2017年03月28日

NEW YORK CITY その2

NEW YORK CITY 2NEW YORK CITY / I'M DOIN' FINE NOW ( LP 1973 )
 NEW YORK CITYの1973年のアルバム。プロデュースはTHOM BELL、WES FARRELL、JOHN BAHLER。

 NEW YORK CITYのデビュー・アルバム。CHELSEAからのリリース。

 タイトル曲であるB-4「I'M DOIN' FINE NOW」がR&Bチャート14位、一般チャート17位、UKシングルチャートで20位のヒット。この曲は後にUKのソウル・グループPASADENASがカバーして1992年にUKシングル・チャート4位をマークするヒットとなっている。

 さて本作、1973年のリリースということでコーラス・グループのゴールデン・エラ期にリリースされており内容もマズマズ。エレキ・シタール大活躍。

 前述のB-4「I'M DOIN' FINE」はPETE WARNERやCARESSがやっている「I JUST WANT TO SPEND MY LIFE WITH YOU」と合いそうな軽快なミディアム・ダンサーだがこの曲が象徴
するかのようにアルバムも全体的に薄口の仕上がり。クセの無いボーカルがそうさせるのかな。

 A-4「SANITY」やA-6「SET THE RECORD STRAIGHT」なんかはかっこ良いファンキーナンバーでドラムの打ちっぷりもよく7インチとかだとそのドラムの鳴りも堪らなさそうだが7インチは残念ながら出ていない。

 NORMA HARRIS、RON BAKER、ALLAN FEDERのペンによるA-1「HANG YOUR HEAD IN SHANE」、グループのメンバーであるTIM MCQUEENのペンによる同タイプのA-2「MAKE ME TWICE THE MAN」もなかなか良いがアルバムのアタマ2発にこういったスロー・ミディアムを持ってくるというのがスウィート・ソウル全盛時代というのを物語っている。



SET THE RECORD STRAIGH


samny at 14:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年03月27日

JOHN & ARTHUR SIMS

JOHN & ARTHUR SIMMSJOHN & ARTHUR SIMMS / JOHN & ARTHUR SIMMS ( LP 1980 )
 JOHN & ARTHUR SIMMSの1980年のアルバム。プロデュースはALEC R. COSTANDINOS。ALEC R. COSTANDINOSはエジプトはカイロの生まれのディスコ・プロデューサー。東亜会館など新宿系サウンドが好きな人の間では彼のディスコ組曲「ROMEO & JULIETT」が人気。JAMES GADSO、DAVID SHIELDS、PAUL JACKSON JR.、PAULINHO DA COSTA、JERRY HEY、GARY GRANT、LARRY WILLIAMSなどが参加。

 JOHN & ARTHUR SIMMSはJOHNとARTHURの兄弟からなるデュオ・グループでアルバムは本作1枚のみ。

 CASABLANCAからのリリースでプロデュースがALEC R. COSTANDINOSとくるとバリバリのディスコ・アルバムを想像してしまうが本作はスロー、ミディアムの良作がアルバムの半分をしめており、またバックの演奏陣も西海岸の腕利きが揃っているということもあってディスコ・ナンバーでも1本筋が通った質の高いサウンドになっており、なかなか素敵なアルバムに仕上がっている。

 ブラジリアン風味のB-3「NOT GONNA LET YOU SLIP AWAY」や軽やかなミディアムのB-4「LOVE WILL GETCHA'」などはフリーソウル・ファンやAORファンにも受けそうな小粋なナンバーで本アルバムのスポット。それに続く哀愁ミディアムのA-2「SOMEBODY NEW」や同タイプのミディアムA-3「I'M GONNA MISS YOU」も悪くない。AORファンにオススメのアルバム。



LOVE WILL GETCHA'


samny at 16:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年03月06日

MICHAEL HENDERSON

michael hendersonMICHAEL HENDERSON / IN THE NIGHT-TIME ( LP 1978 )
 MICHAEL HENDERSONの1978年のアルバム。プロデュースはMICHAEL HENDERSON。RAY PARKER JR.、RENA SCOTT、RUDY ROBINSON、RANDALL JACOBS、JERRY JONES、KEITH BENSON等が参加。

 MICHAEL HENDERSONはMILES DAVISのバックなどで活躍していたべーシストだがMILESと仕事をする前はモータウンで仕事をしたりARETHA FRANKLINと仕事をしておりBOBB BABBITT、JAMES JAMERSONと並ぶデトロイトの腕利きべーシストとして知られている。

 またNORMAN CONNORSと出会ってからはヴォーカルを担当するようにもなり「YOU ARE MY STARSHIP」などの名唱を生む。

 ソング・ライティング能力も高くマルチな才能の持ち主。

 本作はBUDDAHからリリースされた彼の3枚目のアルバム。

 アルバムのトップを飾るRENA SCOTTとのデュエットによるミディアム・グルーヴのA-1「TAKE ME I'M YOURS」はR&Bチャート3位をマーク。同路線のメロウ・ミディアムA-4「IN THE NIGHT-TIME」、B-1「WHISPER IN MY EAR」などと共にDJ時はラウンジ・タイムやアゲ始める時、少しクール・ダウンしたい際などに使いたい。

 クラビネットが効いた辛口のロー・ファンクB-3「YOURS TRULY、INDISCREETLY」はジワジワ迫りくるグルーヴが堪らない。



YOURS TRULY、INDISCREETLY







samny at 15:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク | ジャズ、フュージョン

2017年02月28日

C.J. ANTHONY

c.j. anthonyC.J. ANTHONY / LUV'S INVITATION ( LP 1988 )
 C.J. ANTHONYの1988年のアルバム。プロデュースはCHUCKII BOOKER、DAVID STEWART、CED MALONE、RONNIE VANN。RONNIE VANはTHUNDERFLASHにいた人。GERALD ALBRIGHTが参加。

 MACOLA RECORD CO.の傘下レーベルであるKMA RECORDSというマイナー・レーベルからリリースされているが制作にCHUCKII BOOKERが絡んでいる。なので本作は彼と関わりの深い人たちで制作がなされておりマイナー・レーベルからのリリースではあるがマイナー特有のチープさは無くしっかりとしたサウンドで安心して聴ける。この辺りの時代の低予算チープ・サウンドものは聴くに堪えないものが多かったりするからなー。

 同レーベルからリリースされている女性シンガーKOPPER『PURPLE PASSION』の制作陣と本作の制作陣が大分被っている。GERALD ALBRIGHTやファンク・グループのCHILLが参加しているのもCHUCKII BOOKER関係。

 A-3「STAY AWAY FROM ME」のようなアップもあるがA面はスロー、ミディアムが中心。USBDGでも高沢氏がC.J. ANTHONYの歌唱力を絶賛しているが、A面にこういった曲調のものを持ってくるということからこのC.J. ANTHONYの歌唱力推しのアルバムということが伝わってくる。特にNORMAN CONNORS、MICHAEL HENDERSONで知られるA-2「YOU ARE MY STARSHIP」のカバーでの歌いっぷりは素晴らしい。

 B面はニュージャック調のダンス・ナンバーで占められているがこちらもトラックがしっかりしているしC.J. ANTHONYのボーカルも安定しているので使える。



YOU ARE MY STARSHIP

 

samny at 11:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年02月27日

CHILL その2

chill 2CHILL / COLD FRESH GROOVE ( LP 1989 )
 CHILLの1989年のアルバム。プロデュースはCHUCKII BOOKER、HERB THOMPSON、PHIL ORARA、ROBERT THOMPSON、RONNIE VANN、CED MALONE、DAVID STEWART。

 CHILLはHERBとROBERTのTHOMPSON兄弟とPHILL ORARAの3人が中心となって結成されたウェスト・コーストのファンク・グループで本作は彼らの2ndアルバム。

 時代柄ニュージャック調の曲もやっているが力強く弾けるビートが印象的なミネアポリス・サウンドっぽいファンク・ナンバーが中心。

 そんな中でもJAMこと細田日出夫氏もオススメのB-2「HANGIN' ON」はMID 80'Sの残り香も漂う爽やかアーバン・ミディアム・グルーヴで実に気持ち良い。これに続くミディアム・スローのB-3「WAITING 4 LOVE」もナイス。



HANGIN' ON


samny at 17:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年02月20日

CHUCKII BOOKER

chuckii bookerCHUCKII BOOKER / CHUCKII ( LP 1989 )
 CHUCKII BOOKERの1989年のアルバム。プロデュースはCHUCKII BOOKER。エグゼクティブ・プロデュースにRAYMOND A. SHEILDS 供GERALD ALBRIGHTが参加。

 CHUCKII BOOKERはL.A.出身のシンガー、プロデューサー、アレンジャー、ミュージシャン。本作はTEASEの元メンバーでもあった彼のソロ・デビュー・アルバム。

 A面、B面共にラストにスローが配されているがそれ以外はハネ系のアップ・ナンバー主体。

 A-2「TURNED AWAY」がR&Bチャート1位、一般チャートでも42位のヒット。ミディアム・テンポの爽やかニュージャックでニュージャック好きのクラバー達の間では人気のナンバーで今でも時々リクエストが来る。

 BPMがかなり遅めなので当時のNJ系サウンドと並列でかける際は前後の曲がある程度限られてくるかもしれない。時代感を無視すれば90's R&Bやヒップ・ホップとBPM的に合うがただしその辺りのサウンドで盛り上がっている時に「TURNED AWAY」を差し込んでも時代が多少ズレているので盛り上がることはあまりないだろう。

 ズシリとしたビートが魅力的なA-1「(DON'T YOU KNOW) I LOVE U」やスラップの効いたブリブリ・ベースもカッコいいファンク・ナンバーのB-1「TOUCH」、同タイプのB-2「THAT'S MY HONEY」あたりもお気に入り。



TOUCH





 
 

samny at 16:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年02月07日

KIPPER JONES

kipper jonesKIPPER JONES / ORDINARY STORY ( LP 1990 )
 KIPPER JONESの1990年のアルバム。プロデュースはKIPER JONES、CHUCKII BOOKER、REGGIE STEWART、HAKEEM ABDUL-SAMAD、TRAVON POTTS、KEITH CROUCH。

 KIPPER JONESはミシガン州フリント生まれでL.A.育ちのシンガー、プロデューサー、ソングライター。TEASEの元メンバーとして有名。

 2008年に2枚目のアルバムをリリースしているが90年代はこのソロ・デビュー・アルバム1枚のみ。しかしながらプロデュースやソングライトといった裏方方面では活躍しておりVANESSA WILLIAMS、BRANDY、CHANTE MOOREなどその当時正に旬で勢いのあったアーティストたちと一緒に仕事をしていたことからもわかるようにシーンの重要人物であったことには間違いない。

 さて本作、商業的にはパッとしなかったようであるが、この時代のファンク・サウンドのあり方を提示した意欲作。A-3「CARRY ON…」からもファンクに対する熱い愛情が伝わってくる。スローのA-5「POOR ELAINE」もズシリとしたボトムが「BETWEEN THE SHEETS」を思わせるアイズレー風味のナイス・スロー・ファンク。ブラック・ミュージックにあまり馴染みのない人からするとこの手のサウンドは単なるバラードにしか聞こえないだろうが、これは黒いグルーヴが渦巻く極上のスムース・ファンクである。



POOR ELAINE






samny at 07:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年02月06日

TEASE その2

teaseTEASE / TEASE ( LP 1983 )
 TEASEの1983年のアルバム。プロデュースはOLLIE E. BROWN。MICHAEL BODDICKER、RAY PARKER JR.、GENE PAGEなどが参加。

 TEASEのデビュー・アルバム。TEASEは1979年にカリフォルニアで結成されたグループでKIPPER JONESやCHUCKII BOOKERが在籍していたことで有名。CHUCKII BOOKERは1986年からの参加なので本作ではまだメンバーではないがスペシャル・サンクス欄にCHUCKY B.という名前があり、TEASEのREX SALASと親友ということも考えて恐らくこれはCHUCKII BOOKERだと思うので何らかの形でこの時期からTEASEと関わっていたのだろう。

 さて本作、彼らの3枚あるアルバムの中で最もファンク色が強くファンク・ナンバー、ダンス・ナンバーが大半を占める内容。

 そのファンク・ナンバーはPRINCEやTIMEといったミネアポリス・サウンドに影響を受けたような音作り。






samny at 14:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年01月31日

NIGHTWIND FEATURING ANGELA CHARLES AND WIND SONG

nightwindNIGHTWIND FEATURING ANGELA CHARLES AND WIND SONG / NIGHTWIND FEATURING ANGELA CHARLES AND WIND SONG ( LP 1987 )
 NIGHTWIND FEATURING ANGELA CHARLES AND WIND SONGの1987年のアルバム。プロデュースはCHARLES M. LAWRENCE。

 風の街、シカゴのローカル・レーベルからリリースされた彼らの唯一のアルバム。フィーチャリングのWIND SONGは82年にアルバムを出しているマイナーなグループだが須永辰緒氏のORGAN B SUITEに「YOU GIVE ME LOVE」という曲が収録されたためフリー・ソウル好きな人たちの間では多少知られているかも。

 A-1「LOVE ME BABY」とA-4「YOU'RE SOMEONE SPECIAL」はカップリングで86年にWIND SONG名義で12インチがリリースされている。

 さて本作、アーバンなブラコン・サウンド。リバーブのかかり具合が時代を物語る(笑)。

 夜が似合うキラキラとしたメロウ中心のアーバンなサウンドでAORファンの間では結構人気のあるアルバムらしい。ANITA BAKERっぽいANGELA CHARLESのねちっこいヴォーカルも夜度を高めている。
 
 A-4「YOU'RE SOMEONE SPECIAL」のようなBPM速めのアップ・ナンバーもあるが決してギラギラとしたディスコティックな音にはならない。上品なサウンド・プロダクションはプロデューサーのCHARLES M. LAWRENCEの作風なのだろう。82年のWIND SONGのアルバムも欲しいな。



LOVE ME BABY





samny at 05:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 

2017年01月30日

SERALEEZ

seraleezSERALEEZ / GOOD LIFE ( LP 2016 )
 SERALEEZの2016年のアルバム。プロデュースはCHRISTIAN KEYMER。

 SERALEEZはニューヨーク出身の女性シンガーCHRISTINE SERAPHINを迎えたドイツを拠点に活動しているグループでCHRISTIAN KEYMER、JONATHAN "CASPER" STRAUCH、PHILLIP OERTEL、STEPHAN "STEPPEL" SALEWSKIから成り2010年に結成。

 本作は彼らのデビュー・アルバムでAGOGOからのリリース。AGOGOはJUJU ORCHESTRAMO'HORIZONS、SOLA ROSAの2015年のアルバム、HI-FLY ORCHESTRAの2013年のアルバム、HIDDEN JAZZ QUARTETT、SALT、MOP MOPの2013年以降のアルバム、GABRIEL POSOなどをリリースしているドイツの優良レーベル。2006年後半に設立されたレーベルなのでここも既に10年以上やっているんだな。

 さて本作、ROBERT GLASPERやTHE ROOTSなどから影響を受けたドイツのミュージシャン達によって結成されたというだけあってサウンドの方もそちら系で悪くないがもうひとつ深みがないというか、なにか物足りない感じもする。今後に期待したいグループ。



SHUT UP


samny at 16:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ソウル、ファンク 
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