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2006年01月28日 儲かるビジネスアイデア

真田流発想術

私は、年間に365個以上のビジネスアイデアを思い付くことを自分に課していた時期がある。量だけで言うならば、充分クリアーしていた。
「量は質の母」なので、量産していれば、中にはしつの良いものもある。

年間365個というと、ほとんどの人が「ウソ〜」とか「真田さんは特殊だから」という。今まで、そういわれると「まあね、俺は、新規ビジネス・オタクだから」とか言いながら笑って誤魔化してました。

実は、「真田流ビジネスアイデア発想術」を使えば、誰でもそのぐらいのアイデアの量産が出来ます。このノウハウさえ身に付ければ、湯水のようにビジネスアイデアが浮かんできます。

まずは、真田流ビジネスアイデア発想術の位置づけから。

何か一つビジネスアイデアが浮かんだとする。そういう時は、私もそのアイデアに熱中し夢中になる。そうすると、客観的な判断を失い、欠点が見えなくなる。

それを防ぐための方法は沢山有る。一番手っ取り早い方法は、人に聞くことだ。但し、その方法が有効かどうかは、聞く相手に依る。(相談する相手を間違うと、聞かない方がマシな事になる。信頼できる聞く相手がいない方はこのBlog上で私に聞いて下さい。)
自分1人で考える場合でも、人に聞く場合でも、是非やるべきなのが、そのアイデアの「発散と収束」を繰り返すことだ。

「発散」とはアイデアを膨らませたり、類似アイデアを多数並べてみたりするこ。
「収束」アイデアを分析して絞り込むこと。

この相反する二つの思考を繰り返すことにより、アイデアはブラッシュアップされていく。まず、アイデアの数を量産し母数を増やしておき、その後比較検討しながら、絞り込んでいき、質を高めるという方法だ。

「発散と収束」の内、「収束」の方に関しては、学問的にも研究が進んでおり、沢山の書物が出版されている。MBAでもSWOT分析など様々な技法を学ぶことができる。世の中のコンサルタントとか評論家とか、自らの手を下さない業種の方々は収束に偏った専門家が多い。なぜなら、「収束」は勉強さえすれば、誰でもある程度身に付く技法があるのに対して、「発散」には勉強するべき技法がないからだ。

「発散」「発想」の技法は、ほとんど研究されることもなく、「発想力は天性のもの」と決めつけられている。KJ方のように「思いついた事を整理する」為の技法は存在するが、「思いつく」為の技法はほとんど存在しない。だから、学校でも教えないし、書物もほとんど並んでいない。

世の中の人々の中に、まるで新しい発想が出ない人と、次々と新しい発想が湧き出る人が居ることは、厳然たる事実だ。この差が発生する原因に、全く先天的要素が無いか?と言えば、そんな事は無いだろう。しかし、半分は後天的要素、つまり、々ゴ饋瓦了ち方や建設的な精神、執着心などの心の問題と  知識量、  それと5史,魏馥世靴討い襪 に依存していると私は思う。

真田流ビジネスアイデア発想術とは、この発散の技法に焦点を当てた、数少ない技法だ。

  



今週末は、会議が一つ入ってただけで、珍しく家でのんびり出来ました。出演依頼をお断りした番組の連発を見ながら、Blogの原稿のまとめ書き。出なくて良かった。Blogの方は、これで、当分先まで更新は途切れませんよ。


前回ちょっと理屈っぽ過ぎたかな?という反省に基づき、一度書いた原稿の、構成、順番を変更することにしました。理論より、先に事例から行きます。
事例は、なんでも良いのですが、折角なので、このブログにコメントして頂いた、二十歳の学生、けいすけ君のコメントを取り上げてみたいと思います。

「真田流ビジネスアイデア発想術」とは、誰でも年間365個以上のビジネスアイデアの量産が出来きる、湯水のようにビジネスアイデアが浮んでくる、技法です。

まずは、2006年01月07日に頂いたコメントをそのまま転載します。


今女性専用のジムってあるじゃないですか。格好を気にしないでいいという点でけっこう流行ってるらしいんですが、女性専用にするならもっと女性特化してもいいんじゃないかと思って考えたアイディアです。
女性はジムで器具などほとんど使っていないという点とジムが混む時間帯は人気のレッスンがある時間だという点から思いついたものです。
まずジムを始めようとするとき一番かかる費用が一つ何十万から何百万もする器具です。だから器具はおきません。その代わりに普通はジムに一つのスタジオを三つか四つ作ります。設備はこれだけです。ここで例えばヨガ、ダンス、エアロビクスなどいろいろなレッスンを同時に行い、会費を払っているお客さんに好きなレッスンをどうぞという形です。
女性にとっては最高だと思います。
具体的にシミュレーションなどしていませんが、思いついたものを書き込んでみたかっただけです。自分は20の学生で今ネットショップを始めてお金をためて起業したいと思っています。ぜんぜん不調ですが。
アイディアに対して何かあったら突っ込んでくれたらありがたいです。粗末なアイディアですいません。。。

コメント有り難うございます。皆さんから頂いたコメントは全て読んでおりますが、返信を書く時間が無くて書いてません。ごめんなさい。

目の付け所は、なかなか良いですよ。

さて、このけいすけ君のアイデアを元に、どのようにアイデアを発散させて行くのか?

次回より、詳しく説明して行きたいと思います。

皆様からも、このアイデアに対して評価、コメントをお待ちしております。 




前々回の記事に
(相談する相手を間違うと、聞かない方がマシな事になる。信頼できる聞く相手がいない方はこのBlog上で私に聞いて下さい。)
と書いたら、

既に幾つか相談を頂いております。中には「聞く相手がいない方はこのBlog上で私に聞いて下さいコーナー御中。」と勝手に新しいコーナーを作って下さった方もいらっしゃいます。

始めに断っておきますね。安易に「聞いて下さい」と書いてしまったことを俺自身反省しています。質問して下さること自体は大歓迎ですが、予め次の点をご了承ください。‖┗は不可能です。取り上げさせて頂くとしても時期は未定です。∩瓦討亮遡笋紡个靴堂鹽する訳ではありません。メールなどの個別対応は不可能です。
俺は、実名と所在を明かして、このブログを書いてます。それに対して匿名で自己紹介もせずに、質問してくることは、俺の感覚からすれば、ムシがいいか、無礼だと感じます。それが、ブログ界の常識かもしれないし、自分から「聞いて下さい」と書いておきながら、今更かもしれませんが。
古いかもしれませんが、俺はそういう感覚を大切にしています。
俺も学生時代に、先輩経営者に飛び込みで手紙を書いたり、会いに行ったりしました。俺は礼を尽くしました。そうして知り合った諸先輩方と今も親交があります。
時代とメディアが変わったら、礼儀ってそんなに変わるのかな?

真田流ビジネスアイデア発想術は、既存のビジネスアイデアの分析に基づいている。
あらゆる、ビジネスアイデアは、既存のビジネスに対して次の発想の三行程の作業をしたものに過ぎない。それ以外のビジネスアイデアは世に存在しない。

発想の三行程

  • 「結合する」(Combine)
  • 「入れ替える」(Change)
  • 「絞り込む」(focus)

通常、アイデアは「パッと閃く(ひらめく)」ような形で思い付く。しかし、その刹那、この発想の三行程を頭脳の中で行っている。本人も無意識の内に行っているから、その事に気が付いていない。

真田流ビジネスアイデア発想術とは、ビジネスを構成要素に分解し、その構成要素に対して、発想の三行程を意識して意図的に繰り返すことを基本としている。

まずは、前回掲載した、けいすけ君から投稿されたビジネスアイデアで、発想の三行程の使われ方を検証してみよう。(その前にもう一度けいすけ君の投稿を読み直して見て下さい)

けいすけ君は、「女性専用ジム」という既に存在するびじねすをベースにアイデアを発展させている。
「女性専用ジム」は、フィットネスジムというビジネスの対象顧客層を女性だけに「絞り込む」アイデアだ。
このアイデアをベースに、けいすけ君は、「女性はジムで器具などほとんど使っていない」という、独自の考察に基づき、器具のスペースをスタジオに「入れ替える」事を思いついたわけだ。

やはり、けいすけ君も無意識の内に、発想の三行程を使っていた。

真田流ビジネスアイデア発想術では、発想の三行程を繰り返す前段階に、ビジネス要素の分解という作業を行う。残念ながら、けいすけ君はこの前段階で、前提条件を誤っている。私は、アイデアの源泉の一つは知識であり、したがってビジネスアイデアの源泉の一つはビジネス知識であると、繰り返し主張している。けいすけ君は二十歳の学生だからしょうがないけど、もっとビジネスの勉強が必要だね。次回、発想術の実技指導の前に、前提条件の誤りを指摘する。




けいすけ君の「女性はジムで器具などほとんど使っていない」という考察は、恐らく間違えているはずだ。
私は、フィットネスジムが大嫌いで、10年以上行ったことが無い。だから、自分の目で確かめたことは無い。(私は、運動が大好きだが、屋内で走ったり泳いだりするぐらいなら、自然の中でやりたい。)

けいすけ君の考察が間違えているはずと断定する根拠は2つだ。

日本でも正しいダイエット理論が普及してきており、「太らない体質にする為には、基礎代謝を上げる必要があり、その為には筋肉を付ける必要がある。」という考え方を持つ女性が増えているはず。
二つめの根拠は、既存の女性専用ジムの事業者が、事業計画を策定するときに、その程度の基礎的なマーケティング調査をしていないとは考えづらいこと。
既存の女性専用ジムの経営者は謂わば専門家で毎日ジムの事だけを考えているのに対して、自分は素人。「女性はジムで器具などほとんど使っていない」という現象が起きていても、「それを毎日目にしている専門家は気付かず、自分だけが気付いている」という仮説をけいすけ君は立てている。
経営や起業をするとき「敵はそんなにバカじゃない」という考えは常に頭の中に置いておいた方が良い。

では、器具を置かない女性専用ジムはダメなのか?
いやいや、そんな事は無い。
「女性はジムで器具などほとんど使っていない」のではなく、フィットネスに通う女性には「器具を使う女性」と「器具を使わない女性」の2種族がいるのではないだろうか。既存の女性専用ジムは、女性というセグメントに「絞り込む」のが精一杯で、それ以上細かいセグメントに「絞り込む」ところまで行ってないか、または、「絞り込むだけの市場規模が無い」という判断をしているのではないだろうか?

ジムの対象顧客を女性に「絞り込む」だけではなく、その中からもう一段、「器具使わない族」に「絞り込む」と考えれば、それは、それで可能性がある。

ところで、本題から思いっきり脱線するが、
男性がいないと女性のトレーニングウエアーの(肌やボディラインの)露出は増えるか?減るか?
どちらだと思いますか?

 



けいすけ君は、アイデアの前提条件の設定の時点で、もう一つ致命的な間違いを犯している。
「まずジムを始めようとするとき一番かかる費用が一つ何十万から何百万もする器具です。」

けいすけ君は何気なく「費用」という言葉を使っているが、ビジネスアイデアを考えるときは、「PL」「BS」「CF」明確に分けて考えなければならない。経営者の中でも「私は財務に弱いので、、、」という様なことを言う方がいるが、そういう人こそ、自分自身でExcel表と取っ組み合いをすべきだ。慣れてくると、直感で大体の数字を当てられるようになってくる。

ほとんどのサービス業の費用構成は、そんなに変わるものではない。費用(販管費)がかかるのは、1に人件費、2に家賃、と相場は決まっている。器具代なんて費用は大したことないはずだ。

フィットネスマシンが1台いくらするのかは知らないが、製造に大したノウハウが必要ないので平均100万円はしないだろう。
・仮に100万円として、
・スタジオ一つのスペースに10台置けるなら1000万円。
・5年で定額償却するなら1ヶ月あたり17万円に満たない。

・スタジオに時給3000円のインストラクターを派遣で入れると仮定すると、
・1日10時間×30日間で、月間90万円。
・5年間なら、5,400万円
・おまけに器具を置くフロアとスタジオでは内装費が何百万円の単位で変わってくる

医療や軍事など特殊な世界を除くと、人間様より高い機械など滅多にお目にかかれるものではない。だから世の中、機械化が進む。製造業のロボットは1千万円を超える製品がざらにあるが、それでも人間様より遙かに安いから導入が進む。

ベンチャーを起業するときは手持ち現金がないから、ついつい目先のCFにのみ目が行く。創業期においてはCFが一番大切だが、BSとPLの関係を理解しておくことも大切だ。

さて、けいすけ君アイデアの前提条件の訂正はここまで。

本論から脱線して、前回出したお題、

「男性がいないと女性のトレーニングウエアーの(肌やボディラインの)露出は増えるか?減るか?」

All Aboutで河口哲也さんが書いてました。
答えは「増える」だそうです。

さて、次回からは、真田流ビジネスアイデア発想術の核心の実技指導です。

けいすけ君のアイデアを大増殖させてみます。
 



通常、アイデアは「パッと閃く(ひらめく)」ような形で思い付く。しかし、その刹那、この発想の三行程を頭脳の中で行っている。本人も無意識の内に行っているから、その事に気が付いていない。

真田流ビジネスアイデア発想術とは、ビジネスを構成要素に分解し、その構成要素に対して、発想の三行程を意識して意図的に繰り返すことを基本としている。


発想の三行程 とは、

「結合する」(Combine) 
「入れ替える」(Change) 
「絞り込む」(focus)


それでは、女性専用ジムを真田流ビジネスアイデア発想術で発散(増殖)させて見よう。

「女性専用ジム」は「ジム」というビジネスの対象顧客を「女性専用」に「絞り込む」アイデアだ。
では、対象顧客をその他のセグメントに「絞り込む」アイデア、
別の言い方をすれば、「女性専用」を他の対象に「入れ替える」ことをやってみよう。 

顧客層ビジネスアイデア
男性男性専用ジム
ホモ、ゲイホモ、ゲイ専用ジム
シルバーシルバー専用ジム
子供子供専用ジム
アスリートアスリー専用ジムト
身体障害者身体障害者専用ジム
お金持ちお金持ち専用ジム
外国人外国人専用ジム

偶然思い付いた、あるいは偶然見つけた1つのアイデアを
今度は意図的または、無理矢理に、発想の三行程を繰り返すと
ほら、この通り。簡単でしょ。
別に大した事はない。誰でも出来ます。
今は、「発散」の段階なので、ビジネスとしての問題点やアイデアの優劣を考える必要は、一切ない。量は質の母。とにかく、量産してみよう。




真田のブログは、複数のテーマを扱っていて、幾つかのテーマが行ったり来たりして、読みづらいのが特徴です(笑)

真田流ビジネスアイデア発想術とは、湯水の様にビジネスアイデアが沸いてくる発想技法です。

まずは、おさらい

発想の三行程

  • 「結合する」(Combine)
  • 「入れ替える」(Change)
  • 「絞り込む」(focus)

けいすけ君は、通常の女性専用ジムの構成要素の「マシンジム」を「スタジオ」に置き換えると、すなわちマシンジムが無い代わりに、「複数のスタジオを備える女性専用ジム」というアイデアを思い付いた。

けいすけ君が無意識の内にやっていた「マシンジム」を「スタジオ」に置き換える作業を、意図的に「スタジオ」以外の要素に置き換えることをしてみよう。別の言い方をすれば、「マシンジム」に結合する他の要素をリストアップする作業をやってみよう。

繰り返しになるが、今は、「発散」の段階なので、ビジネスとしての問題点やアイデアの優劣を考える必要は、一切ない。量は質の母。とにかく、量産してみよう。


置き換えない
岩盤浴
ゲルマニウム温浴
酵素風呂
あかすり
マッサージ
美容室
エステサロン
美容クリニック
ネイルサロン
酸素バー
日焼けサロン
託児所
イケメン喫茶
マンガ喫茶

と、いくらでも出てきますよね。

これとマシンジムを結合すると
例えば、岩盤浴なら、「女性専用ジム&岩盤浴」というビジネスアイデアになるわけです。結合する要素は2つだけで有る必要はなく、3つ結合すれば、「女性専用ジム&岩盤浴 託児所付き」というビジネスになります。

真田流ビジネスアイデア発想術、まだ続きます。間に他のテーマも挟みつつ、続編は、2〜3日ごにアップします。


sana3991 at 23:54│儲かるビジネスアイデア 
Profile
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KLab(株) 代表取締役社長

19歳で株式会社リョーマを起業して以来、数々のベンチャーを起業。地獄と天国を経験し、それでもベンチャー起業と経営にこだわり続けます。


趣味:音楽(オールジャンル)、酒(飲み過ぎ)、ゴルフ(下手くそ)、サーフィン(過去形)、旅行、
出没地:六本木、西麻布、麻布十番、豊洲、沖縄

真田が登場する本

Director'sMagazine
巻頭特集では未公開の幼少期や学生時代の半生記が描かれています。


TechnoTokyo

IT系のベンチャーの受付や応接室でよく見かけるTECHNO TOKYOカレンダーの書籍版。巻頭のカラー特集では、GMOの熊さん、インデックスの小川さんなどと共に、KLab(株)、真田も掲載されています。


モテカフェMesseage
Tokyo FMの人気番組「モテカフェ」が本になりました。ゲストとして登場した13人のベンチャー社長が"モテる"秘訣を語っています。
六本木ヒルズ
真田哲弥が、三木谷浩史、藤田晋(敬称略)などとともに、10人の21世紀勝ち組企業家の1人として紹介されています。
勝ち組と言われても、今は、再び挑戦者なんですけど。。。

本表紙_あのバカ
真田哲弥の学生起業家時代からサイバードの公開直前までが描かれています。
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