2006年07月


ブログは日記では有りません。過去記事に面白い記事、役立つ記事が有るかもしれません。こちらの目次より、興味の有る記事を探してご覧頂けると嬉しいです。

2006年07月28日 真田が対談

マインドシェア今井社長と対談(決断とは捨てること)

本日は、以前に事前告知しておりました対談です。
 

記念すべき第1回目の対談は、私の数少ない師匠の1人、株式会社マインドシェアの今井祥雅社長にお願いしました。

今井社長と私の出会いは20年ほど昔の学生時代に遡ります。当時、今井さんは、キャンパス・リーダーズ・ソサエティCLS)という学生団体の代表をしていました。CLSというのは、メディア、イベント系学生団体の連盟の連盟で、学園祭実行委員会、プロデュース研究会、広告研究会、映画研究会、ミニコミ研究会、放送研究会のそれぞれの連盟を束ねる連盟。CLSに参加した学生は数千名に上り、USENの宇野さんリクルートの峰岸さんを初めとして沢山の優秀な人材を輩出しました。
大学を卒業した今井さんは、リクルートに就職、三田倶楽部という社会人交流会を設立し、真田も参画。そして株式会社マインドシェアを設立。このあたりは、本編のインタービューの中で今井さん自身の言葉で語っています。

尚、以下の本編はKLabの広報部長 飯田真紀さんに執筆して頂きました。

今井さんとの対談

(場所:西麻布某Barに於いて)


【Q1】真田
学生時代からのたくさんの仲間から多くの起業家が生まれましたが、成功した人としなかった人の違いは何だと思いますか?

真田学生時代からのたくさんの仲間から多くの起業家が生まれましたが、成功した人としなかった人の違いは何だと思いますか?
例えばUSENの宇野さんやリクルートの峰岸さんは学生時代から他の人たちと違いは何かありましたか?その頃から大物になる片鱗はありましたか?
今井今になって思うと、学生時代、僕たちの周りには本当にすごいやつらがいっぱい集まっていたと思います。
そんな中でも、宇野さんだけでなく、真田社長を含めて言えることは、その時々に、自分のやりたいことやビジョンをしっかりと持っていた人ですね。"将来独立をしたい" とか "いつか大きな会社をつくる" といった漠然とした夢を語っていた人は成功していない。
成功している人に共通して言えるのは、遠い将来の漠然とした夢ではなくて、今、何をしたいのかをその時点、その時点で持っている人。

それから、決めること、決断することができている人だと思うな。
"決断する"ってことは"他をやめる"って事なんですよ。
社長になる人は 欲張りだから他の人よりやりたいことがいっぱいあるんです。
だから、今、自分が何を手に入れるべきか、何をしなければならないのか
その瞬間、瞬間で決められるということが重要。
"決断"っていうのは'選ぶ'のではなくて、'捨てる'という事です。

「今日決めることが大事だ」 と思い始めたら、不思議と物事は動き出しますよ。
実際はなかなか難しいですけどね。
真田そう気づかれたのはいつ頃ですか?
今井つい最近のことですよ(笑)
そう思って振り返ってみると、真田社長は、出会った20年前の「リョーマ」の時から「今日から○○します!」「今日からこうします!」といつもその時点で決めていたと思うな。
すぐ変わるんだけどね(笑)
これは真田社長が自分で学んだのか、いつの間にか身につけたのか、資質なのかわからないけど、どこかで何かを決めたことがあって、そこでの成功体験があるからじゃないのかな。
真田うーん、僕はたぶん他の人よりかなり欲深いんですよ。
一旦、これがやりたい、これが欲しいと思ったらやらなきゃ気がすまない。
捨てる意識がまったくなくて、「これだ!」と思ったらその事を一日中考えているし(笑)
それは宇野さんもそうかな。これをやりたいっていのがすごく明確(笑)
今井

僕の持論【人生一生自己紹介】の話をしますね。
真田社長たちと"らんざん会"っていう就職面接道場のボランティア活動を21年続けてるんです。実はいいこともやってるんですよ、僕たち(笑)
※らんざん会に付いては別途詳述します。

そこで僕がずっと言い続けていることが【人生一生自己紹介】ということです。
今日、今の自分の自己紹介がちゃんとできるか、明日は昨日よりちょっとでもいいからベターな自己紹介ができているのか。
今日、"決まってる"やつは強いですよ。
にうまくいかない人は先の話ばかりしますね。

真田なるほど、逆のパターンはすごくわかりますね。
確かに現実感のある話をしない人はうまくいっていないですね。
今井自分が今どこにいて、どこに向かおうとしているのか分かっていれば、確実に自分の船を前に進めていくことができる。だから、人生一生自己紹介です。
今日きちんと自分を紹介できて、明日、今日よりもうまく自己紹介ができるようになる事が大切です。
自己紹介なんて面接の時くらいしかないと思うだろうけど、仕事では毎日していることでしょ。
社長なんて一日中自己紹介なんですよ(笑)
ある時は自分を、ある時は会社を、ある時は商品を売っていかなきゃいけないからね。



【Q2】真田
20年後(現在)に成功している奴は、学生時代はどんなヤツでしたか?

Q2の画像(今井さんとの対談)

真田20年後(現在)に成功している奴は、学生時代はどんなヤツでしたか?
今井

難しい質問だなぁ(笑) 
成功の定義の問題があるけど、ひとついえば、順番に何かを身につけていって100点になって成功するものではなくて、成功する人はやっぱり学生時代からそういう資質があるんですよ。 それが先天的なものなのか、親の教育なのか、環境なのか・・いろいろあると思うけど。

一言でいうと、知識ではなくて、“コミュニケーション能力”の優れたやつかな。 MBAを取っているから成功しているんじゃなくて、コミュニケーション能力のあるやつがMBAを取ったから成功しているってことですよ。MBAは手段でしかない。 コミュニケーション能力っていうのは、相手の気持ちを理解して、自分の気持ちを相手にわかるように伝えられる能力だと思う。


真田

僕はね、今「知識じゃなくてコミュニケーション能力」って話がありましたけど、成功している人は総じて知識もしっかりしている人が多いと思っています。

人間の脳をハードディスクに例えると、すごく賢いやつも普通のやつもハードディスクの容量は実はそんなに変わらないと思うんですよ。まぁ、10GByteと100GByte位の違いはあると思うけど(笑)
優秀でない人は10GByteの中にどうでもいいデータしか入っていない。優秀な人は、どうでもいいデータをどんどん削除して、大事なデータをちゃんとすぐに取り出せる 状態を作っているケースが多い。
たぶんこの事は“コミュニケーション能力”につながると思うんですけどね。

真田

僕は「話が面白い」ってよく言われるんですけど、今井さんもそうですよね。だから講演を頼まれたりすることも多いし、周りに自然と人が集まってくる(笑) 
具体的な例を言うと、話題に対して適切な事例をその場でタイミングよく出せるとか、「それって、こうこうこういう事だよねっ」て話をまとめることができるとか。

別の言い方をすると‘引き出し’ということかな。 成功している人と成功していない人ではあきらかに引き出しの数が違うんですよ。

今井それは整理する能力というのではなくて?
真田

それもそうですね。まぁ優秀なやつでも所詮、100GByteしかないわけですよ。だから、あれもこれもとやっているとオーバーフローするから大事な事だけを残して、どうでもいいデータを捨てていく。

成功している人は、会社法の事を聞かれても、財務の事を聞かれても、マーケティングの事を聞かれても、技術の事を聞かれても、ある程度の事は答えられる。
そういう意味で知識‘も’しっかりあると思いますね。


今井なるほど、それは共感できますね。

【Q3】成功し続けるってことは?

Q3の画像(今井さんとの対談)

 

 


 

 


今井じゃあ、逆に僕から質問させてもらいますね。例えば、成功している人と成功し続ける人がいるとしたら。短期的にIPOしたり、リッチになったっていうことではなく、毎回ホームランとまではいかなくても、成功し続けるってことは、どういうことだと思ってる?
真田

まぁ、僕は、人から「ジェットコースター人生」ってよく言われているんですけど(笑) 
若いころは成功している時とそうでない時の落差が大きくて、それを短いサイクルで繰り返していたんですよ。
それはそれで学んだ事が多くて、ボラティリティ(変動率)をどうやったら小さくできるか、考えるようになったんです。
成功し続けるのに必要なのは、一番は‘克己心’だと思います。
‘自分を律する’‘自分を自分でセーブする’能力があるかどうかだと思うんですよ。僕に最も足りなかったのはそれかな。今は、それなりにあるから大きな失敗をしていない。
非常にわかりやすい例を挙げるとすれば、堀江さんですよ。あれだけの才能を持ちながら何でこんな風になっちゃったんだろうって事です。
成功するのは才能だけど、失敗するのは‘克己心’の欠如ですよ。

あと、もうひとつあるとすれば、急成長する組織は組織経営になっていないって事なんですよ。ぶっちゃけ言っちゃうと、組織経営で急成長した会社なんて今まで一社もないですよ。
要は、意思決定は社長の独断で「俺がこう言うんだからこうしろ」っていう勢いで会社は急成長するんですよ。
でも逆に、急成長したけど成功が継続しない会社っていうのは、その後もずっとその体制でいくから高転びするわけです。このあたりは相当研究しましたよ(笑) 

今井

“克己心”ってすごく納得できますね。
僕は、マーケティングの仕事をしているので「売れるしくみ」と「売れ続けるしくみ」っていうところで言うと、「売れ続けるしくみ」っていうことのひとつに“ブランド力”があります。メーカーや企業がお客様に対して何かを“約束”をして、“約束をし続ける”わけです。そうすると“約束をし続ける会社”に“信頼”だったり“愛着”が生まれ始める。

真田なるほど。ブランドっていうのは“約束”ですかぁ。
今井はい、僕が20年たって辿り着いたのはそこですね。
例えば、BMWのブランド・フィロソフィーは「駆け抜ける喜び」なんですよ。いつの時代にも、全世界どこにおいても「駆け抜ける喜び」をオーナーさんに体感してもらうために自分たちは存在している、っていうブランド・フィロソフィーなんです。だから、そのためのエンジンも作るし、デザインもするし、サービスもするし、店舗も作るし、広告もする。
吉野家で言えば「早い・安い・うまい」です。味が変わってしまうから牛丼やめるし、2分以内にできるものしか提供しない。そういう事を守り続けていくとブランド力が上がっていく。だから僕は、ブランド力=“約束し続けていくこと”だと思うんです。
真田約束を裏切らないこと ですね。
今井「あいつはああいうヤツだ」 とかね、個人のブランドも同じことだと思うな。
やっぱり僕たちの中に「真田はいいヤツだ」っていうのがあって、長い付き合いの中でいろいろあったけど、「真田という男が今井っていう男に約束し続けていること」があって、それが僕にはすごくよくわかる。それが僕の中での真田ブランドということですよ。
真田僕はね、初めて人に会う時に もうかれこれ10何年か自分に課している約束事があるんです。それが真田ブランドといえばそうかもしれない。
初めてあった人には、必ずお土産に何かひとつアイデアを持って帰ってもらうんです。最初は無意識だったんですが、途中から意識をして自分に対してのノルマとしているんです。
今井それは初めて会った人だけじゃないですよ。僕が個人で真田社長を訪ねたり、二人で話しをするときは、今でも何かを僕にくれているな。
真田会食とかしてる時に「こんな風にしてみたらどうですか」とか「僕だったらこうしますよ」とかね。たぶんもう15年位続けてますよ。
今井それはね、結果として「『真田哲弥』という人は、アイデアフルだ」とか、「起業のプロだ」という言葉になって真田ブランドができているっていう事でしょ。“約束し続けている”からですよ。
真田もともとは真田ブランドを作ろうという事ではなくて、自分に対するトレーニングのつもりだったんです。頭も筋肉なので使わないと退化する。毎日、筋トレをすれば筋肉がつくのと一緒で、脳みそも使わなければ中年太りするわけです。若いからアイデアが豊富だっていうのは違います。脳みそを使っているかいないかですよ。だから、常に新しい事を考え続けなければいけない。
今井それは三田倶楽部のころからだと思うよ(笑)
真田じゃあもう20年くらいたってますね(笑)
今井そう考えると、パーソナルブランドっていうのもあるね。それを自分の中で意識してマネージメントしている人は、どんどんブランド力が高まっていくんじゃないかな。
真田パーソナルブランドですか。それは新しい考え方ですね。
今井うちの会社では、社員全員、名刺にタグラインをつけさせているんですよ。
部署名と肩書きとかじゃなくて、例えば‘鬼所長’とかね(笑) 
今のパーソナルブランドを自分で考えさせているんです。
真田それは面白いですねぇ。で、今井さんのタグは“この指とまれ”なんですね(笑)
今井ブランドが立っている会社って、やっぱり何か一貫しているんですよ。
エルメスのブランド・フィロソフィーは「良いものは時間をかけて創る」っていうことですよね。
これはずっと守り続けていることで、エルメスのブランドってそこにある。
だからバーキンはいつ行っても在庫切れとかね(笑) 
真田なるほど。
今井会社のタグラインっていうのがあるとしたら、 KLabってどういうタグラインなんだろうってのが、今、我が社がいちばん取り組んでいることです。ちなみに、マインドシェアのタグラインは「心と心をつなぐブランドづくり」です。マインドシェアという社名は、マインドシェア指数という「心の中の気になり度合い」を示すマーケティング用語からきているんですが、お客様と心を分かち合う信頼できるパートナー企業でありたいと思いますね。



【Q4】今井
もうひとつ僕から真田社長に聞きたいことがあります。真田社長の考えるベンチャービジネスの定義とは何ですか?
 

Q5の画像(今井さんとの対談)

 

 



 


真田僕は、一番のポイントは、”志”だと思ってます。
今はベンチャー企業=中小企業、零細企業を表す言葉になっちゃってますね。
例えば、就職雑誌でベンチャー特集に並んでる会社を見ると単なる中小企業ばかり(笑)
今井僕の持論として声を大にして言いたいんですが、
「今までなかった新しい価値を世の中に創造していく」
「今までなかった新しい価値をビジネスにしていく」
というのがベンチャービジネスで、
それを推進していく会社をベンチャー企業と呼んで、
それを推進していく社長の‘志’をベンチャーマインド

と考えています。
僕がこの定義をなぜ生み出せたかっていうと、それは真田社長から学んだからです。昔、ベンチャーというのは‘アドベンチャー’で、出来るか出来ないかわからないけど、とにかく頑張るぞ〜!みたいなのがベンチャーだと思っていたんだけど、真田社長を見ていて、「今までなかった新しい価値を世の中に提供していく」事で社会が豊かになっていくことを夢見て、現実にしていくことがベンチャービジネスなんだとわかりましたね。
真田社長はまさにベンチャーですよ。
だから、このブログがベンチャーに対する心構えとか、起業する考え方のヒントになればいいなと思いますね。
・・・二番目だったら絶対儲かるのにって思うけどね(笑)
真田なんでかっていうと、そのほうが楽しいからですよ(笑)
ワクワク感とかドキドキ感とかね。何というか・・新雪のスキーって感覚かな(笑)



【Q5】
‘らんざん会’などで学生と接する機会が多いと思いますが、今の学生は、僕らの時代の学生と何か違いは感じますか?

Q6の画像(今井さんとの対談)

 

 

 



今井うーん、そうですね。
らんざん会の活動はうちの会議室を使っているんで、就職シーズンには毎週月曜日に、就職を控えた学生たちがやってくる。そこではどうやって自分を自己紹介したらいいのか、みんなで勉強しあってるんですよ。僕も講師で参加することがあるんで、その時に思うことは、「これがベストの自己紹介だよ」っていうのを一度見せちゃうと、昔の学生よりも早いスピードで学んでそこにたどり着く、小さい軌道修正能力みたいなものをとても持っていると思うね。
インターネットもあるし、情報量が違うから、ゴールがあると、すごいスピードでそこへ到達しようとするよね。子供の頃から受けている情報量が違うんだろうね。
そんなことよりも、昔、社長仲間の中で話したことがあるんだけど「成功の提灯は次のまがり角を曲がったところにかかっている」
って言ってたりしたなぁ。ゴールはもう少しなのにそこで諦めるのか、もうちょっと踏ん張れ、っていう意味の比喩だね。
真田昔の話ですが、マラソンの円谷選手がオリンピックの時に「次の電信柱まで、次の電信柱まで」と42.195キロ走り切ったって言ってましたね。
今井そうですね、マイルストーンですね。
昔のベンチャーマインドを持ったヤツっていうのは、ビジョンとか目標はあるにせよ、何が起きるかわからないところに向かう勇気と我慢強さがあったなぁって思います。
何が違うかまとめて言うと、今の学生は答えが見えないと中々動かないけど、ゴールがあると早く走る、昔はゴールが見えなくてもあれこれ模索しながら進んで行ったし、そこに価値があると思っていた。成果や結果、答えを急がずに、それを見つけるプロセスも大切なので、そこを大事にして欲しいと思いますね。一足飛びにとサイバーエージェントの藤田さんにみたいになりたいとか、六本木ヒルズに住みたいとかにどうしてもなりがちだけどね。

※らんざん会とは・・・

マインドシェア今井社長、マスターピース佐藤社長、真田などが応援をしている「やんちゃな大学生」を集めた人生道場。ベンチャースピリットの伝承・独自のマーケティング理論の実践・コミュニケーション能力向上・人間力形成ための研鑽を日々行っている。大げさな言い方をすると日本⇒アジア⇒世界を元気にしていくことを目標にしている。
86年の設立以来、1年1期制で募集を行い今年で21期目。卒業生は、マスコミを始め各界で500名以上が活躍中。

  



【Q6】
リクルート出身者からたくさんの社長が生まれていますが、“元リク”の人たちは何が違うんですか?

Q7の画像(今井さんとの対談)

 

 

 

 

 

真田今井さん含め、リクルート出身者からたくさんの社長が生まれていますが、どうやったらこういう会社が作れるんだろうと興味があったんです。実際、“元リク”の人たちは何が違うんですか?
今井僕が思っている結論は、元リクだから何かが違うんじゃなくて、「そういう人を採っている」ってことですよ(笑)
真田はははは。なるほど!それはすごい重要ですね。
今井リクルートが人を育てていると思われがちですが、それだけじゃないんですよ。
目標達成意欲の高い人間を採用する。それが採用の基本的な基準なんですね。
もちろん、そんなヤツばかりでは大変なんですが、学生の頃からベンチャー思考だったなんていうヤツばかりではないんです。体育会系で4番打ってましたっていう脳みそ筋肉みたいなヤツもいます。でも、飛び込み営業なんてやらせると確実に数字上げてくるんですよ。
目標達成に対する意欲っていうのは、全員にとって必要なことで、知識とか技術とかのばらつきや偏りは困るんだけど、どんなチームでも達成意欲の強い人間で母集団を作れ、って言う方針でしたね。
リクルートは経常利益がたった1,000万円くらいの時に、朝日新聞で採用の一面広告だしているんですよ。採用の重要性をどの企業よりも理解している会社だったってことですね。
今井それと、USENの宇野社長は昔、「オフィス戦略は採用経費」だと言っていました。鎌田社長のインテリジェンスも丸ビルが本社ですね。
真田確かにインテリジェンスはまだ小さな規模の頃から、オフィスビルはちょっと背伸びしながら拡大していきましたね。
今井普通の会社の社長が考えるオフィス家賃比率ではなくて、採用宣伝費を乗っけてオフィス費用を計算しているんだっていう話を昔にした覚えがあります。
リクルートはいつも大きな駅の裏の駅前にありました。
真田新幹線のひかり号が止まる駅から見える場所に必ずありましたよね(笑)しかもガラス張りで。
今井そういう点からも、リクルートは「採用」って事に昔からコミットしていたっていうのがわかりますよね。企業の成長過程のいろんなタイミングがあるので、一概にそれが正論とは言えないけど、小さい会社は少し背伸びをしてでも優秀な人を採っていくことで、急成長のレバレッジをきかせていく訳です。

そして、リクルートの中には、「分からないことはお客様に聞け」とか、いろいろ社訓があるんですよ。
真田昔、僕も学生時代に勉強させてもらいましたよ(笑)
今井「自ら機会をつくり出し、機会によって自らを変えよ」っていうのが社訓のトップにありましたね。英語で言うと
「Make the chance by yourself, Change yourself by the chance」です。
まぁ、「会社は何もしないよ」っていう事ですけどね(笑)
だけど、そういう事を社内のフィロソフィーというか、大前提に掲げて達成意欲の高い優秀な人をどんどん採っていくので、そうじゃない人はみんなどんどん辞めていきますよね。
真田僕にとって“リクルートの怪”は、江副さん以降もずっと成長し続けているということですよ。
すごいですよね。カリスマだった江副さんが失脚して、その後、あの借金を返しているわけですよ。普通、カリスマに牽引された組織はカリスマの失脚と同時に崩壊する。リクルートという会社組織は、「目標意識の高い人間」とり続けた結果、誰かに牽引されるのではなく自走式の組織になっているという事でしょうね。



【Q7】
ではマインドシェアの事を教えてください。
まずは、マインドシェアって何やってる会社ですか。

真田まずは、マインドシェアって何やってる会社ですか。
今井

マーケティング・エージェーシーです。
最近ではマーケティング BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)と呼ばれている領域の仕事をしています。

マインドシェアでは、マーケティングコンサルティング、各種マーケティング・リサーチ、各種セールスプロモーション、クリエイティブ& Webソリューションの4つのサービスを提供しています。
コンサルティングファームとか広告代理店と違って、think するだけでなく、考えて実行することを徹底しています。言いっぱなしじゃなくて、実際に実行するところまでやっている会社です。

そういえば、真田社長はマスターピースの佐藤社長と並んでマインドシェアの創設期の取締役でしたね。あの頃は、まだマーケティングという言葉自体が珍しかった時代でしたが、最近はマーケティングの部署を持つ企業がとても多くなりました。その分、仕事もしやすくなっていますよ。

真田

マーケティング会社っていうと、具体的に何をしてくれるのか分かりづらいですよね。
マインドシェアに仕事を頼むと具体的に何をしてくれますか?

今井

僕たちのビジネスゴールは、具体的にお客様を増やすことです。
マーケティングという仕事は、わかりやすく言えば、「市場を拡大する」とか、「市場を創造する」という仕事の総称なんです。

そのために、まずコンサルチームが入り、経営計画に基づいたマーケティング計画を作ります。そして、その計画を立てるだけでなく、アクションとして実行するチームが入ります。それは、売り場づくりだったり、イベントなどのプロモーション活動だったり、Web や販促ツールなどの制作物をつくります。そして最後にその成果をチェックして、また次の施策に入って行くという流れです。
そういえば、ウチもブログをはじめたんですよ。今までの実績を紹介しているんで、真田社長も見て見てください。

真田マインドシェアはこの後、どういう方向に進んでいくんですか。
今井

そもそものコンセプトは“日本元気”なんですよ。
僕達は、学生の頃から真田社長や宇野社長と本気でそんなことを言いあっていましたよね。
あの頃からいつも、「俺たちの時代は俺たちで創っていこう!」と何かしら話してましたし。
今、時代がすごく大きな速度で変化して、生活者の価値観も変わってきている。
例えば、アクティブシニアの出現だとか、少子化問題だったり、いろんな場面で市場が昭和の時代から大きく変化しているので、消費購買活動そのものがどんどん変わっている。僕達の仕事はその変化に対応した効果的なマーケティングサービスを提供していくのですが、マインドシェアとしては、特に「団塊の世代ジュニア世代」にテーマ市場を絞っていこうと考えています。

真田大体、何歳くらいの人たちなんですか。
今井

26歳から34歳くらいですね。団塊の世代と呼ばれるベビーブーマーの子供たちの世代ですね。
その世代へいろいろなサービスや商品を売る企業の支援をするということです。
この日本がもっと元気になるためには、この団塊の世代ジュニアの人たちがもっともっと元気になったり、豊かになっていくことが大切だと思ってます。マーケティング的に見ても、この世代はマーケットも大きいので、消費のボリュームゾーンなんですよ。結婚したり、家を買ったり、車買ったり、子供産んだり。ライフステージが変わる世代ですよね。
なので、この団塊世代ジュニアをターゲットにしている会社のマーケティング支援をすることで、彼らの生活を豊かにし、その豊かさを持ってひいては日本は元気にしていきたいと思っているんですよ。
このテーマ市場でナンバーワンを目指そうと思っています。

真田マインドシェアのこの先の目標について教えてください。
今井

マインドシェアの仕事は、企業のニーズによってさまざまですが、最近、新しいビジネスモデルにチャレンジしています。

まず、ひとつめですが、公開前からの会社からは、仕事の代価を株で頂くことも出来るようにしました。
ベンチャー企業で、すばらしい商品やサービスを開発したけど、販売をしていくマーケティングの部分まで手が回らないという企業や将来は事業が大きくなる見込みが大きくても、今はベンチャーなので資金や人的リソースが無いといった企業を支援する際に有効です。

もうひとつは、レベニューシェアーモデルです。売り上げの何パーセントかをいただきます、という方法ですね。新商品開発の仕事や、Web などの新しい販売方法に出て行く場合に有効で、マインドシェアがもたらした成果によって利益の何パーセントかをいただくというモデルですね。

ベンチャービジネスの支援をする真のマーケティング会社として、売上げを伸ばしていくお手伝いをし、お互いに win & win の関係でお客様とともに成長していきたいと考えています。

真田ありがとうございました。
これからのマインドシェアの活躍を期待しています。今日は昔話も含めてもっと話をしたいところなのですが、お店が閉店時間を過ぎているようで、とりあえず、この場を終わらせてもらいます。ぜひ2次会に席を移しましょう。

この後、2軒目に突入。2軒目は、もう暫く時間を置いてから公開するかもしれません。


sana3991 at 18:10|この記事のURL真田が対談 

2006年07月26日 ただの日記

東京大学起業サークルTNKとの共同企画がスタート

東京大学で唯一の起業サークル T.N.Kとの共同企画がスタートしました。簡単に言うと、“真田の赤ペン先生

学生が企画したビジネスプランの添削をBlog上で真田が行う、という企画です。


真田社長のオープンキャンパス
〜起業のためのビジネスプランをつくろう〜
9月には六大学対抗での「ビジネス合宿2006」というビジネスプランコンテストも行います。


sana3991 at 12:06|この記事のURLただの日記 

2006年07月16日 儲かるビジネスアイデア

CGMをリアルのビジネスに活かすアイデア

本来メディアというモノは、メディア会社が設備投資をし、エディターやライター等のプロが作り、情報発信するモノだった。
ところが、インターネットの普及、そしてブログやSNSなどの登場により、プロではない一般消費者が情報を発信できるようになった。

私の習慣の一つが、何か流行っていることを見つけると、真田流発想術で応用してみることだが、ネットで流行っていることの場合はオフラインに流用できないか考えてみることにしている。CGM(Consumer Generated Medea)の考え方をオフラインのビジネスに活かす事は出来ないだろうか?

プロと素人の差が最も少ないのが、世界最古のビジネスである風俗。この世界にもは、CGF(インスタントコーヒー屋ではない。Consumer Generated Fuzoku)と言えるビジネスが勃興しているらしい。その名は「出会い喫茶」。店舗側は出会いの場を提供して場所代を取るだけ。そこに、体を売りたい素人(?)女性と男性が集まる。合意すれば、店を出て、後は当人同士の交渉。店はベッドもシャワーも要らない。男性は、「自分の実力で口説いた」という幻想を味わえるから流行っているらしい。(私は行ったことは無い。念のため。とか書くと余計に言い訳してるみたいやなぁ。。本当に行ったこと無いって!)

もう一つのCGM、Consumer Generated Mizusyoubai

CGFがあるならCGMもあるのでは?と考えてみる。

 


 

もう一つのCGM、Consumer Generated Mizusyoubai

CGFがあるならCGMもあるのでは?と考えてみる。


WEB2.0の特徴として良く取り上げられるのがロングテール現象だ。BlogSNSでもこの現象が現れている。個々人のブログやSNSは、大したページビューが無くても、尻尾の部分をかき集めると、とんでもないトラフィックになる。
SEOToolsによると国内トラフィックランキングは
1位 Yahoo
2位 Google
3位 Mixi
4位 楽天
5位 Livedoor

なんとMixiが楽天を抜いている。Livedoor内のトラフィックももブログがニュースなどのいわゆるポータル系より多いと発表していた。
ブログやSNSの99%は、読むに足りないというか読むに耐えない内容だ。(自分のことを棚に上げて、傲慢発言で失礼します)内容にかかわらず1人の人間が何か書けば、本人とその友人と親戚と、、、で2〜30人ぐらいの読者はいる。
ましてや、多少なりとも専門性がある人物が書けば、その10倍ぐらいの読者が出来る。

水商売、Bar、昔の喫茶店でもこれと同じ事が言える。アルバイトを1人雇えばそのや友人が来店する。昔の小さなBarや小さな喫茶店は、マスターが、例えばソウルミュージック通だったり、ハーレーダビットソン・マニアだったり、それなりのウンチクがあり、その会話を楽しむ為に客が集まった。今のブログにかなり近い現象だ。

そこで、こんなアイデアはどうだろうか?

■店舗名:
「Blog Bar」
または「Bar2.0」(最近は何でも2.0と付ければ良いらしい)




■店舗名
「Blog Bar」
または「Bar2.0」(最近は何でも2.0と付ければ良いらしい)

■立地、物件
  ・大型、駅前立地カラオケボックスで不採算店を改造する。
  ・各部屋に簡単なカウンターなどを設置する。

■概要
・カラオケボックスの各部屋を一つづつバラバラにウンチクのある素人(Consumer)に貸す。ブロガーでなければならい訳ではないが、販促活動を考えると、結果ブログかSNSを活用することになる。
 ・テナントとなった素人さんは、Barの経営者となって店舗運営をする。
・昼間、深夜などテナントが居ない時間帯はカラオケボックスとして営業する?
■一般の商業不動産との違いは
 1)敷金礼金不要、1ヶ月単位で貸す。
 2)週1回から借りられる。例えば、毎週月曜日の夜帯、毎週火曜日の昼帯
    曜日や時間帯によって家賃が異なる。当然金曜の夜は高い。
3)共用設備として、カラオケBoxとほぼ同じフロント、キャッシャー、厨房、トイレなどを用意する。
 4)貸し主側が、共用サービスとして基本的な料理、酒、レジ、掃除、経理業務などを引き受ける。
5)家賃の支払いは、後払い。

■お金の流れ
・貸し主は、料理、酒を一定の利益がでる価格で、テナントに卸す。
テナントは、貸し主から仕入れた料理、酒の卸価格に自分の利益を乗せ、自由に価格設定をすることが出来る。また各種のチャージなども自由に価格設定することができる。
・お客様は、飲み食いして帰るときには、各テナントで伝票を受け取り、貸し主側の合同キャッシャーで支払いをする。お客様が、複数テナントをハシゴした場合も支払いは最後に1回。
・売上は全額貸し主側に入り、月末まで貸し主が留保する。
・貸し主側は、売上と、テナントへの飲食卸売り金額と家賃を月末に精算して、精算書類とともに差額(=テナントの利益)をテナントに支払う。

  



私はIT系の社長なんですが、飲みながらビジネスの話で盛り上がっていることが多いため、どうしても飲食のビジネスの話が多くなる。(このブログ読んでると「真田って何屋さん?」って感じですね (笑)) 初めて行った店では、「この店の、価格設定がどうのこうの」と、ついそんな話になってしまう。

そんな中で、よく辿り着く結論は、

「結局、ハード(箱)じゃなくて、ソフトなんだよねぇ」

飲食店に限らず、箱ものビジネス全てにおいて良く言われることだ。箱は金さえ払えば専門家に作ってもらうことが出来る。ソフトこそが難しい。多くの場合、ソフトは人に付属しており、コピー(拡大再生産)が難しい。

いくらマニュアル化に取り組んでも、全てをマニュアル化することは不可能なことが多い。
ならば、ソフトを持った人材が集まる仕掛けを作れば良い
ということになる。Barという業態にとっての最大のコンテンツは「人間」そのものだったりする。

私も「バーのマスターをやってみたい」と思ったことがある。研究熱心な人は、表現欲も強いので、表現の一つの場所としてBarのマスターをやってみたい人も多いはず?? んなことないか。私の場合は、どうせ毎晩飲んでいるので、、、

ところが、他に本業を持つ素人が店をやるにはハードルがある。そのハードルを下げられれば、優れたソフトを持っている(=集客力の有る)人材に店を任すことが出来るはず。そうすれば店は流行るはず。実はBlogがトラフィックを集めている理由と全く同じだ。

課題の解決についてBlogと本企画「仮称Blog Bar」を比較してみたい。

●イニシャルの資金が無い、または資金投入してまでは、、、
<Blogの場合>サーバーの購入費用やシステム開発等の費用は不要

<店舗の場合>保証金や内装費その他の初期コストを無料にし、家賃も後払いにする。その代わり、お金の流れを逆転させて財布を握る。


●面倒なことをしたくない
<Blogの場合>サーバーの運用監視、メンテナンス、セキュリティ対策等は不要

<店舗の場合>掃除、洗い物、お金の管理など、面倒なことは全て貸し主側で代行

 

●専門知識が無いから出来ない
<Blogの場合>HTMLの知識すら無い人でも書ける。

<店舗の場合>食材・酒の仕入れから調理など全て貸し主側で行う。

 

●毎日は無理、いつまで続くか分からない。
<Blogの場合>
好きな時に書けば良い。私の場合も、「試しに」ブログを書き始めて、はや半年以上。辞めるに辞められない状況になっている。ふ〜。

<店舗の場合>無限大に箱を供給できるネットビジネスと異なり、リアルの箱ものビジネスは箱の稼働率が利益に直結する。本業があって働いて居る人でも、「週1回ぐらいなら可能かな?」という訳で、週1回だけ、一定の時間帯だけの賃貸とする。週一ぐらいなら、そんなに集客力が無い人でも満卓に出来る。また、自分1人で店舗経営をやらずに、仲間と組んでやったり、友達を雇ったりすれば、どうにでもなる。

また、1ヶ月単位の契約で2週間前ぐらいの解約予告義務とする。これなら気軽に「試しに」始められる。そして、息切れしてくれば辞めれば良い。貸し主側は、テナントの順番待ちが出来るのが望ましいが、テナントが開いている曜日や時間帯はカラオケボックスとして営業できることが望ましい。

 

●自分の個性を主張したい。
<Blogの場合>デザインをテンプレートから選んだり、CSSやHTMLを書ける人は独自にデザイン変更が可能。またプラグインの追加が可能。

<店舗の場合>ここ一番悩みました
  ・時間帯、曜日によってテナントがころころ変わるので、内装の変更は不可能
  ・壁一面にポスターハンガーを取り付け、ポスターを取り替えることが出来る。またライティングを多彩にし、調光を変えることが出来る。カラオケ用のモニターに自分が持ち込んだ動画・静止画を流すことが出来る。自分でオブジェ等を持ち込むことが出来る。それらを預かっておくロッカーを用意しておく。 ん〜内装に関してはこれが目一杯だな。
  ・自分でCDを持ち込んで、自分の好きな音楽を流すことが出来る
  ・標準メニュー以外に、コダワリの酒をキープしておく事が出来る。但し、酒の持ち込みは出来ず、貸し主を通して発注。
  ・料理をウリにしたい人は、1)厨房を借りて自分で料理をする  または2)自宅で調理して持ち込むことが出来る。但し、一定の持ち込み料が発生。
  

と、ブログの流行をかなりトレース出来ることが分かります。

ここまで、仕組み中心に書いてきましたが、具体的なイメージはこんな感じです。

こんなテナントが入れば、、、

●真田のアイデア・フラッシュ Bar
  ビジネスに限らず、何か思い付いた人が飲みに来るBar。毎夜アイデア・フラッシュをしている。何か面白いことを言えば、店主真田やお客様が酒をおごってくれる。
  
●株取引ブロガーが主催するインサイダーBar
個人投資家が集まり、怪しいインサイダー情報を小声で囁き合うBar。

●ストリート・ミュージシャンが主催する弾き語りBar
いつもは駅の通路で演奏している彼が、週1回だけはお店で。

●カリスマ・コスプレイヤーが主催するコスプレBar
  会社帰りにトイレで着替えて、、、、
  
●OL3人組のキャバクラ未満Bar
  OLや女子大生がキャバクラでアルバイトするとなるとナイショでやることになるが、「自分で店を始めた」となると親や友達にも公表しやすい。やはり、飲食店では美人に勝てるコンテンツ無し。周囲のテナントからリンク(店内に貼り紙)やアフェリエイト(店内に割引券)(笑)してもらいやすいので、結局一番流行ったりする。


この様に多種多様な個性のある店が、集まっていれば、楽しい。初めは、知り合いに呼ばれて行って見た人も、他の店をハシゴするに違いない。ネット上にもポータルサイトを作り、テナントのブログへのリンクと店舗紹介。全国展開になれば、出張の時に1日出店とか出来る。

飲み屋ネタのついでに、次回、その内、「株式制のクラブ」について書きたい。メンバーズカードやポイントカードを発行する飲み屋はあるが、株券を発行して配当がつく飲み屋があったらどうだろう?というお話です。



2006年07月14日 真田が対談

対談コーナーを始めます。

対談コーナーを始めることにしました。

上場しているベンチャー社長でも、能力はピンキリで、ピンの人は、ほんの一握りしかいません。毎回、「この人こそ!」という、「ピン」のベンチャー社長、業界のキーパーソン・論客をゲストに迎え、濃い〜い話を、鋭く突っ込んで行きたいと思います。

格好いいことを書きましたが、本音を言うと、自分でブログの原稿を書く暇がなかなか無くて、抜け道を考えました。対談という形式なら、ラフな話し言葉をそのまま、ライターさんに書き起こしてもらっても、問題ないのではないか!と。

私なりに「ゲストにあの人を呼ぼう」と考えていますが、「真田とあの人の対談を読んでみたい!」という人がいたら、コメントして下さい。参考にさせて頂きます。
また、合わせてライターさんも募集します。対談に同席して飲み食い出来ます。学生、KLab電金の社員・内定者は大歓迎!こちらは、メール下さい。


sana3991 at 18:12|この記事のURL真田が対談 

2006年07月12日 儲かるビジネスアイデア

富山の置き薬商法で頭のトレーニング

電子金券開発の為政社長がブログを始めました。

なかなか面白いです。

少し引用してみたいと思います。

2)富山の置き薬

昔はどの家庭にも置き薬がおいてありました。しかし、マツキヨなどのドラッグストアが増えていくと徐々にその存在意義が薄れていきました。ここで生き返り策を真剣に考えて見ます。
そもそも富山の置き薬の事業リソースは何かと言うと、毎月各家庭に訪問に伺うという足回りです。この機能は他にも使えると思います。

プランA 富山の災害BOX
中身は薬だけでなく、災害時に必要となる水、懐中電灯、非常食などを完備。ポイント△粒杏環境要因対策です。

プランB 富山のダイエットBOX
毎日続けてこそ意味のあるダイエット食品群を完備。毎月訪問するスタッフがお客様の体調、ダイエット目標に合わせた食品を補充。ダイエットプログラムも作成してあげる。これはポイント,離肇譽鵐病弍モデルです。

プランC 富山のご自宅コンビニエンス
地方に行くとコンビニまで車でないと行けない場所が沢山あります。コンビニに行きたいが車でいくのは面倒くさい(特に冬)時に自宅にあれば間に合ってしまうもの(カップ麺、おかし、栄養ドリンク、下着、乾電池等)を
一通り完備。

為政社長がやっているのは、真田流発想術 の発想の三行程「入れ替える」ですね。

各家庭に訪問に伺うという足回りをそのまま生かして、置いてくるモノを入れ替えています。

置きに行く場所を「入れ替える」ことをやって見たいと思います。富山の置き薬の置きに行く場所は「家庭」だったわけですが、それを「オフィス」にしたのがグリコのOffice glicoですね。置きに行く場所を飲食店、飲み屋にしたアイデアが以前のブログに書いた「週替わり、富山の置き薬式酒販店」です。

置きに行く場所を、ホテルにしたらどうでしょうか?
ホテルには元々冷蔵庫に飲料があり、チョットしたお菓子などが置いてあります。これをもう少し拡張してみても良いのでは?
例えば、ケータイの充電器、目薬、胃薬、ライター、ティッシュ、などです。ビジネスホテルに、袋とじエロ本を置いておけば間違いなく売れます(笑)

置きに行く場所をカラオケBoxにしたらどうでしょうか?
喉の薬、クラッカー、付け髭・カツラ、など売れるのではないでしょうか?

とまあ、為政社長のブログを紹介がてら、頭の体操をやってみました。


2006年07月06日 ベンチャー起業の鉄則

人は20年後の技術を過大評価し、3年後の技術を過小評価する

2003年4月7日は「鉄腕アトム」の誕生日だった。

原作者の手塚治虫さんが、雑誌『少年』に「アトム大使」の題名で連載を開始したのは1951(昭和26)年。手塚さんは約五十年後の未来を想像し、その頃には鉄腕アトムのような知能と心を持ったロボットが誕生するだろうと考えたわけだが、現実の技術は手塚さんの想像に追いつくことができなかった。
ロボットはまだ喋らないし、車はまだ空を飛ばない。2001年宇宙の旅という映画があった。2001年は既に過去となったが未だあの映画のような宇宙の旅は現実化していない。


人は20年後に自分の想像がつかないぐらい技術が進歩しているだろうと思う。過去を振り返って、この20年でこれだけ技術が進歩したのだから20年後はさぞかし凄いだろうというわけだ。その一方で、人は身近な2〜3年後の世界にそんなに大きな変化があるはずがないと思いこむ習性がある。

つまり

人は20年後の技術を過大評価し、3年後の技術を過小評価する。

この「3年先を過小評価する」という〈誤差〉にこそ、ビジネスチャンスが潜んでいる。
 

「技術は商機と勝機で急成長する。」

3年後の技術グラフよくある錯覚は、技術の進歩は、均等な速度で直線的に伸びることを前提に考えてしまっていることだ。ある技術の進歩をグラフで示すと五年前、一年前、そして現在と直線的に進歩していたとする。その延長線上に一年後が来ると思いこんでしまう。

 これが「錯覚」だといったのは、技術は直線的に進歩しないからだ。技術は常にS字カーブの連続で進歩している。S字が緩やかなときは直線に見えるが、何かのきっかけがあれば、技術は予想以上の急カーブで一気に進歩を遂げる。

 「きっかけ」とは、商機と勝機だ。商機とは経営者からみた商業的成功のチャンス。勝機とはエンジニアからみて技術的成功のチャンス。技術も人が生み出すもの。商機が見えれば、企業は惜しみなく人と資金をその技術に投入する。勝機が見えれば、エンジニアの頭脳が活性化しアイデアがわき出るし、徹夜も厭わず研究に没頭する。実現する上での難関をクリアすると後は雪崩式に技術が進化するのだ。いままで企業の片隅でコツコツとその技術の研究を重ねてきた技術者がいきなり主役になる。その相乗効果で技術は予想以上の進歩を遂げる。 


Profile
プロフィール用写真


KLab(株) 代表取締役社長

19歳で株式会社リョーマを起業して以来、数々のベンチャーを起業。地獄と天国を経験し、それでもベンチャー起業と経営にこだわり続けます。


趣味:音楽(オールジャンル)、酒(飲み過ぎ)、ゴルフ(下手くそ)、サーフィン(過去形)、旅行、
出没地:六本木、西麻布、麻布十番、豊洲、沖縄

真田が登場する本

Director'sMagazine
巻頭特集では未公開の幼少期や学生時代の半生記が描かれています。


TechnoTokyo

IT系のベンチャーの受付や応接室でよく見かけるTECHNO TOKYOカレンダーの書籍版。巻頭のカラー特集では、GMOの熊さん、インデックスの小川さんなどと共に、KLab(株)、真田も掲載されています。


モテカフェMesseage
Tokyo FMの人気番組「モテカフェ」が本になりました。ゲストとして登場した13人のベンチャー社長が"モテる"秘訣を語っています。
六本木ヒルズ
真田哲弥が、三木谷浩史、藤田晋(敬称略)などとともに、10人の21世紀勝ち組企業家の1人として紹介されています。
勝ち組と言われても、今は、再び挑戦者なんですけど。。。

本表紙_あのバカ
真田哲弥の学生起業家時代からサイバードの公開直前までが描かれています。
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