メモ・ランダム -変化こそ常態-

ご訪問ありがとうございます。
I'd like to extend my gratitude for your visiting this blog sight.

2015年01月



2015-01-28-00-18-04


俵万智さんのエッセイ旅の人、島の人を、

石垣島から福岡に戻ってから読みました。


島への移住の経緯に、

そうだったのね…と、あらためて心揺らされましたが、

島での暮らしとお子さんの成長、

島の人々や自然との関わり、

八重山の文化との出会いなど、

生き生きと綴られていて、ほっこりしました。


普通に考えて、やはり

島の暮らしは退屈ではないかと想像します。

お仕事のために島の外に出られる機会も時々あること、

よかったなぁ、と感じます。


それはさておき、

子育ての地として縁あって選んだ

その土地に愛情をもって関わっていらして、

さすがです。


移住後、3年を経て、一年生だったお子さんが四年生になり、

ずいぶん馴染んだ様子にほっとするとともに、

少年がたくましく成長してゆくのを、

特に言葉を記録することで示されていて、

母親の観察、また、洞察の、今後にも期待がふくらみます。


かつて高校生になった息子のことをひとに説明していた折に、

(まるで恋人の話をしているみたいよ)

と言われたことがあります。


娘は娘のかわいさがありますが、

息子はやはり自分とは異なる性ならではの、

日々の(時にわけのわからない)場面があるので、

母親としては、とても興味深いものなのですよね。


あ〜、あるある、男の子って。

と共感することもあれば、


歌人の万智さんの感性で掬い上げるシーンもあり、

とても面白く読みました。


丁寧に暮らすっていいな、と思えてきます。



著書名に関して。

居住3年では、島の人というには短いポジション、

でも、もちろん旅の人でもない立場。


転勤族の妻として、いろんな土地にご縁があった自分に照らして、

福岡の地でやっと10ヶ月なんだもの、

たくさんのご縁を頂戴したものの、

まだまだニューカマーであるなぁ、と実感。


万智さんをならい、このポジションゆえの、

謙虚さと厚かましさ両方で、徐々になじんで、

心地よく暮らしていきたいものだ…と、

しみじみしてしまいました。




この作品の中で、

ひとに迷惑をかけない子に、という子育て理念をあらため、

ひとは迷惑をかけあって生きていくものなのだから、

気持ちよくひとを助け、また助けられるひとになって欲しい、

(以上はわたくしの解釈です)

という気持ちになったことがわかります。


島への移住の経緯ももちろんあるけれども、

どこで暮らすにせよ、子育ては決して親だけでは完結しないもの。

そのことに子育てを通して気づき、人間としてさらに成長された、

その深さが愛おしく感じられました。


余計なお世話でしょうが、

家庭人となった男性は、必ずその配偶者と子どもたちによって

常に成長させられていることにも、いつか気づかれるといいなと思います。


島の人として島の人たちに育てられるように。



自戒をこめて。



続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


P1202786


石垣島に行ってきました。

「子を連れて 西へ西へと 逃げてゆく 愚かな母と 言うならば言え」

高校の後輩の俵万智さんが仙台からこの歌とともに移住されて以来、

ずっと訪れたいと思っていました。


P1192712



大寒の日を含む三日間を過ごしてみて、

福岡に比べると肩の力が抜けるくらいの気温で、

植物たちの緑が濃くて。


生命の祝福を感じるところでした。


雪の北海道でも真逆の意味で祝福を感じたんですが、、、

やっぱり、のびのびします。



せいたかのっぽの天然のヤシ。

迫力ありました。




P1192698



ミシュラングリーンガイド二ツ星の石垣島。

その中にあって、この川平湾は三ツ星です。


どうかな・・・と思っていましたが。曇り空でも、この色。

風が強くて薄手のコートだと寒いくらいでしたが、気に入ってしまい、

一時間くらいお散歩してきました。



P1192752


あちこちで出会うブーゲンビリア。

福岡でも見かけるけれど、やっぱりここまでイキイキとした雰囲気にはなりにくい。

オシロイバナの仲間で、花言葉は、

「あなたは魅力にみちている」なのですって。


この色が、好みなんです。

年齢を重ねたからこそ、ますます身につけたい色になっています。



P1202795



こちらはハイビスカス。

南国の花の色は、こうでなければ。


真夏の光の下で感じる彩度はもっと強いのでしょうねぇ。





P1192737


どのおうちにも、シーサーが門や屋根にいて、

にらみをきかせているんですね。




P1192722




こどもたちの中学の修学旅行はふたりとも沖縄でした。

ふたりがお土産にくれたシーサー、

奈良から三度の引っ越しがありましたが、まだ持っています。

掌にのるようなかわいいサイズですが、

ずっと我が家を守ってくれているのだと思うのです。



子はかすがい、といいますが、

こどものことで何かあったとき、自分とほぼ同じように感じるのは、

今、目の前にいるこのひとだけなのだなぁ、としみじみ。



P1202801



石垣島滞在時間は、約43時間と短かったのですが、

レンタカーを返す一時間前に、この桜の花に出会えました。

大寒当日の、朝日に輝くピンクの濃淡。

未来は明るいと思える、希望の瞬間でした。



自分を信じることができそう。

自分の選択が正しいと感じることができそう。


P1192744









続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


image


ミゾレ降る福井から帰宅しました。
画像は、四日前のものです。

空港バスのバス停の変更を知らず、乗り遅れてIBEX小松〜福岡便をキャンセル、JRで博多駅に帰って来ました。

地元に新しい道路が開通して運行経路が変わっていたこと、知らなかったのが敗因。
中部縦貫道、ずいぶん建設が進んでいたのですね。

ギリギリ米原経由へ運転経路変更のサンダーバードのひとつ前の電車に乗れたので新大阪でスムーズに乗り換えられて、ラッキーといえましょうか。

たくさん走ってる山陽新幹線、そしてサンダーバード、しみじみありがたい。


今回の遠征中、他にもうっかり電車を乗り過ごしたり、座席の勘違いしたり、いろいろやらかしてしまって恥ずかしい〜〜(/o\)

おかげさまで風邪をひいたりすることはこの三年くらいなくて、元気に長距離移動を楽しんでいたのですが。

今年度は転居により諸々の事情が変わり、気が緩んだのか、予定を欲張り過ぎているのか、体力が低下したのか、今一つ馬力が続かない感じも。

一昨年の春以来、突っ走ってきたことに関して、あらためて落ち着いて自分を見つめなおしたいと感じています。


image


お正月は毎朝雪かきがたいへんだった…という83歳の父を労いつつ、こうした自慢話(違?)をまだずっときいていたいと思った二週間遅れの里帰りでした。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


image


先週末、福岡から名古屋へいきました。

名古屋は亡くなった母の出身地。

祖父母のお墓や、母の兄妹の家があるので、

たまーにやってきます。

5月にお墓参りに来たことはここにも書いたような。

独身時代から上の子一歳までの7年間を過ごした地でもあるので、

いろいろなご縁もあります。



image



今回は、どうしても来ないといけないと確信する用事があって行きました。


が、これまでは関西や福井と関東を行き来するとき、

途中下車すればよかった手軽さが失われ、

ちょっと敷居が高くなってしまった。

奈良からは近鉄で来られると思うと近い気がしますが。


image


やっぱり博多と名古屋、ずいぶん距離のあるところです。



ということで、

はじめて、フジドリームエアラインという地域航空会社を利用してみました。


これまで、よく知らなかったのだけれど、

静岡空港と名古屋空港(小牧)を拠点とする、

鈴与が出資している航空会社。

彩り豊かな機体はブラジル製だそうです。


image


さすが、茶どころ静岡とういろうの名古屋のエアライン。

あったかい緑茶と、青柳ういろうの桜が配られました。



あったかいお茶、特に冬場、嬉しくないですか?

で、青柳ういろうは、昔、母が里帰りすると福井へのおみやげに必ず買っていた名産品。

うれしくて、ホクホク笑顔で撮影してしまいました。



幼い頃、お正月に来た名古屋とも、

二十数年前、まだ一歳だった息子を連れて、

泣く泣く仙台へ引っ越した時にみた名古屋とも、

今は、まったく違った貌をしている街だけど。

なんだか懐かしい街です。





続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

image


あけましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。



福岡は雪の元日となりました。



image



大晦日に博多雑煮にはじめて挑戦すべく

焼きあごと昆布でだしをとったのだけど。


元旦の朝の雪景色をみた途端、

同じ丸餅をつかうのをいいことに、

結局味噌仕立ての生まれ故郷の越前様式のお雑煮を作ってしまった。


ゆるしてください。



image


自分たち夫婦のいるところが、

子どもたちにとっての『実家(さと)』であることで、

毎年のように別のところに『里帰り』している二人が、

明日はもうそれぞれの生活の場へ帰ります。



あっという間だったなあ。



ほんとうに楽しい幸せなお正月でした!





おかげさまで、

今年もよい年になりそうにしか思えません。


皆様にとっても、すばらしい1年となりますように。



心からお祈りしています!














このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ