東京都福生市にあるカフェバーさんペンの輪にまつわる話「さんペンの輪物語」と シナリオ「男はつらいよ」番外編『少年・寅次郎ものがたり』 さんペンの輪マスターshinが綴ります
「まさかまさかの・・・」

やっと帰国した私は企画実現に向けて動き出しました。
モスクワへ一緒に行ったシナリオライター氏にストーリー構成を依頼(原作はノンフィクション)、私はゴスフィルムの日ソ合作OKをアピール(ソ連と合作の合意を取り付けることは当時そうとう難しかった)。関係各所に映画化を打診して回りました。

1年ほどかけて紆余曲折ありましたが、テレビ朝日が開局30周年、西友が創業20周年の記念事業として製作するというところまで話をまとめました。

ところが、まさかまさかの背信行為!
テレビ朝日と西友が結託して露骨に私外しを画策したのです。彼らにしてみれば、アニバーサリー事業に弱小のどこの馬の骨ともしれない会社(ま、そうですけど・・・)が関わることはメンツに関わるとでも思ったのでしょうか。

しかもショックだったのは、その画策にシナリオライター氏が1枚かんでいたことです。
企画は自分が立案したものだから私を外しても問題ない。ゴスフィルムのA氏の窓口は自分がなると言ったのです。

私と一緒に自分も外されることを恐れた彼は、シナリオ執筆を条件に上記の主張をしたものと思われます。
利害が絡むと人は豹変するのですね。

諦めきれない私はモスクワのA氏に連絡をとり、引き続き窓口は私にと申し入れましたが、金を出すほうが立場は強い。あっさりと振られてしまいました。
企画は横取りされてしまったわけです。

続きは次回に。ヨロシクです。

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