マダムミネルヴァ の美食日記 

フレンチレシピと美食巡り 

音楽

Nilda Fernandez Live & Diner (2)

IMG_0503さて、ライブのお話の続きです

"La Saeta"をアカペラで歌いながら
登場したNilda Fernandez。
バックバンドは従えておらず、ステージに上がると
いきなりギター1本で歌いだしました

フランスから連れて来たスタッフは音響のミキシング担当者だけ。

(だから料金が安くても大丈夫なのね、と思いましたが)
1時間半のステージはあっという間に過ぎました。

ライブ57歳になっても衰えていない、
高音域の延びが美しい繊細かつ力強い歌声には驚きでしたが、
ギタープレイヤーとしての力量も感じさせるステージでした

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ブルーノート東京「矢野顕子トリオ」夏のライブ

ベンジャミン お友達の写真家ベンジャミン氏の青山の撮影スタジオに生徒さんとお邪魔したあと、3人ですぐご近所のブルーノート東京へ。今日は矢野顕子さんのライブがあるそうなのです。
 ベンジャミン氏は在日20年のカナダ国籍の中国人カメラマンです。後ろは彼が撮影した桃井かおりさんのポートレート。私もポートレートを撮影して頂いて以来何回かブルーノートのライブに連れて行って頂いています。何とベンジャミン氏、永久会員なのだそう。

矢野顕子トリオ ニューヨーク在住の矢野顕子さんはアメリカで活躍する有名ミュージシャンを率いてこのブルーノートで夏にライブをやっています。
 去年はもとラウンジ・リザーズのメンバーでエルヴィス・コステロ、トム・ウェイツとのも共演したギタリストのマーク・リーボウ。今回は矢野顕子さんのピアノとベースとドラムのトリオで、ベースのウィル・リーはデヴィッド・サンボーンやB.B.キング、スティーリー・ダンとも共演した方だそうです。ポール・マッカートニーも使っていたバイオリンベースを弾いてました。ドラムスのクリス・パーカーはエルビス・コステロのサポートメンバーとしても活躍した方。そうそうたる面々と共にステージに立つ矢野顕子さんの生演奏と生歌はやはり素晴らしい。ジャジーなナンバーが中心でしたが自由な表現は昔と変わらないままです。

ごはんができたよ アンコールは懐かしい曲「ごはんができたよ」でした。
 歌詞と演奏の不思議なアンバランスさ、ジャンルを飛び越えた自由さに当時はびっくりしたものです。
 同名のアルバムに入っている「また会おね」は大学時代の思い出の曲。
 当時所属していた軽音楽部の定例会コンサートのクロージングナンバーでギターのパートは私が演奏したことを思い出しました!懐かしいというより恥ずかしい過去です(笑)


ジャパニーズガール デビューアルバム「Japanese Girl」ではリトル・フィート、細野晴臣、あがた森魚、ムーンライダーズ等が参加しその後ティン・パン・アレーとも共演。これも才能のなせる技とはいえ、なんて恵まれているんでしょう・・・。
 YMOの世界ツアーに参加し坂本龍一と結婚、コマーシャルソングもヒットし、80代J-POPのミューズとして一躍脚光を浴びた時代を知る私としては、その後の紆余曲折の人生を経た現在、当時よりもいっそう美しく輝いている矢野顕子さんをみて、ライブでの感動とはまた別の感動を憶えました。

今日のテーマ曲は「スペース・オディティ」!

スペースオディティ 1969年7月20日、40年前の今日、ニール・アームストロングは人類史上初めて月面に降り立った。
 アポロ11号が月に着陸した瞬間、放映していたBBCの画面から流れ出したのはデヴィッド・ボウイが歌う「スペース・オディティ」。

 「地上指令室より、トム少佐へ・・・」という語り掛けで始まるこの曲は、前年に公開された映画「2001年宇宙の旅」を観て霊感を得たボウイが即日書き上げたものだ。
 実はこの歌詞は宇宙飛行士の成功と栄光とは裏腹な、地球への帰還を拒んで宇宙船を乗り捨て空間に彷徨い出てしまう宇宙飛行士「トム少佐」の物語なのだが、歌詞の内容はともかく月面着陸の映像とともに流れたこの曲の大ヒットをきっかけにボウイはロンドンのポップス市場からアメリカ巨大音楽市場への進出を果たし、スペースファンタジーと退廃美の世界に生きる架空のロックスター「ジギースターダスト」へと変貌して行く。
 
 1969年はロック史上激動の年でもあった。7月5日ロンドンのハイドパークではローリングストーンズが3日前に自宅のプールで謎の死を遂げたブライアン・ジョーンズの追悼コンサートを開いてた。
 8月15日から3日間にかけてNY近郊で開催されたロックフェスティバル「ウッドストック」は40万人の観客を動員し、反ベトナム戦争を発端として広まったヒッピー文化とそれを象徴するロックムーブメントは頂点に達しようとしていた。しかしこの熱気はその年の12月カリフォルニア州オルタモントで行われたストーンズのフリーコンサート中に起きた悲劇と大物スター達の麻薬スキャンダルをきっかけに衰退して行く。

ジギースターダスト 高揚感を失って行くロックムーブメントとヒッピー文化、終焉を迎えるベトナム戦争。この変動期、新しい刺激と心のよりどころを求める若者達の前にボウイはまさに宇宙船から降り立ったニューヒーロー&ロックスター「ジギースターダスト」として現れることになる。
 ・・・というのが前々回のブログでご紹介したデヴッド・ボウイのアルバム「スペース・オディティ」と「ジギー・スターダスト」のストーリーです。

 今日日本は「海の日」ですが「月の日」でもあるんですね。22日は皆既日食ということで今週はボウイのこのアルバムを流しロックなレシピを考えながら過そうと思っています。

スタイロフォン 人類初の月面着陸のテーマ曲というべき「スペース・オディティ」。この曲ではスタイロフォーンというアナログチックな手の平サイズのキーボードが宇宙的効果音を奏でています。スタイロフォーンのチープな音色とアコーステックギターの響きが‘60年代SFのレトロな雰囲気を醸し出していて、不思議なトリップ感が味わえる曲です。
 スタイロフォーンはアマゾンで¥3,580で手に入ります!
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