さくらしんしろデイケアセンター 公式ブログ

愛知県新城市 西新町内科整形外科外科医院併設のさくらしんしろデイケアセンターでの、日々の様子や空き情報について書かせていただきます。 3~4時間タイプ・1~2時間タイプのリハビリ重視のデイケアセンターです。


ただいま、アンケートを実施しております。

個人情報の記入はありません。

今後のサービスやブログの運営の参考にさせていただきたいので、

是非、ご協力お願いいたします。

当地域の方(公開してませんが)でなくても結構です。




リハビリ訓練の中でミニハードル訓練をされる方が何人か見えます。

単なる歩行訓練を終了された方の、ワンランク上の難易度の高い

訓練となります。

難易度がどう高いの? というと、

通常の歩行に比べ、

    1. 降り出す足をハードルの高さに合わせて
      より高く前へ出さなければいけないので、
      バランス能力が必要

    2. 片脚で支える時間が長くなるので、痛みがないこと

    3. ハードルを確認できる視力、認知能力

    4. 動きが大きく複雑なので、ある程度こなせる体力

1.については、バランス能力の中に 知覚・筋力などもっと細かく

分類されるかと思います。



さて、実際行われている方の画像を見ながら何に効果があるのかを

見ていきましょう。

DSCF8222


脳梗塞による左半身の軽い麻痺がありますが、5か月ほど前までT字杖歩行で

屋外歩行も可能だった方です。年末に自宅で無理な体勢から強い腰痛が出現し、

しばらく起き上がることも難しい状態でしたが、現在はキャスター付きのピック

アップ歩行器で見守りで歩行できる状態となっています。

腰痛も寝起きの時以外は軽減しています。

歩行器を使用すれば、20mトラックを10周ほど歩行することができるだけの体力も

回復しています。

以前のようにT字杖で歩きたい!とのご希望もあり現在練習中ですが、残念ながら

まだ許可を出せる状態ではありません。

この方が T字杖がうまく使えない原因として

     1.歩く際、左下肢の振り上げが少なく、引きずってしまう。

     2.体が前方へ倒れていってしまい、どんどんスピードアップして危険

     3.テーブルやいすなどがあり、引っ掛かる心配があるところでも、
       近づきすぎてしまう

 すべて、以前からある症状ではありますが、筋力低下と体全体のアライメント

(姿勢:以前よりも背が丸くなっている)が変化してしまい、より強く症状が出て

いる状態だと考えました。

また、3.のような注意力が低下している面も以前からあり、その都度言葉で注意を

促してあげると、簡単に修正は可能ですが、他の原因も相まって一人では危険な

状態です。

ということで、ミニハードル訓練を最近追加しました。

DSCF8208


振り出しにくい左下肢を上げていますね。

右手と支える側の脚・体幹でしっかり体重を支えることができ、なおかつ左脚を

ハードルの高さまで上げ、姿勢を保ちながら前方へ重心を移動させることが

できなければなりません。


この方は右手もしっかり前に出せていて、右半身で体重もしっかり支えることが

できているようです。(左右への傾きもありません。)

画像はありませんが、反対の脚の振り出しも良好でした。

身体が前へ倒れているようですが、背が丸いのでこの程度なら十分と思います。

この画像の状態で、一人でも十分ミニハードル訓練は行えると判断できます。

後は何回行う筋力・体力があるか?です。

平行棒の周囲を3周した時点で腰痛が出てしまいました。

そこで休憩をはさみ2セット行っていただきました。

少し高く脚を上げるためにより筋力を使用し、体を支えるために背部や臀部の筋

を頑張って使っているための腰痛のようです。

腰痛が出てしまうということは、この動作をするために、まだ努力がいるということです。

わずかな休憩で痛みが消失したので、今回の負荷量で適当ととらえ、

しばらく続けることにしました。


結果として、この訓練は

  1.片足を通常よりも高く上げることで上げるという感覚をより感じ、

    筋力を発揮させる。

  2.足を高く上げることによって、支える脚での長くバランスをとる感覚を

    養える。

  3.体が前に倒れていては足を高く上げることができないため、前傾姿勢を

    改善できる。


ということで選択しました。

結果はいかに!

後日、報告させて頂きます。


※ これは実際の日常生活動作の訓練ではなく、T字杖歩行を安定させるための

  身体的な面に働きかけるリハビリとなります。(実際の生活でこんなに規則的な

  に置かれた一定の高さのものを越えるなんてことはないですからね)





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