2007年06月
ライアーゲーム〜日本の場合
2007年06月28日 |
6月23日土曜に放映された「ライアーゲーム」最終回三時間スペシャルをやっと見ました。録画して少しずつ見ようと思っていたのですが、結局一気に見てしまいました…
ライアーゲームについて、フジテレビの公式サイトより紹介文を引用します。
実は、本放送のほとんどは見ていなかったのです。嘘をつき陥れ合ってみにくく金を奪い合うゲーム…という設定を見て、恐ろしくて見れない、と尻込みしてしまったのでした。でも、何度か偶然見ることがあって、実はこのドラマが、情け無用のルールの中に、真の信頼を築く過程が描かれていることを知ったのです。
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ライアーゲームについて、フジテレビの公式サイトより紹介文を引用します。
勝てば大金が手に入り、負ければ巨額の負債を負うことになる極限状態のプレイヤーたちが繰り広げる金と欲望に彩られた数々のゲームには、巧みに仕組まれたトリックや嘘が散りばめられていて、まさに手に汗握る展開の連続。そんなゲーム展開を心理学・数学などを用いてスタイリッシュに描いていきます。
善良でお人よしの神崎直がミステリアスなこのゲームにどう挑み、どのように打ち勝つのか。そして、ライアーゲームの真の意図とは…。
実は、本放送のほとんどは見ていなかったのです。嘘をつき陥れ合ってみにくく金を奪い合うゲーム…という設定を見て、恐ろしくて見れない、と尻込みしてしまったのでした。でも、何度か偶然見ることがあって、実はこのドラマが、情け無用のルールの中に、真の信頼を築く過程が描かれていることを知ったのです。
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対米追従からの脱却
2007年06月25日 |
まずは、さきの記事「日本の未来へのTo Do List」であげたプロセスから、
1.憲法改正
2.独立的な防衛力構築
に関連して、考察してみたいと思います。
1と2のプロセスにおいては、将来的に対米追従から脱却し、在日米軍基地を自衛隊の拠点とし(この辺は左派の目指すところとも重なるのでは)、アメリカとは浅からず深からずの同盟国としての関係を目指すものです。
アメリカから距離を置くというその目標達成のためには、一見矛盾するようですが、現時点でのアメリカとの同盟関係、信頼関係は必須だと思います。なぜなら、アメリカが日本のそうした動きを警戒し、圧力を加えれば、対米追従からの脱却どころか、日本の内外政治は混乱(悪くすれば破綻)を余儀なくされる危険があります。実際、アメリカは、軍備において劣ると見た国(核を持たない国)には往々にしてそういう態度を取ってきましたよね。
だからといって、そういう方針を国民に「こういう訳なんで、こういう目標のために当分アメリカのいうことには逆らわないからね」とは言えないでしょう。国内向けの発言でも、アメリカはしっかりチェックして「そんなことを企んでるのか!」と態度を硬化しそうです。続きを読む
1.憲法改正
2.独立的な防衛力構築
に関連して、考察してみたいと思います。
1と2のプロセスにおいては、将来的に対米追従から脱却し、在日米軍基地を自衛隊の拠点とし(この辺は左派の目指すところとも重なるのでは)、アメリカとは浅からず深からずの同盟国としての関係を目指すものです。
アメリカから距離を置くというその目標達成のためには、一見矛盾するようですが、現時点でのアメリカとの同盟関係、信頼関係は必須だと思います。なぜなら、アメリカが日本のそうした動きを警戒し、圧力を加えれば、対米追従からの脱却どころか、日本の内外政治は混乱(悪くすれば破綻)を余儀なくされる危険があります。実際、アメリカは、軍備において劣ると見た国(核を持たない国)には往々にしてそういう態度を取ってきましたよね。
だからといって、そういう方針を国民に「こういう訳なんで、こういう目標のために当分アメリカのいうことには逆らわないからね」とは言えないでしょう。国内向けの発言でも、アメリカはしっかりチェックして「そんなことを企んでるのか!」と態度を硬化しそうです。続きを読む
日本の未来へのTo Do List |
ここでは、私が個人的に「こういう感じでいったらうまくいくのでは…」と考えている将来へのプロセスについて、ざっとご紹介しておきたいと思います。
妄想といわれればそこまでですし、実際、この記事だけ見ても荒唐無稽としか言いようがないのですが、骨組みがないと話を展開させていくのが難しいかなと思ったので。
これからいくつかの記事で、下記プロセスに解説を加える形で考察していきたいと思います。ちなみに、「妄想的提案」の一環なのですが、いくつか関連記事を書く予定上、カテゴリを独立してたててみました。
1.憲法改正
9条以外にもあると思いますが、特に9条。改正ではなく、日本人による新憲法を新たに起草する方が好ましいという主張もありますが、ここでは改正に含めます。スパイ防止法(…運用とか規定とか難しそうですが…)等、ある程度国の情報を遮蔽する法案も必要だと思います。
2.独立的な防衛力構築
これは在日米軍に依存しないという意味で。同盟関係は適宜構築してしかるべきですが、はっきりいって、例えば在日米軍の問題は、日本自身が十分な防衛力を持ち、米軍の拠点に代わって自衛隊が入るという形でしか解決し得ません。それじゃあ地域住民にとっては一緒じゃん!という向きもあるでしょうが、事実上治外法権で、何か起こっても国内法でほとんど対処できない上に(2004年8月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故など、痛感しますよね)、たびたび強姦事件などを起こす米兵の問題等考えれば、自衛隊の方がどれだけいいかと。
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妄想といわれればそこまでですし、実際、この記事だけ見ても荒唐無稽としか言いようがないのですが、骨組みがないと話を展開させていくのが難しいかなと思ったので。
これからいくつかの記事で、下記プロセスに解説を加える形で考察していきたいと思います。ちなみに、「妄想的提案」の一環なのですが、いくつか関連記事を書く予定上、カテゴリを独立してたててみました。
1.憲法改正
9条以外にもあると思いますが、特に9条。改正ではなく、日本人による新憲法を新たに起草する方が好ましいという主張もありますが、ここでは改正に含めます。スパイ防止法(…運用とか規定とか難しそうですが…)等、ある程度国の情報を遮蔽する法案も必要だと思います。
2.独立的な防衛力構築
これは在日米軍に依存しないという意味で。同盟関係は適宜構築してしかるべきですが、はっきりいって、例えば在日米軍の問題は、日本自身が十分な防衛力を持ち、米軍の拠点に代わって自衛隊が入るという形でしか解決し得ません。それじゃあ地域住民にとっては一緒じゃん!という向きもあるでしょうが、事実上治外法権で、何か起こっても国内法でほとんど対処できない上に(2004年8月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故など、痛感しますよね)、たびたび強姦事件などを起こす米兵の問題等考えれば、自衛隊の方がどれだけいいかと。
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台湾の変わらぬ友情
2007年06月10日 |
5月30日から6月9日まで、台湾の李登輝前総統(84)が日本に滞在されていました。報道等で伝えられているご発言等をきくと、日本での時間をゆっくりと、有意義に過ごしていただいたことが窺え、ほっとしました(最後の最後で、中国籍の男が帰国の途につく李登輝前総統に対してペットボトルを投げるという恥ずかしい事件が起きましたが)。また、早ければまた来年にでも再来日をご希望ということで、これからも自由な雰囲気の中、日本に足を運んでいただけるといいなと思いました。
今回の来日に合わせたわけではないのですが、ちょうど私自身は蔡 焜燦(さい こんさん)氏の著書『台湾と日本精神(リップンチェンシン)』を購入して読んだところでした。
tamagontaさんの記事がきっかけで兼ねてから購入を検討していたのですが、最近になって無性に読みたくなりまして。気づくと、報道の中では李登輝前総統が、そして本の中からは蔡 焜燦氏が、同じように日本を励まし、呼びかけてきてくれているのです。なんだか無性に感動しました。
朝鮮や台湾について、私たちは、日本軍が「侵略」し「植民地化」したと学校などで習ってきました。昔の人は日清日露の戦争に勝ったからといってなんと大それたことをしたのだろうと嫌な気持ちになったものです。また、こうした過ちは二度と繰り返してはならない、だから憲法9条を守り、軍国主義への後退を許さないようにしなくてはならない。そう思っていたのです。
しかし、ここに書かれた日本軍の、日本人のなんと清々しいことか。
もちろん、中には台湾人に対して差別的な振る舞いをする輩もいたと書かれていますし、威張り散らしたものもいたようです。
しかし、上に立つ者には確固たる志があり、あくまでも台湾島民を主体として、有形無形の様々な施策をもって、台湾の生活向上、文化向上を目指したというのです。文字通り、人生を懸け、命を懸けて台湾に尽くした人々もいます。
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今回の来日に合わせたわけではないのですが、ちょうど私自身は蔡 焜燦(さい こんさん)氏の著書『台湾と日本精神(リップンチェンシン)』を購入して読んだところでした。
tamagontaさんの記事がきっかけで兼ねてから購入を検討していたのですが、最近になって無性に読みたくなりまして。気づくと、報道の中では李登輝前総統が、そして本の中からは蔡 焜燦氏が、同じように日本を励まし、呼びかけてきてくれているのです。なんだか無性に感動しました。
朝鮮や台湾について、私たちは、日本軍が「侵略」し「植民地化」したと学校などで習ってきました。昔の人は日清日露の戦争に勝ったからといってなんと大それたことをしたのだろうと嫌な気持ちになったものです。また、こうした過ちは二度と繰り返してはならない、だから憲法9条を守り、軍国主義への後退を許さないようにしなくてはならない。そう思っていたのです。
しかし、ここに書かれた日本軍の、日本人のなんと清々しいことか。
もちろん、中には台湾人に対して差別的な振る舞いをする輩もいたと書かれていますし、威張り散らしたものもいたようです。
しかし、上に立つ者には確固たる志があり、あくまでも台湾島民を主体として、有形無形の様々な施策をもって、台湾の生活向上、文化向上を目指したというのです。文字通り、人生を懸け、命を懸けて台湾に尽くした人々もいます。
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核を持たずに核を抑止する方法
2007年06月05日 |
北朝鮮の核開発の動きに関連して、「日本核武装」論議が取りざたされた時期がありましたね。
私自身は、戦争抑止力としての核保有は確かに効果があるだろうと思っていますし、そのレベルまで日本が軍事的防衛的に自立する必要性はあると思います。
でも、世界で唯一の核被爆国として核廃絶を旗頭に平和を牽引する役割はむしろ日本にしかできないわけで、核をもつことによってその辺の発言に説得力がなくなるのは、実は非常に惜しいと思うのです。もちろん、情緒的問題として、武器と呼ぶにはあまりに悪魔的なこの忌まわしい兵器の悲劇を身をもって知る日本だけは、核をもってほしくないという気持ちもあります。
人類のために、核はこれ以上増えないほうがいいし、そもそもカードとして使えなくしてしまう方がいい。
そのために、どういう方法が考えられるか。
私は専門的な知識はないので、SFを考える程度の感覚で、妄想的にその辺を考えてみました。突っ込みも大歓迎です。もっとも、突っ込みに対して気の利いた返答ができるかというと多分無理だと思うのですが、私自身の勉強にはなるかなと…(^_^;)
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私自身は、戦争抑止力としての核保有は確かに効果があるだろうと思っていますし、そのレベルまで日本が軍事的防衛的に自立する必要性はあると思います。
でも、世界で唯一の核被爆国として核廃絶を旗頭に平和を牽引する役割はむしろ日本にしかできないわけで、核をもつことによってその辺の発言に説得力がなくなるのは、実は非常に惜しいと思うのです。もちろん、情緒的問題として、武器と呼ぶにはあまりに悪魔的なこの忌まわしい兵器の悲劇を身をもって知る日本だけは、核をもってほしくないという気持ちもあります。
人類のために、核はこれ以上増えないほうがいいし、そもそもカードとして使えなくしてしまう方がいい。
そのために、どういう方法が考えられるか。
私は専門的な知識はないので、SFを考える程度の感覚で、妄想的にその辺を考えてみました。突っ込みも大歓迎です。もっとも、突っ込みに対して気の利いた返答ができるかというと多分無理だと思うのですが、私自身の勉強にはなるかなと…(^_^;)
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