マダムミネルヴァ の美食日記 

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ミステリー

マルタのミステリーその2 il-Maqlubaのクレーターとfilfla島の伝説

マルタの不思議な伝説のお話です。

ここはマルタ島南西部、標高250メートルの切り立った断崖に位置するディングリクリフ。
紀元前3000年頃の遺跡と言われる謎の轍カートラッツで有名な場所です。
今回はカートラッツではなく別のお話なのですが・・・

ローマンロードカモミールローマンロードと呼ばれる険しい道を海に切り立つ断崖へ向かって進んでみましょう。岩場から顔をのぞかせる野生のタイムやディル、小さなカモミールの花が心を和ませてくれます。
ふと顔を上げると・・・

ローマンロード3IMGP2037急に視界が広がり野生のクローバーが息づく緑の絨毯が現れました。

回りを見渡すと360℃の大パノラマ。

視線を遠くに移すとバケツをひっくり返したような不思議な形の島、filfla島が見えます。

地図にも載っていない小さな無人島、この島にまつわる伝説をご紹介します。

ディングリクリフから約6キロほど東にQrendiという街があります。

ここには深さ15メートル、面積6000平方メートル、周囲300mの穴、マルタ語で「逆さま」という意味のil-Maqlubaと名付けられているクレーターがあるそうなのですが、この穴は神様の怒りによりくり抜かれ、それが海に落とされてfilfla島になったという伝説があるのです。

それは神様の怒りに触れる前のこと。
そこには罪深い人々が暮らすある集落がありました。
ある日神様はいくら注意しても聞く耳を持たないこの村人達に怒り狂い、村を地面ごとひっくり返してしまいました。
ただ一人、助かったのは信仰深い一人の少女だけ。
少女はいつも通っている村のはずれの教会でお祈りをしていたため難を逃れたのです。
ひっくり返された土地を天使達が運んでそのまま海に沈めたのがこの無人島だそうです。

このクレーターは1343年のマルタ史上最も過酷だった冬の嵐と同時期に起きた地震による地盤沈下だという節が有力だそうですが・・・。
ソドムとゴモラの成れの果て、罪人の島というレッテルを貼られた哀れな伝説の島を遠くに見ながら、目の前の小高い岩山を登ります。

ローマンロード6ローマンロード7人の手で積み上がられたと思われるこの岩山の頂上には洞窟がありました。

入ってみるとマルタの巨石神殿の遺跡イムナドラ神殿、ハガールイム神殿にも見られる大きな穴がすっぽりと開いています。
覗いてみると・・・






ローマンロード8眼下に見えるスペースは何かの儀式を行った場所なのでしょうか。

岩山を下りふと足下を見ると地面にいくつかの穴が。この穴はなんとカートラッツより古い紀元前7000年頃の遺跡なんだそうです。
こんな貴重な遺跡が野ざらしのまま放置されてるのがミステリーですが(笑)
5つ開いた穴は旧石器人の手によって開けられたもので煮炊きをした跡だとか。

高台で風に吹かれている時ふと沖縄を思い出しました。
沖縄には神の通る道と言われる場所があります。
そこには神の行く手を遮るものを置いてはいけないそうです。

ローマンロド4マルタ島と沖縄、遠くはなれた2つの土地ですが不思議な既視感を感じた瞬間でした。

今度はfilfla島があったと言われる場所、il-Maqlubaのクレーターを訪ねてみますね。
マルタで一番のミステリースポットと言われるこの場所は自然の宝庫でもあるとか。
珍しい植物や鳥達に会えるのも楽しみです。

マルタのミステリーその1 夏の宮殿のホワイトレディ

大統領は冬の宮殿「サンタントンパレス」がたいそうお気に入りで春になっても夏の宮殿「ヴェルダラパレス」にはなかなか足を運ばないとの噂が・・・
なぜならヴェルダラパレスにはちょっと怖いお話が語り継がれているからなんです

ナイト2それは騎士と貴族の娘の悲恋の物語

ヴェルダラパレスに住んでいた貴族の娘は騎士と出会い恋に落ちます
しかしマルタ騎士団の騎士は戦う聖職者としての立場がありますから当然結婚は出来ません。
家族の猛反対で部屋に閉じ込められた貴族の娘は悲嘆にくれて窓から身を投げて死んでしまったそうです。
夜になるとホワイトレディと呼ばれるこの貴族の娘の幽霊が冬のパレスに現れるそうなんです。

ホワイトレディのお話はマルタの人々の間では有名でもちろん大統領も良くご存知。
それで歴代の大統領は怖がって冬のガーデンにはあまり滞在したがらないんだそうです。

勇気のある方は夜、ヴェルダラパレスを訪ねてみては・・・?

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