小野塚:さくら考

私の母校、小田原市立桜井小学校

ちょうど入学する前年の11月に新潟県から引っ越した。時期的にも中途半端だったということもあり、地元の幼稚園、保育園に入らなかった
当時は、親戚の納屋に居候させてもらっていて、いとこが三人兄弟で、ウチも三人兄弟だったので、遊び相手には困らなかったので、ほとんど友だちはいなかったのだ。

小学校に入学したときのことをハッキリ覚えている。周りを見るとスゴイ人!新潟ではありえない人数だ。同じ幼稚園、保育園出身なのだろう。みな友だちがワイワイガヤガヤしながら、校庭に溢れている。
その中、友だちがまったくいない私はポツン…と立ちすくんでいた。母に連れられていたのだが、ものすごく心細かったのをいまだに覚えている。

その背景が桜だった。このあたりの地名「桜井」の地名の語源は、桜が多かったのと、井戸があったのでそう呼ぶようになったと先生は言っていた。

だから、私にとって、桜は、さびしさや心細さというイメージがある半面、そこから何かがスタートする期待と初々しさと新鮮さが同居する特別な花なのだ。4月が誕生日ということもあり、大好きな花だ。日本人なら皆好きだろうけどね。


閑話休題。私が住む、横浜市金沢区は隠れた桜の名所だ。(…と勝手に思い込んでいるのだが…。(^^ゞ)

この時期は、駅までの通勤路は、ちょっと遠回りして桜並木を歩くのが楽しみなのだ。この木製の橋は「桜橋」という名前なのだ。

桜橋

この並木道は、文字通り花道でとても気分がいい。
中にはもう葉桜になっている木もある。この緑がまたキレイだよね。

葉さくら

川底に向かって張り出すような桜。この嫌われない図々しさ、そして清楚な中にある大胆さが好きだ。

さくら並木

ふと見かけた、折れてしまった桜の枝。
そこから花が咲いていた。ん…桜の生命力ってスゴイなあ!

桜を見るたびに、心が洗われ、勇気付けられ、鼓舞されるのだ。
桜よ、ありがとう。がんばろう、ニッポン!

ど根性さくら

黒田:庭梅 -niwaume-

 見下し桜
夜桜
桜の季節。
桜が満開を迎えてから葉桜になるまであっという間ですね。
 
唐棣花(はねず)
鮮やかな朱色に近いオレンジ掛った薄い赤色を“唐棣花色”というらしいです。
“ピンク”ではなくそれを“白みを帯びた赤色”と表現されていました。素敵。
衣服に染めた時の色あせやすさから
“移ろいやすい心”にかけた歌が多く詠まれています。
 
庭梅

「庭梅」
“梅”に似た果実をつけるというそんな名前も素敵なんですが
唐棣花(はねず)色の花をつける落葉低木の代表格です。
 
『万葉集より』
「思はじと言ひてしものをはねず色のうつろひやすき我が心かも」
訳・
あなたのことは思わないようにしようと思ったはずなのに、
はねずの花の色が移ろいやすいように、
私の心も移ろいやすく、
また、あなたのことを思ってしまいます。
 
 
あぁ沁みる。
思わないようにしても
「あなたのことを思ってしまう」。
僕の心もはねず色。
だったらその想いを大事にしよう!
庭梅も根っこがあって
何度も花や実をつけるのだから・・・。
 
「タロー物語」の第3話を楽しみにされていた方には申し訳ありませんが
この素晴らしい歌をどうしても紹介したて・・・。
 
季節も人の心も、そして世の中も移ろいやすし。
そんな早すぎる移り変わりに気持ちが追いつかなくても
想いと志だけはしっかりと持っていこうと思うのでした。
 
誰ですか
「黒田のブログも移ろいやすし。」
と言っているのは。

西川:桜前線 到来!

各地で桜の開花予報も出され、なんとなくウキウキしませんか♪

今年から、気象庁では桜の開花予報をしないそうですね。
それで気づいたのですが、民間の気象会社って、
結構あるんですね。
今まで、それほど気にしてなかったので、
すべて気象庁からのものだと思ってたくらいです(-.-)

そこの開花予報によると、東京の開花日はは3/21だそうです。(3/3現在)
もちろん、これからの天気や気温によって多少の前後はあると思いますが。

実は毎朝、庭にある桜の木を眺めながら、
そのつぼみが日に日に膨らんでいくのを確認しては、
いつ咲くかなぁ~と、楽しみにしていたのですが、
3月に入り、開花予想が3/21と聞いたからでしょうか?
「まだまだ先だなぁ」なんて、ちょっと油断していたら…

桜写真①
いつの間にか咲いていました。(写真は3/5現在)

東京は靖国神社に桜の標本木があり、5~6輪咲いたら開花だそうですが、
それにならうなら、わが家はすでに開花宣言です…(^o^;)

桜写真②
桜の開花の予想ですが、私たちでも予想が立てられるんですよ!

例えば、「梅」の開花日から数えて58日目が桜の開花日だとか。
また、1月からの積算温度が600度に達したら開花だとか。
2/1~の積算の場合は420度だとか。

これらは、植物生理学的な裏付けはないそうですが、
作物の生育や収穫量などの予測にもよく使われる、
従来からの経験などを利用した現象解析型の手法だそうです。
不思議ですが、かなり当たります!

そして…昨日のわが家の桜は…

桜写真③
すでに三分咲き!?
今年も、わが家の桜は積算温度から開花日は予測できませんでした(-_-;)
記事検索
月別アーカイブ