「団粒構造」にこだわったプランター用土
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過去3年分のプランター用土の残骸・・・・・
完全・完璧・いきなりクライマックス!超高単価、プランター用土を団粒構造にするには
広大な農地の土を改良するには、莫大なコストと、絶対の信頼性が無いと農業が成り立ちません。道楽やギャンブルではないので、「本物」だけが商売になるのです。

しかし、完全な趣味の家庭菜園の場合、超高単価な資材でも、たかが20Lくらいのプランター用土分ならいくらでも使う事が出来ますし、たとえ失敗しても、プランター2,3個分の損失ですみます(またはじめからやり直せます)

仮に成功したとして、掛けたコストを計算すると、1粒1万円のミニトマトでも、毎日楽しく栽培をし(この時点でレジャーとしての対価はペイされています)その「おまけ」として「究極のミニトマト」」を食べられるなら、たかが数十万円の先行投資は惜しくはありません(10年で30万・・・・いまさら2,3万の出費なんて・・・・・涙

現状私が考えられる「完全・完璧・いきなりクライマックス!超高単価、究極のプランター用土」は、耐久性の高いミクロ団粒構造と、それを基に形成するマクロ団粒構造が出来る用土

どんな教科書にも、必ず登場する「団粒構造」という言葉。露地栽培でも、家庭菜園でも、プロもアマも一様にして団粒構造が理想の土のカタチだと理解していると思います

そんな理想の団粒構造を作るには、それなりの資材が必要になってきます。おおよそ自然の森の中では、フカフカで、ミクロ団粒構造により保水性があり、その集合体であるマクロ団粒構造により排水性も兼ね備えた理想の土を形成しています。

しかし、プランター栽培という閉鎖された人工の器(人の手の中)では、自然の森のような生物の多様性はありません。たまに腐葉土などを混ぜると、いくばくかの虫が湧いたりしますが・・・・・・年を追うごとに良い土になる、なんてことは決してありませんね(通常は、有機質が分解、消費され、1年も経たずに土は疲弊し単粒構造へと経時変化するはずです)

一般にプランター栽培の用土に使われている赤玉土を配合した培養土が多いですが、ある意味プランター栽培用の「安易な団粒構造」と言えます。

市販の培養土も色々試しましたが、概ね2~3か月くらいで土が疲弊しはじめ、6か月経っても初めの状態を維持できる培養土はほとんどありませんでした。ナニが原因かわかりませんが、概ね栽培期間の中盤から後半にかけて、生育が極端に落ちるようになりました。

培養土の中の有機物が減ったからなのか、赤玉土が崩れて微塵で根つまりするのか、はたまた元肥から追肥の管理が甘いのか・・・・・・・。

出来る事なら、2,3年は持つような、耐久性の高い団粒構造を維持したい。それこそが楽ちんプランター栽培の目指すところ

という事で、今の私の調べうる中で、理想の団粒構造が出来る用土を模索しているわけですが、こちらのサイトがそれに一番近いと感じていますのでご紹介致します

「団粒構造の作り方」で検索するとTOPに表示されるGarDeco Japanさんのサイトのコチラの記事

「団粒構造の作り方」

団粒構造を作るためのキーワードは、「粘土鉱石」「腐植」「多糖類」。現状のサラプラ用土にも使われている、ソフトシリカ(粘土鉱石)、バーク堆肥とココピート(腐植)は当てはまっていたのですが、多糖類というのが抜けていました。

また、別記事に、表層にC/N比の高いもの(剪定枝やもみがら)を、有機物マルチとして覆っていた用土に、マクロ団粒が出来ていた・・・・・というのがとても印象に残りました。

プランター栽培を始めようと思ったきっかけでもある、「炭素循環農法」のC/N比の高い資材(廃菌床)を表層に大量に投入し続けるだけで、肥料(特に窒素)は必要ない・・・・・という理論がこれに当たるのではないか?と再考させられる記事でもありました。

①団粒構造を作る為のピース「腐植」
究極のバーク堆肥!比べて下さい、残留肥料成分を

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団粒構造を作るのに不可欠な、長ーく持つ耐久性の「腐植」を探すと「バーク堆肥」に行き着きます。しかし、園芸店やホームセンターなどで一般的に販売している安価なバーク堆肥を見てみると、未熟なものや、窒素分の多いものしかありませんでした。
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ホームセンターで購入した、40Lで505円のバーク堆肥

短期間でバーク堆肥といえる腐熟具合に仕上げるために使っている発酵補助剤として、動物性バークは、牛糞・鶏糞・豚糞などの「家畜の排せつ物」を混ぜているので、塩分が高く、EC(塩分濃度)が3.0~4.0あるものも存在しています(一般的にはEC1.0以上は注意が必要とされる)
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安価なバーク堆肥は、明らかに茶色く、バークが粗くベチャベチャした印象を受ける

また、肥料成分も高いのが特徴で、窒素・リン・カリのどれかが1%を超えているものが概ねコレ(発酵補助剤使用)にあたると考えられます。

ホームセンターで販売している20L300円前後のバーク堆肥の成分表示をみると、いずれかが1%以上あるものや、植物性堆肥に比べ、数値が2倍以上あるものが多く見受けられました(試しにお近くの販売店でバーク堆肥の成分表を調べてみて下さい)

また、あまりにも粗悪なものは、食品残渣・汚泥等が主体の堆肥に樹皮を添加したものがバーク堆肥として販売されている事もあるそうです。価格に差がありすぎるものは用心した方がよさそうですね。

そこで、私は「花の土屋さんカネア」より

100%植物性、天然有機発酵の
「金のバーク堆肥」をまとめて購入しております
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ネットで購入した「金のバーク堆肥」は、20Lで約1300円

成分表は
窒素  0.58
リン酸 0.36
カリ    0.18
PH       6.5~7.0(中性)
EC(塩分濃度) 0.6以下

というもの。
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明らかに黒々しており、バークがサラサラで「腐植」満点な印象を受ける金のバーク堆肥

究極のサラプラ専用用土のバーク堆肥なら
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比べて下さい、この品質!全用土量の20%を配合すると、団粒構造を作るのにちょうどよい、サラプラ専用用土が完成します。


さらに高耐久腐植のもうひとつのピース、「ココピート」
バーク堆肥だけでもよいのですが、高耐久腐植としてもう1つ加えたい資材がこちらのココピート。

サラプラ専用培養土では、バーク堆肥と同量のココピートを混ぜることで、用土全量の40%を腐植にあてています。

おすすめはこちらのスリランカ産のスーパーココ。低EC処理がされており、塩害が無く安心してお使いいただけます

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by カエレバ
②団粒構造を作る為のピース「2:1型モンモリロナイト粘土鉱物」
土の王様「珪酸塩白土」園芸用ソフトシリカ(ナチュラル)
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園芸用ソフトシリカ ナチュラル (20kg)

by カエレバ

団粒構造を作るのに必須な粘土鉱石で、一番優れた軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土 (2対1型モンモリロナイト粘土鉱物)ですが、ソフトシリカさんから販売されている(ホームセンターや園芸店でよく見かける)家庭園芸用の「ミリオンシリーズ」が有名かと思われます。

そのミリオンシリーズの、農業生産用「ソフトシリカ」は、同社の販売しているミリオンシリーズとほぼ同品質で、価格がお手頃なので、(株)井出商会さんから毎回購入しております。

私も一度、ソフトシリカさんへメールで問い合わせをしたのですが、「ソフトシリカ」と「ミリオン」の中身は、ほぼ同品質である、との回答をいただき、それ以来ネットでリピート購入(こちらは、実店舗では見た事がありません)しております。

粒の大きなミリオンAとは異なり、粉粉しているので、栽培前に用土に混ぜても、毎日の水やりで流れてしまうため、毎年シーズン前にプランター用土全量の10%を混合しています。

団粒構造を作る為には、①の「腐植」②の「粘土鉱石」に含まれるアルミニウムが結合してできる「粘土腐植複合体」の形成が欠かせません。最終的に、その粘土腐植複合体の粒子を、細菌が分泌する多糖類でミクロ団粒を作るのですが、この2つのピースのバランスが団粒構造形成に大きな影響を与えることはとても重要です。
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ソフトシリカの粒子は概ね細かな粘土粉末。あらかじめ用土の10%を混ぜて使用する
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ミリオンAは、完全な固形の粒。表土にばらまいて、水やりで少しずつ継続的に浸透させる


③団粒構造を作る為の最後のピース「海藻粉末(アミノ酸多糖類肥料)」

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豊富なアミノ酸と、アルギン酸・フコイダンなどの海藻のぬめり成分(粘着物質)で、土の団粒化を促進すると同時に、有効微生物のエサとなる。
また
①の腐植②の粘土鉱石の結合で出来た「粘土腐植複合体」の粒子を細菌が分泌する粘着物質で結合させ、最終的に「ミクロ団粒構造」を作る為の最後のピースとなります


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肥料成分も含み、下記のような成分表となる

海藻粉末の成分
N=2.18% 
P=0.51%
K=1.18% 
Ca=6.76% 
たん白質=13.6%
C/N=12.4

無肥料とうたうサラプラ用土に混ぜるのには、少し抵抗がありますが、全用土量の2%と少ない為、植物に直接の肥料効果は得られないと考えられます
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粒がしっかりている。全用土量の2%を混ぜるだけで、団粒構造を作る起爆剤となる!

どちらかというと、有効微生物のエサとなり、団粒構造を作る為の起爆剤となる事の方が重要となり、
全用土量の2%「海藻粉末」を混ぜる。サラプラ専用用土に団粒構造を作る為の重要なピースとなります

④有効微生物の棲み処「もみがら燻炭」


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こちらは「花の土屋さんカネア」で購入した良質な「もみがら燻炭」。粒がしっかり残っています

また、その有効微生物の棲み処となるのが「もみがら燻炭」で、その多孔質性が微生物には心地よい?!らしいです(微生物に直接聞いたわけではありんが(笑))

用土量の10%「もみがら燻炭」を混ぜると、有効微生物の増殖に役に立つ
出来るだけ、焼きすぎておらず、もみがらの形の残った良質な燻炭のほうが、微生物の棲み処の多孔質性が損なわれておらずオススメです

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これら①腐植②粘土鉱石③多糖類④もみ殻燻炭を使用して、実際にサラプラオリジナル培養土を作ってみました。
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20Lで300円前後が相場の市販の培養土ですが、ちょっとプレミアムな培養土でも20L700円~900円くらいではないでしょうか?
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20Lで約760円(税込)のプレミアム培養土
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20Lで約960円(税込)の市販の高級培養土
自作しない方は、この品質の培養土をサラプラシステムに使う事をオススメ致します

サラプラ専用超高単価培養土の実態は・・・・・
では、その内訳は・・・・・・
金のバーク堆肥20L約2200円(送料込)
もみがら燻炭  18L770円
ソフトシリカ  20kg約3000円
海藻粉末     5kg4000円
スーパーココ  140L約4800円(送料込)
黒土         14L約300円

先行投資額 約15000円・・・高いミニトマトになりそうです

不織布ポットJマスターK30で、用土量20Lの培養土を作ったら
黒土           40% 8L 約170円
金のバーク堆肥20% 4L 約440円
スーパーココ    20% 4L 約137円
もみがら燻炭 10% 2L 約85.5円
ソフトシリカ    10% 2L 約300円
海藻粉末       2% 400g約320円


20L トータル1452円!(勝った!←なにが?!)

不織布ポットJマスターK25で、用土量12Lの培養土なら
黒土      40% 5L   約107円
金のバーク堆肥20%2.4L約264円
スーパーココ 20%2.4L約82.2円
もみがら燻炭 10%1.2L約51.3円
ソフトシリカ 10%1.2L約180円
海藻粉末       2%240g約192円



12L トータル876.5円!

金のバーク堆肥と、ソフトシリカ、海藻粉末が単価を押し上げていますが、団粒構造を作るためには、この資材は絶対に必要ですので致し方ありません。究極を目指していますから・・・・・・
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プランター栽培を始めて約10年。自分で培養土を配合するまでに至りました・・・・・
ていねいに丁寧に・・・・♪高級培養土を混ぜ合わせ、不織布ポットJマスターK30に充填し、
いざ「新サラプラシステム2.0」へセット

いつも通りに水やりをすると、

「すぅ~~~~」っと気持ちよく水がしみ込んでいきます!!

感動・・・・・。
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こんな感じに仕上がりました♪
不織布ポットJマスターK30に上記の約20Lの培養土を入れると、5cm位のウォータースペースが出来ます。ここに、保湿、保温、炭素資材の表層供給(糸状菌のエサ)の為C/N比70のもみがらを厚く敷きます。
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そのままでは風で飛ばされてしまうので、さらに不織布のコガネムカバーを装着。
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y カエレバ

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究極の培養土でスタートした、こちらのミニトマトの栽培記録は別途アップしていきます

誰もここまで無駄に?高単価な培養土は作らないと思いますが(プランター栽培に15000円・・・・こんな酔狂な散財はしませんよね)団粒構造の為なら致し方ありません?!

ここまで贅沢な培養土を使用すると、どれだけ立派なミニトマトが育つのか・・・
最後まで見届けてやって下さいまし~

ミニトマト栽培記録は「こちらの記事」からスタートです