2006年01月17日 モバイル&インターネット
ナンバーポータビリティとシェアのマジック
ライブドア事件の影響で、22日のNHKのKLabの特集は放送は中止になりました。残念。
モバイル&インターネット
ナンバーポータビリティとシェアのマジック
今年から実施されるナンバーポータビリティ。簡単に言うと、ドコモからAu、Vodafonからドコモ、と言うように通信キャリアを換えても、携帯電話の番号が変わらない、という制度だ。
「今まで、ケータイの番号が変わるのが嫌で、ずっとドコモを使い続けていた」というようなユーザーの流動化が起きる。それによって、通信キャリア間の競争が激しくなり、携帯電話の料金が安くなる。という現象を引き起こす為の総務省の政策のことだ。
で、ナンバーポータビリティの実施によって、どのキャリアが伸びるの?
ワンセグを斬る(本当に普及するのか)既に、様々なアンケート結果がマスコミで発表されているが、だいたいAuが優勢だ。そして、マスコミの解説によると「低価格と、端末のデザインと着うたフルなど新しいサービス」が理由ということになっている。
本当にそうだろうか?
もし、料金、デザイン、サービスなど魅力が3キャリアとも全く同じだったとする。一般に、ナンバーポータビリティで10%ぐらいのユーザーが流動化するとされている。現在の3キャリアのシェアは大体ドコモ60%、Au20%、Vodafon20%ぐらいだ。
そうすると、
ドコモは、60%×10%=全体の6%が流出
Auは、 20%×10%=全体の2%が流出
Vodafonは、20%×10%=全体の2%が流出
それに対して、
ドコモから流出する6%は3%ずつ、AUとVodafonへ
Auから流出2%は1%づつドコモとVodafon
Vodafonから流出2%は1%づつドコモとAuへ
都合、
ドコモは、 -6%+1%+1%=-4%
Auは、 -2%+3%+1%=2%
Vodafonは、 -2%+3%+1%=2%
仮に、魅力が同じでも、ドコモは4%純減、Auが2%純増するのだ。これ以上の差が開けば、その差が魅力の差と考えるのが正しい。
一方で、各携帯キャリアは流出を食い止めようとして、様々な囲い込み策を実施する。やはり、ここでもシェアのマジックが働く。
それは、次回に公開することにしよう。
ワンセグについても書いてます。IT業界で、かなり重要なトピックになりそうです。






