2006年02月10日

遺言

生前に自らの死後の遺産の分配や事業継承について自らの意思を遺しておくことを、遺言と言います。

どんな内容、方式でも、故人が遺言として遺した言葉は遺言であると言えますが、それらすべてが法律上の遺言として扱われるわけではありません。

法律上の遺言は民法で方式、効力、執行方法などが細かく規定されています。法律に則っている遺言があれば、相続に際して、故人(遺言者)の意思が遺産の割合などを定めた民法の規定より優先します。しかし、形式や内容が法律に則っていなければ法律上の遺言とは認められず、たとえ遺言があったとしても法律(法定相続)の規定が適用されます。  

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2005年11月13日

支援費制度

平成15年4月、これまで行政処分として画一的に行なわれてきた措置制度から、自己決定権を尊重した支援費制度に移行しました。これによって、障害者自身がサービスを選択し、契約をしてサービスを利用することができるようになりました。

障害者は、希望するサービスについて指定事業者・施設の中から利用したい施設・事業者を選択して直接申し込み、市町村に支援費支給の申請を行ないます。市町村による支援費支給の決定がなされると、障害者に受給者証が交付され、サービスが受けられるようになります。利用者は支援費支給決定時に決められた利用者負担をサービスを提供する事業者・施設に支払い、サービスを提供する事業者・施設は利用者に代わって市町村に支援費の支払いを請求します。

障害者が成年後見制度を利用している場合は、成年後見人等が代理し、または保佐人等の同意を得て、事業者や施設と契約し、支援費の支給を受けます。  
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2005年11月12日

地域福祉権利擁護事業

一定の判断能力はあるが十分ではない高齢者等の自立を支援する制度です。平成11年10月から社会福祉協議会が実施しています。

利用者と社会福祉協議会が共同で作成した支援計画に基づいて、専門員・生活支援員が、福祉サービス利用支援・金銭管理・書類等の預かりサービスを行ないます。利用には1時間当たり1000円と交通費(1km当たり20円)がかかります。生活保護を受けている世帯については無料です。

判断能力の程度によっては地域福祉権利擁護事業は利用できませんので、その場合は成年後見制度を利用することになります。  
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2005年11月11日

成年後見制度利用支援事業

成年後見制度の利用が必要でも、身寄りがなく費用を負担できない高齢者や障害者の保護のために、市町村長が成年後見等の審判の申立てを行ない、利用にかかる費用の全部または一部の助成を行なうものです。厚生労働省の介護予防・地域支え合い事業のメニューの一つとして行なわれているものですが、市町村によって実施の有無や内容に差があります。  
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2005年11月10日

登記されていないことの証明書

成年被後見人等の登記がされていないことを証明する書類です。登録や就任に当たって提出が必要となる場合があります。証明書を提示することで、自分が成年後見などを受けていないことを証明できます。

交付手数料は、窓口での申請の場合、1通につき500円。オンライン申請の場合、電子的な証明書は400円、紙の証明書の郵送を求める場合は450円です。  
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登記事項証明書

後見登記等ファイルに記録されている成年後見登記の内容を証明する書類です。法定後見の種類、代理権や同意権の範囲、本人と成年後見人等の住所・氏名などが記載されています。

登記事項証明書の交付を請求できるのは、プライバシーの保護から限られた者だけで、本人と成年後見人等以外には、配偶者、四親等以内の親族、相続人などです。職務上必要とする場合には国または地方公共団体の職員も請求できます。

成年被後見人等の取引相手は、直接には法務局から登記事項証明書の交付が受けられませんので、取引きに当たり必要な時は、成年後見人等に提出を求めることになります。

交付手数料は、窓口での申請の場合、1通につき1000円。オンライン申請の場合、電子的な証明書は700円、紙の証明書の郵送を求める場合は750円です。  
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後見登記等ファイル

成年後見登記では、成年後見人等の権限や任意後見契約の内容は後見登記等ファイルに記録されます。取引き等に当たって必要な場合は、登記事項証明書、または自分が成年後見を受けていないことを証明する、登記されていないことの証明書の交付が受けられます。登記事項証明書の交付は、東京法務局だけではなく、各法務局・地方法務局で取り扱っています。  
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2005年11月09日

成年後見登記

判断能力が不十分である者を保護するとともに、適正に情報を開示することで取引の安全を確保するために、成年後見人等の権限や任意後見契約の内容などを登記する制度です。

成年後見登記は、東京法務局後見登録課に行ない、ここが全国の成年後見登記を取り扱っています。後見開始の審判、保佐開始の審判、補助開始の審判、任意後見監督人選任の審判が行なわれた時は裁判所書記官の嘱託により登記され、任意後見契約が結ばれた時は公証人の嘱託により登記されます。また、変更や終了についても登記されます。

禁治産・準禁治産の制度では、その内容は戸籍に記載されていましたが、人権上の問題もあり、成年後見制度では登記制度に移行しました。  
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2005年11月08日

任意後見監督人

任意後見契約では、任意後見監督人の選任が契約発効の条件(停止条件)になっています。家庭裁判所は、任意後見監督人選任の審判で任意後見の必要性を認めれば、任意後見監督人を選任します。任意後見監督人は複数選任することや、法人を選任することもできます。

任意後見監督人は、任意後見人の事務を監督するため、任意後見人から後見事務の報告を受け、任意後見人の事務や本人の財産の状況について調査することができます。また、任意後見人の事務に関して家庭裁判所に定期的に報告する義務があります。

任意後見人が病気などの理由でその事務を行なえず、本人の保護のために緊急の必要性がある場合は、任意後見監督人が任意後見人に代わって必要な法律行為をすることができます。

売買契約や遺産分割など、任意後見人と本人との間で利益が相反する場合には、任意後見監督人が本人を代理して任意後見人と取引き等を行ないます。  
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2005年11月07日

任意後見人

任意後見契約において、本人の判断能力が不十分になった場合の後見事務を委任されている者を任意後見人と言います。本人の判断能力に問題が生じていない、任意後見契約が発効するまでの期間は、任意後見受任者と言います。任意後見人は複数選任することや、法人を選任することもできます。

その後、本人の判断能力が不十分になり、任意後見監督人選任の審判で家庭裁判所が任意後見の必要性を認めて任意後見監督人を選任すれば、任意後見契約が発効し、本人が十分な判断能力がある間に決めておいた法律行為についての代理権が任意後見人に付与されます。

任意後見人は、後見の事務を行なうに当たり、本人の意志を尊重し、本人の心身の状態および生活の状況に配慮する身上配慮義務を負うものとされています。ただし、任意後見人の職務は法律行為に関するものに限られており、実際に本人の食事の世話や介護を行なうことは含まれていません。身上配慮義務の内容は、本人の生活や医療・介護・福祉の状況を考慮して、たとえば介護サービスとの契約など必要な法律行為を行なうことです。

任意後見契約では任意後見人に代理権が付与されますが、本人も法律上単独で契約することが可能とされていて、任意後見人に同意権や取消権は付与されていません。そのため、制限行為能力者の行為として取り消し可能な法定後見とは異なり、任意後見契約において本人が行なった契約などの法律行為を判断能力が不十分として取り消すためには、裁判を起こす必要があります。

本人の行為によってしばしばトラブルが生じ、同意権や取消権のない任意後見では対応に限界があると判断すれば、家庭裁判所に法定後見の開始を申し立て、任意後見から同意権や取消権の行使が可能な法定後見に移行する必要があります。法定後見が開始された段階で、任意後見は終了します。  
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