技術料金。

技術料金とは如何なるものか。

低料金店舗の台頭で、混乱が広がっている。

自信喪失にもなりかねない。

しかし、繁盛店の方々はきっぱりと云われます。

技術料金は下げるべきではないと。

低料金店舗は、技術という商品を価格で売る店。

理容室は、技術という商品を価値で売る店。

この違いをはっきりと認識するば、進む方向が自ずからはっきりと決まってきます。

間はありません。中途半端は良い結果には繋がりません。

技術料金を価値で勝負すると決めたなら、その方向に邁進するべきです。

繰返しますが、技術、内容、価値で勝負するならその方向に邁進するべきです。

例えば、

癒しの店。と銘打って、その動機が金儲けでは、成功しません。

ドイツの哲学者カントは、動機が不純ならば、結果が良くても、価値は無いと言います。

つまり、不純な動機はばれてしまう。

癒しの店の動機は「癒し」でなければ意味がありません。

癒しの店の動機が「金儲け」では、お客様の支持はありません。

一流選手の総ての人達がいつも言っています。

結果は後から付いてくる。

つまり、彼たちの動機は、金儲けでなくて、初めに、純粋な取り組みがある訳です。

しっかりとした動機が決まりました。さて、その次は内容です。

価値を売る店には、それ以上の価値が無くてはいけません。

それは問題です。

技術料金3500円、又は4000円、この技術料金の価値とは。

例えば、5000円の技術を3500円ですれば、お客様の満足は非常に大きいと思います。コストを余りかけずに、そう感じていただける方法はきっとあります。

次は目線です。

技術者目線とお客様目線に違いは無いか。一致しているかという事も重要です。言い換えれば一人我点になっていないかという視点です。

実は、陥りやすい、落とし穴の様な気がします。

戻りますと、じつは、「動機」が総てです。

動機は、お客様に、

良い男になって頂く。
若返っていただく。
気持ち良さを感じていただく。

総じて、幸せをご提供させていただく。

に尽きると思います。

この動機から出発すれば、いろいろな事が、見えてきます。

改善するところ。

継続するところ。

勉強するところ。

技術に於いても、サービスに於いても、準備物に於いても、雰囲気に於いても、多くの独自のアイディアが沸いてくると思います。

もし、何のアイディアも浮かんでこないということがあれば、それは、今一度、お客様への動機を見つめなおすチャンスかもしれません。



ありがとうございました。

p.s.

邪まなコンサルタントの動機は総て「金儲け」です。つまり成功する事は、初めから無理なのです。お客様に見抜かれているからです。