間をおかず、男子たちが口々に「これぞ完全なる中出しセックス!」「この動画は永久保存版だな!」「瀬戸川のこんなところを見られるなんて、しばらくおかずに困らないぞ」「クラスメイト同士の中出しが2度も見られるなんて、貴重な経験だな」「瀬戸川が次は俺のをハメ込んでくれないかなぁ」などと卑猥な発言を飛ばす。


 M字開脚でシンボルを花裂に受け入れ、その隙間から白濁液を垂れ流している胡桃は、その姿をしっかり見られ、撮影されてしまっていた。



 しばらくして、我に返った胡桃が慌てだすが、ほぼ同時に鈴木が全員に向かって言う。

「8分経過だ、デッサン終わり! 瀬戸川と矢上は離れていいぞ」

 男子たちは名残惜しそうに、「別にずっとそのままでもいいのに」「このあとの授業もずっと、そうして繋がったまま受ければいいのに」などとめちゃくちゃなことを言っている。

 全員の視線を受けながら、胡桃はそっと立ち上がり、シンボルから花裂を離していく。

 見られていることを意識し、必死で声も我慢していた胡桃だったが、それでもこらえきれない甘い声が漏れていた。

「あ……ん……あぁ……」

 シンボルから離れた瞬間、胡桃の割れ目からは矢上の白い樹液がどろりと流れ出てしまった。

 タイミング良く鈴木が差し出してくれたティッシュを受け取り、胡桃は大急ぎで花裂を拭き取る。

 そんな様子までも、男子たちはしっかりと視姦し、一部の者は撮影までしていた。


 胡桃と矢上は、顔を紅潮させたまま、無言で手早く後始末を済ませていく。

 胡桃も矢上も、お互いはおろか、誰とも全く目を合わせようとしない。

 まるで、さっきまで行われていた性交を「なかったこと」としたがっているかのように。


 やがて二人が制服を元通り着たとき、ちょうどチャイムが鳴った。

 鈴木が時計を見ながら大きな声で言う。

「いいタイミングだな。それじゃ、今日の授業はこのあたりで終わりにしよう。ああ、『起立、礼』の号令はなしで良い。それでは」

 鈴木は言い終わると、今度は胡桃の方を向いて、声を落として言う。

「じゃあ、瀬戸川は一緒に職員室まで来てくれ。アフターピルを渡すから」

 胡桃はまだ元通りの精神状態に戻れていなかったが、「この場から一刻も早く離れたい」という思いから、素直に「はい」と言い、鈴木の後に続いて美術室を出た。

 その場にとどまっていると、周りの男子から冷やかしや野次を受けたり、矢上との気まずい会話を始めないといけなったりするだろうと、胡桃は恐れていたからだ。

 矢上はその顔に、「申し訳なさ」とも「寂しさ」ともとれる、複雑な表情を浮かべながら、ドアから出ていく胡桃と鈴木を横目で見ていた。



 職員室でアフターピルをもらって服用してから、胡桃はいつもの教室へと戻った。

 教室に入るとすぐ、心ない男子たちが冷やかしてきたが、胡桃は一切無視し続けて、自席へ向かう。

 既に矢上は戻ってきていたようで、胡桃が席につく前に二人の目が合った。

 気まずい思いを抱き、ごくりと唾を飲み込む胡桃だったが、「無言のままでいる方が気まずい」と考えて、自ら矢上に声をかける。

「さっきのことは、お互いもう忘れてしまおうよ。これからもよろしく」

 矢上は傍目にもはっきり分かるほど、安心した様子を見せて言った。

「さっきは色々ごめん。こちらこそ、よろしく」

 そのときまた、近くの席の男子たちが「次のセックスの打ち合わせをしてるのか?」「今度俺にもヤらせてくれ」など口々にからかってきて、中には先ほど撮影した動画を再生中のスマホを胡桃に見せてくる輩まで出てきたが、胡桃は完全無視を決め込む。

 矢上はかなり申し訳なさそうな表情だったが、先ほどの授業についてはその後も一切触れることはなかった。





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