62 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2000/09/22(金) 04:46
 
 ある女性が気味の悪い無言電話に悩まされていました。

 「もしもし?」
 「………」
 「もしもし?」
 「………」

 いつもはここで恐くなって電話を切ってしまうところでしたが、
 我慢できなくなって、彼女は叫びました。
 「いい加減にしてよね!」
 
 すると受話器のむこうから、押し殺したような声が聞こえたのです。
 相手が喋ったのはこれが初めてでした。

 「…殺してやる…」

 さすがに恐くなって身の危険を感じた彼女は、
 だめでもともとと警察に相談してみました。
 ところが最近は、そういったストーカーの犯罪が深刻化しているためか
 警察は詳しく話を聞いた上で彼女の電話に逆探知機を設置して
 捜査を行ってくれることになったのです。

 次の日もやはり、無言電話はかかってきました。
 慎重に受話器を取り上げ、耳に押し当てる女性。
 
 「もしもし?」
 「…殺してやる…」
 昨晩のあの声でした。そのときです。彼女の携帯電話が鳴りました。
 警察からです。
 
 「すぐに部屋から出なさい!」
  「は?」

 「逆探知の結果がでました!
 電話はあなたの家の中からかけられているんですよ!」


死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?Part2より