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2006年01月13日 モバイル&インターネット

ワンセグを斬る

二日連続、飲食業系のコラムをアップした。3日連続で飲食業ネタでは、モバイル村、ネット村の村民達から「あいつは、どこの村の者だ?」と言われかねない(笑)
このブログで俺のことを初めて知った人には信じがたいと思うが、IT郡の住人の中には、俺のことをエンジニアだと思い込んでいる人さえいる。

という訳で、昨日ITネタをまとめて書いた。10回ぐらいに分けて、アップしていきます。
 


モバイル&インターネット「ワンセグを斬る(本当に普及するのか)」

難産の末、いよいよワンセグが今年の4月1日から放送開始される。多少の語弊があるが、簡単に言い切ってしまうと、携帯電話などモバイル機器で見られるようになる地上波デジタルTV放送だ。今でも、アナログTVの受信機能がついた携帯電話は発売されているのに、何が違うかというと、
一つは、映像に連動したデータ放送が配信されること、もう一つは、デジタルなのでバッテリーの持ちが長く、電波状況による画像の乱れ(ゴーストや砂嵐)が無く、電車や車の中など視聴エリアが広いこと。

今までネガティブな意見が多かったが、私は、個人的に、放送と通信の融合を促進する決定打になる可能性を秘めていると思っている。そして放送や携帯の業界構造やビジネスモデルに変革をもたらす可能性すら否定できない。

ワンセグについて、シリーズで連載したい。
第1回目は、本当に普及するのかを考えたい。

ワンセグの受信機器は、カーナビやPSP、PDAなども考え得るが、なんと言っても本命は携帯電話。ワンセグ搭載の携帯電話が売れるかどうかにかかっている。

今までからも、携帯電話はカメラや音楽再生機能などを取り込み複合化してきた。その際、売れるために最低限クリアーしなければならない必要条件が4つ有った。

Size(大きすぎないこと)
Weight (重すぎないこと)
Battery Life(電池の寿命が短すぎないこと)
Price(価格が高すぎないこと)

この4条件の内の、一つでも欠ければ、普及する可能性は無い。

auから12月16日に発売された「W33SA」を見る限り、この必要条件をそこそこクリアーしているのだ。というか、この機種、初代機器なのにすごく良く出来てそうだ。(買ってないから解らないけど)他のメーカーの端末をまだ見ていないが、日本の家電メーカーの技術レベルには大差が無いので、恐らくどこのメーカーも必要条件をクリアーしてきそうだ。

では、十分条件は何か?

ユーザーにとって判り易いインパクトだ。

携帯電話の機能はバージョンアップの度に、細かい点がリファインされたり、新しい機能が付いているが、もう複雑すぎてユーザーにも理解できないし、店頭の販売員も説明できない。FOMA902シリーズにはKLab(株)が提供した、独自技術のグラフィック・ライブラリーが搭載され、それによって、ゲームなどでの描画速度が約20倍高速化している。使い込んで見れば、その良さが解るが、直接端末の売れ行きにはなかなか繋がらない。
今や、デザインが格好良いとか、画面がデカイなど、「目で見れば解る違い」が重要になってきている。

店頭で手にとって一目でわかる「カメラ付き」は爆発的にヒットした。
ワンセグ対応端末は、販売員にとっても説明しやすい。「電車の中でもキレイに映像が見られるんです。」

もし、金額など他の条件が同じでで、TVが見られる携帯電話と、TVが見られない携帯電話が有ったとすれば、どちらを買いますか?

そりゃ、TVが付いてる携帯電話を買うでしょう。

という事で、連載1回目の結論は、

「ワンセグ端末は売れる!」

しかし、携帯電話の場合、対応端末が売れることと、その機能が使われることは同義ではない。次回は本当に使われるのかを書く。

ワンセグに関して詳しく知りたい人は、
http://1seg.jp/
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20051227/au.htm
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0510/08/news007.html

 


このところ、些末(失礼)なアイデアの話が続いているので、一旦休憩をいれて、世の中の大きなウネリに目を向けて見ます。

今年は、iモードの登場以来、7年ぶりに社会、経済に大きなインパクを与える大きなウネリが始まる年です。

そのウネリの名前は「ワンセグ」と言います。

3年後には、様々な業種の様々な会社が、口々に「ワンセグ、ワンセグ」と言っていることでしょう。

一部の人々は「俺も、3年前から考えてたんだけどなぁ」と悔しそうに唇を噛むでしょう。iモードが本格普及した後にも、そんなことを言ってる人を何人も見ました。

サーフィンをすると、「所詮、人間の力はこの程度だ」と感じることが出来ます。どれだけ必死にパドリングしても、波には勝てない。ウネリには勝てない。ところが、一度波に乗ってしまうと一気に加速します。このときの推進力は、人間のパドリングの比ではない。

100人の内、99人はウネリが接近していることに気付かない。いや、正確に言うと、海と同じようにウネリは絶えず来ている。その中から、どのウネリが本物のBigWaveに成長するのか、見分けが付かない。

「あっウネリが来てるかも!」と気付いた100人の内、99人は、本物のBigWaveかどうか、確かめる為に暫く様子見をしてしまう。そして、ウネリが鎌首をもたげてBigWaveに変化したのを見てから、慌ててパドリングをし始める。そして波に乗り遅れる。

iモードは67社のコンテンツ提供者でスタートしたが、そのほとんどは銀行などで、情報提供と言えるのは数える程、しかも他のコンテンツからの流用。iモードの将来性に賭けて、ベンチャーを起業したのは、なんと、私ただ1人だけだった。

そのもっと昔、ダイヤルQ2という情報料課金のシステムが始まった時、コンテンツ提供者は、伊藤忠子会社、丸紅子会社、そして当時23歳の私が設立したダイヤルQネットワークの3社からスタートした。やはり、この時もまた、この課金システムの将来性にかけて、ベンチャーを起業したのは、私ただ1人だけだった。

どちらのケースも、それから1年後には、何千何万社というベンチャーが我を競って参入することになる。その頃には、私は、確固たる地位を確立していた。

繰り返しますが、

ワンセグは7年ぶりの大波です。

このブログ、競合の方々にも愛読頂いてますので、ワンセグについても本当のコアな部分は、教えられませんが、役に立つ情報や独自の見方を公開して行きます。
それを、読んで、どんな行動をとるか?は皆さん次第です。
いずれにしても、3年後にこのブログを思い出して下さい。

私は、この波に乗るつもりです。



結論は
「ワンセグ端末は売れる!」
だった。
 

携帯電話は、この5年間次々と新しい機能が搭載されてきた。その中には、使われている機能と使われていない機能がある。つまり、端末が売れることと、利用されることは別なのだ。

果たして、ワンセグは本当の意味で普及する(大勢の人々に利用される)のか?

端末が普及した上で、実際に使われるためには2つの必要条件がある。

.罅璽供璽咼螢謄(使い勝手が良いこと)

端的にいうと、その機能を使うまでに、端末を何回クリックしなければならないか?これによって利用率が大きく変わる。
FeliCaはICアプリをダウンロードしなければ、使えない。これが障壁となっている。

それに対し、ワンセグは、携帯電話のワンセグボタンをワンクリックするだけで起動する。数字ボタンでチャンネルが切り替わる。家庭のTVを変わらない直感的なUIが採用されるはずだ。

▲縫錺肇蠅藩颪離献譽鵐

携帯の機能にはカメラのように単独利用型の機能と、写メールやプッシュトゥトークのようなP2P型のサービスと、そしてワンセグやFeliCaのようなプラットフォーム型の3種類ある。

プラットフォーム型とは、その機能を利用したサービスを事業者がていきょうするタイプのことを指す。例えば、FeliCaという機能を使って、EdyやANAやビックカメラなどのサービスプロバイダがサービスを提供している。

プラットフォーム型の場合、「ニワトリが先か、卵が先か」という問題を解決できないと、なかなか普及しない。FeliCaの場合、使える店が少ないから、ユーザーは使わない。使うユーザーが少ないから店舗は導入しない。という「ニワトリと卵のジレンマ」を抜け出すのに手間取っている。iモードも最初の半年は苦戦した。提供されるコンテンツの質・量が低いからユーザーは使わない。ユーザーの数が少ないから、コンテンツプロバイダは参入しない、または予算をかけない。BSデジタルやEPなどこの「ニワトリと卵のジレンマ」を乗り越えられなかったプラットフォームは数限りない。

ワンセグの場合、放送局の権益を守るため、総務省は地上波放送局のみに免許を認可し、その代わり、2008年までサイマル放送を義務づけた。サイマル放送とは、家庭で見るTVと全く同じ内容を同時に放送することだ。

ワンセグは、最初から、日本最強のコンテンツである地上波TVのコンテンツが全部そのまま、見られるのである。ユーザーにとって普段から見慣れているコンテンツがそのまま見られる。これほど強いことは無い。
ワンセグは初めから「ニワトリと卵のジレンマ」を乗り越えたところからスタートするのだ。

某国営放送の会長や大多数の評論家などは、ワンセグが盛り上がるためには、ワンセグ専用番組が必要という趣旨の論評を発表している。

まるで、解っていない。もし、サイマル放送からのスタートでなければ、「ワンセグではこんな番組やってます」という告知、「見たい」というモチベーション喚起からのスタートになる。それが、どれだけ大変なことか。

サイマル放送だからこそ(=いつも見慣れている地上波TVと同じ番組だから)、新聞でも雑誌でもネットでも番組情報をいつも目にしているし、いつも見ている番組だから、ユーザーは違和感なく自然に見るのだ。

連載2回目の結論は
ワンセグは普及する。(誰もが利用する)


Profile
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KLab(株) 代表取締役社長

19歳で株式会社リョーマを起業して以来、数々のベンチャーを起業。地獄と天国を経験し、それでもベンチャー起業と経営にこだわり続けます。


趣味:音楽(オールジャンル)、酒(飲み過ぎ)、ゴルフ(下手くそ)、サーフィン(過去形)、旅行、
出没地:六本木、西麻布、麻布十番、豊洲、沖縄

真田が登場する本

Director'sMagazine
巻頭特集では未公開の幼少期や学生時代の半生記が描かれています。


TechnoTokyo

IT系のベンチャーの受付や応接室でよく見かけるTECHNO TOKYOカレンダーの書籍版。巻頭のカラー特集では、GMOの熊さん、インデックスの小川さんなどと共に、KLab(株)、真田も掲載されています。


モテカフェMesseage
Tokyo FMの人気番組「モテカフェ」が本になりました。ゲストとして登場した13人のベンチャー社長が"モテる"秘訣を語っています。
六本木ヒルズ
真田哲弥が、三木谷浩史、藤田晋(敬称略)などとともに、10人の21世紀勝ち組企業家の1人として紹介されています。
勝ち組と言われても、今は、再び挑戦者なんですけど。。。

本表紙_あのバカ
真田哲弥の学生起業家時代からサイバードの公開直前までが描かれています。
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