な、な、な、なんと!
この4月から住んでいる町の町内会長をしています。
年齢順に、しかも半強制的に順番が回ってきました。
そんなお年頃になってしまったのですねぇ~(笑)!
前期の1年間は副会長として町内会長の仕事を横でサポートしながら、
少しずつ仕事を覚えてきたのですが、
本番となると、も~大変!!
町内会だけでなく、地元自治振興会役員や地元神社の氏子委員も兼務することになります。
自分の抱えている仕事や家業だけでも大変なのですが、
そこに更にプラスのお仕事として・・・(大汗)!
毎月、月初に町内の役員定例会があり、
前月の報告事項と今後の行事予定等を発表するのですが、
その定例会の空気・雰囲気は非常に重く、
ご年配の先輩方に睨まれながら開催されているというような状況なのです。
この町内会には地元校下の自治振興会の副会長をされている長老もおられ、
定例会で配る報告書に記載されている主催団体名や開催場所・開催時刻などに
少しでも間違いがあると、参加者の前でもキツ~イ指摘がなされます。
前任者の時から傍でそのシーンを見てきたので、気をつけようと思っていたのですが、
現場が第一でお役所仕事的な報告書類などあまり意味を成さないと心の底に思っている為か、
私の作成する報告書はミスだらけ!
毎回怒られています、ギャ~!
更に、顧問をして下さっている長老は、
町内会役員にたいして抑圧的に「〇〇をさせなければならない!」といった
古い教えとやり方を振り翳しておられるタイプ。
ただでさえ、若い世代のメンバーは役員を引き受けたがらないのに、
更に近寄り難い空気に包まれています。
それでもこの町は私が育った町。
小学生の頃から、父兄と一緒になって少年野球やソフトボールの大会、住民運動会、
町内会の夏休み旅行、祭りのお神輿などなど・・・楽しかった想い出が溢れる町です。
「ならば、少しでも町内会の雰囲気を変えてみよう!」と解釈を変え、奮闘しているところなので
この期が始まってから最初の行事として、
市主催の「川をきれいにする日」 & 県からの依頼で「川の堤防草刈り」がありました。
小雨の中、それでも多くの町内の皆様が集まって下さいました。
実は昨年、副会長として参加してビックリ!
・・・小さなカマのみを使って堤防の草を刈ろうとしていたのです・・・。
「え、え、え?!」と思った私は家にあるエンジン式草刈り機を持ち出し
堤防の草刈りを行うようにしました。
この草ボ~ボ~の堤防を3人で手に持つカマで草刈りするの?と驚きました。
どれだけの時間が必要になるの?と。
おと~さん、昨年から町内会での堤防の草刈り方法を変えました。
長年やっていたやり方を変えるには、
県へ報告書を作成し提出する必要があり、正直面倒なのですが、
後続の方々がより運営しやすい形を作らねば!!と思い奮闘?しています。
近々のもう一つの行事・・・それは「町内会親睦慰安会」。
実は慰安会という名の大人の飲み会なのです・・・。
毎年参加者は少なく、若い世代からは見向きもされない・・・。
宴会場を予約して送迎バスをお願いしても15名以上でなければバスは来てくれない・・・。
毎年15名集めるのが、やっとやっと。
今年は、各班長から帰ってくる参加人数を見ると12~13人ほどしか集まらないような感じ・・・。
こりゃヤバイ!と思い、再度、各役員や班長に声掛けするも反応が極めて悪い。
こうなったら「俺がやるしかない!?」と、
参加していただけそうな方々の家を1軒1軒訪問し始めると、
かつて百貨店に勤めていた頃、隣の売り場だった現在の町内会女性役員が参加してくれることに!!
「ねえ、ねえ、親睦会に一緒に参加したいお友達を一緒に誘いに行こうよ!」と
反応レベルでソーシャル・アライアンスで学んだ【紹介法】が!!
すると彼女も快く応じたくださり、2人で近所を訪問。
結果、更に3人の方がいきなり参加OK!に。
これで17名、少し胸を撫で下ろしました。
無事に送迎バスが来てもらえるようになりました、ホッ!
横並びのコミュニケーションを心掛けているのですが、致し方なく上座席。
ならば!と、この飲みの席、町内会長という立場を活用させていただき、
ずっと言いたかった想いを遠回しにチクリとぶっ放しました!!
「この町は、私も幼い頃から住んできた街です。
夏休みの町内会での行事などはいつも楽しみにしていました。
当時、憧れることのできた大人…お父さんやお母さんたちがいっぱいおられました。
家族が社会組織の最小単位で、最も大切なもの。
その次に大切なのは町内じゃありませんか!
県よりも、市よりも、ずっと身近な町内会、とっても大切なところです。
私もいろいろな県を仕事で訪問していますが、
全国どこへ行っても若い世代や子供たちに未来に対する憧れや希望が感じられないのです!
これは大人に原因があります。
損得勘定や保身ばかりで動いているカッコ悪い大人が多すぎてガックリさせているのです!
この町内会に関わることで、私たちの後ろ姿を見ている若い世代や子供たちが
『あっ、あのお父さん、カッコいい!あのお母ちゃん、素敵~!』と、
昭和のドラマ『寺内貫太郎一家』の小林亜星のような良い意味での昭和の頑固おやじ、
肝っ玉母さんの京塚昌子さんのような太っ腹のお母さん!
若い世代や子供たちが大人になることに夢や希望を持つことができる、
そんなカッコいい大人に私たちがなろうではありませんか!
そして、そこから活気ある町を目指したいと思っています。
草の根運動かもしれませんが大切なボトムアップに繋がります!
目指すビジョンですが、町内の皆様がまるで家族のような、
いざという時に力を合わせられる、助け合える、
そして各人がそんな町にしたいと感じ取り、協力してくれる方々が増える・・・
そういう町内会にしたいと思っています。これからもよろしくお願いします!」と。
・・・実はこれらのセリフ、ソーシャル・アライアンスの岡根社長が
クライアントの皆様に発信しておられたものを自分なりに加工したものなのです。
その後、乾杯の音頭をお願いした、いつも鬼のような顧問は
「現在、多くの災害が全国で順番に起こっています。
いつ私たちのところを襲うかもしれません。
今、町内会長が言われたように、いざという時には皆で助け合える温かな町内会にしましょう!」と
心の中で私は「温かな・・・シメシメ!」と(笑)。
宴会が終わる前に、皆での記念写真を撮りましょうと提案。
皆さんの反応からすると、今までそのようなことはしていなかったようです。
会場の職員の方にパシャリ!と取っていただきました。
予想どおり、かしこまった写真です。
嬉しかったです、笑顔が出ました!
何となくですが、これからどのようにコミュニケーションをとっていけば良いかの
方向性を感じることができました。
せっかく撮った記念写真。それを活かすには?
この2枚の写真をプリントして、お礼のメッセージを添え
プレゼントとして1軒1軒にお届けする事にしました!
皆が協力してより良く発展していく町内会になると共に
来年の町内会長の負担が少しでも減りますように…という願いを込めて。
お礼のメールを何通も届き、電話もいただき、嬉しかったです。
これから来年の4月まで、町内会、町内児童会、自治振興会、氏子委員会に関する行事と、
まだまだ数多くの行事が控えています。
その中で「自分のとれる最善を!」という
ソーシャル・アライアンスで学んだコミュニケーション力で、
この町内会を少しでも良き方向へ変化させるために、このおと~さん、頑張りマッスル!!
この記事、決して自慢しているのではありません。
悪戦苦闘しながら、それでもその中での解釈力などなど、
ソーシャル・アライアンスで積み重ねてきた学びに助けられているという証なのです。
本当に救われているのです。