マダムミネルヴァ の美食日記 

フレンチレシピと美食巡り 

アルゼンチンタンゴ

DESTINO DEL AMOR

マサ&美和子マサ&チエステージ2 今夜はさる会員制クラブで開催されたアルゼンチンタンゴのステージ”DESTINO DEL AMOR”を観に行きました。
 出演はなんと料理好き男子のフレンチ講座にいつもご参加頂いている男子2人とそのパートナーの女子のカップル2組。
 実は彼らは国内や本場ブエノスアイレスでのコンクールで優勝や入賞をしているすごい人たちなんです!
 でも職業ダンサーというわけではなくタンゴとは何の関わりもないとても堅い職業の皆さん。
 趣味と仕事に同じくらいの情熱を傾け、きちんと両立している彼らを私も見習わなくては、といつも思います。

 ピアノ、バンドネオン、ヴァイオリン、ウッドベースの生演奏をバックに華麗に踊る4人。
 曲も伝統的なタンゴからヌエヴォ(エレクトロ)、ピアソラ、そしてロマンティックなワルツ、リズミカルなミロンガまで幅広く楽しませてくれます。


ガビート アルゼンチンタンゴのステージというとラテンダンスのギラギラしたところばかりが強調されて観るに耐えなくなることが多く(笑)私はさりげなく踊るサロンダンスの方が好きなのですが、今日のステージは今は亡きカルロス・ガビートの伝説のステージ「フォーエヴァータンゴ」にも通ずる洗練された演出とダンス、美しく品の良い衣装にうっとり。そして何よりもダンサーがエレガントであることが重要です。激しい動きの中に秘めた情熱を感じさせるダンスがアルゼンチンタンゴの魅力。ヴァレンタインを迎える夜にふさわしい華麗なステージを堪能しました。

料理好き男子のためのフレンチレッスン 料理編

 最近は独身男性でも既婚男性でもお料理の腕を磨く方が急増中。婚活でも料理合コンが人気だそうです。
 実はサロンミネルヴァでも男女ペア参加のお申し込みが増えています。

4人 ・・・と言う事で本日はペアレッスン。実は以前趣味で習っていたアルゼンチンタンゴダンスで知り合った長年のお友達のグループレッスンになりました。
 アルゼンチンタンゴとフランス料理というのも異色の組み合わせの様に見えますが、実はフランスの主要都市にはミロンガと呼ばれるアルゼンチンタンゴのダンスホールがたくさんあるんです。アルゼンチンのダンスはフランスの文化にしっかりと溶け込んでいるのです。

 参加してくれたひと組はダンスで育んだ長年の愛を実らせてつい先月めでたくご結婚された新婚カップルの竹内君&チエちゃん、そして私のタンゴの先生だったマサ君は2年前にブエノスに渡りタンゴの武者修行後パリで学生生活を送りMBAを取得して先月帰国したばかり。そして美和子さん。マサ君のレッスンを一緒に受けていた美和子さんはマサ君の生徒さんの中ではダントツに上手でエレガントでした!ダンスにもお料理にもこのエレガンスという要素が重要です。

ポワレアクアパッツァ 今日のテーマは魚料理。ポワレ(フライパンで焼く事)してから同時に2種類の違う魚料理を作ります。ひとつは「真鯛のポワレ 焦がしバターソース」、もう一品は「スズキのアクアパッツァ」。こちらはポワレしてから水を注ぎアサリを加えて蒸し焼きにします。
 実技は男性がメインで!と言うご要望で男性2人は到着するなりいそいそとタブリエを身に付けガルニチュール(付け合わせ)の野菜の面取りに挑みます。

チエちゃん、美和子さん4人−1 なかなか素晴らしい手さばきに女性陣も感心する事しきり。ワインを飲みながら時々助け舟を出すという具合です。こんな真剣にお料理に取り組んでくれる男性のパートナーがいたら女性は幸せですね!

白アスパラ盛り付けクレープ作りクレープ 前菜用の白アスパラの皮むきにも挑んで頂きました。まずはペティナイフで袴を切り取ります。そしてエコノムと言う皮むき器で下の硬い皮を剥き、塩ゆでしてヴィネグレットソースでマリネします。
 デザートのクレープを焼く姿はダンスレッスン以上に真剣です。
 生クリームを絞りイチゴを飾りソースをかける作業にも挑戦して頂きました。写真は女性陣のために盛りつけられたクレープです。とってもかわいらしいですね!

ダンスマサ&マサダンス チエ&マサ 試食の後はダンスレッスンのサロンへ早変わり。
 フランス料理とワインでお腹を満たした後はダンス、というのもヘルシーかもしれませんね。

 来月は引き続き料理好き男子のお菓子教室。参加カップル募集中です!

アルゼンチンタンゴの舞台を見に行きました。

 気になっていた雨模様も回復し青空が見えています。風は冷たいのですが良いお天気に恵まれました。
 今日はお友達の美和子さんが出演するアルゼンチンタンゴの発表会です。
 美和子さんとは同じ先生のレッスンを受けていたご縁で一昨年前に知り合ってからお料理教室に参加して頂いたり共通のお友達の軽井沢の別荘にご一緒したり、お食事に行ったり、とても仲良くさせて頂いています。
 去年末に外苑前のH.A,Cギャラリーで開催したパッションイベントのパーティーで素敵なフロアダンスを踊って頂きイベントに華を添えて頂きました。
 
ファン&美和子さん&皆 先生が昨年アルゼンチンへ旅立ってしまって以来レッスンから遠のいてしまった私ですが美和子さんはこつこつと続けてらして着実に上達しています。美和子さんのスタイルの良さとステップの優雅さを見る度,私も早くレッスンを再開しなくては!と思うのですが・・・。
 美和子さんの新しい先生はパッションイベントVOL.2に御出演くださったアルゼンチン人ダンサーのファンギダさん。今日の発表会はファンギダさんが主催するタンゴスタジオ「ゼロアワー」の主催です。
 美和子さんとファンギダさんの華麗なダンスを見るためにダンスのお友達と草月会館へ。
 
美和子さん舞台 美和子さんの踊る楽曲はフリオ・デ・カーロの「Gallo Ciego(盲目の鶏」。哀愁漂うドラマティックなメロディと個性的なリズムが特徴の曲です。
 映画『タンゴレッスン』ではアルゼンチンタンゴとタンゴダンサーに魅せられた女流映画監督がブエノスアイレスのタクシーの中で流れるこの曲名を言い当てて地元のタクシーの運転手を驚かせるくだりがあります。

一生懸命生きろ。そして苦しめばタンゴが理解出来る。違うかい?タクシーの運転手は彼女に言います。

美和子さん&ファン この難しい古典の名曲を美和子さんは見事に表現していました。
 アルゼンチンタンゴはやはり大人の女性のためのダンス。
 コバルトブルーの鮮やかなドレスとライトのもとでキラキラと光るスワロフスキーのジュエリーを身に付けた美和子さんはさらに美しくエレガントに輝いて見えました。

青山Hy’sでのタンゴパーティー

レオネル&ユキ 青山のブノワでお食事をしたあとイタリアンレストラン”Hy’s”でのパーティーに向かいました。主催はアルゼンチンタンゴダンスのペアLEONEL&YU-KIさん。アルゼンチン人のレオネルのパートナーのYU-KIさんは学習院大学出身の才色兼備のダンサーで本場ブエノスアイレスでダンスを教えていた事もある実力の持ち主。憧れのダンサーです。
 アルゼンチンタンゴはもともとは19世紀末にアルゼンチンのブエノスアイレスの港町で船乗りや娼婦達の間で踊られていた土着的なダンスで、それが庶民の間に広まりダンスや音楽の文化として発展しました。その後20世紀始めにヨーロッパに渡り、より洗練された社交ダンスのコンチネンタルタンゴとなったそうです。
 コンチネンタルタンゴは日本では”ジェラシー”などの楽曲や社交ダンスで良く知られていますが、アルゼンチンタンゴとなるとダンスを楽しむ日本人はたった1,000人程というくらいマイナーなダンスなのです。

レオネル&ユキ3 マイナーな存在ではあっても六本木や渋谷にはおしゃれなミロンガ(アルゼンチンタンゴを踊るクラブ)は存在します。今日のパーティー主催のレオネル&YU−KIさんも渋谷にスタジオ&ミロンガを持っています。今日のパーティーのお2人のデモンストレーションはさすが!とため息が出るコンビネーションでした。激しくて情熱的なダンスですがYUKIさんの動きには品の良さが感じられて衣装もいつも洗練されています。ショーやコンクールに出場するとなると派手で舞台映えするドレスを身につけ振り付けもアクロバティクになりがちですが衣装も踊りもシンプルでさりげないのが一番だと私は思います。今日もYU-KIさんは白いリバーレースの付いたシックな黒いドレスでタンゴ特有のパッションを激しくも情感たっぷりに踊り観客の拍手を独り占めしていました。
 アルゼンチンタンゴのサロンダンスは男性の完全なリードのもと抱き合うように密着して踊るダンスなので違う目的で通って来る男性も時々いらっしゃるみたいですが「3分間の恋愛」と言われるように男女が1曲の間にダンスを通して恋愛し、名前も告げずに別れるという映画の様な素敵な世界なのです。
純粋に音楽とダンスを楽しむ大人の社交場、そんな素敵なミロンガがたくさん出来れば日本もフランスのように大人のための成熟した文化が発展するのではないでしょうか。

タンゴモデルナ アルゼンチンタンゴと演劇のコラボレーション

タンゴモデルナ これまで観に行ったアルゼンチンタンゴのステージというとバンドネオンの演奏を中心としたコンサートやダンスのショーでしたが、音楽とダンスと現代演劇のコラボを試みている「タンゴモデルナ」の噂を聞き、恵比寿のガーデンホールに早速足を運んでみました。
 今年で7回目を迎えるタンゴモデルナのステージ、今回の演奏者は去年に引き続きバンドネオン奏者京谷弘司さんです。かのピアソラにその才能を認められた唯一の日本人京谷弘司率いるクァルテート・タンゴ vs 男性だけで構成された劇団Studio Life、元タカラジェンヌの姿月あさと、アルゼンチン人ダンサーのファン・ギダが共演するというまさに異業種同士の興味深いコラボレーションです。
 どんな舞台になるのかまったく想像出来ませんでしたがやはり予想外の展開でした。確かに斬新な舞台ではありましたがアルゼンチンタンゴを主題とした舞台として観ると?という感じもしました。演劇や音楽やダンスの新たな可能性を見いだすためにこの様な試みは必要なのかもしれませんが・・・とは言いつつ来年はどんな人達がコラボするのか楽しみです。
 Studio Lifeの「トーマの心臓」の舞台でユーリ役だった山本芳樹さんは踊りがお上手だという事がわかり意外でした。このステージをきっかけに是非アルゼンチンタンゴダンスを極めて欲しいです!





アルゼンチンのお土産とアルゼンチン料理エンパナーダ

 アルゼンチン、ブエノスアイレスへのタンゴツアーから帰国した正子さんにお会いしました。念願の本場のミロンガ(ダンスホール)で踊って大満足だったとの事。アルゼンチンの人々はいつ寝ているのかと不思議なくらい夜遅くまで遊ぶそうです。でも翌朝はきちんと起きて仕事に行くとか・・・実はあまり真剣に働いていないと言う話も?正子さんも滞在中は夜9時頃お食事をしてその後ミロンガへ、明け方ホテルへ戻り9時からレッスン,午後は観光やショッピングの毎日だったそうです。体力を付けないとブエノスを楽しむ事が出来ない事がわかりました。ミロンガに来ている人達は踊るだけでなくお酒を飲みながらおしゃべりも楽しんでいるそうです。その時のお酒のお共がアルゼンチン版ミートパイ「エンパナーダ」。今日はこれを作ってみました。
エンパナーダ<材料4人分>牛挽肉:120g/玉葱:4分の1個分/バター:大さじ1/パプリカ:少々/クミンシード:小さじ1/赤唐辛子:2分の1/オリーブ:4個/干しぶどう:10g/ゆで卵:1個分/市販のパイシート(甘くないもの):2枚/溶き卵:1個分(パイの上に刷毛で塗る分)
<作り方>1、市販の冷凍パイシート(ここでは19センチ×19センチのものを使用)を取り出し常温に置き柔らかくなったら4等分して直径約9,5センチの円にくり抜きラップをかけて冷蔵庫に入れておく。3、<具を作る>フライパンを熱しバターを入れて玉葱みじん切りを炒める。塩を加え透き通って来たら牛挽肉を加える。塩胡椒し、パプリカ、クミンシード、赤唐辛子みじん切り、を加え炒める。4、牛肉に火が通ったら平たいバットなどに移しゆで卵みじん切り、オリーブみじん切り、干しぶどう(お湯に浸して戻しておく)を加え粗熱を取り冷蔵庫で冷やす。5,パイシートの上に具を載せ縁に薄く水を塗り折り畳む。6、上に溶き卵を塗り180℃のオーブンで15分程焼く。






ゴタンプロジェクトゴタンプロジェクト2 正子さんからお土産に頂いたのは大好きなゴタンプロジェクトのDVD!タンゴエレクトロニカの代表的なグループ「ゴタンプロジェクト」はフランス人のフィリップ・コーエン・ソラル、スイス人のクリフト・ミュラー、アルゼンチン人のエドゥアルド・マカロフの3人を中心としたユニットでヨーロッパを中心に活動していて2003年11月には初来日を果たしています。
 私は当時は彼らの存在も良く知らなかったせいもあり彼らがデビューした年にフランスにいたにも関わらず実際にライブを見る機会がを得られなかったのはとても残念です。もちろん初来日もまだフランスから帰国前で見逃しました・・・。
 ゴタンプロジェクトの主要メンバーでありプロデューサー的役割を担うソラルの作り出す音楽の背景には、今や伝説となったバンドネオン奏者で世界的に有名なタンゴヌエヴォの革命児「アストル・ピアソラ」、アルゼンチンフォークロアミュージックのパーカッッショニスト「ドミンゴ・クーラ」から得たインスピレーションだけでなく70年代のロックシーンを震撼させたパンクのバンド「セックス・ピストルズ」からの影響も大きいとの事。
 私も’78年に初めてピストルズの存在を知ったときは大きな衝撃でした。70年代80年代のロックシーンは刺激的だった・・・と懐かしく思い出します。商業主義の消費されるばかりの音楽シーンを覆すようなすごいムーブメントはもう出て来ないのか?と思ってしまいます。それでは料理界では・・・?
 スペインの3ツ星レストラン「エルブリ」のシェフ、フェランアドリアは料理界の革命児かもしれません。フェランの提案した新しい料理法はヌーヴェルキュイジーヌ以来の衝撃と影響力を持つムーブメントです。今やエルブリブランドとのパートナーシップを獲得しようと世界中から引く手あまたのフェラン・アドリアはそんなお金儲けには目もくれず、カタルーニャ地方の政府の援助のもと立ち上げたアリシアプロジェクトに全力を注いでいます。バルセロナ郊外に建築中(9月1日竣工されたそうです)の施設を開放し設置された厨房にはチームが常駐しアトリエとして一般に開放されるそうです。
 食育を通しての社会貢献やCamio Jose Cela大学にデガストロノミー学科を作るなど、彼の提唱するプロジェクトは社会の中で料理が果たす役割を世界に問うきっかけとなるはずです。料理の世界に一石を投じるシェフ、日本でも誰か現れないでしょうか?
 お土産で頂いたゴタンプロジェクトのデビューアルバム「レヴァンチャ・デル・タンゴ」のDVDをさっそく鑑賞しました。彼らの挑戦的な試みによりアルゼンチンタンゴ音楽とダンスが今後も進化し続けて行く、その無限の可能性を確信させてくれる刺激的な音楽と映像が盛り沢山のDVDです。

アルゼンチンタンゴ

重臣さん美和子さん和美さん アルゼンチンタンゴのお友達の和美さんの発表会を観て来ました。場所は渋谷のBOXX。昨日のお料理教室に参加してくれた美和子さんと待ち合わせをして入場、ラテンダンスの教室『カッシーノ」が主催の発表会で人気のサルサを踊りる方がほとんどです。いよいよ和美さんの出番、ワルツの美しいメロディーに乗って2組のペアが踊りました。やはりアルゼンチンタンゴは哀愁漂う大人のダンスで素敵です。
 私達が知り合うきっかけになったタンゴ愛好クラブ主催のJUSHINさんにも久々にお会いして夜は皆で六本木のミロンガ「ゼロアワー」へ。ミロンガと呼ばれるアルゼンチンタンゴのダンスホールは六本木や渋谷などに幾つかありますが男性のタンゴ人口が圧倒的に少なくヘタをするとまったく踊れないまま帰るという事もあるので男性同伴で行くのがベストです。
 私がタンゴを始めたのはちょうど7年程前。フランス映画「タンゴレッスン」に憧れてしばらくレッスンを受けていたのですが渡仏のためしばし中断。でも実はヨーロッパはアルゼンチンタンゴが盛んでミロンガが沢山あるのです!パリではお料理の勉強とレストラン研修に明け暮れてミロンガやレッスンに行かなかった事を後悔しています。しばらくお休みしていたアルゼンチンタンゴのレッスン、シェイプアップのためにもそろそろまた始めようかと考えています。
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