鋏は理容師の刀!

かつて、侍の命は、刀、日本刀・・・・です。

刀が無ければ、侍ではありません。

同じことが、鋏と理容師の関係にもあると、きっと多くの理容師さん達が思われているに違いないと思います。

では、鋏は命なのでしょうか。

江戸時代も平穏になってくると、刀を錆びさせていた侍も居たと聞きます。

素朴に、なぜ?

答えはたぶん簡単です。多分、世が平和になり、戦が無くなって、刀の出番がなくなってきたからだと思います。

鋏も同じことが言えるのでしょうか。

忙しかった昔、切れないと困る!とばかり、カミソリも、鋏もベストコンディションでフル回転でした。

しかし、時代は移り、バブルから不景気の続き、武士の刀のように使用頻度が減ってきました。

更に、武士の刀は、更に頻度が落ち、遂には無用の物になってしまいました。江戸時代から明治時代になると、遂に刀は無用くなり、武士も居なくなってしまいました。

しかし、しかし、鋏は、違います。同じ命でもまったく違います。不景気で頻度は落ちても、必要とされています。理容師さんの世の中に対する必要度はあまり変っていません。

いい男、若がえりには、理容技術は必須ともいえる技術です。

理容師も武士のような運命をたどるのではと心配されている話も時々聞かれますが、逆です。よく切れる良い鋏は、刀と相反して、益々必要とされ、よりよい理容技術者はこれから次第に需要が高まってくると思われます。

それは、お客様たちが益々、おしゃれになり、益々、個性化して行くからです。益々、更に本物志向化もしていくようになると思います。

技術にパターン化よりも、個別化が求められて来ました。バリエーションの引き出しが、より多く求められるようになります。

それに呼応して、命であるハサミも多種になってきました。高性能なハサミが必要となってきました。

技術に対しての更なる使いやすいハサミが必要となります。

切れ味も大事です。髪のカット面をキレイに切るということは、美しいヘアースタイルの原点になります。より切れるハサミで、より美しくスパッと切る。

きれいなカット面は髪に落ち着きを取り戻します。髪の美しいフォルムを形作ってくれます。

技術者の正確なカットの、一端を担います。手早く正確に!切れるハサミは確かな反応を技術者に返します。

ハサミは理容師の命。それは、理容師の心を具現化する最も重要なツールだと思います。

かつて、よい刀は、よい武士の命となったように、良いハサミとの出会いは理容師の命を鼓動させ始めるでしょう。

良いハサミを長く、大事に使う、良い技術者の証にもなると思います。

私は、ハサミの研ぎ師でもありますから、是非でのお願いでもあります。

ハサミを大事に扱う技術者は良い循環に恵まれ、良いお客様が増えていきます。お金儲けを目的にしなくても、多くの良いお客様に恵まれ、結果として繁盛店になれると思います。

イチローが、自分のバットを粗末に扱った審判に烈火のごとく怒った事件がありました。いい関係だと、凄いなとすごく感じ入ったのを覚えています。



有難うございます。

        輝く道具、技術j0163080そして、輝く仕上がり。


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