を抜いたり、ことのほかうまくいったので慢心して堕落していったり、年々学習内容が多く難しくなって把握するだけでも大変になっていくなど、いろいろなトラップがぶら下がっている。そこに引っかからないように目を光らせ、好循環を作らせるように努める。わたくしは番人みたいな役割も担っているわけだ。
今は、素直で真面目だ。この状況をいつまでも…と願うばかり。がんばれ!
AK
わたくし自身の記憶をたどってみても、断片的で大して後悔もなければ特別な賛辞もない。その後の記憶の上塗りで小学校や中学校時代の日常の記憶なんてどこかに行ってしまっている。そうしてみると今、塾で接しているほとんどすべての子から、これだけの時間を過ごしてきたことの記憶は消えてしまうのだろうか。健全に育ち成長していけば、きっと消えていく。幼い日の行動の明確な記憶が残っていかないと予想されるからこそ、大きくなった時に、なんでこんなに勉強がわからないのだろうとか、もっとやっておけばよかったとか、過去の自分の行動を恨むような派手な後悔につながらないように、今をしっかりやってもらいたいと思う。
中1と接していて思うのは、文字通りフレッシュであるということ。素直に初めての定期テストを正面から受け止め、自分なりにこなしていこうとする真面目さを感じる。いつまでもこのフレッシュさをキープしたいが、長い中学生生活には、疲れて嫌気がさして手を抜いたり、ことのほかうまくいったので慢心して堕落していったり、年々学習内容が多く難しくなって把握するだけでも大変になっていくなど、いろいろなトラップがぶら下がっている。そこに引っかからないように目を光らせ、好循環を作らせるように努める。わたくしは番人みたいな役割も担っているわけだ。
今は、素直で真面目だ。この状況をいつまでも…と願うばかり。がんばれ!
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