2025年01月24日
「家族は震えている。」 亡くなった竹内英明氏を襲った誹謗中傷

一人目.斎藤知事の告発文書の中で、業務を理由に療養中だと言及されていた元課長2023年11月のプロ野球阪神とオリックスの優勝パレードを担当。2024年4月に死亡し、7月23日になって初めて県職員向けのサイトに訃報が掲載された。
二人目.元西播磨県民局長の男性(60)
知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し2024年7月8日に亡くなっていたことが分かった。7月7日夜、男性の家族から県警に行方不明届が出されれていた。
三人目.元兵庫県議・竹内英明氏
2025年1月18日に姫路市の自宅で亡くなった。自殺とみられている。知事選は2024年11月17日に投開票され、斎藤氏の再選が決まった。その翌日の18日、竹内氏は突然、議員辞職している。
「なんで辞めるんですか」と竹内氏に記者が電話すると、
「家族が危ない目に遭うかもしれない。家族を守らないといけない。仕方ない決断なんや。SNSでここまでありもしないことを中傷され、うちはめちゃくちゃや」
辞める必要はないのでは、と記者は話したが、
「本当に危ないねん。変な車が家の周辺に来たりとか、やばい。家族は震えている。県議を辞めるしかない」と消え入りそうな声だったという。
はたしてこれで自殺者は止まるのであろうか。
但し立花孝志がXに自殺することをほのめかして、警察に保護された件は別。これは彼の今までの言動を見ると自殺とは信じがたい告白。いつもの一番注目を浴びる、もしくはニュースに取り上げられる為の注目目的の茶番劇と推測される。
立花孝志は、昨年11月の兵庫県知事選の選挙後に3人を主たる標的にしていた。県議会の百条委員会の奥谷謙一委員長(自民)、竹内氏、丸尾議員の3人だ。
「マスコミに圧力をかけて県民局長の自殺原因を隠ぺいした」と決めつけた奥谷氏の自宅前で演説を繰り広げ、「出てこい」と声を張り上げたが、その後には「これから丸尾と竹内のところに行くぞ」と発信していた。
竹内氏が属していた会派「ひょうご県民連合」の上野英一幹事長は語る。
「YouTubeをはじめとするSNSの誹謗中傷、これがあまりにも酷かった。私のところにまで無言電話がかかってきたほどですから、竹内くんの家にはもっとかかっていたと思います。ですから、彼の奥さんも『政治の道から退いてほしい』と言っていたそうです」
竹内氏と古くからの知人も口を揃える。
「嫌がらせの電話をお子さんが取ってしまったこともあったそうです。『そういうことがあるから、電話線は抜いてしまった』とも言っていました。ピンポンダッシュもあったそうですし、彼よりも先に家族が参ってしまったんです。それで彼は県議を辞職したんです」
報道関係者による以下の言葉に期待したい。
「立花氏の発信力もあってヒーローになった齋藤知事ですが、今回のことがボディブローのようにじわじわと効いてくるでしょう。知事の問題をめぐって事実上3人の命が失われるなどあまりにもネガティブなことが続き、しんどい思いをしてきた県庁職員が今さら知事の思惑通り動くとは思えません」」
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