カテゴリー[ 近藤 ]
「我ことにおいて後悔せず」と言い切った武蔵を思う。
ああ、俺は武蔵ほど強くないと思う。
だが、武蔵も人の子だ。
武蔵の心は、「俺は全く後悔しない」ではなく、「後悔してもしようがない」、前に進むしかない、そう自分を支え、励ます言葉のように思う。
したことは、変えようが無い。
自分の無分別から、失敗をしたのなら、二度とおなじ間違いをしないこと。
知恵を得て、そのような状況に再び立ち至らないこと。
「後悔する」より先に、今の状況をしっかりと、生き抜くこと。
それしかない。
生きていると、つらい哀しい決断をせまられることがある。
なにか、大切なものを捨てる。
悩みぬいて、出したはずの結論の、正解などはどこにもない。
失ったものはかえらない。
理にとらわれまい。情に流されまい。利をすてよう。
そう思いながら、その全てが押しよせてくる。
道徳や世間知、一面の善悪では、本当のところは、はかれない。
苦しみの果てに達した決断を、これからの生き方で「正解」とすることだ。
ぼくの愛する家族の一人が、いまそういう時を生きている。
家族としてできることは、善悪をこえて、添っていることしかないと思う。
近藤隆雄 東京 11/30/08
タグ: 武蔵
ああ、俺は武蔵ほど強くないと思う。
だが、武蔵も人の子だ。
武蔵の心は、「俺は全く後悔しない」ではなく、「後悔してもしようがない」、前に進むしかない、そう自分を支え、励ます言葉のように思う。
したことは、変えようが無い。
自分の無分別から、失敗をしたのなら、二度とおなじ間違いをしないこと。
知恵を得て、そのような状況に再び立ち至らないこと。
「後悔する」より先に、今の状況をしっかりと、生き抜くこと。
それしかない。
生きていると、つらい哀しい決断をせまられることがある。
なにか、大切なものを捨てる。
悩みぬいて、出したはずの結論の、正解などはどこにもない。
失ったものはかえらない。
理にとらわれまい。情に流されまい。利をすてよう。
そう思いながら、その全てが押しよせてくる。
道徳や世間知、一面の善悪では、本当のところは、はかれない。
苦しみの果てに達した決断を、これからの生き方で「正解」とすることだ。
ぼくの愛する家族の一人が、いまそういう時を生きている。
家族としてできることは、善悪をこえて、添っていることしかないと思う。
近藤隆雄 東京 11/30/08
タグ: 武蔵
カテゴリー[ 近藤 ]
「ホンモノ」のサムライ、を探して武蔵にいきついた。
ホンモノの知恵とは、自然の知恵。
「リアリティー」(情・熱)は「こころ」に宿る。
そして、「こころ」は身体が育てる。
身体が、自然とつき合って学ぶ「身体知」。
そこから、ホンモノの「こころ」が生まれる。
単なる思考ではなく、こころ。
こころから発する深い情感こそ、われわれの生に「実体」を与える。
武蔵は生涯、剣の技を研鑽し、闘いの戦略・戦術を極めた。
若いときに六十余の決闘をしたと伝えられる。
生命をかけ、そのつど、生き抜く。
死んだら終わり、それ以上のリアリティーはない。
「葉隠れ」も、新渡戸の「武士道」も、本当の修羅場を生き抜いた武蔵にかなわない。
生死にくらべたら、観念的なこと、倫理的なことは、どうでもいいことだ。
「五輪書」には、闘う、生き抜く、それ以外に何もない。
生命を懸けた人間にしか書けない、それが五輪書の世界だ。
いかに、自分の生を、リアリティーを持って生き抜くか。
剣と関係の無い、現代の最先端ビジネスマンが「武蔵」に共感するのはそこにある。
なすことに、「生命がけ」で生きる人間にこそ、リアリティーがある。
そして、それは顔に出る。
幕末の日本を救った若者たち、大正・昭和の政治・経済人、戦後、日本の経済や社会を底辺で支えた人びと、一流の職人、一芸を極めた人には、驚くほど「いい顔」をした日本人がいた。
一所懸命、一つのことに命をかけると、人は、次第に「いい顔」になる。
ひるがえって、今の日本の指導者たちの顔。
どれだけの人間が、自分の生命をかけ、「死ぬ気」で仕事をしているのだろう。
自民も、民主も、企業人も、学者たちも、どこに「いい顔」がいるだろうか。
「口先」で生きている人間は、普通の顔どころか、卑しい顔をした人間が多い。
命がけで生きているヤクザのほうが、へたな政治家よりも、よほど「顔」がいい。
武蔵の顔はよく分からない。
分っているのは、若いときに数多くの決闘を闘い、全てに生き残ったこと。
「五輪書」には極めて深い洞察があり、到達した心の境地を、書画にも残していること。
日本の歴史上、極めて「リアル」な生き方をした人間であること。
きっと、いい顔をしていたと思う。
武蔵画、枯木鳴鵙図

近藤隆雄 10/07/08
タグ: 武蔵
ホンモノの知恵とは、自然の知恵。
「リアリティー」(情・熱)は「こころ」に宿る。
そして、「こころ」は身体が育てる。
身体が、自然とつき合って学ぶ「身体知」。
そこから、ホンモノの「こころ」が生まれる。
単なる思考ではなく、こころ。
こころから発する深い情感こそ、われわれの生に「実体」を与える。
武蔵は生涯、剣の技を研鑽し、闘いの戦略・戦術を極めた。
若いときに六十余の決闘をしたと伝えられる。
生命をかけ、そのつど、生き抜く。
死んだら終わり、それ以上のリアリティーはない。
「葉隠れ」も、新渡戸の「武士道」も、本当の修羅場を生き抜いた武蔵にかなわない。
生死にくらべたら、観念的なこと、倫理的なことは、どうでもいいことだ。
「五輪書」には、闘う、生き抜く、それ以外に何もない。
生命を懸けた人間にしか書けない、それが五輪書の世界だ。
いかに、自分の生を、リアリティーを持って生き抜くか。
剣と関係の無い、現代の最先端ビジネスマンが「武蔵」に共感するのはそこにある。
なすことに、「生命がけ」で生きる人間にこそ、リアリティーがある。
そして、それは顔に出る。
幕末の日本を救った若者たち、大正・昭和の政治・経済人、戦後、日本の経済や社会を底辺で支えた人びと、一流の職人、一芸を極めた人には、驚くほど「いい顔」をした日本人がいた。
一所懸命、一つのことに命をかけると、人は、次第に「いい顔」になる。
ひるがえって、今の日本の指導者たちの顔。
どれだけの人間が、自分の生命をかけ、「死ぬ気」で仕事をしているのだろう。
自民も、民主も、企業人も、学者たちも、どこに「いい顔」がいるだろうか。
「口先」で生きている人間は、普通の顔どころか、卑しい顔をした人間が多い。
命がけで生きているヤクザのほうが、へたな政治家よりも、よほど「顔」がいい。
武蔵の顔はよく分からない。
分っているのは、若いときに数多くの決闘を闘い、全てに生き残ったこと。
「五輪書」には極めて深い洞察があり、到達した心の境地を、書画にも残していること。
日本の歴史上、極めて「リアル」な生き方をした人間であること。
きっと、いい顔をしていたと思う。
武蔵画、枯木鳴鵙図

近藤隆雄 10/07/08
タグ: 武蔵
カテゴリー[ カナリアプロジェクト ]
「居候」の学び
サトシが、勇気をもって、メッセージを書いてくれた。
僕は、これこそ、サトシの今回のカナリアでの最大の収穫だと思う。
「リアル」な学びは、痛み、をもってしか、こころに落ちない。
成長とは、いかに、若いときに、苦しい、哀しい、辛い、寂しい、ひもじい、そんな思いを心に本当に感じたことがあるか、どうか。
試練を耐えたかどうか、それにかかっている。
多分、サトシは生涯はじめて、「リアル」な社会にぶつかった。
サトシの言動が、強烈な波紋となって返ってきた。
「リアル」な人間関係の中で、人の気持ちを感じることの大切さを、嫌というほど、思い知らされたと思う。
サトシ、「人の心の痛み」を感じる人間になれよ!
近藤隆雄 10/07/08
事実を記す
・殿上さんの工場にて、不注意によるミスを何度も犯してしまった。また、仕事をサボるやつだと見極められてしまった。
・少林寺やインタビューの予定など、自分のやりたいことを優先し、山口さんの家に二週間も滞在。その際、特に気を使うことは無しに、食事や洗濯、工場への送りなど、多くの面倒を見て頂いていた。しかし、それは結局、グロリアさんが苦情を訴えるような迷惑をかけてしまっていた。
・南さんが小屋の掃除を済ませ、今日から来ていいよと言って下さったにも関わらず、自分の都合を述べ、殿上さんの家へ行くのを先延ばしにした。
・北さんが家に来ないかと誘ってくれた際に、予定があるからと答えた。しかし、明確に伝えられていなかったため、二人分の食材を用意して楽しみに待っていた北さんを、悲しませることになった。
・殿上さんの家へ移動してから、小屋の戸の開け閉めについて南さんに注意されたが、閉めずにいることが多かった。洗濯物も相変わらず任せきりにしてしまった。庭の草むしりを行ったとき、不注意で里芋も刈ってしまった。夕食後に、引き際を察せず居間に長々といてしまい、二人に気を使わせてしまった。そして最後は、近藤さんの家へ引き取られることになった。
・こうした数々の無礼を犯していたが、近藤さんからハッキリと告げられるまで、何も気づくことができなかった。振り返ってみると、色々な方たちからサインが発せられていたにも関わらずである。
どう思うか、感じるか
・何故、どこかで気づき改めることができなかったのか、悔しく思う。
・常識も無く、恩知らずに振舞ってしまった自分が、気持ち悪い。
・両親と叔父叔母、CLAやサークルなど一緒に活動してきた方々、先に帰った和子さん中島くん桃ちゃん、そして近藤さんに対して申し訳なく思う。
自分は
・自分は、人の気持ちを察する意識が希薄である。
・自分は、目の前の出来事を無責任に流してしまう。
・自分は、自身の都合ばかりを優先してしまう。
どうしてこうなってしまったのか
・人から距離をとり、自分のペースを崩されないよう過ごしてきた。
・人のうちへ遊びに行ったり、お世話になったりする経験が乏しい。
・自分が苦手とする作業や、責任感が生じる状況を避けてきた。
それはつまり
・人として重要な、社会性を育てられてきていない
・目の前の出来事や、人生に対する現実感に欠けている。
どうしたらいいのか
・自分のペースも得手不得手も関係なく、責任感が問われる環境で、今度こそ懸命に取り組んでみる(町工場、禅寺、北海道の農場?)。
・距離をとって自分を守ることを改め、人との距離を詰めてみる。
最後に
・近藤さん、和子さん、中島くん、桃ちゃん。滞在中に指摘してくれたことの数々を、やっと受け止めることができました。ありがとうございます。そして本当にごめんなさい。これから変わっていきますので、どうか見捨てないでください。
・今まで関わってきた皆様も、何卒よろしくお願いします。
小出悟嗣 10/07/08
タグ: カナリア
カテゴリー[ カナリアプロジェクト ]
カナリアプロジェクト2008/07/31から9/2(9/9)
上松桃子
私、なんとトノさんの妹さんのレイコさんに
突撃訪問してきました。
トノさんのご実家は早稲田のすぐそば。
久々に大学に行く予定があり、ちょうど時間が空いたので、
今日こそずっと気になっていたレイコさんを訪ねてみようと決心。
いざゆかん。
そして、お家を発見!
・・・ピンポン(呼び鈴)がない。
はてさて、どうしたものか。
周りに通りすがる学生が大勢いたので少し躊躇うも、
私の脳裏にはあのことがよみがえる。
『マグロ船』
私にとってそれは既に、まるで「パブロフの犬」のような合言葉。
トントントン(戸を叩く)
「こんにちはぁ!殿上さんいらっしゃいますかー?」(持ち前の大声で)
3回くらい繰り返すと脇の窓からレイコさん。
「誰?」
もちろん最初は少し怪訝な顔で見つめられるも、当然のこと。
軽く自己紹介をして、お家の中にいれてもらう。
レイコさんは、トノさんとそっくりで、とても素敵な方でした。
トノさんから、早稲田の学生がカナリアに来たということはお聞きになって
いたそうですが、とても驚いていらっしゃいました。
それから、色んな話をして、色んな話を伺いました。
カナリアでの話。トノさんが結婚する際の大騒動のこととか。
早稲田(界隈・大学)の話。殿上家での出来事。
レイコさん自身のお話。
真面目な話も。
彼女もものすごく面白い貴重な経験をされていて、
とってもパワフルな方だということが分かりました。
どこまでここでお話してよいものか迷いますが、例えば、
某大企業に勤めていながら、いきなり「3ヶ月休みを下さい」。
上司からは「何を考えているんだ。それは帰ってきたら机がないということだぞ」。
そう言われると、「いいです!」と日本を飛び出して友人たちと
オーストラリアを船で一周。
英語も全然話せないとおっしゃるレイコさん。
「もう“度胸”だけよね」と。
3ヶ月では物足らず、ある反対からも逃れながら、アパートを借りて
仕事もみつけ、現地の様々な人たちと仲良くなっちゃう。
その中でのエピソードもすごく面白くて。
本当に楽しい時間を過ごすことができました。
高田牧舎のカレーも一緒に食べ、「卒業前には」という念願もかなっちゃいました。
あと、早稲田の法学部の先生でカナリアのことに詳しい
ナバロ先生という方がいらっしゃるというお話も伺いました。
ただ、現在もいらっしゃるのかどうか…ちょっと調べてみます。
アポなしで突然訪ねたにも関わらず、優しく受け入れてくれた
レイコさん。お会いできて本当に本当に嬉しかったです!
今回は写真はNGだったので撮っていませんが。ご報告でした。
また、レイコさんのところへ遊びに行きたいと思っています♪
2008/10/1
上松桃子
タグ: 縁
上松桃子
日本帰国後篇 殿上レイコさんにお会いしてきました
私、なんとトノさんの妹さんのレイコさんに
突撃訪問してきました。
トノさんのご実家は早稲田のすぐそば。
久々に大学に行く予定があり、ちょうど時間が空いたので、
今日こそずっと気になっていたレイコさんを訪ねてみようと決心。
いざゆかん。
そして、お家を発見!
・・・ピンポン(呼び鈴)がない。
はてさて、どうしたものか。
周りに通りすがる学生が大勢いたので少し躊躇うも、
私の脳裏にはあのことがよみがえる。
『マグロ船』
私にとってそれは既に、まるで「パブロフの犬」のような合言葉。
トントントン(戸を叩く)
「こんにちはぁ!殿上さんいらっしゃいますかー?」(持ち前の大声で)
3回くらい繰り返すと脇の窓からレイコさん。
「誰?」
もちろん最初は少し怪訝な顔で見つめられるも、当然のこと。
軽く自己紹介をして、お家の中にいれてもらう。
レイコさんは、トノさんとそっくりで、とても素敵な方でした。
トノさんから、早稲田の学生がカナリアに来たということはお聞きになって
いたそうですが、とても驚いていらっしゃいました。
それから、色んな話をして、色んな話を伺いました。
カナリアでの話。トノさんが結婚する際の大騒動のこととか。
早稲田(界隈・大学)の話。殿上家での出来事。
レイコさん自身のお話。
真面目な話も。
彼女もものすごく面白い貴重な経験をされていて、
とってもパワフルな方だということが分かりました。
どこまでここでお話してよいものか迷いますが、例えば、
某大企業に勤めていながら、いきなり「3ヶ月休みを下さい」。
上司からは「何を考えているんだ。それは帰ってきたら机がないということだぞ」。
そう言われると、「いいです!」と日本を飛び出して友人たちと
オーストラリアを船で一周。
英語も全然話せないとおっしゃるレイコさん。
「もう“度胸”だけよね」と。
3ヶ月では物足らず、ある反対からも逃れながら、アパートを借りて
仕事もみつけ、現地の様々な人たちと仲良くなっちゃう。
その中でのエピソードもすごく面白くて。
本当に楽しい時間を過ごすことができました。
高田牧舎のカレーも一緒に食べ、「卒業前には」という念願もかなっちゃいました。
あと、早稲田の法学部の先生でカナリアのことに詳しい
ナバロ先生という方がいらっしゃるというお話も伺いました。
ただ、現在もいらっしゃるのかどうか…ちょっと調べてみます。
アポなしで突然訪ねたにも関わらず、優しく受け入れてくれた
レイコさん。お会いできて本当に本当に嬉しかったです!
今回は写真はNGだったので撮っていませんが。ご報告でした。
また、レイコさんのところへ遊びに行きたいと思っています♪
2008/10/1
上松桃子
タグ: 縁
カテゴリー[ 近藤 ]

テツシのアサリ養殖、サトシの海洋深層水、モモコのバナナペーパー、というカナリアでの新ビジネス提案が、カナリアで最大の発行部数を持つ新聞、LA PROVINCIA (ラ・プロヴィンシア)の28日版に掲載されました。
この記事の現地での反響も楽しみですが、なによりも、当地での経験は、3人の若者にとって、これからの人生を乗り出す上で、本当に大きな励みになることと思います。
日本領事館の皆様、北澤政雄様、その他多くの方々のご助力に感謝いたします。
近藤隆雄 ラスパルマス 9/28/08
記事(La Provincia 92808.pdf)
タグ: カナリアプロジェクト LA Provincia


