東京都福生市にあるカフェバーさんペンの輪にまつわる話「さんペンの輪物語」と シナリオ「男はつらいよ」番外編『少年・寅次郎ものがたり』 さんペンの輪マスターshinが綴ります
「企画が動いた!」

ここまでの経緯を読まれて、原作者の承諾なくて企画提案していいのと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

書きそびれていましたが、日本を発つ前に中村紘子さんに映画化の承諾は得ていました。私、意外とそういうところは抜かりがないのです。
もっともこの時期に、モスクワで実際にプレゼンすることになるとは夢にも思っていませんでしたが・・・。

ところで、A氏はなぜ乗り気になったのでしょうか。
察するに、原作者がソ連でも有名な中村紘子さんであること。舞台がチャイコフスキー・コンクールであること。製作費が全額日本持ちだとすればリスクを背負うことはないこと。これはいい商売になる(外貨が喉から手が出るほど欲しい状況だったのです)ということなどがゴスフィルム内で話し合われたのではないかと思いました。

要するに私の企画が良かったというわけではなかったんですね(きっかけにはなったと思いますが・・・)。

ま、こんなもんですわ、映画の始まりは。
ひょうたんからコマ!数うちゃ当たる!
しかしなにはともあれボールは返ってきました。早急に投げ返さなければなりません。

正直言って途方にくれました。旅の駄賃にとりあえずのプレゼンをしただけで、実現の見込みもなにも、そこまでの検討をした企画ではなかったからです。
私は大きな宿題を抱えて日本に帰ることにしました。

ところが、それから帰国までに1週間ほどの時間を要することになりました。
飛行機のチケットがどうしてもとれなかったのです。

次回もヨロシクです。

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