2006年06月


ブログは日記では有りません。過去記事に面白い記事、役立つ記事が有るかもしれません。こちらの目次より、興味の有る記事を探してご覧頂けると嬉しいです。

2006年06月26日 起業と経営のコラム

ASP型で儲ける方法

先週、とある会社のASP(Aplication Service Provider)ビジネスに関する相談を受けていた。
良い機会なので、自戒の念を込めて、ASPビジネスについて書く。

ASPのビジネスにおける富の分布は、黄金律を振り切って1対9ぐらいでは無いかと思う。つまり、自然法則以上に儲かっていないサービスが多いのではないだろうか?

ASP型のサービスを検討しておられる方々は、この記事を読んだ上で、もう一度検討してもらいたい。

今更だが、自由競争、市場の原理が有効に働いている市場に於いては、商品の価格は需要と供給の関係で決まる。
ここまでは、誰でも知っている。

ところが、ビジネスのタイプによって、供給過多になった場合の価格下落の速度が違うという点には、中々気が付いていない。

競争が激しくなると、商品の価格は低下し始める。アダムスミスは、見えざる神の手によって、需要曲線と供給曲線が交わる点に価格は収斂すると言った。

スミス君、それは間違えてるよ。経済学部中退の私に言われたくないだろうけど。(笑
私の経験的観測で言うなら、「商品の価格は下落は、原価を割り込む直前で止まる。」が正しい。商品価格が原価に近づくと限界効用が働き始め、やがて下げ止まる。

だから、原価率、もう少し正確にいうと減価償却費を除いた変動費率、によって価格の下げ止まる位置が異なるのだ。

(難しい話はここまでです。)

例えば、街のマッサージ屋の平均価格は時間6000円。お店がマッサージ師に支払う賃金が3000円だと仮定する。マッサージ屋がどれだけ乱立しても、価格を3000円以下に下げることはない。3000円以下に下げるぐらいなら店を閉じる。

一方で、航空会社はどうだろう?
飛行機を1機飛ばすためには、機体の減価償却費や燃料費などの様々な原価が掛かる。が、500人乗りの飛行機を一度飛ばすとなると、500人満席状態で飛ばそうが、10人だけ乗せて飛ばそうが、コストはほとんど変わらない。1人単位で掛かってくる変動費がほとんど無いのだ。

だから、「空席を空けて飛ばすぐらいなら、格安でもいいから席を埋めてしまおう。」という考えになりやすい。そして、飛行機のチケットの価格はどんどん下がってしまい、航空会社の経営は青息吐息だ。


ASPというビジネスモデルはどうだろうか?
ある側面で見ると航空会社によく似ている。
一度システムを作ってしまえば、1社でも100社でも1000社でも、掛かるコストは変わらない。
「空席を空けて飛ばすぐらいなら、、、、」と同じ発想に皆陥る。
だから、際限なく価格は下落していく。
そして、個人向けのサービスは、ほとんどが無料になってしまった。

法人向けサービスも、瞬く間に価格下落していく。

では、ASPサービスは儲からないのか?




ASP型ビジネスが持つ問題点は航空会社のビジネスと類似しているが、一方でASPには、航空機のビジネスに無い利点がある。

それは、事実上キャパシティに上限が無いことだ。(しっかりとした負荷分散技術があることが前提になるが)

500人乗りの飛行機は、盆暮れGWの様な繁忙期でも500人以上の客を乗せることが出来ない。
それに対してASPは、客が増えればサーバーを増設すればよい。今どき、サーバー代金など開発費に比べれば、タダみたいなもんだ。
そして、一度損益分岐点を超えれば、変動費が無いだけに売上=粗利。売れば売るほど利益率が上がる。もしも、価格が高値安定し、順調に集客(販売)できるなら、こんな良いビジネスモデルはない。

ところが、実際には、前述したとおり儲かっているASPは少ない。
最大の理由は、最初から価格設定が安すぎること。
既に格安航空券の乱売状態に陥っている。
別の言い方をすると、営業・マーケティングコストを甘く見てるか、自社の営業力を過信している。
月額1万円のASPを売るのに、営業マンが3回訪問して成約していたら、永久に赤字だ。初めから計算が合ってない。個人と違って法人に衝動買いは無い。どれだけ価格を安くしても、それなりの営業コストは掛かる。それを考慮に入れた価格設定にしておかなければ、売れば売るほど赤字が拡がる商売になる。

という訳で、儲かるASPは次の2つのパターンしかない。




儲かるASPとは、次の何れかのタイプだ。

1)低価格のASPをマーケティングコストを掛けずに数を売る。
2)マーケティングコストがかかるが、高価格で売れるASP

実はどちらも、そんな簡単なことはない。個別に検討してみたい。

1)低価格のASPをマーケティングコストを掛けずに数を売る。

低価格のASPが、ほとんどの場合、構造的に赤字であることは前述した。

変動費、原価がタダでも、1件当たりの販売費より価格設定が低いのでは利益が出ない。このような価格設定のサービスで利益を出すためには、マーケティングコストを抑えて、尚かつ、数を売る仕組みをつくるしかない。実際にはそのような仕組みを作れるサービス、企業は限られている。

●他の製品・サービスであらかじめ顧客基盤、営業網がある

  ASPサービスを単品で一から販売しようとすると、それに掛かるマーケティングコストを全額その粗利の中から拠出しなければならない。
  しかし、他の製品・サービスで既にマーケティングコストを掛けていて、顧客基盤と営業体制が有る場合はどうだろうか?
もし、その顧客基盤に対して、追加コスト無しに新たなASPサービスが売れるなら、見方によっては、マーケティングコスト無しで販売できたことになり、売上=利益 という図式が出来上がる。
この図式なら、販売価格がどれだけ安くても、利益を確保することが出来る。

●WEBのみの販売

  WEBで24時間365日、無人で商品説明からサンプル利用、申し込み、決済までを行い、人手を介さない。これなら営業コストはゼロだ。もちろん、宣伝広告費というマーケティングコストは掛かるが、それにしても、人に掛かるコストと比べれば、遙かに安くなるはずだ。
  ロジスティックを伴う一般的なeコマースが販管費の爆発よってなかなか営業利益を出せない現状と比較すると、ASPのビジネスモデルの素晴らしさが際だつ。
  
ところが、その素晴らしい状態は、WEBで集客できる場合に限られる。多くのeコマースが体験しているとおり、実際にはサイトを立ち上げたからと言って自動的に客が訪れる訳ではない。元々ポータルをやっているなどネット上での顧客基盤をもっているか、無料版を配布して人気を博するなど仕掛けがなければ、WEBだけで黒字化できるほどの集客は難しい。

また、WEBだけで商品説明を完結しようとすると、相当にシンプルでわかり易いサービス内容でなければならない。

2)マーケティングコストがかかるが、高価格で売れるASP

KLabが開発した高速メール配信システムは、提携先からASPの形でも提供しているが、年間契約で2〜3百万円の価格設定になっている。何万、何十万人という単位の会員、顧客を持っている企業しか対象にならないが、そういう企業からはニーズがあり、導入企業には価格に見合った効果が期待できる。
そして、市場に同等の性能・機能の製品が無いため、価格を下げる必要がない。
高度で特殊な技術を用いているので同等の性能の製品が登場する可能性は低い。価格を維持することが出来るはずだ。

他にも、SFAやCRMなどにこのタイプの製品が多い。高価格なASPは、高価格を支払える規模の会社が顧客対象になることが多い。
高価格なASPが成立するためには、以下の条件を複数満たしている必要がある。

  ●高度or特殊な技術orノウハウを用いるなど参入障壁が高い。
  ●会社または製品、サービスの知名度、ブランド、信頼度が高い。
  ●ASPとして単にシステムを利用するだけではなく、それを活用したコンサルティングなど付加価値が付随している。
  ●価格決定権を握れるだけのシェアをもっている。
  ●高付加価値な営業体制がある。

 

まとめ

1)低価格のASPをマーケティングコストを掛けずに数を売る。
2)マーケティングコストがかかるが、高価格で売れるASP。

どちらの条件も、起業するときに条件を満たすことは難しい。既に営業している会社でも、上記の条件を満たす会社は少ないはずだ。
上記の条件を満たすことが出来ない会社がASPのビジネスをやる場合は、単体でやらず、上記の条件を満たす会社と組んで事業化すべきだ。

逆に、どちらかの条件を満たしている会社は、是非ASPのサービスをやるべきだ。

そして、やるなら、損益分岐点を超えるまでの期間を辛目に設定して、赤字期間を耐え抜く覚悟と資金を用意した上で取り組むことだと思う。
損益分岐点を超えるまで我慢すれば、夢の高利益体質が待っている。


2006年06月21日 起業と経営のコラム

小手先SEOと本質的SEO

検索エンジンにヒットしないサイトは存在しないに等しい。
ネット系の企業に限らず、SEOは今や企業の重要課題となった。

私のこのブログもユニークユーザーの流入経路は圧倒的に検索エンジンが多い。(ついでに、圧倒的にGoogleが多い。Yahooは全体値からすると少ない)

SEO対策の専門会社が多数乱立する。SEOをテーマにしたサイト、Blogも多数存在する。そこで伝授されているノウハウ、テクニックの数々が重要であることは否定しない。しっかりと実施すべきだ。しかし、これらの方々は、肝心なことを忘れている。

肝心な事は、コンテンツの充実 である。

ECやポータルなどWEBそのものがビジネスとなっているサイトにとっては当たり前すぎるが、一般の会社の案内のサイトでは意外にこの本質が忘れられている。

会社概要、商品説明または事業説明、採用情報、以上終わり。

というサイトが実に多い。
そういうサイトにどれだけSEO対策を施しても、検索エンジンに於ける順位向上は望めない。
商品説明や事業説明のページにリンクしてくれるサイトが有りますか?
そもそもコンテンツのボリュームが小さければ、特定キーワードの出現頻度も上がりようが無い。

もしも、WEBからの問い合わせや申し込みを増やしたいなら、SEO対策と並行して、コンテンツの充実を図らなければならない。

「じゃあ、お前の会社は出来てるのか?」

はい。出来ておりません。

KLabセキュリティという会社を例にとって解説する。
この会社は商品が二つしかない、情報セキュリティ関連ソフトウエアに特化した専業会社です。こういう会社の場合、WEBのコンテンツは貧弱にならざるを得ない。そして、そんなサイトにリンクしてくれるサイトは滅多に有るものではない。

そんな場合は、直接、自社商品の説明をするページの他に、自社商品が属するカテゴリー全般の「まとめコンテンツ」を充実させればよい。

KLabセキュリティの主力商品は、P-Pointerという、イントラ内のPCから個人情報を検出するソフトウエアだ。従って、SEO対策をする際のキーワードは「個人情報」を軸に「漏洩」「検出」「保護法」などの組み合わせになる。

この場合、「まとめコンテンツ」とは、
「個人情報漏洩対策 リンク集」
「個人情報漏洩 事件簿(ニュースクリップ集)」
「個人情報保護法の解説と実際」
「個人情報漏洩対策 用語集」
「初心者の為の個人情報漏洩対策 A to Z」

などのことだ。
まとめコンテンツ」とは、検索エンジンにヒットした何十何百万件というサイトを一つずつ見ていく手間を省いてくれる、「ここに来れば情報がまとまっている感」のあるコンテンツだ。そういうサイトが被リンク数が上がる。

どんな会社でも自分の事業に関連するニュースはチェックしているはずだ。社員が個別にやっているケースも有れば、広報部などでニュースのクリッピングをメールなどで配布しているケースもあるだろう。
これを外部向けに公開してしまえば、一石二鳥で「まとめコンテンツ」になってしまう。

手っ取り早く、効果が期待出来る方法としては、当該キーワード(上記の例では「個人情報」)を検索して上位表示されるサイトの案内をするまとめサイトを作ってしまうという方法もある。

Face2Faceの営業でも、いきなり商品の説明をし、「買ってくれ」しか言わない営業マンの成績は上がらない。役に立つ情報を教えてくれたり、関連資料を持ってきてくれたり、提案をしてくれたりという、一見遠回りなことも進んでやる営業マンが成績を上げる。

WEBを有能な営業マンに仕立てたければ、WEBにも優秀な営業マンのノウハウを注入すれば良い。


2006年06月18日 ただの日記

今から観戦に行きます。

今、プラハに居ます。

今から車で、ニュルンベルグのフランケンシュタディオンに向かいます。

もし、勝ったら、現地レポートを書きます。


sana3991 at 15:44|この記事のURLただの日記 

2006年06月14日 モバイル&インターネット

NILS Award

6月2日の「CGMで儲ける!」という記事の中で、余談として下記の事を書いた。

あ!そうだ、「ネット流行語大賞」という賞を誰もやってない内に創設してしまおうか。。。でも、私では権威が無いので、誰か、やりませんか?

そうだ、NILSだ。と、今頃思い出した。
NILSというのは、ネット業界の社長が集まる、年2回のカンファレンス。私も、大体参加している。→小林さんのブログ

NILSで、「NILS Award」とか、「ネット流行語大賞」とか「ネット業界Man of the Year」とかをやれば盛り上がるのでは。。。?
関係者のBlogにトラックバックしておこう。


2006年06月12日 ただの日記

尾関君、山口もえちゃん、おめでとうございます。

Ozeki&Moe昨日は、元アクシブドットコム、現Zeal社長の尾関君と、もえちゃんの結婚式でした。
二人の人柄を表すとても楽しい結婚式でした。ネット業界大集合に芸能人の方々という不思議だけど楽しい空間でした。それも二人の人柄なんでしょうね。

島田紳助さんや和田アキコさんのビデオメッセージも面白かったけど、野尻レポーター、藤田レポーターの突撃取材に場内騒然。本当に彼が登場するとは。

尾関君、もえちゃん、末永くお幸せに。

 

尾関君・もえちゃんの披露宴の後、「週間人物ライブ  スタ☆メン」の生収録でお台場へ。

「スタメン」のゲストは、本日二人目のもえちゃん。押切もえちゃん。やっぱり可愛かった。
番組では、なんか村上さんの擁護論者になってしまったけど、私は別にそんなことないです。
この番組の収録では、CMやVTRの間も、出演者はずっと同じテンションで雑談をしており、その雑談が面白い。この部分を編集すれば、特番が1本出来るだろうな。

 

最後に、尾関君、もえちゃんの結婚式について書いてる出席者の方々のブログを紹介しておきます。
藤田晋さん
高城幸司さん
坂之上洋子さん
杉本宏之さん
中山伸之さん

 


sana3991 at 10:13|この記事のURLただの日記 

2006年06月02日 儲かるビジネスアイデア

CGMで儲ける!

今さら言うまでもなく、最近のネットの重要な傾向の一つが、CGM(Consumer Generated Media)のトラフィック、影響力が増していることだ。
 

CGMとは、個人、生活者が情報発信するサイト、つまり、ブログ、SNS、掲示板、ユーザー・レビューを含むサイト(@cosme、価格コムなど)などの総称だ。時には、RSSやウェブサービスなど、情報の2次利用ツールまでも含むことも有るようだ。CGMは、WEB2.0と概念が一部似ているが、Web2.0に比べて概念が明確なため、今や「ナウでヤングな流行語」となってしまったWeb2.0という用語に取って代わる流行語となっている。
(あ!そうだ、「ネット流行語大賞」という賞を誰もやってない内に創設してしまおうか。。。でも、私では権威が無いので、誰か、やりませんか? 余談でした。)

CNET Japanの記事によると

調査結果によると、主要なCGMサイトの利用者や訪問者数は、2005年9月時点で2953万人で、前年同月の2658万人に比べて11%伸びた。特にブログの訪問者数は2014万人で前年同月比で約2倍、SNSに関しては約6倍に大幅増加した。

だそうだ。

CGMの影響力が、今後ますますを増していくことは、ほぼ間違いない。
で、あるならば、CGMを活用したビジネスを考えてみようではないか。

 



 CGMのトラフィックが増大している。その代表格である、ブログSNSのプラットフォーム、システムを提供している会社はとても儲かっている。様に見えるが、本当にそうだろうか?

ブロガーの方々は気付いているかも知れないが、私のブログはLivedoorブログで書いている。Livedoorブログは、とても高機能でかつ安定している。Livedoorブログを開発・運用されている方々には常々敬意を感じている。

が、しかし、ゴメンナサイ。自分でhtmlを書き換えてしまって、広告とか全部消しちゃいました。私のブログが、いくらトラフィックを集めても、Livedoor社に1円の収入も入りません。重ねてゴメンナサイ。

Livedoo Blogの使い勝手があまりに良いもので、KLabの会社のWebサイトの一部(人材採用コーナーの「KLab写真館」)までLivedoorBlogで作っちゃいました。もっと酷い話で、社内向けのNewsクリッピングのシステムもLivedooBlog使って作ろうとしてます。ごめんなさい。全部タダ乗りです。

その一方で、私のブログの右のサイドバーには、ACR WEBさん提供の逆アクセスランキングを掲載している。無料でシステムを使用する代わりに、広告スペースを提供している。当たり前だが、広告収入はACR WEBさんに入る。

ということは、私のブログのトラフィックが増えると、Livedooさんは儲からないがサードパーティのACR WEBさんが儲かる。という構造なわけだ。私は、やっていないが、ブロガーの中には、Amazonなどのアフェリエイトをやっている人が多い。その場合も、トラフィックが増えて儲かるのは、ブロガーとAmazonという構造だ。

ブログSNSのシステム、プラットフォームを開発、運用するのは莫大な開発費、設備投資、そして何よりも運用の努力とコストが掛かる。通常のビジネスでは、お金を支払った人が、全ての決定権を握る。お金を払ってサイトを開発すれば、TOPページ最上段に何を掲載するか、当然自分で決めることが出来る。それだけではない。コンテンツも自分で選べるし、競合の広告を掲載しないということも出来る。
ところが、CGMの場合、プラットフォームやシステムの提供者は、ほとんど何も決めることが出来ない。Consumer Generated Mediaというぐらいで、Consumerがどこに何を、或いはどんな内容を掲載するかのか、決定権をもっている。

ブログSNSのシステム、プラットフォームを開発提供している会社は、莫大な開発コストを投資するが、その反面、それ以上にコストが掛かるコンテンツ制作コストを支払わずメディアを作り上げ、そしてそのメディアから収益を上げることが出来ると目論んでいる。いわゆる「鵜飼いモデル」を目論んでいる。

鵜飼いであるところのプラットフォーマーにとって、ブロガーは、川底に潜ってトラフィックという魚を咥えてきてくれる鵜になるはずだった。

長良川の鵜飼いは鵜を飼い慣らすことにより、鵜を操り、漁を行う。ところが、ブロガーという鵜は、自らの意志で動き、鵜飼いの言いなりにならないのだ。川底に潜って捕ってきた魚を鵜飼いに上納せず、自ら食ってしまう。

それどころか、捕ってきた魚を鵜飼いではなく、別の船に届けることがあるのだ。

これは何を意味しているのか?

別に、自ら、ブログSNSのシステム、プラットフォームを開発、運用しなくても、ブロガーに気に入られれば、鵜飼い(プラットフォーマー)と同等のポジションに立てる。開発投資、運用負担を掛けなくても、サードパーティがタダ乗りできる。

ということなのだ。

あ〜あ。ばらしちゃった。(プラットフォーマーの皆さん。ゴメンナサイ)




Livedoorが面白いキャンペーンを始めた。
ゲームプラグインで賞金をゲットしよう


プラグインサンプル1
ブログに掲載されている
ゲームプラグインを
見つけよう!
プラグインサンプル2
クリックして
ゲームにチャレンジ!
プラグインサンプル3
当たりが出たら10,000円ゲット!
当てた人、掲載していた人の両方にチャンス!


ブロガーがゲームプラグインを掲載。
読者がゲームにチャレンジ

当たりが出れば、当てた読者、プラグインを掲載したブロガー、両方に1万円をプレゼント。 

このキャンペーンはLivedoor BlogのプラットフォーマーであるLivedoor社自身が実施している。ところが、良く考えて欲しい。このキャンペーンはLivedoor社でなければ実施できないだろうか?否、そんなことはない。むしろ、サードパーティの方がLivedoor Blogだけではなく、アメブロでもなんでも、あらゆるブログを対象に実施するこできる分、多数のブロガーの参加が見込める可能性すらある。

実際、ブログというメディアで一番売上を上げているのは、ライブドアやサイバーエージェントではなく、サードパーティの位置にいるGoogle Ad Senseの広告)かAmazonではないだろうか?と思ってしまう。
要するにブロガーに気に入られれば、サードパーティでも無数のブログを活用したビジネスが出来る。

では、どうすれば多数のブロガーに採用されるのか?

それは、次の2条件を満たしていることだ

条件1:ブロガーにメリットがあること
条件2:ブロガーの自己主張や個性にマッチングできること

Google AdSenseもAmazonアフェリエイトも、この2つの条件を満たしている。
Livedoorのゲームプラグイン・キャンペーンは条件1は満たしているが、条件2を満たしていない。だから、とても面白いアイデアだが大成功とまでは行かないだろう。多数の読者を持つブロガーになればなる程、金だけでは動かない。

本題の「CGMで儲ける」ビジネスアイデアの話にようやく戻る。
CGM、中でもブロガーを活用して儲ける為には、上の2つの条件を満たしたビジネスを考えればよい。




前回まで、ブログやSNSを事業に生かすには、ブロガーやSNSコミュニティ主催者を鵜になって頂き、鵜飼いの立場に立たなければならない。それは、Blogのシステム提供の会社でなくて、サードパーティでも可能。
但し、下記の二つの条件を満たさなければ、受け入れられない。
条件1:ブロガーにメリットがあること
条件2:ブロガーの自己主張や個性にマッチングできること

ということまで説明した。

上記の前提を踏まえた上で、Blogサンプリング事業はどうだろうか?

事業内容は、ブロガーにサンプリングをするエージェント。以上(笑)。 

わかる人には、これだけで、全て理解できてしまうのだが、マーケティングの知識が無い人には、これがどう面白くて、どのぐらいのビジネスになるのか想像出来ない。マーケティングミックスの基礎と、それをネットに応用する時のポイントを解説していきたい。

ネット業界には、マーケティングというと広告しか思い付かない人が多い。マーケティングには、広告だけでは無く様々な手法があり、その一つがサンプリング。読んで字のごとく、サンプルを配布する手法だ。
例えば、タバコや飲料のサンプリング。飲食店や街頭などで、キャンペーンガールが商品を配布して、試飲してもらうというものだ。

ImpressioningBrandingImagingなどを目的としたテレビ、新聞、雑誌などの空中戦(広告)の4兆円市場に対し、販売促進という地上戦の市場は倍の8兆円の規模があると言われている。実は、広告市場より遙かにデカイのだ。

サンプリングには大別すると2種類ある。

1)コア層・ファン作り
●新商品の発売の際などに、最初の一転がり目としてのコア層形成の為に行われる。ブランディングの一環として行われることもある。
  ●クチコミの拡がりを期待しているので、オピニオンリーダーと呼ばれる影響力のある層を対象に行う
  ●映画の試写会や展示会・内覧会、ソフトウエアのベータ版配布などもこれに当たる。

2)刈り取り
  ・インストア・マーケティングの1種類で、販売店の中や前で配布する。スーパーの中の試食や化粧品の試供品配布などがこれである。
  ・車の試乗会、マンションのショールームのように見込み顧客リスト作成の 為に行う。
  
実は、私が学生時代に経営していた株式会社リョーマでは、本業の運転免許合宿の事業以外に、広告事業部という事業部があり、サンプリングの案件を多数受注していた。(井原さん、お元気ですか?)
1980年代、当時は女子大生ブームで、大学生がオピニオンリーダーだった。だから、企業は大学生にリーチしたくて、大学生向けのサンプリングをこぞって実施した。

例えば、とある新発売のレトルト・カレーのサンプリングでは、学園祭の模擬店にその商品を使用して貰い、大学生に食べてもらうという企画を実施した。メーカーが商品を無償供与し、大学生は有料で販売するのだが商品のノボリなどを掲示する。
余談だが、株式会社リョーマでは、各大学の広告研究会などの協力の上で実施したのだが、その時の協力者2人を勧誘して学生社員とした。2人とも今では上場企業の社長となった。ザッパラスの杉山社長とまぐクリックの高橋社長だ。




さて、百聞は一見にしかず。で、自分でやってみます。テーマは「初恋」


GAGAの新作映画「初恋」です。

初恋GAGAの今年イチオシの映画です。
GAGAが社運を賭けるぐらいの力の入れようなので、協力しようということで
KLabもチケットを●枚買い取りました。
私も、封切り日に見に行きましたが
とても味のあるジーンとくる名作です。

読者のブロガーの皆様に、
「初恋」の全国共通特別鑑賞券を無料プレゼント致します。

チケットは豊富に用意していますが、無くなり次第キャンペーンは終了致します。応募が多すぎると抽選になることも有ります。

但し、条件が二つあります。
”ず見に行って下さい。
見に行ったら、ブログに感想を書いて下さい。
(ヤフオクで売る、金券屋で売る、は勘弁して下さい)
  
ついでにお願いです。
せっかくのご縁なので、相互リンクを貼りましょう。
私のBlogからも、初恋の感想を書いて下さった方へのリンクを貼らせて頂きます。

ご希望の方は、こちらのフォームから
下記を記入の上、お申し込み下さい。

「初恋」鑑賞券希望
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Profile
プロフィール用写真


KLab(株) 代表取締役社長

19歳で株式会社リョーマを起業して以来、数々のベンチャーを起業。地獄と天国を経験し、それでもベンチャー起業と経営にこだわり続けます。


趣味:音楽(オールジャンル)、酒(飲み過ぎ)、ゴルフ(下手くそ)、サーフィン(過去形)、旅行、
出没地:六本木、西麻布、麻布十番、豊洲、沖縄

真田が登場する本

Director'sMagazine
巻頭特集では未公開の幼少期や学生時代の半生記が描かれています。


TechnoTokyo

IT系のベンチャーの受付や応接室でよく見かけるTECHNO TOKYOカレンダーの書籍版。巻頭のカラー特集では、GMOの熊さん、インデックスの小川さんなどと共に、KLab(株)、真田も掲載されています。


モテカフェMesseage
Tokyo FMの人気番組「モテカフェ」が本になりました。ゲストとして登場した13人のベンチャー社長が"モテる"秘訣を語っています。
六本木ヒルズ
真田哲弥が、三木谷浩史、藤田晋(敬称略)などとともに、10人の21世紀勝ち組企業家の1人として紹介されています。
勝ち組と言われても、今は、再び挑戦者なんですけど。。。

本表紙_あのバカ
真田哲弥の学生起業家時代からサイバードの公開直前までが描かれています。
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